新しい紅茶のど飴が発売予定!「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」(2019/10/18現在)

昨日(2019/10/17)の記事に引き続き、紅茶のど飴です。
日東紅茶から新しく紅茶ポリフェノールのど飴が発売されるというニュースリリースがありました。(2019/10/16)

三井農林株式会社とアポプラスヘルスケア株式会社による共同開発の「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」が10/21(月)より保険薬局で販売されるとのこと。

紅茶の日に合わせて販売開始でしょうか…?
※参照:【○○茶の日】ってたくさんありませんか?10/1は日本茶の日!

どんな紅茶のど飴?

出典:https://www.apoplushc.co.jp/

【商品概要】
■商品名:日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴
■内容量:56g(個包装込み)
■希望小売価格:500円(税抜)
■商品特徴:「紅茶ポリフェノール」と紅茶由来の「フッ素」のダブル効果で口内環境をサポートする
・レモンティー味(無果汁)
・カフェインレス
・シュガーレス
・紅茶ポリフェノール10㎎配合※
・紅茶由来フッ素0.007㎎配合※
※1粒(3.8g)当たり

「紅茶ポリフェノール」については先日の記事でも記載しましたのでよろしければご覧ください。

今回注目なのは、ここです。

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」
【1袋(80g)あたり 10.32㎎】の「テアフラビン(紅茶ポリフェノール)」配合

▼三井農林×アポプラスヘルスケア「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴
【1粒(3.8g)あたり 10㎎】の「紅茶ポリフェノール」配合

▼参照
テアフラビンたっぷりの「紅茶博士のテアフラビンのど飴」。テアフラビンの力で風邪を防ごう。



紅茶ポリフェノールの含有量が多くない?

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」に比べるとかなり紅茶ポリフェノールが多いです。

紅茶ポリフェノールと書かれているので、テアフラビン(4種類)以外のポリフェノールが含まれている可能性はありますが、それでも【1粒】と【1袋】の差はかなり大きいです。

というのも今更ですが、アポプラスヘルスケアのニュースリリースには「「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」を共同開発し、10月21日(月)より医療機関取り扱いとして保険薬局にて発売いたします。」と書かれています。

ニュースリリースに正式な記載はありませんが、医療機関取り扱いとして保険薬局のみで販売されるなら「医薬品」「医薬部外品」であると想像できます。

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」は≪スーパー(の菓子棚)で購入≫しているため「食品」扱いとなりますので、「医薬品」か「医薬部外品」であるとすれば、謳っている効果が高い紅茶のど飴となるでしょう。



のど飴って種類あったの?


出典:https://pengin-do.com/blog/医薬品と健康食品などとの違い%ef%bc%88分類表%ef%bc%89%e3%80%80漢方/

多くの方はのど飴を購入する時にあまり考えて購入しないと思います。
パッケージを見て読んでみることはあっても「のど飴」と書いてあればのどに良さそうだと思いますよね。
筆者は少なくともそうです。
つい最近、医療費控除を調べている時にのど飴に種類があることを知ったくらいですから。。
いつものど飴舐めているのに!

【医薬品】


トローチは病院で処方されて舐めたことがある方が多いのではないでしょうか。
子供の頃、すぐに噛んでしまって母親に怒られたのを思い出します。(どうでもいい思い出)

医薬品の場合は、国が有効成分が含まれていることを認めて薬として販売されているものになります。
※なお、トローチにも第2類と第3類があります。(入っている成分によるそうです)

厚生労働大臣によって認可されています。
薬局や登録販売者がいるドラッグストア等でしか販売出来ません。

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ちなみに、「第2類医薬品」と「指定第2類医薬品」は以下の違いがあるそうです。

【第2類医薬品】
その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生じるおそれがある医薬品

【指定第2類医薬品】
第2類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの(薬事法施行規則第 210条第5号)

参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002w4wd-att/2r9852000002w511_1.pdf


【医薬部外品】



大辞林によれば医薬部外品とは

医薬品に準ずるもの。人体に対する作用が緩やかで、口臭・体臭・あせも・脱毛の防止、育毛または除毛、ハエなどの駆除を目的とするもの。または厚生労働大臣が指定するこれらに準ずるもの。染毛剤・生理用ナプキン・浴用剤なども含まれる。

とのこと。

鎮痛作用などの有効効果のある成分は含まれているものの、医薬品に比べると効果はそれほどないため予防や軽い症状の緩和に使用されます。

製造には国の許可が必要ですが、販売については制限がないことからコンビニ等でも手に入れやすいということがメリットと言えます。

【食品】

食品ののど飴の場合は医療効果はないものになります。

製造や販売にも制限はありませんので、スーパーの菓子棚にもたくさんの種類が並んでいます。
様々な味や香りのものがあるので、喉を潤わすために利用するのは良いでしょう。

結び

のど飴についてざっくりと知ってはいましたが、調べてみると色々複雑なのだと感じました。

医療費控除も「病気やケガの治療にともなうもの」が対象です。
医薬部外品は対象外ですし、食品も当然そうです。
のど飴は非常にその辺りが難しいものですね…。

お茶とほぼ関係ないことになってしまいましたが、以前から茶の成分であるカテキン、紅茶ポリフェノール等は医療にも使えるということで研究がされてきており、現在進行形です。

特定保健用食品の茶も増えているのをご存知かと思います。
今後ますます【薬】としての≪茶≫も増えていくことと思います。

とにかく「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」については販売されたら購入してみたいと思います。
今回フッ素とかカフェインレスとか触れてないから…(;’∀’)

【参考】
烏龍茶が乳がんの予防に効果があるという研究結果について-薬事法とかいろいろと-
茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?




ティーバッグのマイクロプラスチック問題とは?ティーバッグで茶を飲むのは危険?

世界的にもかなり話題となっているマイクロプラスチック問題。

プラスチックストローが紙製に変わっていたり、買い物したときの袋が有料になったりと、日本も急激に改革が進んでいるのを感じます。

茶についてのニュースを日々検索しているのですが、ここ数日毎日のように見かけるニュースに「ティーバッグのマイクロプラスチック問題」があります。

★関連記事①:プラスチックストローが禁止?どうなる台湾のタピオカミルクティ!

★関連記事②:ティーバッグが破ける?ヨークシャーティ(Yorkshire Tea)のティーバッグ事件



ティーバッグのマイクロプラスチック問題とは?


https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.9b02540 より引用

カナダのマギル大学Nathalie Tufenkji教授の研究チームはモントリオールのカフェやショップからティーバッグを購入し、それを切り開いて洗い、茶葉無しの状態のティーバッグを95℃のお湯に浸しました。

そして、電子顕微鏡と分光法によって成分を分析したところ、多量のプラスチック粒子が発見されたというものです。
その数、約116億個のマイクロプラスチックと31億個のナノプラスチック。

非常に小さな粒子のため、1カップ当たりにすれば16マイクログラムとなり、それほど多くはありませんが食品や他のボトル飲料よりは多いとのこと。

このプラスチック粒子はティーバッグの組成と同じものであったことから、ティーバッグ由来のプラスチック粒子であることは間違いないとのそうです。

さらに、プラスチック粒子が多く含まれた水にミジンコを入れたところ、死にはしませんでしたが、異常行動と発達奇形が見られたとのことです。

実験当時(2019/9/25に論文が発表)、マイクロプラスチックが人間にどのような悪影響を及ぼすかははっきりしていませんが、小さな生き物にとってマイクロプラスチックはかなりのダメージとなることが考えられます。

※上記実験結果はこちらから読めます。(イラスト引用)
※参照①:https://www.newscientist.com/article/2217483-plastic-tea-bags-shed-billions-of-microplastic-particles-into-the-cup/
※参照②:https://www.sciencealert.com/plastic-teabags-are-filling-your-tea-with-microplastics
※参照③:https://gigazine.net/news/20190927-plastic-teabags-release-billions-microparticles/

実際どうなの?

具体的にどこのメーカーのティーバッグを使用して実験したのか等詳細は不明です。
恐らく商品名を出してしまうと、現状人間への影響がはっきりしていないのに風評被害で大変なことになりかねないのだろうと思います。

気になるのは、例えば自身もよく使用しているリーフティを入れるパック(だしを取るときにも使用)も同じなんでしょうかね。

だしパックの場合は紙素材のものが多いような気もしますが…。

こういうもの。

旅に出るときなどに、好きな茶葉をこれに入れて、ホテルでも飲めるようにしています。
非常に便利なんですが…。(;^_^A

また、最近よくある生分解性フィルターも同じなのでしょうか…。

こちらですね。
自身も使用しているのはこのタイプになります。

ほとんどのメーカーはこちらになっているような気がしていますが、これもマイクロプラスチック粒子が抽出されてしまうのでしょうか。。

また、茶関係の方ならあるあるかと思うのですが、試飲用コップも気になります。

茶のイベントなどが今年もまだまだ続きますが(こちらを参照ください)、個人的に紙コップでの試飲が嫌いです。
特に、少し熱めの茶を淹れると、紙の味がするため折角のお茶が美味しくなくなってしまいます。
そのため、筆者は今まで必ずプラスチックコップを使用していました。


ペットボトルからもマイクロプラスチック粒子は検出されていますので、試飲用カップもいずれ紙コップに切り替えるべき時が来るのでしょうね。

最近は紙コップでも、紙の匂いが気にならない作りの良いものが多く販売されるようになりました。

ちなみに、アメリカ、ペンシルベニア州立大学の研究によると、海水に含まれるマイクロプラスチックの60%は洗濯用糸くず(合成繊維)であるという研究も出てきています。
★参照:http://karapaia.com/archives/52282655.ht

そう考えると、ティーバッグから抽出されるマイクロプラスチックはそれほどでもないのかも知れませんが、無意識に身の回りに溢れているプラスチック製品。

長らく恩恵を受け続けてきましたが、見直しの時期にきているのかも知れませんね。

結び

こういう研究結果が出たことにより、安価で粗悪なティーバッグを使用しているメーカーは叩かれることになるかも知れませんし、茶業界全体でも検討していくべき事案であると思われます。

今のところ人体への影響がどれほどなのかはまだ分かりませんが、海洋生物たちの苦難を考えると少しずつでもプラスチック製品を使用しないようにしていくことが大切だと考えられます。

個人的に以前からゴミを出さないようにするという取り組みで、「給茶スポット」「お茶Bar」の活動に賛同しています。⇒昔の記事ですが、こちら

紙コップもプラスチックカップもティーバックも使わないのは、自身でポットや急須茶を淹れることです。

出るのは茶殻だけ!!(肥料にもなる!!!)

自宅でも職場でも、自分でお茶を淹れて、マイボトルを持って歩けば環境に優しいと思うんだよね~。

これを機に、ティーポットや急須で茶を淹れることを今より多くの方が見直してくれるようそっと願います。

【大人の社会科見学】ビート資料館―白砂糖は悪?-





北海道帯広市にあるビート資料館へ行ってきました。

「白砂糖は体に悪い」「白砂糖は体を冷やす」等の話を以前からよく聞き、隙あらば謎の健康食品を勧めてくださる方たちがいらっしゃるのですが、本当に体に悪いのか、体を冷やすのかは甚だ疑問です。

科学(化学、物理、数学…)に滅法弱い筆者は正直具体的なことは分かりませんし、分かろうともあまりしていません。
そこはどうでもいい、というところが本音です。

ただ、≪自分の目で見たものを信じる≫という信念があるため、ひとまずビート資料館に行ってみることにしました。

というかそもそも、砂糖は紅茶と切っても切れない縁があります。
その辺りの勉強を進めていきたいため、まずは資料館へ。

ビート資料館(日本甜菜製糖株式会社)

ビート資料館は日本甜菜製糖株式会社(以後日甜と表記)の創立70周年を記念して、平成元年にオープン。

てんさい糖の栽培、製法から日甜の設立から歴史、てんさいが北海道にもたらした経済効果など、様々なことが学べます。

ちなみに、館長さんのお話は是非聞いた方が良いです。
知識の豊富さ、日甜への愛に溢れていて、非常に勉強になります。

【場所】
〒080-0831
北海道帯広市稲田町南8線14

外観はこのような瀟洒な建物。
敷地内には鉄道のレールと模型、コーリス式蒸気機関および発電機などが展示してあります。

また、昭和天皇行幸の際の記念碑も鎮座しています。



てんさいの栽培

てんさい(甜菜)は和名で、サトウダイコンとも言います。
英名はシュガービート。
ヒユ科、フダンソウ属です。

ヒユ科の仲間にはほうれん草があるようです。

形は大根とかぶの中間のような感じですね。


なんだろう、このキャラ…。おそらくシュガーちゃん…。そしてなぜ縦にならないのか…。

「砂糖」には≪てんさい(甜菜)≫と≪さとうきび≫原料のものが二種類あります。
今回はてんさいの砂糖について。
自身が見た限りですが、札幌市内のスーパーに流通している砂糖はてんさい原料がほぼ100%に見受けられました。←実は地味に必ずチェックしている

春に種を撒いて、秋(10-11月くらい)に収穫されます。

サトウキビは暑い地方でしか栽培されていませんが、てんさいは寒冷地で育つので現在北海道のみの生産で、北海道の特産品となっています。

さて、てんさいの栽培ですが、日甜ではオリジナルの栽培方法を確立し、オートメーション化を進めてきました。

例えば、ロングピッチチェーンポットというものを利用し、苗を育てます。

こちらの一つ一つの枠に種を入れて、苗を育て、そのまま畑に植えられるとのこと。
ロングピッチチェーンポット自体は時間が経つと自然に土に還りますし、他の種に成長を邪魔されずに根を伸ばせるという利点があり、現在全体の75%ほどのビートの育苗に使用されているそうです。(道内で7万haほどのビート畑があるそうですので、相当量ですね…)
※他の野菜にも多数使用されています。



こういうものを見ると、「茶では使えないんだろうか…」とつい考えてしまうのですが、そういえば品種によって下に根を伸ばすものと、横に根を広げるものとあることを思い出し、「茶は無理かも」とぼんやり思っていました。
※実際のところはどうなのか知りたいので、もしご存知の方がいらしたらお教えください。

【追記】
「図解 茶生産の最新技術‐栽培編‐」にロングピッチチェーンポットと同様のポットを使用して苗を育てている写真が掲載されておりました。
ただし、3-4か月ポットで苗を育てると、根がかなり伸びて土に植える際には断根をしなければならないため、ポットの底面以下に根を伸長させないよう、「コンテナ内ポット育苗法」が開発されたそうです。(2019/08/08)

てんさいから砂糖へ

見た目大根のようなかぶのような植物からどうやって砂糖が作られるのでしょうか。

最初に申し上げたのですが、「砂糖は悪」と考えている方に「砂糖は漂白しているから体に悪い」「白砂糖は体を冷やすので三温糖を使っている」等を伺ったことがあります。

こちらの館長は力を込めて、「漂白などしていません!」と訴えておられました。
それだけたくさんの方に言われているんだろうな…。お気の毒…。

ビート資料館内でも多くの映像を見ることができますが、Youtubeでビートの育成、砂糖への加工等の映像がありましたので、こちらを貼っておきます。

石灰を混ぜて、不純物を取り除くところが問題なのでしょうかね…。
(異物混入的な?)

例えば漂白剤を使用して黒い砂糖を白くしているところなどは映像にありません。
化学変化を利用して、不純物を取り除いている、ということです。

筆者はその辺りの化学変化等はよくわかりませんが、上記映像で砂糖の栽培や製法は理解できました。

また、館長がこちらも声を大にして仰っていましたが、「三温糖が白砂糖より体に良いというのは迷信」ということ。

映像の中にもありましたが、てんさいを細かく切り(コセット)、70℃のお湯に漬けて糖分を抽出します。
抽出された糖液に石灰を加え、炭酸ガスを吹き込んで不純物を取り除きます。
その後イオン交換樹脂を用いて、残った不純物を取り除き、糖液を熱で煮詰めさらに濃い糖液を作ります。
そこに、結晶の元となる粉糖を加えて、結晶化を進め、ブドウ糖と果糖が結びついて砂糖が出来上がることになります。

結晶化した砂糖と蜜を遠心分離機で分離して、最初に出来上がるのがショ糖分が高い(精製度が高い)「グラニュー糖」。

残った蜜にはまだまだショ糖が残っているので、再度煮詰めて結晶を取り出すという工程を何度か繰り返します。

三温糖はグラニュー糖を取り除いた後の蜜を煮詰めて、結晶化させる工程を三回行った際に、加熱によってカラメル化し、茶色く着色されたものです。
※三回加熱するので、「三」という数字がついているとか。

よって、三温糖は他の砂糖よりミネラルが多く含まれているから茶色という訳ではありません。
※灰分が0.25なので、グラニュー糖(0.01)よりは多いですがごく微量。

グラニュー糖は三温糖よりショ糖の純度が高く、無色透明のショ糖の結晶が光を乱反射することにより白く見えているだけです。

プリンのカラメルなどを思い出すと分かるかと思いますが、強い甘味が感じられますよね。
カラメル化している三温糖は甘味を感じやすいため、煮物などに向いているといわれます。(中ザラ糖も同じ原理でカラメル化されています)
多分「健康に良い」とか人気があるから価格も若干高いのだと思われます。何か騙されている感じ…

砂糖からミネラルを多く摂取したいなら、所謂不純物(ミネラルを含んだ)を精製していない砂糖を選ぶのが良いと思います。


とはいえ、砂糖はそもそも調味料であって、料理の脇役。
あくまでも甘味をつけるためのものです。

ミネラルが取りたいなら、海藻や野菜等をきちんと摂取すればいいのでは?という話です。

以下は今回見学に行ったビート資料館を運営している日甜が出している商品ですが、館長曰く「お客様からのご要望が多く、割と最近市場に出るようになった」とのこと。


結び

紅茶とペアリングする砂糖の種類については今後も学びを深めていきます。

例えばはちみつを紅茶に入れると黒ずむのははちみつ中の鉄分と紅茶のタンニンが結びつくためと言われています。(ちなみにはちみつも筆者は大好物で、また記事を書く予定です)

それと同様にミネラルが多い砂糖を紅茶液に入れた時の水色や味わいの変化等を、実際に試しながらまとめていきたいと思っています。

実は紅茶と砂糖は歴史的にも切っても切り離せないところがありますので、その辺りももっと深めたいです。
砂糖がなければ今日の紅茶はなかったかも?

また、筆者が大切に持っている砂糖の本をご紹介しておきます。
砂糖の歴史について詳しく書かれているので、サトウキビ栽培や奴隷制度等砂糖にまつわるエトセトラを知りたい方には必読の書かと思います。

機会がありましたら、ビート資料館へも是非足をお運びください。


お茶にまつわるものを調べだすと面白くて止まりません。

お茶って本当に良いものですね~。
さよなら、さよなら、さよなら~。←

茶うがいは効果ある?効果的なうがい方法は?

気温が急に下がり、体温調整が難しいこの時期。
ついうっかり風邪をひくことがありますよね。。
そんなこの時期に毎年あちこちで耳に(目に)する「茶うがい」。
果たして効果があるのでしょうか。
筆者も茶に携わる人間として、茶うがいに関してはずっと行っています。

その効果や効能についてまとめてみたいと思います。
▼関連記事:今話題の紅茶がインフルエンザに効くという話題について



お茶のカテキン類について

茶の葉の柵状組織にはカテキン類が含まれています。
そして葉の表皮には酸化酵素であるポリフェノールオキシダーゼが含まれています。


参考:図解茶生産の最新技術‐製造編‐

葉の表皮にあるポリフェノールオキシダーゼと柵状組織にあるカテキン類が結合することにより様々な変化が起こります。

⇒ポリフェノールオキシダーゼを熱で失活させてから作られるのが緑茶。

⇒一部結合しているものが半発酵茶と言われる烏龍茶類。


⇒ポリフェノールオキシダーゼとカテキン類の結合の効果を最大限使用したものが紅茶。

つまり、緑茶、烏龍茶、紅茶すべてにおいて、カテキン類が含まれており、酸化酵素との結びつきの強弱によって茶の種類が変わってきます。

緑茶に含まれるカテキン。
カテキン類がポリフェノールオキシダーゼによって変化した「烏龍茶ポリフェノール」。
同様に紅茶に含まれるカテキン類が変化した「テアフラビン」、「テアルビジン」。

これらのカテキン類には殺菌力があります。
日本では昔から「緑茶の茶殻を畳に撒いてから掃き掃除をすると綺麗になる」や「緑茶でうがいをすると風邪をひかない」という《おばあちゃんの知恵袋》的言い伝えがありますが、これらの言い伝えにはしっかりとした科学的根拠があるのです。

カテキン類に風邪予防効果がある?

公益法人世界緑茶協会のHPには「茶の効能」として風邪予防効果があると記載されています。
また、日本紅茶協会主催で医学博士による「紅茶のインフルエンザに対する効果」についての講演が行われています。

日本カテキン学会のHPにはカテキンの「抗ウイルス作用」について以下のように記載があります。

ウィルスは特定の細胞に結びついて、その細胞内で増殖する。
ウィルスには突起(スパイク)があり、その先には細胞と結びつくための結合部(ジョイント)がある。
カテキン類は突起(スパイク)の結合部(ジョイント)を塞ぐことにより、細胞との結合を防ぎ、増殖しないようにする。
インフルエンザウィルスの場合、突起(スパイク)にはそれぞれの型を表す記号が付いているが、カテキン類は結合部(ジョイント)を塞ぐため、どの型に対しても効果がある。

通常ワクチン予防は抗体を体内に入れて、特定の型を持つウィルスを捕まえることになるため、1つの型にしか効果がありません。
インフルエンザウィルスの場合は毎年「香港A型」「香港B型」のように変わるため、流行の前に予防接種をしたとしても、《型が違って効果がない=予防接種をしたのにインフルエンザにかかった》ということがあり得ます。

しかし、茶のカテキン類はどの型にも対応できるので、風邪だけではなくインフルエンザウィルスにも有効ということが分かっているのです。

 

効果的な茶うがい方法は?

うがいには二つの効果があります。
1、喉に付着しているウィルスを洗い流す
2、喉を潤すことによりウィルスの付着を防ぐ

帰宅した際には当然手洗いうがいを行うかと思いますが、その際に水ではなくお茶を使用するのが効果的です。

筆者が行っている茶うがいの方法をご紹介します。

①朝お茶を飲んだときの茶殻に水を注いで、冷蔵庫に入れておく
②帰宅した際にそれでうがいをする

これだけです。

お茶の種類は上述したように問いませんので、朝ティーバッグで紅茶を飲んだら、そのティーバッグを水に浸しておきます。
緑茶を飲んだ後に急須にお湯を注いで、耐熱グラスに移しておきます。
それを冷やしてから冷蔵庫へ。
手を洗った後にそれを冷蔵庫から出して、ガラガラっとうがい。

本当にただこれだけで良いのです。
筆者はインフルエンザに罹ったことがありません。
また、風邪も数年に一回くらいしかひきません。

日本茶インストラクター協会で行われた紅茶のインフルエンザへの効果の講演会によれば、「インフルエンザウィルスの感染性をたったの10秒で100%失わせる紅茶の濃度は、通常飲む紅茶の5分の1の濃さで良い」とのことです。

また、常に喉を潤しておくことにより風邪予防にもなります。
マイボトルなどに茶を淹れて、喉が渇く前に少しずつ飲むことにより抗菌効果があります。

結び

茶に従事している方は皆さん当たり前に茶うがいを行っていると思います。
少なくとも筆者の知人は皆さん行っています。

茶を美味しく飲み、出がらしでうがいするだけで風邪をひかないとは一石二鳥。
緑茶の場合は茶殻を食べることでビタミンCも摂取できますので一石三鳥ですね。

しかし、茶は薬ではありませんので、あくまでも「手洗い」や「人込みでのマスク」などを行った上で茶うがいをしていただくようお願い致します。
《茶うがいをしたのに風邪を引いた》ということもあることは頭に入れておきましょう。