茶畑の二次活用を考える④ーヤブニッケイを使ってシナモンティを作ってみるー






先日、畑の脇にある木を倒してきたのですが(防霜ファンにかかってしまうため)、ヤブニッケイを見つけました。

調べて見るとヤブニッケイは日本原種のシナモンということですので、「これでシナモンティとか作れるのか?」と興味津々。

確かにシナモンの良い香りがします。

茶畑の副産物?として遊んでみました。

ヤブニッケイとは?

ヤブニッケイはクスノキ科ニッケイ属の高木で、本州(福島県以西)から四国九州沖縄に生息。

英名はワイルドシナモン。(カッコイイ)

ニッケイ(肉桂)に似て芳香はあるものの、香りが弱いため「つまらないもの」の意味で「ヤブ」が付いたとか、藪の中で育つので「ヤブニッケイ」だとか諸説あるようです。


伐採されたヤブニッケイ。

ヤブニッケイの精油を販売されているところがありました。
▼参照:和ハーブ、ヤブニッケイが秘めるパワー

葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出するそうです。


葉っぱをちぎってみると確かに仄かなシナモンの香り。

ヤブニッケイ、葉っぱの形が独特なんですよね。
太い葉脈が縦に3本走ってます。

どうやって遊ぶ?

これらをどうしたら活用できるかと考えていたのですが、通常シナモンは樹皮を乾燥させたものだったはず…。
セイロンシナモンもそうやって作っていたはず…。

できれば、チャイなどに使えるようなシナモンを自作出来たらとても嬉しいなぁ(畑にあるし)と企んで剥いてみることに。

この枝の部分が一番香りが高いので期待大。


ピーラーで樹皮を薄く剥いていきました。
もう少し白い部分が入った方がもしかしたら香るのか???

どこに一番香り成分が多く含まれているのかが不明なので、ひとまずピーラーが剥ける程度に剥いてみました。

ここは分からぬままです。。


数枚の葉とともに、樹皮をザルに乗せて数日間日干し乾燥させました。



ヤブニッケイでシナモンティを


香りがより出やすいように砕いて抽出する時に入れてみました。


淹れたての紅茶からはしっかりとシナモンの香り…!!!
これはテンション上がります!!!

口に含んでみると…ん?あれ???

香りほどシナモンの味わいはない。
そして少しえぐみがある…。

確かにカップに鼻を付けた時の香りはシナモンでしたが、口中に含んだ時のシナモンの甘味や鼻から戻る香りは無く、少し青えぐみを感じました。

もう少し乾燥した方が良いのか、そもそもそういう問題ではないのか…。
毎回正解が分からないままの実験です。(笑)

念のため乾燥させた葉っぱにも熱湯を注いでみます。


香りはするんだ、確かに…。
残念ながらただの青っぽいお湯でした。。

また、乾燥させただけの段階のヤブニッケイの樹皮にもお湯を注いでみました。


ゴボウジャナイヨ…。

シナモンの香りはしますが、それよりも何かの漢方薬のような独特な味わい。

うん、なんか体に良さそう。←

もう少し乾燥させてチャイでも作ってみようかと思いますが、青えぐいチャイは飲みたくないので少々悩んでおります。。

結び

誰得な遊びを日々行っておりますが、いつかこうした遊びが形になり、何か新しいものを生み出すかも知れません。

…という野望だけは抱いております。

まぁ、その前にただ単純に面白い、楽しいだけなんですが。(笑)

ちなみに、シナモンは大きく分けて二つあります。

セイロンシナモンとカシア。

紅茶にはセイロンシナモンの方がお勧めですが、カレーを作る時はカシアの方が好みです。


カシアの方が樹皮がしっかりとしていて、香りも独特。
甘味というよりは少々スパイシーなのでインドカレーなどでも使用していますよね。

シナモンについてはまたアレンジ素材として記事を書いてみようと思います。

シナモンの香り、本当に癒されますよねぇ。
女子大好きですよねぇ。

ひとまず畑に育っているヤブニッケイはシナモンの代用にはなりそうにありませんが、新しいことが知れたのでよしとします。

結構乾燥させた樹皮をどうしようかと考えていたのですが、枕もとに置いて癒されながら眠ることにしました。。



Cuzen Matchaが大注目!自宅で手軽に抹茶が飲める時代到来!抹茶の革新






つい数日前にニュースをながめていたところ、以前見た抹茶のマシンについて改めて取り上げられていました。

日本もですが、海外では空前の抹茶ブーム。
アメリカは特に様々な抹茶に関する記事を目にします。

ついに、アメリカで抹茶を機械で点てられるマシンが販売されました。

アメリカで先行販売がされていますが、開発者二人は日本人。

抹茶が日本からアメリカに渡って、どう進化をしたのでしょうか。

その名は「Cuzen Matcha(空蝉抹茶)」

HPには以下のように説明があります。

Cuzen Matchaとは…
土づくりからこだわり、オーガニックで育てた茶葉(碾茶)と
美しいデザインが魅力のMatchaメーカー
この二つがそろって初めて完成する現代のためのMatchaです。

 


※引用元:https://cdn.peraichi.com/userData/5f042029-a798-4dbd-b7e4-0d570a000013/img/5f2ab172ad40b/original.jpg

こちらの動画を見ると、どうやって抹茶が点てられているのかが分かります。

スイッチを押して磁力で抹茶を点てる、という斬新な方法。
そして、碾茶から挽きたての抹茶が味わえるというフレッシュさ。

鹿児島の有機栽培抹茶を使用しているところも消費者の心を掴みます。

碾茶を入れる筒はアルミを使用しており酸化が防げますし、セラミックミルは20ミクロンの粒子にまで粉砕できます。
※石臼は10ミクロンですが、片栗粉は20ミクロン~70ミクロン程度なのでかなり石臼に近い微粉になっていることが分かります。

家で抹茶を点てたいと思った時…

抹茶の買い置きは無く、抹茶を点てたいなぁと思った時、筆者はこちらを使用しています。


碾茶は大概家にあるものではないので、上質な煎茶を挽いて、抹茶のように点てて飲んでいます。

粉末茶、と言った方が伝わりやすいでしょうか。

他にも様々なメーカーからこういった粉末茶を作る卓上の機械が販売されています。

こちらをぐるぐると回していると、昔のコーヒーミルを毎日挽いていた祖父を思い出します。(急なセンチメンタル)

粉末にはなるのですが販売している抹茶に比べて粒子は荒いので抹茶ラテや以前ご紹介したような抹茶蜜等のアレンジものに使用することが多いです。
▼参照記事:かき氷には抹茶蜜!作り方は簡単なので是非お試しを!
▼参照記事:抹茶蜜の簡単アレンジ方法についてご紹介!美味しい再利用!

碾茶の製法に近い覆いをしている玉露(もしくはかぶせ茶)を使えばかなり抹茶に近い味わいになります。

なお、茶葉を全部摂取することになりますので、カフェインの過剰摂取にご注意ください。

こうしたもので即席抹茶を作り、茶筅で点てて楽しむ。
気づけばこれも一昔前のことになっているのでしょうか。。

とはいえ、家で抹茶(のようなもの)を楽しむには十分です。

文化の違い?でも、購入してみたい…!





卓上で抹茶をマシンで作って、まるでエスプレッソのようにクイっと飲んで出かける、というような発想がそもそもなかった筆者は少々驚きました。

日本の場合、抹茶を点てて飲むということはどこか精神の統一、例えば瞑想などと繋がっているように思えて、このように気軽に飲むという発想がまだあまりないように思います。

※茶道については全く理解しておりませんので、あくまでも筆者の独断と偏見に基づく意見です。

現在は抹茶ラテ等が流行って、かなり日常の中に溶け込んだ印象ではありますので逆に若者の方がアメリカスタイルの抹茶を好むのかも知れません。

開発者は二人とも日本の方ですが、アメリカ人のニーズに非常にうまく答えていると言えます。

アメリカで抹茶が流行っている記事は本当にここ数年多く、筆者自身も以前少し記事にしていますが「抹茶は体に優しいエナジードリンク」という位置づけをしていました。
▼参照記事:NYで大人気「Macha Bar」!缶商品「Hustle」はどんな味?

そういう立ち位置なんだなぁと思うと、抹茶や煎茶の体に良い成分等を取り上げている記事が非常に多いことに気づきます。

抹茶は納豆や味噌、醤油等と同じように、「日本から来たヘルシーな健康食品」としての側面が大きいのでしょう。

以下の記事にも書いていますが、抹茶等の緑茶は薬ではないものの薬に準じる成分が含まれているのも事実ですので薬効を求めてしまうのも無理はないところです。
▼参照記事:本物の抹茶(仮)と量が多くて価格の安い抹茶。違いはなに?(加筆修正あり)

とはいえ、抹茶が注目されるのは非常に嬉しいことです。

Cuzen Matchaは現在こちらで購入が出来ます。

スターターキットには2種類の碾茶(およそ40回分)がついて369ドル。

11月からは定期的に碾茶を購入できるサブスクリプションも開始するとのことです。

日本サイトではまだ販売はされておらず、メールアドレスの登録だけが出来るようになっています。

機が熟したら日本にも逆輸入?されることでしょう。

かなり試してみたいです。

結び

「Cuzen Matcha」はテクノロジーやデザインの賞を多く取得し、ホテルや業界人等に注目されているそうです。
クラウドファンディングで大成功ですね。

日本の抹茶が世界に渡って、これから増々変化をしていくことでしょう。

国粋主義的な発想を持ちすぎてはいけないと思いますが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により国外に出ることが出来なくなった今だからこそ日本の文化や芸術を改めて見直す時なのかも知れません。

新しいものを柔軟に受け入れるしなやかさ。
歴史や価値のあるものを守る強さ。
新しい価値を創造していく力。

こんなものがアフターコロナの時代にはより大切になっていくのではないかと考えています。

朝晩涼しくなり、冬が近づいています。

温かいお茶が美味しい季節です。
皆様、素敵なティータイムをお過ごしくださいませ。

45種類の茶の香り成分が嗅ぎ比べられる?!-TEA SENSORY KITS-






茶には様々な香り成分が含まれていることが知られています。

「青葉アルコール」「リナロール」「ゲラニオール」などなど。

また、火入れをしたことによって発生する香り(ピラジン類)や覆い香(ジメチルスルフィド)などもあり、数百とも数千とも言われています。

品種によっても、製法によっても香りの成分の発生は異なっていて、多種多様な香りが発生します。

筆者自身、例えばいつも同じ畑で同じ品種のものを使用して、同じように紅茶を作ったとしても、全く同じものを生み出すのは難しいと感じています。

特に香りには違いが多く現れます。

そんなことから茶の香りは製茶技術にも関わる非常に大切な部分であるように思っています。

さて、そこで筆者が非常に気になった商品をご紹介したいと思います。
※今年一番欲しい!!!と大きな声で叫びました。

なんという商品?


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/professional-kit-45-aromas

  • 45 Aroma Vials & Full Set of Flashcards
  • Guidebook Written by Dr. Virginia Utermohlen Lovelace & Scott Svihula
  • Flashcards, Matching All 45 Scents
  • 8.5″ x 11″ Tea Scent Fan™
  • Deluxe Bamboo Storage Box

こちらはプロフェッショナルキットで、45種類もの茶の香りのアロマオイルを嗅ぐことができます。

香りをカテゴリに分けて言語化した「Tea Scent Fan」という資料もついており、その香りがどこで発生したのか等も分かるように記載されたガイドブック付きです。

以前ご紹介した三井農林の「キャラクターホイール」のような「Tea Scent Fan」が非常に気になります。
▼参照記事:三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい!

茶の香りの勉強をしたいと思った時に非常に良いと思います。

香り成分は「GC(ガスクロマトグラフ)」という香気成分を分析する機械で計測することが可能です。

ただ、専用の機械があるにも関わらず、茶は現在もなお人間の鼻や舌によって審査されています。

機械で計測出来ない香気成分でも、人間の鼻は感知することが出来るそうなのです。

現在のところはまだ、茶の香りを学ぶ時にはやはり自身の鼻で嗅いで、感じて、記憶と結びつけるのが一番良いようです。

それは自身の経験からも思うところです。
とはいえ、品種の香りや欠点茶の香りが判別できないことも多く、経験不足を日々痛感しています。



お茶好きにはたまらない茶種別商品もある!


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/black-tea-kit-4-aromas

▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/oolong-tea-kit-4-aroma

煎茶に多く含まれる香り、紅茶に多く含まれる香り、と製法によって多く現れる香りがあります。

およそそれぞれの茶種の香りの中心となっている4種類程度に絞られています。

お茶好き、と言えども得意な茶種があることが多いですので、45種類を一気に購入しなくても自分の好きな茶種に絞って勉強をするのも良い方法かも知れません。

そして、こういうところに目に付けるあたり、こちらを開発された方、かなりのお茶好きと見ています。友達になりたい。。

【追記】2021/1/16
先ほどネット検索をしていたら素敵なものが販売されていたので、思わず追記してしまいます。


ワインアロマとのことですが、お茶に通じるものがあるはずですので非常に心惹かれております。

もちろん全く同じではないのでしょうが、同じ香り成分もあるはずですよね。
ああ、ほしいほしい。

どなたか…筆者の代わりに是非…!!!←?

結び

筆者自身が今現在、特に茶の香りの勉強(認識、定着)に力を入れています。

製茶の時に「これくらいで萎凋を終わらせて揉捻に入っていいな」と香りで判断することが多いのです。

お茶を飲むときも、「これはフルーティ。フルーツの種類は…」と考えながら飲みますし、食べ物を食べるときも同じようにしています。

それでも分からない香りや記憶と結びつかずに悔しくて眠れないことすらあります。(笑)

人によっても感じ方が違うので、確かに一概には言えませんが訓練をすることによってより深くお茶を知ることもできるように思うのです。

そのために、欲しい!!!!

ただそれだけの理由でこの記事を書きました。(;^_^A

購入された方、是非感想を教えてください。
そして友達になってください!
きっと気が合うと思います。←



2020年6月よりHACCPが義務化!対応どうしてます?茶業界はどういう対応?






台風14号が日本に近づいている中、こちらを書いています。
今週末は相方も休みを取ったので、秋整枝を行う予定だったのですが見事に無駄となりそうな予感…。(まだ希望は捨てないけど)

被害が最小限であることを願うばかりです。
日本、頑張れ…!

久しぶりに真面目な内容をば。

小さいながらも飲食店を経営していましたのでこの話題は他人事ではないのですが、茶の製造販売などに関してはどうなのかと疑問がムクムクと。

個人事業主にとっては本当に厳しいこと続きですが、しっかりと勉強して時代に合った経営を目指していかなければなりませんね。

日々是勉強です。ハイ。

2020年6月にHACCPが義務化


2020年6月からすべての食品事業者(食品の製造・加工、調理、販売等)にHACCPに沿った食品衛生の実施が義務化されました。

1年間の経過措置があるため、実際には2021年6月から対応が出来れば問題はありません。

HACCPの義務化は基本的に小規模事業者でも適応となるため、飲食店や茶業関係者も準備に追われていらっしゃることでしょう。

筆者も飲食店に勤務していた時はこちらに関係するチェックが様々ありました。
食材の納品のチェック、トイレ掃除のチェック、調理手順のチェックなどなど…。

非常に面倒くさいと思っていたのは内緒です。。

ですが、これらによって食中毒や異物混入が防げるようになると考えれば大切なことであることも理解はしていますよ、もちろん…。

そして、世界でHACCPはどんどん義務化が進んでいるようですので、日本でも今後義務化が進み罰則などが設けられる可能性があるのではないかと想像されます。(現在はまだない)

そもそもHACCPって何?

HACCP(ハサップ)とは、1960年代(70年代とも)に宇宙食の安全性を守るためにアメリカで開発された食品衛生管理の方法となります。

HACCAPはそれぞれ
「H」⇒Hazard(危害)
「A」⇒Analysis(分析)
「C」⇒Critical(重要)
「C」⇒Control(管理)
「P」⇒Point(点)
の頭文字を繋げたものです。

本手法は、原料の入荷・受入から製造工程、さらには製品の出荷までのあらゆる工程において、発生するおそれのある生物的・化学的・物理的危害要因をあらかじめ分析(危害要因分析)します。

製造工程のどの段階で、どのような対策を講じれば危害要因を管理(消滅、許容レベルまで減少)できるかを検討し、その工程(重要管理点)を定めます。

そして、この重要管理点に対する管理基準や基準の測定法などを定め、測定した値を記録します。
これを継続的に実施することが製品の安全を確保する科学的な衛生管理の方法なのです。

こ の 手 法 は、国 連 食 糧 農 業 機 関(FAO: Food and Agriculture Organization)と 世 界 保 健 機 関(WHO: World Health Organization)の合同機関であるコーデックス委員会から示され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

HACCP入門のための手引書【焼き菓子編】より引用)

とあります。



どういう事業者が対象?

冒頭でもご紹介しましたが、2020年6月よりすべての食品事業者が対象となりました。

ですが、大企業と例えば数名の零細企業で全く同じことを行うというのは物理的に難しいですよね。

そこで、すべての食品事業者がHACCPを遂行していくことには変わらないものの、大手企業(と畜場、食鳥処理場)と小規模な営業者と二つに基準を分けています。

◆小規模な営業者とは

• 食品を製造し、又は加工する営業者であって、食品を製造し、又は加工する施設に併設され、又は隣接した店舗においてその施設で製造し、又は加工した食品の全部又は大部分を小売販売するもの(例:菓子の製造販売、豆腐の製造販売、食肉の販売、魚介類の販売 等)

• 飲食店営業又は喫茶店営業を行う者その他の食品を調理する営業者(そうざい製造業、パン製造業(消費期限が概ね5日程度のもの)、学校・病院等の営業外の集団給食施設、調理機能を有する自動販売機を含む)

• 容器包装に入れられ、又は容器包装で包まれた食品のみを貯蔵し、運搬し、又は販売する営業者

• 食品を分割して容器包装に入れ、又は容器包装で包み小売販売する営業者(例:八百屋、米屋、コーヒーの量り売り 等)

• 食品を製造し、加工し、貯蔵し、販売し、又は処理する営業を行う者のうち、食品等の取扱いに従事する者の数が50人未満である事業場(事務職員等の食品の取扱いに直接従事しない者はカウントしない)

▼参照:HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化

ということですので、筆者が元々経営していたカフェも、今現在の状況(兼業で茶を製造している)も表の右に該当します。

表の左に該当する事業者は「HACCPに基づく衛生管理」(基準A)という厳しい基準に沿っていく形になりますが、表の右の小規模営業者は「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」(基準B)という少し優しい基準に沿って対応していくことになります。(小規模営業者への若干の情けでしょうか…)

基準Aと基準Bのどちらに該当するのかは、目安は従業員の人数です。

50人以上であれば基準Aとなります。

茶関係者は実際に何をしたら良い?


HiCさんによる写真ACからの写真

今回は筆者自身を例に取っていきたいと思います。

まず、筆者は家族で茶の栽培、製造、小分け販売を行っています。
従業員が50人以下ですので、適応されるのは「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」(基準B)。

筆者のような小さな茶農家や茶カフェなどで具体的に行わなければいけないのは、

1、「一般的な衛生管理」および「ハサップに沿った衛生管理」に基づいた衛生管理計画書の作成、従業員への周知
2、その実施、管理、保存
3、定期的な振り返り、見直し

ということになるでしょうか。




衛生管理計画書を作るために手順書が各団体で作られています。

◆HACCPに基づく衛生管理のための手引書(基準A)
◆HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(基準B)

筆者の場合はどれに当たるのか少々悩みますが、<小規模な麦茶(焙煎麦)製造事業者向け>、<小規模な一般飲食店事業者向け><仕上茶・抹茶工場向け>などを参照しながら、独自に作ってみようと思っています。

茶業関係で手順書が見つかったのは、「全国茶商工業協同組合連合会」が「仕上茶・抹茶工場向け」のみでした。

▼HACCP の考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(仕上茶・抹茶工場向け)

小分けで販売するお茶カフェや小規模な卸業をやっている人たちもきっとあちこちの手順書を見て作らないといけない状況なのではないかと思います。

なお、今回すべての食品事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられたことにより、保健所の営業許可の対象となっていない場合は新たに「届け出」が必要となります。

営業許可とは異なり、施設の基準(例えばカフェの場合は手洗いシンクと調理シンクを別にするというようなもの)はありません。(事業者氏名、施設所在地、営業形態、主として取り扱う食品等に関する情報、食品衛生責任者の氏名等)

結び

筆者はこれから茶を作る場所を新しく借りたりする予定ですので、色々と手続きが増えていきそうです。。

カフェを始めた頃に比べて、様々変化しており頭を悩ませることが増えています。

以前、ISOやGAPのことなども書いたのですがこちらもこれから時代に合わせて変化していくのでしょう。
▼参照記事:南九州市知覧の茶商が初めてのFSSC22000取得。日本茶はますます海外へ。
▼参照記事:
東京オリンピック・パラリンピックに向けた茶の取り組み。GAPについて。

個人事業主は昔、制度上儲けやすいと言われていましたが、今は本当に力がある個人事業主でなければ生きていけなくなっているように感じます。

筆者も今はサラリーマンですが、いずれ独立してやっていけるように今から知識や経験を着々とためて頑張っていこうと思います。

同じような個人事業主の方、小さなお茶カフェなどを志す方に少しでも役立つ内容が書けるように、このブログも頑張っていきたいと思います…。なかなか書けていませんが…。(-_-;)



簡単にお茶を飲めるグッズ⑤ーMennäONEー






簡単にお茶を飲めるグッズシリーズは気づくと5回目になっています。

暑いので毎日ステンレスボトルにお茶を入れて、がぶがぶ飲んでおります。
ペットボトルも併用しながら、マスクで暑い中、熱中症には要注意です。
▼参照記事:熱中症?と思ったらまず何をする?熱中症予防の水分補給にオススメのお茶は?

こんな暑い夏には給茶スポットもおススメです。
▼参照記事:熱中症予防に「給茶」や「お茶Bar」!お茶屋さんで色々なお茶を楽しもう!

そして、簡単にお茶を飲めるグッズシリーズで以前ご紹介していたteploティーポットがついに日本でも購入できるようになったようです。
▼参照記事:簡単にお茶を飲めるグッズ②-【追記あり】Teplo “The Smart Bottle”と”IoT teapot teplo”-

25000円で自動で、しかも体調に合わせてお茶を淹れてくれるティーポット。
試してみたい気持ちは満々です。
(25000円のお小遣いと置く場所をなんとか捻出したいところ)

そちらとは別に今回は筆者が非常に気になったカナダのお茶グッズをご紹介したいと思います。

そういえばなかったかも!

今回ご紹介商品の紹介記事を読んでいて、「あれ?そういえばこういう商品はなかったかも…」と思いました。

例えば、筆者も持っていて以前ご紹介しているこちら。


HARIOフィルターインボトル ポータブル。
▼参照記事:簡単にお茶を飲めるグッズ③ーHARIO/ハリオ フィルターインボトル・ポータブルー

このように茶葉を入れて、お湯を入れたり水を入れたりして持ち歩くタイプのボトルはたくさん販売されています。

上記記事の中にもリンクありますが、筆者はこれの前に持ち歩いていたのが「ビタントニオ ツイスティプラス」でした。
他にも今は様々なメーカーから販売されていますので、使い勝手の良い、自分のお気に入りを探して見てください。

で。

ふと気づいたんです。

保温とか保冷効果が無いってことに。←今更

今回筆者おススメの商品(MennäONE)は痒い所に手が届いている!

MennäONEは茶葉を入れて持ち歩くタイプのボトルです。

それらは今日本でもたくさん販売されていることは上記でお伝えしています。

そして、さらに前に筆者が使用していた「ビタントニオ ツイスティプラス」は、茶葉を入れたままにして持ち運べる上に、抽出し終わったらボトルを回転させて弁を閉め、茶葉と抽出液をしっかりとセパレートすることが出来ます。(自分の良いところで抽出を終了させられる)


煎のきく烏龍茶系などもしっかり水を切っておけば、外で何煎か飲むことが出来ます。

急須(ティーポット)とカップが一体化しているような便利さです。

MennäONEはそのさらに上をいきます。

HPを見ると、

1. Fill the infuser basketPlace loose-leaf or bagged tea inside the infuser basket.  Fill the vessel with water and attach the top

2. Twist the ring

After a few minutes of steeping, turn the ring to the closed position to stop the tea from brewing further.

3. Enjoy on the go!

Enjoy perfectly brewed tea! After drinking, you can add more water to steep again and again!

▼参考:https://mennalife.com/

となっています。

2の説明を見ると「ビタントニオ ツイスティプラス」と同じようにボトルについているリングを捻ることで茶葉と茶液をセパレートして持ち運べるようです。

さらに、筆者が今回ものすごく注目したのがこちら。

”Our double-walled vessel keeps things hot or cold for up to 6 hours.”

これですよ!

最大6時間、保温保冷効果があるそうなのです!!!

素晴らしい!!!



何がそんなに素晴らしいのか?

筆者は夏の間、茶葉を入れっぱなしで持ち歩くタイプのボトルは使いません。

ステンレスボトルなどに水出しのお茶を入れる、もしくは熱湯で濃いめに抽出したお茶に氷を目いっぱい入れて急冷茶を持っていくか、のどちらかです。

あくまでも保温、保冷効果のあるステンレスボトル。

というのも、お茶ははただの葉っぱと水ですので、どうしても水につけておいて高温のところにおいておくと痛みます。。

そのため真夏の長時間持ち歩きは危険ですので、出先でペットボトルを購入することも多々あります。

MennäONEはその辺りも考慮して(いるかどうかは知りませんが)、茶葉を入れたまま持ち歩ける上に保温保冷効果があるのです。