TWININGの地域限定紅茶-Australian Afternoon-




TWININGでは地域限定紅茶がいくつか発売されています。

先日オーストラリア限定の紅茶をいただいたので早速レビューです。
調べてみると、オーストラリアでは非常に人気のある紅茶だとか。

 

地域限定の紅茶?

 

その地域によってブレンドを変える、という手法はもともとかの有名な「トーマス・リプトン」が始めました。

創業者トーマス・J・リプトンが紅茶の販売を始め、人気が出たのには大きく二つの要素があります。

1、「茶園から直接ティーポットへ」というスローガンのもと、茶園から直接仕入れるということを始めた

2、各地の水に合うようなブレンドを行った

今でも紅茶の販売方法の基本を19世紀の終わり頃から始めているのです。
リプトンの想いは今も受け継がれており、サー・トーマス・リプトンシリーズなどは現代におけるリプトン紅茶の集大成とも言えます。

 

他にもティーバッグのアソートパックなども販売されています。
これは筆者的にもお勧め。
色々な種類を楽しめるので、紅茶初心者の方には最適かと思います。

 

TWININGのAustralian Afternoonについて

 

こちらの商品も先ほどのリプトン紅茶と同様に販売されている現地、つまりオーストラリアの水で抽出すると一番美味しく飲めるように、ブレンドされています。

詳細を見ても、どこの産地の紅茶なのかが調べられませんでした。。 

  • Twinings of London
  • Australian Afternoon Tea
  • Full Bodied Black Tea Designed for AustraliaパッケージやAmazonには上記のような記載があります。
    ティーバッグを開いて茶殻を確認しましたが、CTCではないオーソドックス製法のFやDレベルのサイズに見受けられます。
    ※紅茶の等級などはまた追って記事を書きたいと思います。

 

 

ティーバッグを投入して3分。(もちろん蓋をして蒸らしてます)

brisk,full-bodiedという説明通り、 すっきりとしつつも、コクがあります。
深みがあって、ミルクにも合います。
かといって、渋みはほとんど感じられないように思います。
※個人の感想です。

 

 

東京近郊の水の硬度はおおよそ50~60mg/L。
オーストラリアもそれほど違わない硬度のようです。
※場所によってかなり開きはあります。

筆者は若干東京近郊より硬度が低いところに住んでおりますが、それでも渋みはそれほど感じず、円やかでコクのある味わいがとても気に入りました。

ただ…。
日本では販売されていないようです…。(涙)

Amazonで検索すると$2~8くらいで販売されていましたので、よろしければ是非。

 

日本で手に入るご当地紅茶はある?

 

日本でも購入できる地域限定のTWININGの紅茶がありました。

イギリスのロンドンは硬度が高いことで有名です。

そのため、イギリス(ロンドン)のご当地ブレンドだと日本で飲む場合は少し渋い(濃い)という方がいらっしゃいます。
ロンドンから少しずつ北部に上がっていくと次第に硬度は低くなり、スコットランドでは軟水です。
スコットランドのブレンドティの場合は非常に日本の水に合う紅茶が多いと個人的に感じています。(日本でも硬度の高低がありますので一概には言えませんが)

または、各メーカーで販売している「スコティッシュブレンド」というスコットランドの水質に合わせた紅茶は日本の水にも合います。
ちなみにお隣、アイルランドの紅茶(アイリッシュブレンド)も日本の水と相性が良いです。

水質については簡単に説明しているこちらの記事をご覧ください。
 

結び

 
世界各国の紅茶を自分の家で飲むことはとても楽しいことですので、機会があれば是非様々な国の紅茶(各国の水質に合わせた紅茶)を試してみてください。

様々な種類の紅茶を飲むと、自然と自宅の水はどこの紅茶に合うのかわかるようになってきます。
そして、自身の好みも明確になってきますので、紅茶を選択することも今まで以上に楽しめるようになります。

しかしながら、嗜好品ですので飲んでみて「ちょっと違ったな」ということは多々あります。
でも、ものは試しです。
購入して自分の好みではなくても、友達の口には合うかも知れません。
身近な人と情報を共有していくと良いでしょう。

筆者も紅茶を飲み始めた頃、紅茶好きな友人とお茶会を開いては茶葉の交換会を行っていました。
こうして友達の輪とお茶の縁を広げていくのも楽しいことです。

麦茶の時期!麦茶の効能やカフェインの有無は?




夏になると大量消費するのが麦茶。

冷蔵庫にどこのご家庭でも入っているのではないでしょうか。

麦茶の効能やカフェインの有無などについてまとめてみたいと思います。

茶の定義

 

そもそものお話ですが、正確に言うと「茶」ではないということを知っていますか?

「茶」の定義としては公益社団法人日本茶業中央会が平成21年に定めているものに下記のような記載があります。

【「茶」とは、ツバキ科カメリア属(Camellia sinensis(L)O.Kuntze
の植物(以下「チャ」という。)から製造したもので、実施細則(以下「実施細則」という。)に定めるもの及びこれを原材料として加工した茶製品をいう。】
※緑茶の表示基準として定義されているものを引用しています。

ツバキ科カメリア属で作られている「紅茶」、「中国茶」、「緑茶」は「茶」とつけられるということになります。

では麦茶は?

麦茶は麦の抽出物。
ハーブティもハーブの抽出物。

ということになります。

マテ茶、ルイボスティ、タンポポティなどもこの定義から言うと正確な「茶」ではなくなりますが、だからと言って「茶」ではない!と喚き散らす気はないです。笑

緑茶の定義からすると、麦茶やハーブティなどは「茶外茶(ちゃがいちゃ)」や「代用茶」と言われることがあります。

茶の茶外茶(代用茶)の違いとは?

簡単に言うと、

茶➡カフェインやカテキンを含むカメリアシネンシスの葉から作られたもの
茶外茶(代用茶)➡茶以外のものを抽出しやすく加工したもの

ということになります。
※ただし、マテ茶はモチノキ科ですが少量のカフェインを含んでいます。

つまり、麦茶はカメリアシネンシスから作られていないため、カフェインが含まれていません。

夏に大量に飲んでも、体に負担がないということになりますね。
※水分を取り過ぎる危険はありますので、何事も過剰には注意です。

 

麦茶の効能は?

緑茶や紅茶、中国茶にはカフェインやカテキン(紅茶ポリフェノール)の効果として、

・覚醒効果
・がんの発生を抑える効果
・動脈硬化効果
・風邪やインフルエンザの予防効果

等多くの効果が研究されています。
まだまだ分かってない部分が多いため、現在も常に研究がされています。

では、麦茶の効果はどのようなものがあるのでしょうか。

・血流増加
・中性脂肪やコレステロール値を下げる
・ノンカフェインで胃が荒れない
・ノンカロリー

麦を焙煎したときに発生する「アルキルピラジン」という香ばしい香り成分が血行を良くしてくれて、さらに「GABA(ギャバ)」という成分が中性脂肪やコレステロール値を下げてくれます。

そして、ノンカフェインの上、ノンカロリーであること。

水代わりに結構大量に飲んでしまうことの多い麦茶ですが、体への負担は茶より少ないと言えます。

 

妊婦さんや赤ちゃんも平気?

よく聞かれるのは妊婦さんや赤ちゃんでも平気ですか?ということですね。

麦茶の原料である大麦は体を冷やす効果があると言われています。
そのため、妊婦さんの場合は冷たい麦茶よりは常温、もしくは少し温めた麦茶を飲んだ方がよさそうです。
例え麦茶ではなくても、体を冷やすことはあまりよくありませんからね。

また、赤ちゃんに飲ませても特別問題はありません。

ただし、赤ちゃんは様々な成分を処理する能力がまだ確立していませんので、少し薄めて飲ませてあげた方が良いでしょう。

麦茶っていい飲み物!

江戸時代くらいから麦茶に似たものがあったようです。

「茶」は禅僧が修行中に眠くならないようにカフェインを必要として飲んでいたものですが、麦茶は夏にさっぱりと水代わりに飲めるということを自然とわかっていたのでしょうね。

人間の知恵というのは素晴らしいです。

水代わりに、とはいいつつも過剰に飲みすぎるのは胃酸を薄めて食欲減退にも繋がりますし、冷たいものを一気に飲むことも体の負担になりますから注意しましょう!

麦茶で夏を快適に過ごしましょう!

 

本物の抹茶(仮)と量が多くて価格の安い抹茶。違いはなに?




茶道の世界で用いる抹茶。

ここ数年で外国(特にアメリカ)で非常に注目されています。
先日「世界!ニッポン行きたい人応援団」というテレビ番組で、アメリカ人の女性の回がありました。(2018年6月25日放送)

ワシントン大学で日本語を学ぶ20歳の女性なのですがとにかく抹茶が大好き!
その彼女が京都へ行って茶摘から碾茶作りなどを体験しています。

 

和食がユネスコの文化遺産に登録されてから、日本茶にも非常に注目が集まっています。
筆者も時折茶産地に行くのですが、外国人の姿を多く見かけるようになりました。

アメリカ人女性も虜にしてしまう抹茶。
案外日本に住んでいる私たちの方が知らないことが多いものです。

スーパーやコンビニに行けば、抹茶のお菓子が溢れかえっています。
でも実はお菓子に使われている抹茶の多くは「本物の抹茶」(仮)ではない、ということをご存知でしょうか。

抹茶の価格はどれくらい?

抹茶というと、多くの方が真っ先に思いつくのは茶道に使われているものですよね。
まさにあの緑色の粉こそが抹茶です。


中でも価格が安く、手頃なものだと以下でしょうか。

とはいえ、なかなかいいお値段に感じますね。

 

逆に、こういったものもあります。

同じ「抹茶」と書かれているのに、40g 4,320円と100g 630円と大きく違っています。

何が違うの???と思いますよね。

茶道をやっていない方、抹茶に特に関心ない方はまず初めに三番目のものを購入するのではないかと思います。同じ抹茶だったら、安くて量の多い方がお得ですものね。

 

実際何がどう違うの?

世界!ニッポン行きたい人応援団」で紹介されていた抹茶は、昔から続いている製法のものです。
あの抹茶を仮に「本物の抹茶」とします。

「本物の抹茶」(仮)は、茶木の育て方、肥料のやり方から煎茶とは違い、さらに摘み方、製法、最後には石臼で挽くという工程があり、出来上がりに時間がかかります。

摘むときは人が手で摘むため、人件費と時間かかります。

最後の石臼で挽くという工程。

石臼で挽くことにより非常に細かく口当たりの滑らかな抹茶が出来上がるのですが、石臼で1時間に挽くことができる抹茶の量はなんと40gほどしかありません。

石臼で挽くのは効率が悪いため、最近は粉砕機という機械が導入されているところも多くなっています。

しかし粉砕機を使用した場合はやはり石臼ほどの微粉にはならないようです。

「本物の抹茶」(仮)はそれゆえ価格も高くなります。
当然のことなのです。

100g630円の抹茶は詳細はわかりませんが、「本物の抹茶」(仮)とは違う作り方で作っているのであると考えられます。

被覆の仕方?
茶葉の質?
機械摘みか、手摘みか?

石臼を使用していない?

とにかく何かしらが違うのです。



でも「本物の抹茶」(仮)は高いし…

決して価格の安い「抹茶」を批判している訳ではありません。

「量が多くて価格の安い抹茶」はお菓子や抹茶ラテなどに大量に使うことができて経済的です。
もし、40g 4,320円の抹茶を使用してメーカーがお菓子を作ったら、破産するでしょう。

抹茶味のお菓子や抹茶ラテなどがこんなに手軽に食べたり飲めたりするのは、「量が多くて価格の安い抹茶」があるからです。
今の抹茶ブームを牽引しているのはこちらの抹茶(粉末茶であるものも抹茶とされている場合があります)であると言えます。

抹茶の違いは飲み比べてみると一目瞭然だと言います。

筆者は茶道の体験しかしたことがないのですが、高級な「本物の抹茶」(仮)で抹茶をいただいたときに、本当に感動しました。

濃い色合いにしては口当たりは柔らかく、バランスのよい渋みと苦みと旨味があります。
淹れ手によっても味は違うそうですが、ベテランの先生に点てていただいたので本当にびっくりするほど美味しかったのを覚えています。

 

「本物の抹茶」と「量が多くて価格の安い抹茶」のどちらが良いのかは購入する方が決めること。

ただ、盲目的に安いものを求めるのはいかがなものかと思います。
安い、には必ず何かからくりがあります。

日本古来の文化である茶道。
深くは知らなくてもいいけれど、せめて「本物の抹茶」(仮)を一度は味わっていただきたいと思います。

そして、「本物の抹茶」(仮)を知った上で、お菓子には「量が多くて価格の安い抹茶」を使う、濃茶を立てるなら「本物の抹茶」(仮)というように使い分けをしたいと私は思っています。

知っているのと知らないのでは雲泥の差がありますし、せめて理解だけでもしておきたいと最近特に感じます。

先のアメリカ女性のように今世界中の方を魅了する力が「本物の抹茶」にはあるのです。
日本に生まれ育ったのにそれを知らないなんてあまりにもったいない!
とはいえ、筆者もまだまだ勉強中です。
 
抹茶に興味を持っていただいた方に是非読んでいただきたい本があります。
この本で筆者は非常に抹茶について深く考えるようになりました。


この本の筆者の方のお話を一度だけ聞いたことがあるのですが、

「どうか一度でもいいので、京都に来て、石臼で挽いた日本伝統の抹茶を飲んでください」

と語っておられました。

抹茶問屋の4代目だから、という理由だけではないと筆者には感じられました。

オリンピックも数年後に控え、多くの外国人の方に日本の良さを知っていただきたい。
そのためには、多くの外国人を迎えるに当たり、日本人が自国の文化を語れるように今のうちから少しでも知っておくべきではないでしょうか。

それが本当の「おもてなし」にも繋がるものだと筆者は考えます。

ちょっと熱く語りすぎましたが、お茶への愛ゆえです。。お許しください。
 
ちなみに、石臼も売っているんですよ!


ほしい…

 

また、今回「本物の抹茶」(仮)としたのには以下の理由があります。

正直なところ、現在「世界!ニッポン行きたい人応援団」で紹介されていたような昔ながらの抹茶について、日本では正確な定義がないのです。

国際標準化機構(ISO)という国際的な標準を作っている組織があります。

先日ニュースになっていたのでご存じの方も多いかも知れません。
日本の温泉のマーク(ほかにも数点)が国内規格(JIS)から国際規格(ISO)に移行するという話

世界でも通用する規格を定めているそのISOの中に茶分科委員会もあります。
一番最初は紅茶から定められたため、日本はあまり関心がなく、実際会議に参加するのは2005年になってからのことです。

そこから今現在もまだ「抹茶の定義」を作成中です。

よって、「抹茶」の定義ははっきり言えない現状なのです。

そのため、今回は「本物の抹茶」(仮)とさせていただいております。

 

スリランカのルフナを知っていますか?最近ますます人気です。2019/10/24追記

スリランカの茶産地であるルフナ。

最近ますます人気が高まっているように思います。

恐らく紅茶のことをあまり知らない方でもわかりやすいのは、数年前からモスバーガーで「ルフナティー」を販売しているということでしょうか。

紅茶専門店等では扱っているところが多かったですが、それだけではなくルフナの名前を聞くことが増えました。確実に。


ルフナって?

そもそもルフナって何?
という方へ、非常にざっくり説明をします。

スリランカの産地です。

スリランカは地図上、インドの右下にあるしずく型の島国で、紅茶の産地として非常に有名です。

ルフナ」というのはスリランカの中にある産地です。
現在スリランカはインド、ケニアに続き世界第三位の生産地です。
その中には有名な産地が7箇所あります。

▼Nuwara Eliya(ヌワラエリヤ)
▼Uva(ウバ)
▼Uda Pusellawa(ウダプセラワ)
▼Dimbula(ディンブラ)
▼Kandy(キャンディ)
▼Ruhuna(ルフナ)
▼Sabaragamuwa(サバラガムワ)

また、スリランカは標高で三区分されています。
標高0m~約600mはローグロウン
標高約600m~約1300mはミディアムグロウン
標高約1300m~はハイグロウン

ルフナはこの中でローグロウンに分類される、標高が低い紅茶産地となります。
標高が低いため、気温が高く、茶葉が非常に大きく育ちます。
ちなみに、ハイグロウンのように標高が高い場所では気温が低く、茶葉も小さめです。

京都や八女や佐賀、というような産地の内の一つという意味では、「日本の静岡茶」のように例えられるかと思います。

とはいえ、静岡茶の中にもたくさんの茶園があるように、ルフナとひとくくりにしてもたくさんの茶園があります。
単純に「ルフナ」とだけ書いてある場合は「静岡茶」と同様に通年同じ味に仕上げているブレンドティかも知れません。
※あえて茶園名を明かさない紅茶専門店もあるので、一概には言えません。




ルフナの日?!

「6月27日はルフナの日」ということだそうで、Twitterではルフナを飲んでいる方の投稿が目立ちました。

また、カレルチャペック紅茶店では、吉祥寺本店で6/23から「濃いルフナタピオカミルクティ」を販売し、大好評です。

同店は昨年もGWあたりに「格別濃厚ルフナ紅茶ソフトクリーム」を販売し、大賑わいでしたが、今年は「6月27日はルフナの日と決めました!」とさらに大々的に謳っています。
その時期近辺になると、「ルフナの日」セットのようなものも多数見られます。



女性なら特に誰もが見たことあるのではないかと思われるくらいにメジャーでかわいいパッケージが特徴のカレルチャペック紅茶店ギフトに筆者もよく使わせていただいています。

紅茶に詳しい方にも、そうでない方に対しても外さない。
確実に女子の心をつかむ。

ルフナを使用したフレーバードティなどもあり、ルフナ押しです。
カレルチャペック紅茶店が独占契約をしたという「ルンビニ茶園」は筆者もお勧めの茶園。
良質な紅茶を生み出していることで有名です。




ルフナ専門店も!

数あるスリランカ産地の中でも、ルフナのみにこだわって販売しているという店もあります。

紅茶専門ショップ【UNA TEA 青山】
▼追記:2019年の「ジャパンティーフェスティバル2019」に出店されていました。

ルフナの専属農園からのみ仕入れているそうです。

気になります。
非常に気になります。

購入したらレビュー書きます。⇒飲みましたレビュー

ちょっと暑いから熱い紅茶は飲みたくないなーと思いがちですが、やっぱり温かい紅茶を飲んだときのほっとした感はアイスティでは味わえないと筆者は思っています。

冷房のきいた紅茶専門店とか、カフェとかであったかい紅茶を頼むようになったのはもしや年をとったからでしょうか。。。

でもアイスティもやっぱり飲むよね。暑いから。
⇒アイスティの超絶簡単な作り方はこちら

結び

スリランカの産地ごとの説明などはまた新たに記事を作りたいと思っています。
筆者が紅茶を飲み始めた十数年前はまだ「ルフナ」はスリランカの中でもそれほど目立つ紅茶ではなかったように思います。
ここ数年でTwitterなどのSNSでルフナ押しの方の投稿をよく見かけるようになりました。

数年前に茶を直接仕入れている方から話を伺ったところ、小さい茶農家が多いルフナでは、各々の茶園で摘んだ生葉を工場のトラックなどが収集し、それを集めて製茶を行うということでした。
恐らく、茶農家に対して工場の数が少ないことも関係しているのだろうと思います。

逆にヌワラエリアなどはティーエステートが大きく、摘み取りから製茶までを一貫して一つの茶園で行います。
小さい茶園は吸収され、今ではいくつかのティーエステートしかないです。

ルフナは甘香ばしく、ほうじ茶などが好きな方は好む傾向にあります。(筆者調べ)
フルリーフのもの、BOPのもの、様々なタイプのルフナも販売されるようになっており、ルフナという産地自体の知名度も上がってきています。

飲んだことのない方は是非一度お試しください。

ティーソーダって?作り方とティーソーダ作りにオススメグッズ。




ティーソーダって自分で作れるんですよ。

名前を聞くことも多くなったのは、ペットボトルなどで販売されるようになったからでしょうか。

茶+ソーダですので、作るのは簡単。

でも、どうやって作るのかわからない!
そんな方に今回は簡単なティーソーダの作り方とソーダを使う時に筆者オススメのグッズをご紹介したいと思います。(^^)/
 

ティーソーダの作り方

 
メジャーな作り方はこの二つ。

1、濃い茶をソーダで割る
2、ソーダに茶を漬けこんで抽出
 

1、濃い茶をソーダで割る

 
これが一番簡単なティーソーダの作り方かと思います。

通常のお茶より濃いお茶を淹れて、それを炭酸で割ります。
※通常淹れるお茶の湯量を変えず、葉を二倍程度にするイメージです。

濃い紅茶を淹れた場合、ゆっくり冷めるとクリームダウンという白く濁る現象が起こることが多いです。
中国茶、台湾茶や日本茶にはあまり見られないです。

 

筆者はティーソーダを作るのは紅茶が圧倒的に多いので、クリアで綺麗なティーソーダを作るポイントを。

①濃い紅茶を作って、耐熱容器に移す
②砂糖を加えて、攪拌して溶かす
③耐熱容器より一回り大きい容器を氷水で満たし、攪拌しながら熱を冷ます

砂糖を加えると、クリームダウンが起こりにくいです。
その上で急冷をして、白濁するのを防ぎます。

 

2、炭酸に茶を漬けこんで抽出

 
これも簡単です。
実際の作り方はこちらの記事をどうぞ。

①ペットボトルの炭酸(500ml程度)を買ってきて、三分の一ほど炭酸を出します。
②ペットボトルにそのまま茶葉を入れる
 ※吹きこぼれそうになるので少しずつ入れてください!
③蓋を閉めて、冷蔵庫で一晩

これは炭酸で味を抽出する方法です。

お茶を抽出するのには、「水出し」という方法があります。
ソーダで抽出するのは水出しの応用編です。

これも紅茶の方がオススメです。
できれば、葉が大きいものが良いです。
BOPやFというような細かいサイズの紅茶は、熱湯で抽出する方が美味しいと思います。個人的には。

台湾茶の東方美人も美味しいです。
台湾茶や中国茶の場合、コロコロと丸まった形状のお茶の場合は水出しやソーダ出しだと味が出にくいです。

緑茶は…なんというか、旨味がギュッとしたソーダになるので、個人的にはあまり・・・。
気になる方は是非お試しください。
 

自宅でティーソーダを作るときにオススメのものたち



自宅でソーダを作れる機械がいくつか販売されています。
これは本当にオススメ。
夏には是非ほしいところです。
ガスを追加で購入する必要はありますが、家でハイボールを飲んだり、ティーソーダを作ったりも思いのままなんですよ。素敵。

実は筆者はまだ購入しておりません…。

人の家のパーティに呼ばれた際にこの機械の便利さを思い知らされて、「いつか買う」リストには常に上位に入っています。
 
で。

筆者が愛用しているのがこちら。


これは、炭酸が抜けないようにするキャップです。
ペットボトルのソーダを買ってきても、すぐに炭酸が抜けてしまいますよね。

これはペットボトルのキャップ代わりにこの蓋をして、上の部分をプシュプシュと押すと、ペットボトル内に空気が入り炭酸が抜けにくくなります。

これは1.5ℓのペットボトルですが、一週間は持ちます。

いえ、炭酸は抜けますよ。
抜けるのは致し方ないのですが、絶対的に抜ける速度が落ちます!

冷蔵庫でペットボトルを横にしても漏れません。

筆者数年愛用している商品です。
ティーソーダを作るときには必須のアイテムなのです。

ソーダで抽出する場合はあまり量を作れないので、500mlのペットボトルをいくつかに分けて、ソーダフレッシュで栓をして冷蔵庫に入れてあります。

価格も安いので非常に重宝しています。
数えたら6個ありました。

ぜひティーソーダをお試しくださいね。



ベトナムのお茶って?ベトナムの茶産業は?




ベトナムには長いフランス統治時代があります。
現在もフランスの建築物などが多く残り、東南アジアの中ではフランス料理がおいしいことで定評があります。
そして、珈琲もフランスの影響により、たっぷりのコンデンスミルクに濃いコーヒーを淹れて飲むスタイルとなっています。

また、ベトナム語は元来漢字表記でしたが、フランス統治時代に《現代ベトナム語(クオックグー)》と呼ばれるローマ字表記が主となっています。

イギリス=紅茶。
ですが、フランスはお茶のイメージのない方が多いのではないでしょうか。

ベトナムの茶、茶業についてまとめてみたいと思います。
 

ベトナムのお茶といえば?

 
ベトナムの茶と言って一番最初に思いつくのが「蓮茶」ではないでしょうか。
 


 
筆者もこの商品は何度かいただいています。
日本で蓮茶を購入しようとすると昔からこのメーカーだったように思います。

緑茶に蓮の花が入っているお茶です。

原材料名には「緑茶」「蓮の花・花弁」とあります。
開封すると甘い蓮の香りがふわりと立ち上ります。
茶葉の印象は、日本茶で言うところの番茶のようです。
かなり大きめの葉がバサバサっと入っています。

ベトナムの8割ほどが仏教徒で、実は蓮と仏教の間には深い関係があります。

思い出してください。
お釈迦様が座っている台座にも蓮の花が描かれていますよね。

蓮の花は汚い泥水の中から大輪の花を咲かせます。
そのため、泥水(汚れた現世、辛いこと、悲しいこと等)から出て(悟りを開き)、美しい花を咲かせるということで仏教では大切な花とされています。
ちなみに、綺麗な水だと小さな花しか咲かないそうです。


 

ベトナムの茶業について

先日ベトナムの茶産業についてのニュースを見つけました。
国際連合の記事です。

茶産地のみならず、珈琲やバナナ、サトウキビ産地等でも問題になっている環境問題とその後について書かれています。
ちなみに、ベトナムはブラジルに次いで、世界第二位の珈琲の生産国でもあります。

十数年前からベトナムでは収量を増やすための過剰な化学物質を土地に与え、農薬を大量に散布することで土地が劣化し、大雨による土砂災害や水質汚染などが問題になっていたとのこと。

そういった環境問題を国際連合と「ザ・レインフォレスト・アライアンス」が協力することにより、ベトナムを含め、インド、中国、低地スリランカなどで改善を行ってきたそうです。

環境改善に伴い、生産者たちの生計も確保していくという活動。

ザ・レインフォレスト・アライアンスはカエルのマークでおなじみです。
レインフォレスト・アライアンス認証を取った紅茶園も増えており、そこで作られた紅茶を販売しているところも見かけます。


有名なところだと、こちらの紅茶でしょうか。
スーパーでもおなじみです。
こちらの紅茶を飲んだことがない人はいないのではないかというほどに有名な紅茶です。

よく見るとパッケージにレインフォレスト認証のカエルが描かれています。
見たことがない方は是非一度じっくりパッケージを眺めてくださいね。
 

環境問題は…。

環境問題について、筆者本人は簡単に口にできないと感じています。

無農薬、無化学肥料が土や水などの環境にとっては良いものであるのだとはわかります。
大切な地球を守るために、筆者本人もできる限りのエコロジーを心がけてはいます。

しかし、人が生きている限り、人が利益を得ようとする限り、難しい問題だと思わずにはいられません。

特に日本のように茶価が低い割に人件費がかかり、茶の産業を担っているのが高齢者ばかりだと、茶畑の管理も難しく、生きていくために農薬を散布せざるを得ないこともあると聞きます。

そして、海外では有機栽培を偽装して富を得る人がいることも時折問題となります。

茶を愛する者としては、手間をかけて大切に美味しく作られた茶の見返りにはきちんとした利益がもたらされること茶産地が環境汚染が原因の災害にあわないことを願うばかりです。

せめて、今自分にできることを真剣に考え、行動につなげていきたいと思います。

ユネスコ無形文化遺産に日本茶を!大切な日本の文化を守ろう。




平成25年12月に、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「和食」とともに、日本を代表する飲みものである「日本茶」に世界中から注目が集まっています。

 

 

ユネスコって色々聞くけど、何のこと?

ユネスコはUnited Nations Educational, Scientific and Cultural Organizationの頭文字をとって、UNESCO。

日本名ですと、国際連合教育科学文化機関となります。

本部はフランスのパリにあり、識字率の向上や義務教育の普及等の活動とともに我々がよく耳にする、「ユネスコ無形文化遺産」「ユネスコ世界文化遺産」の登録や保護活動があります。

参考:UNESCOのHP

 

ちなみに、農林水産省のHPによれば、無形文化遺産世界遺産の違いを以下のように記載してあります。

「「無形文化遺産」とは、芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であって、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののことです。
(中略)
似たような制度に、「世界遺産」がありますが、無形文化遺産が形のない文化を対象としているのに対して、世界遺産は建築物や自然などの有形のものを対象としている点が異なっています。」

 

ユネスコとお茶

ユネスコの文化遺産に「日本茶」や「茶産地」を登録しようとする動きがあちこちで見られます。

例えば、京都府のHPでは宇治茶の文化的景観を世界文化遺産に登録するという目標を掲げ、そのための活動を紹介したり、ユネスコへの提案書のPDF等の詳細も見ることができます。

他にも茶産地では様々な動きがあり、市レベルでの日本茶に関する条例が発令されたりもしています。

先日は松江市の市長が「茶の湯文化の条例」を前向きに検討するという発言をしています。詳細はこちらの記事を

福岡県うきは市は2014年に「お開きは、うきはの茶で乾杯条例」。
静岡市は2008年に「静岡市めざせ茶どころ日本一条例」などを定めています。

 

 

ユネスコに「日本茶」が登録されたらどうなる?

 

ユネスコに登録されたところに観光客が増え、経済効果があることは周知の事実。

富士山が世界遺産に登録されたのが2013年6月。
その直後の9月に、静岡側と山梨側合わせて100億近い経済効果があったというデータがあります。

日本茶が文化遺産に登録されれば、日本茶の輸出が増え、あまり興味のなかった日本人も茶について関心を持ってくれるであろうと予測できます。

「和食」がユネスコに登録された後から、海外の日本茶のニュースをよく見かけるようになりました。
主にアメリカですが。

アメリカでは日本茶の健康効果を盛んに謳っています。

実際、日本茶輸出促進協議会によると、2017年度の輸出金額は143億円、前年対比124%、数量は4641トン、前年比113%と増加傾向にあります。

抹茶は特に大人気。
Macha Barの記事はこちら

とはいえ、耳にするのは「日本茶が売れない」「後継者がいなくて廃業した」「放棄茶園が増えている」というような切ない話ばかり…。

また、日本茶の場合、農薬の関係でヨーロッパへの輸出が難しいというような話もちらほら。

大人の事情も垣間見えますが、純粋に日本茶が大好きな筆者としては、日本茶や美しい茶産地がユネスコの文化遺産に登録され、日本茶が世界に羽ばたいていくのを楽しみにしています。

そしてマクロレベルで日本茶の購入をし、お茶屋さんや農家さんを応援をしていくつもりです。

大切な日本の文化をみんなで守っていけるように、せめて日本茶に興味を持っていただける人が増えるよう望みます。

 

元お茶カフェ店主のアイスティ!自宅で簡単に作れる方法!




「アイスティの作り方」と検索すると山のようにレシピが出てきます。

暑くなると急にアイスティが飲みたくなるもので、筆者ももれなくその一人です。

元お茶カフェの店主である筆者は、自分用のアイスティと店に出すアイスティは作り分けていました。

今回ご紹介するのは「自宅でアイスティが飲みたくなった時に一番簡単に作れる方法(その代わり細かいことは気にしない)」です。

ざっくり言うと濃い紅茶を氷入りのグラスに注ぐだけです。

簡単アイスティの作り方に必要なものは?

【用意するもの】

・茶葉
・沸かしたての熱湯
・ティーポット(急須、なければマグカップ等でも可)
・氷
・ポットから紅茶を出す容器(こちらもマグカップでもなんでもOK)
・飲む用のグラス

《通常のホットティの場合》
ティーカップ:茶葉(ティースプーン)=1:1

ティーカップ1杯(2g程度)に対して、150㏄の熱湯注いで蒸らす
※ティーバッグは丁度ティーカップ一杯に対して一袋です

 

《簡単アイスティの場合》
ティーカップ:茶葉(ティースプーン)=0.5:1

つまり、茶葉の量は変えずにお湯の量を半分にして、濃い紅茶を作ります。

※茶葉の種類はアイスティに向き不向きはありますが、「なんでもいいから冷たい紅茶が飲みたい」という前提なので今回はなんでも良いです。

 

では、作りたい量を考えて、茶葉とお湯の量を逆算しましょう。
余らせたくなければ、グラスの容量を計ってみると良いですね。
500㏄でも1ℓでも下記の方法で作ることができます。

例)350㏄のアイスティが飲みたい(作りたい)場合
350㏄÷150㏄(ティーカップ1杯)=2.3333杯
2.3333杯×2g=4.6666g

お湯の量は茶葉1杯に対して150㏄の半分ですから、350㏄のアイスティが飲みたい場合はお湯の量はその半分である175㏄

茶葉の量は4.6666gなのでティースプーン2杯強

となります。





では、実際の淹れ方は?

【淹れ方】

上記の例のように、350㏄のアイスティを作ります。


 

 

 

 

 

1、ティーポットに茶葉(ティースプーン2杯強)を入れる
2、沸かしたての熱湯を注ぐ(175㏄)
3、3分~5分蒸らす
4、グラスに氷を入れる
5、茶葉を濾しながら、もう一つの容器に移す
6、グラスに5の紅茶を入れて、かき混ぜる


3分後茶葉を別の容器に漉して移す


飲むグラスに氷を入れる


飲むグラスに注ぎ、勢いよく混ぜる

出来上がり!

ほーら、簡単!

 

結び

暑い夏にキッチンにいると、とにかく早く冷たい紅茶が飲みたいので、毎回この方法で茶葉の種類も問わず作っていました。

店の告知をする写真を撮る場合、お客様に出す場合はもう少ししっかり計算して作っていました。
特にクリームダウンしてしまうアイスティはお客様には出せません…。

初心者向けの紅茶の本を見ても、ネットで調べても、クリームダウン(※最下部参照)がどうたら、アイスティに向いている紅茶はどうたらと細かく書いてあります。

とにかくアイスティが飲みたい!と思ったときに「アイスティ向きの茶葉がないからできない」とか「クリームダウンしてしまった!失敗だ!」なんてつまらないなと思います。

料理だってそうだよなぁ。
毎回本の通りに作るわけでもないですよね。

もちろん、本の通りにやってみることも大切です。
基本は大事だから。

でも、まずは作ってみよう、作ってみたけど失敗した、から学ぶものではないでしょうか。
第一クリームダウンしたからと言って飲めない訳ではないんですよ。
むしろ紅茶の味はしっかりと出てるくらい。

まずやってみる⇒クリームダウンした。
じゃあ、どうやってやったらクリームダウンしないんだろう。

というのが楽しいことですよね。

アイスティが美味しい季節です。

 

 

 

 

ちなみに、クリームダウンはカフェインとカテキン類が結合することにより白く濁って見える現象です。

ミルクダウンとも言われるように、ミルクを入れた時のような色になってしまうため、一般的には透明のアイスティの作り方が紹介されています。

今回はクリームダウンをしたとしても、気にせず飲む(逆にミルクを入れてしまう)という前提でご紹介しています。

クリームダウンしないようにする方法についてはまた別の機会に。



アイスティ用の茶葉というのも色々なところで販売されていますのでご参考に。

アイスティ専用にブレンドされたティーバッグもたくさんあります。

お好みで選んでくださいね。

2017年のストライキから1年。ダージリンは今…




紅茶好きな方にとって、丁度昨年の今頃(2017年6月~9月)に起こったダージリンのストライキは記憶に新しいと思います。

ダージリンの中でも一番クオリティが高く、ファンの多い「セカンドフラッシュ(夏摘み)」の収穫前に勃発したその事件。

日本でも多くの紅茶好きな方たちやバイヤーが注目したニュースでした。
 

ストライキの概要

ダージリンはネパール、ブータン、バングラディッシュにはさまれた非常に小さな地域で、世界中の人に愛される紅茶の名産地です。

ストライキの発端は、ダージリン地方を含む「西ベンガル州」がベンガル語の教育義務化を決定したことに始まります。

ダージリンには隣接するネパール系の住民が多く、茶園労働者もネパール系の方が多数を占めています。
西ベンガル州の公用語はベンガル語ではありますが、ダージリンに住むネパール系の方たちはネパール語や英語を学校で教えていました。

実は数十年前から、ダージリン地方に住むネパール系住民の多くが西ベンガル州からの独立を望んでおり、言語の強制という屈辱に怒りをあらわにした方たちが暴動を起こしました。
西ベンガル州から独立し、ゴルカランドという別の州を作ろうと立ち上がり、抗議デモの参加者側に死者が出るという状況まで陥りました。

ネパール系の茶園労働者の多くは抗議に参加し、ダージリンの茶園(87茶園)はすべて閉鎖となりました。
残念ながらこの時紅茶の生産はほぼすべてストップ。

事態を重く見たインド中央政府が介入し、9月には収束したものの、数か月放棄された紅茶作りの再開には時間がかかり、2017年中の回復は難しいと噂されていました。
 

今ダージリンは?


※写真はイメージです。
 
結局、2017年のセカンドフラッシュは9割ほど出荷量が落ちたそうですが、オータムナル(秋摘み)になる頃には再開する茶園も増えていました。

2018年のファーストフラッシュ(春摘み)からは生産量はまだ少ないものの、日本では割りと出回っているように思います。

ダージリンは世界中の方たちが愛してやまない産地です。

どれほど愛されているかと言えば、ダージリンの茶園で作られている量より、市場に流通している量の方が圧倒的に多いことからもわかります。

日本人にはわかりづらい人種問題で、今後も問題はあるのだろうと思いますが、いつまでも美味しい紅茶を生産していただけるよう、少しでも購入を続けていきたいものですね。

ダージリンは世界中の方に幸せを届けているのですから。



緑茶の水出し?淹れ方でカフェインの量は変わる?




緑茶ー「チャノキ」から作られた茶ーにはカフェインが含まれています。

カフェインを含む「チャノキ」から作られた「茶」は、緑茶、紅茶、烏龍茶等。

ハーブティや麦茶は「チャノキ」から作られていないため、「茶」とついていますが、カフェインは含みません。

カフェインを摂取すると興奮作用、強心効果、鎮痛作用、利尿作用などがもたらされます。

緑茶の淹れ方によってカフェインの量に変化はあるのでしょうか。

わかりやすくまとめていきたいと思います。

 

カフェインについて

緑茶の味を決定づけるには大きく三つの成分が作用します。
・テアニン
・カテキン
・カフェイン

簡単に説明をすると、テアニンは旨味、カテキンは渋み、カフェインは苦み となり、これらのバランスによって緑茶の味が変わります。

また、禅寺の僧侶が修行の時に眠気覚ましとしても活用されていたことからもわかるように、カフェインには興奮作用があります。

ここ数年でよく見かけるエナジードリンクにはカフェインが大量に入っています。

大量摂取により死亡事故なども起こったため、カフェインに対してよいイメージを持っていない方も多いですが、あくまでも過剰摂取の場合です。

緑茶を飲み過ぎたな、程度では心配はありません。

もちろん、体質的にカフェインを受け付けない方や妊娠中で不安な方、過呼吸やパニック発作を起こすような方は控えた方が良い場合もあります。

緑茶の淹れ方でカフェインの量は違う?


 
カフェインは熱いお湯(80度以上)だとすぐに大量に抽出されます。
また、ぬるい湯の場合は時間をかけてもあまり抽出されません。

つまり、

疲れていて、シャキッとしたい⇒熱湯で淹れる
まったりのんびりしたい⇒ぬるいお湯で淹れる

と、カフェインの抽出量を調整することにより、自分の飲みたい緑茶を作り出せるということです。



水出し緑茶というのは?

最近よく「水出し緑茶」の淹れ方があちこちで紹介されるようになりました。

水出し、というのは読んで字のごとく「水で茶を抽出する」方法です。
通常緑茶はお湯で淹れるものだと考えますが、実は水から抽出することもできるのです。

前述したとおり、カフェインは熱いお湯であればあるほど抽出されますので、水の場合はあまり抽出されません。

旨味成分のテアニンは水でもお湯でも同じくらい抽出され渋み成分のカテキンもカフェインと同様80度以上のお湯だとたくさん抽出されますが、ぬるい湯や水の場合は抽出量が少なくなります。

そのため、水で抽出した場合はまろやかで渋みのない緑茶が出来上がります。

 

水出し緑茶の作り方

水出し緑茶の作り方は至って簡単。

・水 1ℓ
・緑茶 10g程度



こういったスタイリッシュな茶こし付きボトルも販売されています。
ワインのように注げるので、オシャレで大人気です。
こちらに茶葉と水を入れて、冷蔵庫で一晩で美味しい水出し茶の完成です。
 
緑茶の種類によっても味が違いますし、茶葉と水の量を変えることでも変化をつけることができます。
このボトルは筆者も愛用なのですが、何本も水出し茶を作ってあります。
飲み比べも簡単にできますので、お持ちでない方にはぜひオススメします。

 
また、最近は水出しでも味がしっかりと出やすい水出し緑茶があちらこちらで販売されるようになりました。


ペットボトルを使って、簡単に水出し緑茶ができるという便利なティーバッグも販売されています。
お子様と一緒に作るのも楽しめますね。

水出し緑茶のメリット

水出し緑茶のメリットは以下三点でしょうか。

1、暑い日にお湯を沸かさなくてよい
2、水に入れて置いておくだけなので手間がかからない
3、カフェインが少ないので水代わりに大量に飲める

温度を低く成分を抽出するには時間をかける必要があるため、飲めるようになるまでは少々時間がかかりますが、夜寝る前に水に茶葉を入れて冷蔵庫に入れておけば朝には完成していますのでお手軽です。

暑い夏、是非気軽に緑茶の水出しをお試しください。