茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ー

一応匿名でこのブログを書いているので詳細はお伝えしておりませんが、今まで茶の木がない場所に住んでいまして、現在は茶畑のある暮らしをしています。
※匿名のため、プライベートな部分に関しては若干事実と異なっていることがございます。筆者を知っている人にはごめんなさい。

小さな茶畑を借りて、趣味程度にお茶作りを楽しめるようになりました。
これは長年の筆者の憧れでして、それを叶えてくれた相方に感謝ばかりです。

茶畑は耕作放棄地だったところですので、荒れ放題。
借りてから数年経っているところではありますが、今も雑草や病害虫のオンパレードです。

静岡や鹿児島の畝になった美しい茶畑ばかり見ている方からすると、あまり美しくないためがっかりする方もいるかも知れません。
※正直筆者もいまだに驚くことがあります。笑

そして、借りている畑の茶の木はすべて≪やぶきた≫という緑茶用の品種です。
≪やぶきた≫は緑茶を作ると非常に美味しいのですが、紅茶や烏龍茶を作るには若干不向き。

相方と「新しい品種を植えよう!」とただいま盛り上がっているところです。
その道中をちょっとずつお見せしようかと思います。



どうやって違う品種を育てる…?

相方と以前から「紅茶や烏龍茶向きの品種を育てたい」となんとなく話していました。
とはいえ、茶の栽培については全く素人の筆者。

お茶カフェをやっていた頃、茶の種や苗をいただいたり、購入したりして何度か挑戦していましたが、寒い土地柄であったため(か、筆者の育て方が劇的にセンスなかったか)ほとんど数年のうちに枯れてしまいました。

さて、じゃあどうする?

ということを、大大大…先輩の茶農家の方に相談したところ、「挿し木すれば?すぐ増えるよー」とのこと。

そして、厚かましくも「じゃあ、挿し穂を下さい!!!」と言って、押しかけたのでした。笑

恐らく素人には、2年生くらいの苗を購入して植えるのが正解のはず。
あえて、難しい道を行くのが筆者の信念←

この心優しき大大大先輩は山のような挿し穂を用意してくださり、美味しい食事とスイーツまでご馳走になり、感謝の言葉が見つからないほどです。
※この素晴らしい大先輩のことはまた改めて記事にしたいと思います。

三品種の挿し穂を大量に切ってくださいました。
うう、本当にありがたい!!!

いざ、挿し木!!!





さて、この大量の挿し穂を挿しやすい大きさにカットします。

これはちょっと失敗かもしれません…。
下の葉から茎の終わりまでが3-4㎝あるのが良いそうなので、ちょっと短い。
上の葉から先端までは5㎜-1㎝程度。(こちらもちょっと足りないような…)

ただ、一本一本の茎間がそれぞれ違うため、うーんうーんと唸りながらカットしていました…。

カットが全部終わったら(ここまでですでに数時間…)、土に挿していきます。

こちらブログを読んでくださっている方は気づいたかも知れません。
ペーパーポット、≪【大人の社会科見学】ビート資料館―白砂糖は悪?≫で一度登場しております!!
なんと、実際に使う日が来るとは…!!!
運命!!!!←大げさ

たっぷりと土に水を含ませて、いよいよ挿していきます。

この挿す作業がなかなか腰に負担ががが…。
真夏にやっていましたので、体力の消耗が激しく、悲鳴を上げてました。笑

発根剤をつけてから土に挿すと良いそうです。


うちではこういう粉状の発根剤を使用しました。
ホームセンターなどでもあるようですよ。

大先輩によれば、土は畑の土を使えばよいとのことでしたが、菌がいるからという相方の意向で赤玉土を大量に購入し、みっちり詰めました。

茶は酸性土壌が適しています。
pH4.0-5.0が最適だそうです。
赤玉土は火山噴出物に伴う酸性の土で、粒状で保水性、通気性が良いため適しているとのこと。(相方談)
鹿沼土も良いかも?

そして、寒冷紗をかけて、直射日光を避けます。

あとは土が乾いてきたら、水をあげて20日~30日程度根が出るのをじっと待ちます。

結び

さて、どうなっていくのか…。
この子たちが成長して、土に植えて、ある程度茶を摘めるようになるまでは5年ほどかかります。

まず、この挿し穂がきちんと根を出してくれるのか…。
土に植えた際に活着してくれるのか…。

まず、冬を越えられるのか…?!

続く…。
乞うご期待!!!

ちなみに、挿し木のやり方等については「図解 茶生産の最新技術-栽培編-」に載っております。
是非ご参照くださいませ。