【○○茶の日】ってたくさんありませんか?10/1は日本茶の日!

○○の日、って毎日のように定められていますよね。
29日は肉の日、とか。

ちなみに本日10/1は「日本茶の日」となっています。
一般社団法人 日本記念日協会には毎日たくさんの○○の日が登録されています。

<日本茶の日>は一年に2日ある?!

すでにご紹介しましたが、10/1が<日本茶の日>。
そして、もう一日が10/31です。

なぜそんなに近い時期に<日本茶の日>が二日もあるのでしょう。

まず10/1の日本茶の日は、≪伊藤園≫が定めた日となります。
1587年(天正15年)10月1日に豊臣秀吉が京都北野天満宮にて「北野大茶湯」を行ったことから由来しているそうです。
先日行った、熱海のMOA美術館に秀吉が作った黄金の茶室のレプリカがあり、この北野大茶湯でお披露目されたことを書いています。
※参考記事:黄金の茶室-国宝、重要文化財多数の熱海のMOA美術館を訪ねて‐

武士、平民、身分問わず参加できる大茶会。
たくさんの人に茶を飲んでほしい、楽しんでほしいという思いが込められた素晴らしい日を<日本茶の日>に定めたとのこと。

Twitterでのキャンペーンも行っていますので、参加してみると良いでしょう。
※2019/10/14まで

≪伊藤園≫と言えば、こちらですね。↓

そしてそして!!!
個人的にとてもおススメなのが、“きゅうスライム”が当たるかもしれない、というローソンと伊藤園のコラボイベントです。
※詳細はこちら
すでに第一弾(対象商品はおーいお茶)が始まっており、第二弾の対象商品はこちら↓

欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい…!(心の声)
すみません、取り乱しました…。(でも本気でほしい)

もう一つの<日本茶の日>は?

もう一つの<日本茶の日>は10/31です。
1192年10月31日に宋から帰国した栄西(臨済宗の開祖)が茶の種や製法を持ってきた日とされているそうです。

栄西は「茶は養生の仙薬なり…」という冒頭で始まる<喫茶養生記>を記し、茶を広めた人物として知られています。

栄西は茶は万能の薬だとし、また禅の修行中の眠気覚ましとして活用しました。
そして種を植え、栽培も行っています。

佐賀県背振村にある霊仙寺は、栄西が初めて茶の種を植えた地とされています。

10月31日といえば、ハロウィンですよね。
ここ数年で異常な盛り上がりを見せているハロウィンイベントと日本茶を絡めたイベントも各地でちらほら見掛けます。

10/1と10/31の一か月以内に二日日本茶の日があることに関しては、特に意味はないようです。



10/31を過ぎると、紅茶の日?!他の茶にまつわる日はいつ?

ちなみに、11/1は紅茶の日でして、お茶カフェをやっていた筆者はてんてこ舞いな時期でした。。
日本茶のイベントが終了次第、紅茶のイベントに切り替えるというとんでもないハードな二日間。笑

11/1は日本紅茶協会が定めた日です。

ロシアに漂着した大黒屋光太夫が11/1にロシアの女帝エカテリーナ二世のお茶会に参加した初めての日本人であろうというところから制定されているそうです。
※詳細はこちら

そして、他にもお茶の日はあるのだろうかと一般社団法人 日本記念日協会のHPを改めてみてみると、以下茶にまつわる日がこんなに…!

★十六茶の日  毎月16日
★和紅茶の日 11月10日
★熟成烏龍茶の日 毎月19日
★熟成烏龍茶の日 10月9日
★午後の紅茶の日 5月5日
★こいまろ茶の日 9月1日
★お茶漬けの日 5月17日
★新茶の日 5月2日
★川根茶の日 4月21日
★中国茶の日 7月8日
★マテ茶の日 9月1日
★無糖茶飲料の日 6月10日
※心を注ぐ急須の日 9月4日 とリプトンの日 5月10日も茶と関係あり?

詳細は是非一般社団法人 日本記念日協会をご覧ください。(それぞれのリンクが貼ってあります。)



結び

○○茶の日、にはここ数年Twitterなどでプレゼントがもらえる企画等を各メーカーで積極的に行っていてタイムラインが賑わいます。
※参考記事:2018年メーカープレゼント合戦

日本紅茶協会等でも紅茶のイベント(セミナー等)が行われたりしていて、お茶に興味を持った方は是非この盛り上がりに乗っていただきたいなぁと思います。

当然お茶好きさんは積極的に盛り上がるわけですが。←自分も含めて

今年もこれからお茶のイベントが目白押しですし、こういったネット上のプレゼント等も増えてくるかと思いますので、是非お見逃しなく!
※参考記事:日本でも紅茶が作られている?-和紅茶の歴史やイベントなどについて-

狭山茶と製茶機械発明家 高林謙三展(令和元年7/27~8/4)

先日「狭山茶と製茶機械発明家 高林謙三展」へ行ってきました。

高林謙三、をご存知でしょうか?
ご存知だという方はかなり日本茶に詳しいはずです。マニア…?
筆者は数年前に某インストラクターの勉強をしていた時に初めて知りました。。

現在の日本茶が大量生産ができるようになったのは間違いなく彼の功績です。
展示の写真とともに、高林謙三の歴史や功績を追ってみたいと思います。

高林謙三という人について





1832年武蔵国高麗郡平沢村(現在の埼玉県日高市)生まれ。
日本の古医学を学び、医者として開業。

欧米諸国と通商条約を結んだ日本の輸出品は生糸と茶であり、茶の生産量を増やすことが急務だと考えた謙三は川越に土地を買い、開墾して茶園経営を始めます。

しかし、従来の手揉製茶法では一日に作れる茶の量は限られるため、製茶機械の開発に取り組み始め、医者として蓄えた財産を製茶機械開発に投じていきます。

試行錯誤の末に1884年(明治17年)に「焙茶器」が完成。
翌年には「生葉蒸し器」と「製茶摩擦器械」も完成。
特許も取得しましたが、止むことなく次々と新しい機械を世に生み出していきます。
1886年(明治19年)には「茶葉揉捻機」でも特許を取ります。

謙三は「自立軒製茶機械」という、蒸しから乾燥までを一括で行う、つまり製茶機のオートメーション化を目指していました。
その開発のために医者を辞め、命を懸けて取り組みます。
しかし、完成したと思われた「自立軒製茶機械」は失敗に終わります。

その後も諦めずに製茶機の開発を続け、1897年(明治30年)に「茶葉揉乾機」を完成。(現在の粗揉機)

現在の製茶機の基礎を作った人として歴史に名を残します。
謙三の作った製茶機はいまだに「高林式製茶機」と呼ばれています。

参照:お茶街道文化会

「狭山茶と製茶機械発明家 高林謙三展」について

★日時:令和元年7月27日(土)~8月4日(日)
★場所:高麗神社 参集殿2階 大広間
★開催時間:9:00~16:00(入場無料)
※トークセッションが7/28、8/4に行われていましたが、筆者は参加できず…


↑こちらが高麗神社


↑「蒸す」道具の変遷
現在も正式な手揉茶は、丸蒸籠のような「まんとう」というもので生葉を蒸しています。(まだ実際には見たことないのですが…。)


↑茶葉蒸熱機(通称、青葉蒸機)


↑生葉蒸器械複製
1884年(明治17年)特許第2号
丸蒸籠より蒸しムラがなく、大量に生葉を蒸すことが出来るとのこと。

こちらの「高林式粗揉機」の中を見ると、今の粗揉機と全く同じであることが分かります。

小さいですが、「旅の思い出2019年5月‐京都府茶業研究所②(製茶機械)‐」にミニチュア製茶機の写真を載せていますので、よろしければ見比べてみてください。



結び

何が彼をこんなにも駆り立てていたのか考えていました。

財を捨て、命を懸けて、死の間際まで製茶機械を作り続けた彼は日本茶のどんな未来を描いていたのでしょうか。
今は彼の思い描いた未来になっているのでしょうか。

実は筆者、製茶機械を先に見るよりも手揉茶を体験しました。

手揉み茶体験の初回、先生に「この手の動きすべてが今の製茶機械の元になっている」ということを聞き、しばらくしてから実際に製茶機械を見る機会に恵まれました。

手で葉を揉みながら製茶機の動きを想像すると確かに同じで、感動したことを改めてい出します。

本で名前と功績だけは知っていたものの、実際に謙三の生き様等は知りませんでしたので、今回非常に勉強になりました。

▼手揉み茶の記事はこちら

ちなみに、「色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす」とよく聞くフレーズがあります。
狭山茶は火入れが強く、甘いお茶ということなのですが、筆者はまだ「これがとどめをさす狭山茶か!!!」というお茶は飲んだことがありません。

これから探してみたいと思います。
↓こんなお茶???

旅の思い出2019年4月‐第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり(香川県)‐





色々飛び飛びのブログです。。
5月の茶旅の続きから少し遡り、非常に心に残ったとあるイベントのこと。

今回の4、5月の旅では丁度新茶シーズンということもあり、2つのお茶のイベントに参加できました。

一つは宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019/05/02)。
もう一つが今回ご紹介する「第28回 第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり」(2019/04/29)です。
▼「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」(2019/05/02)関連記事:

ほんわかした高瀬茶のイベントについて、(いつも以上に)軽めにまとめます。

第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり(香川県)について

場所はこちら。

高瀬茶業組合周辺では茶摘み体験、茶畑ろ~どウォークが行われ、二ノ宮小学校の入り口ではうどんや筍のてんぷら等の販売。
グラウンドではライブや手揉み茶実演、バザー販売等盛りだくさん。

★日時★
平成31年4月29日(月・祝)
午前9時~午後3時(小雨決行)

当然、茶メインでの参加の我々。(いえ、うどんは食べまして、非常に美味しかったですけれども。)

まずは朝一で茶摘みを。

こちらはやぶきたの畑のようです。
他の品種を育てているところもあると聞きました。(めいりょく、べにふうき等)

新芽が元気いっぱいで、力を入れなくてもぽきぽきと自然に折れてくれます。
旅の途中ですので、ほんの少しだけ摘んで終わりにしました。

ちなみに、いくら摘んでも100円!!!
年配のおじさまとおばさまが鬼のように摘んで、袋にたっぷり入れて持ち帰ったのを見逃しませんでした。業者の人?!っていうレベルの摘み具合…。

胸に残る「茶畑ろ~どウォーク」





茶摘みから二ノ宮小学校へ向かう途中、当然「高瀬茶業組合」で新茶を購入。
二ノ宮小学校で、うどんと筍ごはんとてんぷらをモリモリ食べて、グラウンドを見て回り、その後「茶畑ろ~どウォーク」へ。

「茶畑の中を歩きながら、スタンプラリーをし、豪華賞品をもらおう!」というような内容。(少々適当)

茶畑の中を歩けるなんて、最高!とカメラのレンズ調整をしながら、いざ出陣。

ん?

あれ??

筆者の知っている茶畑とはどうも様子が…。(;^_^A

ジャングル…???!!!

細かいことは存じ上げませんが、放棄茶園らしき、手入れしていない茶畑があちらこちらに…。

茶は通常機械で摘み取ることが多いので、あまり伸びてしまわないように刈り揃えるのですが、刈ることすらされずに自然と上に伸びています。(しかも元気いっぱい)

とはいえ、茶好きな人間としては、こういうところを近くで見られるのも面白い訳でして、写真を撮りまくりました。

小さな新芽が必死で生きています。

人間の手が加わっていないため、あちらこちらから新芽を伸ばそうとしています。

野性味あふれる茶の木…!!!
素敵だ…!!!←変態(たち)

歩みを進めていくと、少し小高い丘へ。


※写真はいつか直します…。どうしても横になる…。

こちらはおばあちゃま一人で「茶」と見えるように茶の木を植えて、管理をしているそうです。

映える!!!(興奮)

この「茶」が見える場所にスタンプラリーポイントがあり、ハンコを押してもらうのですが、そこにいたおばちゃまが近くで柑橘類の栽培をしているそうで、なんと無料でふるまっていました。(おばちゃんは「売る」って言っていたけど、それは多分「あげる」が正しいよ…?)

丁度無くなっていたのですが、旅の途中なので「ま、いいか」とおばちゃんとお別れ。

さらに道を進んでいくと、

あ、茶畑らしくなってきた!!!

そうそう、筆者の知っている茶畑はこういうやつ!!!

…いや、もしかしたら多くの人が茶畑と思っている茶畑は、本当の茶畑ではないのかもしれない…とかいろいろなことを考えながら、ぼちぼちと歩いていると、先ほどのおばちゃんが軽トラで登場。

袋一杯のいよかん?やら金柑やら(しかも枝ごとw)を袋に入れて、「持っていきなー」と追いかけてくれました!

わーーーー!!!!
すげーーーーー!!!
おばちゃん、ありがとう!!!!

とテンションは上がったものの、現在6キロの道のりの半分ほど。
恐らく5キロ以上はあるであろう大量の柑橘類入りの袋…。

それを持たされた方の「思いが重い…」という名言をここに記しておきます。

その後は整備された茶畑を離れ、神社を通過し、果てしなく続く道路を汗だくで歩いていると、神社のスタンプラリーポイントにいたおじさんが再び軽トラで登場。

「もうスタンプラリー終わったから、これあげるわー」

と、参加賞のペットボトル入り茶やお菓子を下さいました。
っていうか、終わったんだ…w

わーーーーーー!!!
おじちゃん、ありがとうーーーー!!!!

「思いがさらに重くなった…」という名言②とともに、まだまだ続く道のりをひたすらに歩き、二ノ宮小学校に戻ったのでした。



結び

地元の美味しいうどんや、筍と地元の方たちの優しさに触れて、非常に心温まる楽しいイベントでした。

元々は茶を手で摘んでいたのだから、きっと放棄茶園のように上に伸びる茶の木から新芽を摘んでいて、そこから管理しやすく腰くらいの高さに刈り揃えるということをするようになったのでしょうし、「茶畑ろ~どウォーク」では茶栽培の進化を見せてくれたような気がしています。(意図しているのかどうかは知りませんが…)

また、この温かい土地での茶の栽培も下火になってきているのではないかと心配になったり…。

 

何より素晴らしいと感じたのは、地元の方たちがとても楽しそうにイベントを行っており、老若男女問わず多くの方が集まってきていたこと。

綺麗で美しい茶畑ばかりではないけれど、「茶」が生活に自然な形で取り込まれているのを見たこと。

仕事柄、日々都会的でちょっと尖ったお茶ばかりを好んで飲んでしまいますが、この素朴で温もりのある高瀬のお茶を飲んだ時、心から「ほっ」としたのを今でも忘れません。

こういう「茶」もいいなぁと心から思ったのでした。

本当に楽しいイベントでした。
是非来年も参加したいです!

簡単に茶を飲めるグッズ②-TEA BREWER―

簡単にお茶が飲めるグッズシリーズです。

今回はたまたま雑貨屋をうろついていた際に見つけた、ポット代わりに紅茶が飲める持ち運び可能な簡易ポット???

…なんと説明したらよいのかよくわからないので、写真多めでご紹介していきたいと思います。




持ち運び可能なポット???

縦15㎝、横12㎝ほどのさほど厚みのない袋です。

裏面にはいろいろと記載があります。
「有機ブラックティー」「ベルガモット」「香料」ですので、紅茶の産地や種類はわかりません。
(HPにも特別記載はありませんでした。)

デザインのコンテストで賞を取っているようで、確かにオシャレですな。

これがポットになると…???

実際に淹れてみよう!

袋の上部がジッパーになっています。
開いてみると、中に不織布が貼られていて、二重構造になっていました。

なるほど。
なんとなくわかってきましたよ。

上部からお湯を注ぎます。(400㎖の線まで)
そして、5-7分ほど待ちます。
「400㎖×2-3回分、1.2ℓ分飲めます」と驚きの記載があったので、最初は1分ほどで抽出。

こうして、注ぎ口の蓋をとって注ぎます。
なるほどー。

HPに記載がありましたが、確かに「ポット」と「ティーバッグ」の間のような存在。

面白い商品を作ったものだと興味深くいただきました。

ただ、ここまで読んだ紅茶好きな方はお分かりかと思いますが、3煎飲めるはずはないので、念のため2煎目のお湯も淹れて、長めに抽出しましたが、まぁそうですよねという味わいになってしまいました。(;^_^A

※フルリーフの紅茶は煎を重ねて飲むことができるものもありますが、こちらの茶葉を見る限りでは3煎は難しいと判断します。
※こちらの会社、ハーブティがメインの会社ですので3煎飲めるという記載があるのだと思われます。
ハーブの方も今度購入してみたいと思います。

 

筆者が購入したアールグレイは以下になります。
渋みも強くなく、優しいアールグレイの香りなので紅茶初心者の方へのプレゼントにはいいと思います。

 

結び

メディカルハーブの販売をメインとされているので、例えば入院している方への差し入れなどにも良いかも知れませんね。
(ハーブも病気との相性等ありますので、きちんと調べてからご利用くださいね。)

筆者も長期入院したことがあるのですが、食べ物や飲み物に制限がなかったので毎日自分でお茶を淹れて飲みたくて仕方なかったです。

薄いほうじ茶は食事時にもらえたし、コンビニまで行けばペットボトルは飲めましたが、日々お茶を淹れ慣れている人にとっては、慣れた茶器で、体調に合わせた茶を飲めないのはとてもつらいことなのですよね。

病院で熱湯が手に入れば、この商品もいいかも知れません。

あとは山へ行くときとか?
ティーポット持っていない人へのプレゼント?

色々な想像をしながら、楽しむことができる商品です。
お茶好きさん同士の「こんなお茶飲んだことある?」っていう見せびらかし(?!)の際にもいいかも知れません。

楽しいティータイムを♪




 

自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる





時折思い立って始める「作ってみよう」「やってみよう」のコーナーです。←???
直近で記事にしているのはほうじ茶作りでしょうか。

ほうじ茶作りに関しては以下も参照ください。
ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸

春になり、もう間もなく新茶のシーズンが始まります。
今から気持ちはそわそわし出すのがお茶好きさんたちみんな同様なのではないかと思います。

筆者も当然、新茶の幟が上がった途端にそりゃあ新茶を購入しないわけにはいかない訳です。(←訳ではない)

そして、茶箱を片付け始めますと、出てくるわ出てくるわ、いつのかわからない緑茶たち…。
ということで、緑茶をほうじ茶に加工するということを行っているのですが、ほうじ茶だけですとレパートリーが少ないので、今回は「玄米茶に挑戦」です。

玄米茶とは?

お茶をあまり召し上がらない方ですと、「耳にしたことはあるし、どこかで飲んだことはあるかも知れないけれど、どういうものか分からない」かも知れませんので、ざっくり説明しますと、

茶に玄米が入ったお茶

以上です。

簡単に説明すると、説明にもなっていない説明になってしまうのですが(汗)、goo国語辞書によれば「蒸した玄米を煎って緑茶に混ぜた、こうばしい香りのする茶。」だそうです。

ただし、玄米だけをお湯や水で抽出したものも「玄米茶」という場合があります。

また、「玄米+緑茶」「玄米+番茶」「玄米+抹茶」等組み合わせも多々ありますが、筆者は主に煎茶の残りを使いたいので、今回は「玄米+緑茶」を指すこととします。

玄米茶の原材料名表示について

「玄米茶」には当然玄米が入っていると考えます。

しかし、実際に販売されている玄米茶には玄米ではなく、精製した白米(精米)が使用されていることもあるのです。

籾、玄米、精米の違いは、簡単に表記すれば以下となります。

◎籾⇒稲刈りをした後に身の部分だけ取り出したもの
◎玄米⇒籾から殻をむいた状態
◎白米(精米)⇒玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除いたもの

写真付きでご紹介されているブログがありましたので、添付させていただきます。
農家直送佐藤農園

「玄米茶」を名乗るためには、本来は「玄米」を使用していなければいけないと考えがちですが、例外として原材料名に「煎り米」、「煎り精米」と記載すれば精米を使用することも可能です。
例)緑茶(国産)、煎り精米

また、公益社団法人 日本茶業中央会が緑茶の表示基準のうち茶種の「名称及び定義」の見直しが平成30年に行われました。その中には、

玄米茶⇒煎茶や番茶に炒った米を加えたもの。

とあります。




じゃあ、精米で「玄米茶」を作ろう!

なぜ定義を調べていたかというと、家に玄米がなかったからなのです。笑
精米しかないけど、これを焙じて「玄米茶」と名乗っていいのか???と考えていたので調べてみました。

さて、では精米で心おきなく作ってみましょう。

【用意するもの】
精米 20g
クッキングペーパー
オーブン

【作り方】
精米をオーブンで炒るだけです。

今回は初めてなので、200℃のオーブンにトータル10分入れました。


↑3分経過時 すこーし膨らんだ印象です。


↑5分経過時 かなり色がついてきました。


↑10分経過 完成!

玄米ではないけれど、玄米っぽい色合いになりました。

通常≪玄米:茶=1:1≫のようなので、3gずつを急須に入れます。

熱湯でさっと出し。

あ、うん。
なんとなく玄米茶…かな…?

正直よく飲む玄米茶の味には程遠かったです。。
緑茶の味の方が前に出ている状態。
ただ、精米(白米)の甘味を強く感じました。
玄米の量を調整すれば、変わってくるのかな…?

結び

手間をかけて、家にあるもので玄米茶作りをしてみましたが、美味しい玄米茶を気軽に飲みたければお茶に混ぜる用の玄米を購入することをお勧めします。

下にご紹介しているような「玄米茶の素」が色々なところで販売されています。

今回はまだ初めてだったので、米の焙煎や配合割合も考えて、美味しい自家製玄米茶作る予定ですが、一回目にして思ったのは、≪買った方が美味しい≫です。。

いえ、挑戦することに意義があるので、今後もやりますよ。やりますとも。多分…

お茶屋が販売している玄米なら、間違いなく美味しい玄米茶ができそう。(やる気が見られない←)


紅茶の選び方①-フレーバードティについて-




筆者は現在普通のサラリーマンですが、以前お茶がメインのカフェを経営していました。
そのため、今でもお茶の教室のご依頼をいただいたり、ちょっとしたレッスンを行う機会があります。

中でも『紅茶について』のお問合せが一番多いです。
さらに依頼者の要望で多いのは「紅茶の基本的な部分」を知りたいというものです。
紅茶の種類、紅茶の淹れ方、紅茶の産地等。

紅茶初心者の方はおおよそ『アールグレイ』『ダージリン』『アッサム』くらいしかわからない、と仰います。

中でも多くの方が関心を寄せている『アールグレイ』についてまとめてみたいと思います。

アールグレイについて

アールグレイとは<Earl=伯爵> 、<Grey=グレイ>という意味です。
グレイ伯爵というイギリス伯爵の名前に由来しています。
※グレイ伯爵はイギリスの首相でもあったほど偉い方です。

アールグレイが生まれた歴史には諸説あります。
また、アールグレイを生み出したのはジャクソン社であったとか、トワイニング社であったとか、昔から逸話がある紅茶です。
それほど世界中で愛されている紅茶と言えます。

紅茶初心者の方の中にはダージリンやアッサムのようにアールグレイは紅茶の産地であると考えている方もいらっしゃいますが、定義としては「紅茶にベルガモット(柑橘系フルーツ)の香りづけをしたもの」となります。

 

ベルガモットはイタリアのシシリア島で多く作られている柑橘系のフルーツです。
あまりフルーツとしては販売されていませんので、ベルガモットの香りに興味がある方はアロマオイルを購入してみると良いかもしれません。

 

 

話を戻しますと、紅茶初心者の方でアールグレイを好きという方がぶつかる壁が「アールグレイという名前が書いてあるけれど、メーカーによって味が違う」ということです。

○○のティーバッグのアールグレイは美味しくなかった。
同じ<アールグレイ>という名前なのに…

という話を度々聞くのです。

なぜメーカーによって味が違うの?

アールグレイ、というのは各メーカーのオリジナル商品です。

上述の通り、<茶葉にベルガモットの香りをつけたもの>がアールグレイです。

各メーカーが茶葉をセレクトし、ベルガモットの香りを付けます。
ベースの茶葉はスリランカ茶葉を使っているもの、インド茶葉を使っているもの、オリジナルでブレンドしているもの…と様々です。
ベースの茶葉が違えば、味は変わります。
また、ベルガモットの香りも人工香料、天然香料と様々あります。

 

例えば、上記のように<ダージリン>にベルガモットの香りをつけた<ダージリンアールグレイ>というものもあります。
※多くの紅茶初心者さんが「???」となる商品です。笑

ロンネフェルト社は老舗の紅茶専門店ですので、ベースのダージリンもしっかりと良いものを使用しており、ベルガモットの香りが主張し過ぎず、ダージリンとアールグレイの両方を楽しめる逸品です。

 

同じくロンネフェルト社のものですが、上記のようなルイボスにベルガモットの香りをつけた<ルイボスアールグレイ>もあります。
紅茶ではありませんが、ノンカフェインでベルガモットの香りを楽しみたいという方にお勧めです。
ベルガモットの良い香りでルイボスの味が緩和される印象がありますので、ルイボスの味が苦手、という方にもお勧めします。
最近では緑茶アールグレイもありますし、国産紅茶にベルガモットの香りをつけたアールグレイも販売されています。

紅茶の味がしっかりして香りはやさしいアールグレイ。
香りは強いけど、渋みなどがほとんどないアールグレイ。

と、各メーカーがオリジナリティを出して作られたアールグレイが販売されています。

そのため、世界共通の<アールグレイ>という紅茶は正確に言えば、ありません。
トワイニングのアールグレイ、ルピシアのアールグレイ…のように<○○(メーカー)のアールグレイ>という表現が正しいのではないかと思います。

他のフレーバードティも同じ?

アールグレイだけではなく、他にも<ストロベリーティ>や<アップルティ>等の香りをつけている紅茶があります。

当然、アールグレイと同様、ベースの茶葉から着香までメーカーによって違いがありますので、<アップルティ>と一言で言っても多種多様のアップルティが世界中に存在します。

さらに言えば、<アップルティ>にはいくつか種類があります。

①茶葉にりんごの香りづけをしたもの
②乾燥したりんごを混ぜたもの
③乾燥りんご(リンゴジャム)に熱湯(紅茶)を注いだもの

①はフレーバードティ(フレーバーティ)と呼ばれ、②はセンテッドティと呼ばれます。
香りをつけた上で、乾燥りんごを混ぜたものもありますので、わかりづらい部分もあるかと思います。(;^_^A

さらに③は紅茶を使っていなくても<ティ>という場合がありますので、ますます混乱する方もいらっしゃいますが、そのあたりはまた別の記事でまとめたいと思います。

結び

“紅茶が好きです”と仰る方に聞いてみると、

「ペットボトルの○○が好きです。カフェに行ったら珈琲より紅茶を飲みます。」

から

「紅茶専門店の▲▲のダージリンのファーストフラッシュがとてもおいしくて、ネットでも違う茶園のものを購入しました。」

という方まで幅広くいらっしゃいます。

店側としては、お客様としっかり対話をして、その方の要望に合わせた紅茶を提案する必要があります。

ただ、どの紅茶を選ぶのも、それは購入する(飲食する)方次第ですので、是非自分飲みたいものを選択する際の参考になれば幸いです。

茶道具について①-お勧めの道具「はかり」-




お茶が好きな方にはこだわりの道具が色々あると思います。

お茶を好きになればなるほど道具も増えるもの。
こだわりすぎて破産しそうになることも多々あるもんです。汗

例えば、日本茶なら急須。

デザイン、握り具合、持ち手や注ぎ口の角度等々、こだわるポイントは人によって違いますが、よい(丁寧に正しく作られた)ものになればなるほど価格も上がるのは当然のこと。

紅茶や茶壺なども茶を美味しく淹れるためには必須の道具であり、こだわればこだわるだけ楽しみが増える部分です。
筆者もご多分に漏れず、お茶の道具にはこだわります。

店をやっていたこともあり、「魅せる」部分と、「美味しく一定に」淹れるための道具は必須であることを痛感しています。

道具には様々あるのですが、第1回目の今回はどの茶種でも共通に必須の【はかり】についてです。
 

【はかること】の重要性

茶の淹れ方に関する書籍は今でも一応一通り見ますし、購入もしています。(さすがにすべてという訳ではありませんが)
自身が紅茶を始めたばかりの頃、とにかくひたすらに紅茶の本を買い集め読みました。

しかしながら、読めば読むほど混乱…。

どの本にも書いてある「ティースプーン2杯程度」というようなざっくりとした説明…。
当時料理もろくにしなかった筆者としては、料理本に書いてある「ひとつまみ」「およそ」の曖昧な説明で本を閉じるほど。(おおげさ?)

20年近くお茶を飲んできた今はその説明、非常に良くわかります。
実際にお茶の教室をやらせていただくときにそうお伝えすることもあります。

なぜなら、茶の種類によって『さじ加減』が必要だから。

そして、経験を重ねたことで自分のさじ加減を即座に発見できるようになったから。

でも、今は思います。
初心者だからこそ計量すべき!と。

何度かはかって淹れてみれば、感覚がつかめてきます。
そうなったら、はかる必要はなくなります。
 

お茶初心者にとって【はかること】が大事な理由


 
例えば紅茶のパッケージの裏に書いてある、「おすすめの淹れ方は5gの茶葉に350㏄の熱湯」というような表示。

5gの茶葉…。
350㏄の熱湯…。

紅茶に慣れていない方には想像ができないのではないかと思います。
実際に初心者向けの紅茶教室をやらせていただくと、この部分で躓いて家で淹れられないと言う方が多いです。

これは【はかり】があれば、すぐにクリアできることです。
たかだか、はかりです。
1000円程度で買えてしまうんです。(高価なものは山ほどありますが)

ティーポットを購入するより、ティーカップを購入するよりハードルは低いはずですよね。

筆者が使用していて、教室等でも必ず使うのはこちら。
こちらは500gまではかれるので、茶葉やスパイス用に使用しています。

 

携帯用で、プラスチックの蓋がついているためある程度の衝撃にも耐えてくれます。
お茶の仕事の時は必ず持ち歩く道具のうちの一つです。小さい割に風袋引きもできて、優れものです。
ちなみに、筆者の家には10個の予備があります。
教室を行う際に一人一人使っていただいたりするためです。
価格もそれほど高価ではありませんので、本当に重宝しております。また、お湯を注ぐ時は通常のクッキングスケールを使用しています。

 

 

お湯の量をはかるときは、最大計量1㎏、最小表示1gで良いと思います。
これくらいでしたら1000円前後で購入できます。
逆に高性能の0.1から2㎏まではかれるというデジタルクッキングスケールを使用していた時期もあるのですが(茶葉もお湯もはかれるから便利!と思って)、結構すぐに壊れました。。
※あくまで筆者の経験によるものです

ちなみに、茶葉をはかる際にはこういったものを使用しています。
茶葉用はかりは500gまでしか計量できませんので、軽いものを乗せないと壊れてしまいます。

左は某100円ショップで販売している小さな計量カップ。
右はミルクピッチャーです。

先の部分が尖っていると、こぼさずにポットや急須に茶葉を入れられるのでお勧めです。





 
【はかること】が大切だというのには以下のような理由があります。

①毎回同じ状態で飲むことにより、キャラクターの違いを理解できるようになる
②目と舌で自分の好みがわかるようになる

 

筆者は紅茶教室で一番この部分を最初に話します。
まずはどんな紅茶に出会っても、【ティースプーン2杯とお湯300㏄で淹れてください】と。

ティースプーン1杯はおよそ2g。
ティースプーンで茶葉をすくった際にどれくらいで2gになるのかを感覚で掴めるようになるまで必ず計量してほしいと思っています。

フルリーフのものは結構山盛りだなーとか。
BOPなら摺り切りで2gだなぁとか。

これで毎回一定の状態で紅茶を淹れていると、それぞれの紅茶のキャラクターが分かるようになってきます。

ダージリンのセカンドフラッシュの茶園違いのものも、「こちらの茶園のものはフルーティだけど、前に飲んだあの茶園は渋みが強かったなぁ」というような感じで頭を整理することができるのです。

お茶の世界ではティスティング(鑑定)というものがありますが、それは必ず同じグラムの茶葉と一定の量の湯で味を見比べます。
同じ条件で淹れることにより、互いの個性(キャラクター)を際立たせて、取捨選択をすることになります。
※見極めるには技術が必要です。

それを行っていると、自然と自分の好みの味が分かってきます。
2gより多い方が美味しいとか、渋みが苦手だから少し減らそうとか。

そうなってくると、お茶を飲むことがより自然に、日常に溶け込んできます。

今日は胃の調子が悪いから、少し茶葉を減らして飲もう。
▼疲れているから、がっつり濃い紅茶にしよう。
▼ミルクティが飲みたい気分だから茶葉をいつもの倍にしよう。

と。

自分の体調や精神状態に合わせて淹れられるようになるのです。

こうなったら、お茶を淹れることが本当に楽しくなります。
前はもらった茶葉100gの茶缶の賞味期限が切れても飲みきれなかったけど、あっという間に飲みきれました、という状態になります。
 

結び

 
お茶は嗜好品のため、正解がありません。
そのため、「およそティースプーン2杯」というような表現になってしまうのです。

あくまでも、「飲む人が決める」のです。

故に、入り口で躓く方が多いのが事実です。

茶業界的に、ペットボトル飲料の台頭等もあり、急須やポットでお茶を淹れない方が増えていると言います。

「茶葉が売れない」「急須を買う人が少ない」と業界の方が嘆いている声をあちらこちらから聞こえてくるのですが、お茶初心者の方が躓かないように淹れる方法を伝えている人は圧倒的に少ないように思います。

なにせ茶を仕事にしていると、お茶を飲むことが当然すぎて、お茶初心者の方の疑問や不安に答えられなくなる、察することができなくなってしまうのです。
少なくとも筆者はそうでした。

お茶初心者の方が、無理のない範囲で、ちょっとだけの支出から始められるようにお茶を楽しむ方法をお伝えしていくべきではないかと個人的に思っています。

コツが分かれば、皆さん勝手にお茶を楽しむようになるのですから。




今話題の紅茶がインフルエンザに効くという話について




インフルエンザが猛威を振るう寒い時期。
筆者の職場でもポツポツと出てきました。毎年のことながら戦々恐々です。(^^;
朝の出勤時間が早いので、オフィスの窓を全開にして空気の入れ替えを自主的に担当しております。

インフルエンザに紅茶が効くと言う話までも猛威を振るっていますね。

もう何年も前から言われていたことですが、最近やたらに記事やSNSで見掛けるようになりました。
ご存じない方は試しに「紅茶 インフルエンザ」で検索してみてください。
山のように記事が出てきます。

今年はTwitterもなかなか賑わっています。

紅茶はインフルエンザに効果ある?

「茶」が風邪予防に効果があるというのは、おばあちゃんの時代から、つまりかなり前から言われていました。
風邪の予防について、前にお茶うがいの記事も書いています。⇒こちら

中でも紅茶はインフルエンザに効くと専らの噂。

緑茶や烏龍茶も効果があるのですが、紅茶ほどの効果はないとのこと。

また、薬や予防接種の場合、今年は<香港A型>が流行しているけれど、<香港B型>にしか効かない、というようなことが起こり得ます。

しかしながら、紅茶の場合はどの型でもオールマイティーに効くらしいのです。
新旧、型違い含めインフルエンザウィルスすべてに有効ということなのです。

日本紅茶協会のサイトには<インフルエンザ>についての記載があります。

国立感染症研究所協力研究員 獣医師・医学博士の中山 幹男 氏は、紅茶がインフルエンザウィルスの予防に効果があるということが研究で明らかになったと述べています。
また、三井農林お茶科学研究所でも様々な研究結果を記載しています。

①カテキンが紅茶の醗酵工程を経て紅茶ポリフェノールに変化し、それがインフルエンザウィルスを予防する効果がある

②通常飲む濃度の紅茶で、たった15秒で99.9%のインフルエンザウィルスの感染力を失わせる

         表の出典:三井農林お茶科学研究所

 

③ウィルスの型は問わない

④熱が下がった後も、紅茶を飲み続けることにより口の中のウィルスを感染させない

 

なぜ紅茶がインフルエンザウィルスに効果があるの?

こちらも三井農林お茶科学研究所のサイトより表をお借りしました。

 

インフルエンザウィルスにはタンパク質ででてきている突起物がついており(スパイク)、それが呼吸器粘膜に付着して、体内に侵入するそうです。

紅茶ポリフェノールのはその突起物(スパイク)の先にくっつき、スパイクが呼吸器粘膜に付着することを阻止します。

なお、紅茶ポリフェノールを最大限活躍させるには、ミルクティはやめた方が良いそうです。
カゼインというたんぱく質が紅茶ポリフェノールを覆うため

ストレートティ、レモンティが効果的とのこと。

結び

テレビでもいくつか「インフルエンザには紅茶!」という話を取り上げていたようですね。
Twitterが騒がしいのはこれが原因のようです。

筆者は医療の知識はほぼ皆無なのでなんとも言えませんが、実際にインフルエンザウィルスが体内に入ってしまったのであれば、もう薬を飲むしか方法はないと思います。

紅茶がインフルエンザに効果がある、というのはあくまでも予防です。

インフルエンザウィルスを体内に入れないために、紅茶でうがいをすること、紅茶でこまめに喉を抗菌することは効果的だ、ということだけです。
テレビなどで取り上げられているところから、盲目的に薬のように紅茶を摂取しよう!という発言が見られます。

インフルエンザを保菌した状態でいくら紅茶を飲んでも、くしゃみをしたり咳をしたら周りにうつります。
マスク、手洗い、と合わせて紅茶の摂取で、自身の体や周りの人をインフルエンザウィルスから守りましょう。

 

 

ちなみに。
筆者はこの時期毎日「しょうが紅茶」を職場に持っていっています。
喉が弱いのと、寒い時期(夏の冷房がきいた時期も)の体の温めには最適です。

作り方は簡単

①ドライジンジャーを砕いて、ポットに入れる
②茶葉を入れて、熱湯を注ぐ
③濾して、ポットに入れる

ドライジンジャーはこういったものを使用しています。↓

家で飲む場合は生の生姜をすりおろして、紅茶に入れ、はちみつなども加えて飲みます。
生姜にはショウガオールという辛味成分が体を温めるので、体力が落ちている時にも非常に効果的です。

筆者は夏はこれを使って自家製ジンジャーエールを作っています。
年中使えますのでお勧めです。
ジンジャーエールの作り方もまたご紹介したいと思います。

これのおかげかどうかはわかりませんが、ひとまず人生折り返し地点を過ぎてもインフルエンザにかかったことはありません。

効果があると筆者自身は思っていますが、それでも風邪をひくときはありますので、あきらめて風邪薬のお世話になる時もありますよ。笑

個人的にはどのペットボトル、どの茶葉が一番効果があるのかを知りたいところです。(調べるのも大変でしょうけど。)

 

【大人の社会科見学】ワインと茶の共通点。北海道ワイン小樽醸造所を訪ねて思うこと。




今回は茶ではなく、ワイナリーへ行ってきたのでその話を書いていきたいと思います。
以前より嗜好飲料であるワインや日本酒についても関心を持っているのですが、あまり飲めないということもあり、本で読む程度。

ワイナリー(や酒造)に行ってみたい、と以前から思っていた願いを友人が叶えてくれたので、喜び勇んで行って参りました。

日本で一番国産ぶどうを使用している「北海道ワイン株式会社」

今回お邪魔したのは北海道小樽市にある有名な北海道ワイン小樽醸造所。

南小樽駅からタクシーで15分ほどでしょうか。
無謀にも1月の半ば。
前日は札幌が大雪だったのですが、小樽はそれほど積もらなかったようで道路は問題なしの状態。

結構山の中です。

うっかり外観の写真を撮り忘れましたが、HPでご確認ください。
北海道ワイン株式会社HP

 

エントランスを入るとギャラリーがあり、写真で製造方法の紹介などがあります。
また、奥には無料試飲もできる販売所が。

ワインの工場見学。しかも無料案内付き!

無料試飲で少しだけワインを味わい、帰りに買うものに目星をつけたところで、いざ工場見学。

我々二人のみのかなり贅沢なツアー。
真冬ですし、工場も稼働してませんからね。

工場に入ると、寒い!!!
真冬なので、温度調節せずともそのまま冷蔵庫(下手したら冷凍庫)です。

そして、でかいものが目の前に!!!
見上げると首が痛くなるほど大きい貯蔵タンクがいくつも並んでいます。
壮観!
この貯蔵タンク1台でおよそ、2万ℓのワインが貯蔵できます。
720㎖のワインボトルが28000本!!!

写真左側にある温度計のようなものは、中にどれくらいワインが入っているかを確認できるようになっています。(写真のものは真ん中くらいまでロゼワインが入っています)

北海道ワインでは1年で260万トンのワインを作っているとのこと。
専用のブドウ畑は浦臼町にある鶴沼ワイナリーで、東京ドーム100個分の敷地だそうです。
会社広報の動画によると、<ミュラー・ツゥルガウ>、<ツヴァイゲルト>、<ピノ・ブラン><ゲヴュルツトラミネール>などのドイツ、オーストリア、フランス系のブドウ品種を栽培しています。

北海道の気候が、欧州と合うとか。
そういえば、ウィスキーもそんな感じだったような…?
酪農もそうですね。考えてみれば。
北海道ってすごいな。

写真上部の左側に見えるカーテンのところから、摘まれたぶどうが入ってきて、グレーのバケツに入ります。
グレーのバケツは500㎏のぶどうが入るそうです。
そして最繁忙期には1日にバケツ200杯のぶどうが…!

より良いブドウを選別して、高級価格帯のワインを作る場合は選別機を使って、えり分けするそうです。
その機械も見せていただきました。
糖度が高いぶどうだけを選別できるというかなり高価な機械。
ある程度機械でえり分けて、人間の目でも判定をし、最高級のワインが出来上がるとのこと。
美味しいものにはそれだけの手間がかかっているということです。

その後ぶどうは除梗破砕機を通って、下に落ち次の工程へ。

通常白ワインの製造工程では果皮を取り除きますが、こちらでは入れたままにしているそうです。
というのも、ぶどうの果皮には香り成分が多く含まれており、低温で果汁と果皮を保管しておくことにより果汁にしっかり果皮の香り成分が移るとのこと。
これを【スキンコンタクト】製法というそうです。

スキンコンタクトは、気温が低い北海道だからできること。
夏でもそれほど気温が上がらないので、クリアなワインができるそうです。

スキンコンタクトが終わると、まだまだ残っている果肉の果汁を絞り出すため、圧搾機にかけます。

写真は旧式の圧搾機。
中に大きいバルーンが入っていて、バルーンが膨らみ、圧搾機が回転することで外側に押し付けられた果肉、果皮から果汁が絞り出されます。

今はさらに高性能なものもあるとか。

こちらは発酵のタンク。

右側のステンレスのものが新式。
左のものが旧式。

新式のものは温度管理、発生するおりの処理、攪拌等がオートメーション化されています。
しかし、左の旧式のものは、溜まったおりは人力でバケツで掻き出さなければいけないし、温度調整もできないので、寒い今は白い保温用のシートを巻いています。
暑くなるとこれをはがす、という手間もかかります。(大変…)

新式は1台1000万(!!)するそうで、いまだに小さい醸造所は旧式で大変な思いをされているところも多いとか。

繁忙期はスタッフの方ですら、ここは立ち入り禁止になるそうで、貴重なものを見せていただきました。

発酵の際に酵母がブドウ糖を食べ、熱と二酸化炭素が発生します。

すべての発酵タンクの上にはホースがつながっており、熱が高くなると水を流して冷やす仕組みとなっています。

しかもその水は冷たい雪解け水を地下からくみ上げたもので、うまい具合に活用されています。
自然環境に恵まれている小樽だからできることですね。

こちらはワインに残ったおりや酵母を濾す機械です。
細かいフィルターが並んでおり、ここを4回通すそうです。
以前は2回だったけど、今は4回。
ますますクリアな味わいに磨きがかかったわけですね。

ここで出たおりや酵母はおよそ250トン。
従来は畑に肥料として撒いたりもしていますが、それでも余ってしまうそうです。
再利用のために、ワインビネガーを作ったり、いずれは化粧品に使用されるように現在研究中だとか。

この後、オートメーションで瓶に詰められていきます。

 

結び-ワインと茶の共通点-

案内してくださったお兄さんがとてもワインを愛していて、知識も豊富。
工場を案内していただくと非常にワインを身近に感じ、もっと勉強してみたいと思いました。

お兄さんのお話の中で、「自然派ワイン」を名乗る正しく作られていないワインが流行っている話を伺いました。
これはお茶の世界でもよくある、極端なナチュラル志向の弊害です。
「無農薬栽培茶」と名乗って、生ごみを撒き、ハエがたかっているような土でお茶を作っている人もいる話を以前茶農家さんから聞いたことがあります。

難しい問題ではありますが、人にも作物にも良い状態できちんと管理をしないと美味しいものは生まれないのではないかと個人的には考えています。
土の管理、肥料、農薬の管理然りです。

さらに、茶とワインの共通点について考えたのは、「国産ワインと日本ワインの違い」のお話です。
・国産ワイン⇒海外から輸入したぶどう(濃縮果汁等)を日本で加工して作られたワイン
・日本ワイン⇒日本で育ったぶどうで日本国内で加工したワイン

簡単に言うとそういう違いだそうです。
この定義が法律で定まったのはなんと2018年10月だとのこと。
つい先日です。

海外で日本ワインを訴求するにも、強みを生かすためにも、きちんとした定義と法整備が必要だと思われるのは、これまた茶と同じ。

 

最後に、ワインと茶との共通点として安易ですが以下を考えます。

①品種の違いが味に出る
②その土地の風味が味に出る
③昼夜の寒暖差のある場所で良質な原料が育つ

ワインのソムリエの方が使っている、風味を表現する時の言葉、用語等はそのまま茶を表現するにも使えますし、おそらくワインを深めるとさらに多くの共通点が見つかるのではないかと思います。

アルコールに弱いので、多くの飲み比べはできませんが、少しずつティスティングをし、茶と同様に自分の知識と経験をためていきたいと思いました。
フードペアリングについても!

違う角度から茶を見る機会を与えてもらって、良い経験となりました。

 

ちなみに、購入してきたワイン。
ナイアガラという白ブドウ品種で作られた甘口です。
ぶどうのさわやかな香りと生ぶどうジュースのような甘味にすっかりメロメロになりまして、迷わずゲットしてきました。
※筆者の購入したものは2017年のものでした。

アルコールに弱いけど美味しいワインを飲みたい方に是非お勧めしたいです。
甘すぎるくらい甘いですが、美味しいです!!!

年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸




いよいよ2018年もあと数日。
大掃除ついでに冷凍庫から大量の緑茶が発掘されました。
お茶好きさんなら毎年のことかと思います。

購入⇒封を切って試飲⇒冷凍庫に保管⇒年末に発掘⇒改めて飲んでみる⇒劣化してる⇒どうしよう?

というのが筆者の毎年の年末です。汗

①そのまま放置⇒次の新茶の時期に茶葉が溢れかえってカオス
②廃棄⇒胸が苦しい
③再活用

という選択肢しか筆者にはないため、③再活用 を迷わず選択。
 

「そうだ、ほうじ茶作ろう」
(そうだ、京都行こうのノリで)

ほうじ茶とは何か、作り方は前の記事でもご紹介しています。

ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!

今回はフライパンや焙烙を使用せずに、オーブンで作る方法をご紹介します。

【用意するもの】

1、緑茶(多少古くてもOK)
2、オーブン
3、クッキングシート




【作り方】

1、茶葉をふるう

製茶されている販売されているお茶でも、どうしても砕けて細かく粉になっているものがあるので、ムラなく焙じるためにまずはふるいましょう。


 
2、クッキングシートの上に茶葉を平にひく

今回筆者は以前購入した品種違いの緑茶が大量に発掘されたため、二種類に分けて作ってみることにしました。

3、オーブンに入れる

150℃10分⇒180℃10分⇒200℃5分

で今回はやってみました。

200℃以上で最初にガンと火を入れ、その後下げていくという考え方もあるかと思いますし、逆に同じ温度(例えば180℃で30分というような)で一定に火を入れる方法もあるかと思います。

どれが良いのかは筆者自身まだ模索中です。
緑茶の仕上げをしている茶商の方などに聞いてみてもおそらくまちまちでないかと思います。

色々試してみて自分なりのほうじ茶道を極めるのは楽しいですし、<おいしいを追及する>のに答えはないのかも知れません。

購入して気に入ったお茶屋さんでこっそり聞いてみるといいかも知れません。
企業秘密かもしれませんので、あくまでもこっそりと!

4、完成

ムラなく火が入りました。
全体的にしっかり焙じられているのが分かります。

しっかり冷まして、落ち着いてから飲むのがおすすめです。
一日くらい置いた方が味が安定するように思います。

自宅で製茶やほうじ茶を作るのにおすすめグッズ

正直、焙烙やフライパンでほうじ茶を作る方が難しいです。汗
温度調整が難しく、オーブンでやるように満遍なく火が入らないのです。
生っぽいほうじ茶だったり、焦げちゃったり。。

オーブンをお持ちでしたら、オーブンで一気に行う方が楽かと思います。

筆者が使っているのはこちらのオーブン


筆者が使っているのはこの機種の数年前のバージョンですので、今はもっとムラなくできるのだろうな、と思います。

ちなみに、製茶をする際にも発酵や乾燥はこのオーブンで行うことがあります。
温度管理もしっかりできて、安定して発酵作業などが出来るため重宝しています。
(少しコツは必要ですが…)

パンやケーキを焼くのにも最適で、場所さえ確保できるならもう一台お茶用に購入したいところです。

やっぱり肉を解凍したり、おかずを温めたりした後にお茶を作るのは気が引けます。。
アルコールや重曹で丁寧に掃除は行っていますが、においは限界がありますよね…。

お茶とは全く関係ありませんが、大掃除時期なので掃除の際には重曹大活躍中。


筆者の家の掃除にはこれが欠かせません。
ガスコンロの掃除から、においのついたオーブンの掃除まで。

オーブン掃除には、200㏄くらいの水と大さじ1ほどの重曹を耐熱容器に入れて5分ほど電子レンジでチン。
そのまま10分ほど放置してから、濡れた布巾で拭くだけで汚れとにおいが驚くほど取れます。

製茶を行う際にはこの作業を行ってからやります。

いや、もう説明するまでもないほど様々なサイトで重曹の使い方はご紹介されているのでこれ以上は割愛します。
とにかく重曹優れもの。

結び

今茶樹たちはじっと寒い冬に耐え、旨味をため込み、来春に備えています。
筆者も来春にまた様々な新茶に出会うため、2018年の緑茶は一度整理します。

でも、ついつい発掘されたお茶を飲んでしまうため進まないんですよね。汗汗
飲みきれない緑茶を濃いめに入れて、掃除の最後に拭き掃除に使うと殺菌効果がありますのでこちらも良いですよ。

作った山のようなほうじ茶を少しずつ飲みながら、年を越すのでしょう。
改めて掃除頑張ります。