アレンジティ素材①ージンジャーシロップー






2020年、新型コロナウイルスの影響で様々なことが起こるものの、季節は確実に移ろっていきます。

各地かなり暑くなってきました。

そして梅雨も確実に近づいてきています。。(もうすでに梅雨入りしているところもありますものね。)

この梅雨前の時期になると必ず筆者が仕込むものが2つあります。

以前の記事でもご紹介した茶梅コンポート。
▼参照記事:茶梅を漬けてます。本格的な茶梅ってどんな感じ?煮茶梅は簡単?

それと、生姜のジンジャーシロップです。(この時期は新生姜)

店時代から店内で出すように仕込んでいたのが身に付いているようで、この時期になるとソワソワします。

というわけで、アレンジティ素材として使えるものを紹介していきたいなぁと思っています。
今回は季節ものの新生姜のジンジャーシロップをご紹介します。 “アレンジティ素材①ージンジャーシロップー” の続きを読む

学生のカフェイン過剰摂取が問題に?受験シーズンのカフェイン摂取について。

受験シーズン真っ只中ですね。

今回も少しシーズン的なことで「受験シーズンのカフェイン摂取」について書きたいと思います。

というのも、こちらの記事を見たからです。
福井大学子どもの心の発達研究センターの准教授が「中高生の最大2割がカフェイン依存症である」と仰っているそうです。

確かに筆者も学生時代、珈琲や紅茶などを濃くして眠気覚ましとして飲んでいたことを思い出します。
筆者が学生時代にはエナジードリンクなるものはありませんでしたが、手軽にカフェインを摂取できるという意味では便利な世の中です。

錠剤でも売っています。


とはいえ、受験生がカフェインの過剰摂取による依存になってしまうというのは甚だ問題ですね。

カフェインについて

カフェインという名前は非常によく耳にしますし、茶(緑茶、烏龍茶、紅茶など)に含まれています。
そしてまるで毒物のように扱う方も多い存在です。




「眠れなくなる」「興奮する」「トイレが近くなる」という効果に加え、多量のエナジードリンクを摂取した方が亡くなったという事件も以前起こっていたため、ネガティブに捉えがちで、
カフェイン=悪
と思っている方が非常に多いように思います。

カフェインは「植物アルカロイド」の一種で、「植物アルカロイド」とは植物の体内に含まれるアルカリ性の有機化合物の総称です。

カフェインの作用としていくつかありますが、特に今回の話の中で重要な部分はここです。

■中枢神経を興奮させる

脳が疲労すると「アデノシン」という物質が出てきます。
アデノシンを受け入れる受容体(アデノシン受容体)にアデノシンが入り込むと興奮作用を抑制して眠くなります。

カフェインはこのアデノシンと似たような構造をしており、アデノシンの代わりにアデノシン受容体に入り込んでアデノシンが受容体に入ることを阻害します。

そのため、カフェインを摂取すると興奮して眠れなくなる、ということが起こります。

徹夜の方や受験生等が眠気を覚ますため、多くのカフェイン入り飲料を摂取して依存症状や離脱症状を起こしてしまうということが今回の記事で問題視されている部分です。



カフェインは体に悪いの?

カフェインには様々な効果があるのですが、過剰に摂取をすると体に負担をかけることが一部研究で発表されています。
とはいえ、まだまだ全容は分からないもので今も様々な世界的機関で研究が行われているという実情です。

また、農林水産省のHP(食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~)には、

「カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。」

と明記されており、世界保健機構(WHO)や各国のカフェインについての報告が書かれてあります。
詳細は上記ページでご確認ください。

ただ、日本の場合はまだ正確に一日の最大摂取量などは定められていません。
▼参照:内閣府食品安全委員会ファクトシート(平成30年2月23日最終更新)

「体に良い」効果もありますので、「体に悪い」とも「体に良い」とも言い切れないけれど、「人のよっては体に悪い効果もある」というのが答えになるでしょうか。

世界保健機構(WHO)で定めているカフェインの最大摂取量は?


各国によってカフェインに対する許容量の指定等は異なっています。

そのため、日本も加盟している世界保健機構(WHO)ではどうなのか、というところを見ていきましょう。

世界保健機構(WHO)で公表している「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding(2001)」には以下のように記載されています。

・Effects of caffeine on the foetus are not well established yet. Tea, cocoa and cola-type drinks contain about the same amount of caffeine while coffee contains about twice as much caffeine. Try to limit your

・caffeine can pass into the breast milk and cause hyperactivity and sleeping problems in your baby – try not to drink too much coffee, tea and cola drinks (recommendations are the same as for pregnancy);

農林水産省のHPには「カフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3~4カップまでにすることを呼びかけています。」と訳されています。

「Try to limit your 」とありますので、世界保健機構(WHO)としても個体差によってかなりの違いがあるため正確なところは明言出来ないというところではないかと思います。

受験生のカフェイン過剰摂取の記事で言われている「欧州食品安全機関(EFSA)」での基準は?





欧州食品安全機関(EFSA)の「Scientific Opinion on the safety of caffeine(2015)」については、以下の通りです。
農林水産省のHPに記載の訳を参照します。

「欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。
大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、これから、体重70 kgの大人であれば、1回当たり200 mgのカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。
妊婦及び授乳婦については、習慣的なカフェイン摂取に関し、1日当たり200 mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。
子供については、長期的・習慣的なカフェイン摂取に関する研究が少なく不確実性が残るものの、大人と同様、3 mg/kg体重/日であれば悪影響が見られないと推測されるとしています。

Scientific Opinion on the safety of caffeine(2015)」の本文中を確認すると、
青少年⇒10歳~18歳/子ども⇒3歳~10歳以下/幼児⇒12か月~36か月以下
と分けられていますが、農林水産省のHPの「子ども」は3歳~18歳の子どもと青少年のことを指していると考えられます。

カフェイン3㎎/㎏体重/日ってどれくらい?


▼引用:農林水産省HP

例えば、50㎏の女子高生だった場合、1日当たりのカフェイン摂取量は150㎖(3㎎×50㎏)が上限と考えますので、コーヒー(浸出液)でしたら2.5杯(100㎖、珈琲カップくらいのサイズ)程度で抑えた方が良いということになります。

表を見ると、エナジードリンクのようなものを摂取した場合は商品にもよりますが1本で一日の摂取量を越えてしまう場合があるようです。

さらに、カフェインはお茶、珈琲、チョコレート、コーラ…と様々なものに入っていますので、<受験勉強中にチョコレートを食べながら珈琲を飲んだ場合>はもう少し摂取量を抑えなければならないということになります。

また、あくまでも目安であり、個人差があるということも忘れてはいけません。

カフェイン依存症になるとどうなるの?

カフェインを過剰に摂取をしていると、そのうち依存症となり、カフェインが摂取できないことによる中毒症状を起こす場合があります。
さらに、急にやめると離脱症状を起こすケースすらあります。

本文中にも記載がありますが、米国精神医学会の診断基準(DSM5にはカフェインの摂取量が精神に影響を及ぼすことがあることを記しているそうです。

過剰摂取の場合は、不眠、興奮などが現れ、離脱症状では頭痛や不安などが現れます。

カフェインは過剰に摂取して中毒状態になってしまうと、やめられなくなるという薬のような側面があることは覚えておいた方が良いと思います。

だからこそ、子どもの場合は注意が必要です。

結び


akizouさんによる写真ACからの写真

子どものカフェイン摂取量に関して、日本独自の研究結果は現在まだありません。

そのため、欧州や米国の研究結果に頼ることとなるのですが、体格や人種による遺伝的なものなどを考慮するとカフェイン耐性も異なると考えられます。

よく言われているのは「日本人は昔から茶を飲んでいるのでカフェイン耐性がついている」というもの。

では、

もっと古くから茶を飲んでいる中国ではどうなのか?
ミルクティを飲んでいるイギリスは?
チャイやキリテーを飲んでいるインドやスリランカの場合は?
アメリカって昔から珈琲よく飲んでるよね?

などなど疑問は尽きません。

筆者自身もカフェインはその日の体調にかなり左右されます。

店をやっていた時代は試飲や実験等も含めて、1日4~5ℓの茶を摂取していましたが特別体に不調があったこともありませんでした。

しかし、会社員に戻ってあまり茶の量を摂取できなくなると休みの日でも1日3ℓくらいしか飲めなくなったように思います。

また、お茶好きな方の中にも「紅茶はいくらでも飲めるけど、緑茶は2杯程度しか飲めない」とか「お茶会に行っても、すぐにカフェイン酔いするのでなかなか行けない」等々、様々な意見が飛び交っています。

もちろん茶種によってカフェイン含有量が異なりますし、そもそも感じる違和感のすべてがカフェインに起因しているかどうかすら分かりません。

あくまでも「Try to limit your」という姿勢で、自身の体と対話をしながら茶を飲むことが大切です。
※お酒と同じ考え方で良いのではないかと思います。

カフェイン入り飲料を飲んだ際に「いつもと違うな、少しおかしいな」と思った時点で、カフェインを少し控える、違う方法で眠気を覚ます、というようなことも必要になるでしょう。

受験シーズン、どうしても根を詰めて最後の追い上げをしたくなる時期です。

受験は人生にとって一大事ではあるかと思いますが、まだまだ先は長いです。

カフェイン中毒になるほど、体に不調をきたすほど頑張り続けなくとも良いのではないかと筆者は思います。(経験談)

とはいえ、過剰に摂取しなければ「体に良い効果もたくさんある」カフェイン。
近くにいる大人が少し気にして、カフェイン中毒にならない程度にカフェイン入り飲料を摂取させてあげるように心掛けていただきたいと思います。

あと少し、受験生の皆様体と心を労わりながら受験勉強を頑張ってくださいね!

花粉症に効くお茶があると言うけれど、本当に効くの?

気温差が大きくなり、花が咲き始めそろそろ春の気配を感じます。

新しいことを始めたくなったり、ソワソワしだしますね。
それと同時に鼻がムズムズする方たちの季節到来です。←

筆者はこの時期の花粉症はそれほどひどくないのですが、もともとアレルギー体質で秋くらいにピークが来ます。。ツライ…。

とはいえ、春にも飛散量が多いときはアレルギーの薬を服用しています。

そんな時によく出るこの話題。

お茶は花粉症に効くか否か

ありきたりな話題ですがまとめてみたいと思います。



花粉症対策のお茶?

たまたま見たこちらの商品でそういえば花粉…となったのでした。

現在COVID-19が猛威を振るいマスク不足に陥り、花粉の予防すらできないという状況ですが、確実に花粉の魔の手は近づいています…。

こちらの商品の原材料が気になりました。
凍頂烏龍(中国茶)、べにふうき、甜茶(中国茶)、レモンバーム、ペパーミント

凍頂烏龍茶、べにふうき、甜茶と言えば、三大花粉症対策茶と言っても過言ではないものです。

ただ、通常はそれぞれバラバラに飲むことが多いかと思います。
例えば、凍頂烏龍茶に、鼻の通りが良くなるミントを配合、のように。

それがまさかの全部ブレンド…!

そこで驚きが隠せなかった筆者です。

べにふうきは恐らく緑茶だと思われますし、そこに烏龍茶、そして甘味のある甜茶がプラスされているとは…。

ある意味衝撃です。飲んでみたい…
でも調べていたら他にも全部ブレンドって結構あるんですよね。
味のバランスが難しそうだなぁと思いますが、味より効能なのでしょうか…

■べにふうきについて

お茶界隈にはお馴染みの「べにふうき」ですが、ご存じない方もいらっしゃるはずですので少々説明を。

べにふうきは「べにほまれ」という品種と「枕cd86」を掛け合わせて作られた紅茶向きの品種です。

べにふうきに含まれる「メチル化カテキン」が抗アレルギー効果があるという研究結果が1999年に発表されました。

しかし、紅茶向けの品種であるにも関わらず、そのメチル化カテキンの抗アレルギー効果を引き出すには紅茶ではなく、緑茶や包種茶(烏龍茶の一種)として製造する必要があります。

そのため、抗アレルギー効果を求めて「べにふうき」を購入するとしたら、日本で一番手に入りやすいものは「べにふうき緑茶」となります。


煎茶でももちろん良いのですが、粉末のものですと水に溶けない茶のすべての成分を摂取することが出来ます。(食物繊維も摂れます)

以前「茶葉を食べる?筆者おススメレシピもご紹介」という記事を書いたのですが、粉末茶は手軽に効率的に茶葉を摂取することが出来ます。

メチル化カテキンが水にどれほど溶けて、茶殻にどれほど残留するのかが分かりませんが、折角ならビタミン類などもすべて飲んでしまいましょう。

べにふうき緑茶の研究を行っている野菜茶業研究所に詳細が載っていますのでご興味ある方は是非ご覧ください。⇒こちら

■凍頂烏龍茶について


台湾の凍頂山周辺で作られているお茶のことを指します。
(実際は凍頂山周辺で作られていないお茶も凍頂烏龍茶と名乗っているようですが…)
華やかでまろやかな味わいの烏龍茶です。
日本人のお土産にも大変人気です。


凍頂烏龍茶を実はネットで購入したことがないため、ここがお勧め!というのがありません。ゴメンナサイ…。

台湾茶っぽいパッケージだったので、こちらの商品をセレクトさせていただきました。
筆者は台湾茶を信頼できる販売者の方から購入していますが、あいにく凍頂烏龍茶の扱いはないため、飲むのは台湾のお茶屋や知人からもらった時くらいです。

凍頂烏龍茶を台湾で飲んでからはまった、という方が周りにとても多いので、偉大なお茶だと思っています。

女性が好む烏龍茶であるように感じます。
はまったという人たちは全員女性です。思い返せば。

べにふうきの研究の際に出てきた「緑茶や包種茶の方がメチル化カテキンが豊富」であるとすれば、発酵や焙煎が軽い凍頂烏龍茶の方が良いのかも知れません。詳しくは分かりませんが・・

■甜茶について

甜茶は10年以上前にかなりヘビーに飲んでいた時期があります。

というのも、これだけで甘味があって空腹を誤魔化せたからなのです。
恐らくダイエットをしていた時期かと思われます。
あと、ステビアもヘビー飲用。(甘いから)


確かこちらのパッケージだったような気が…。
ティーバッグ状になっていて、ヤカンで煮出してから冷やして冷蔵庫に入れていたり、職場に持って行ったりしていました。

花粉症予防も兼ねて飲んでいましたが当時の記憶が曖昧で効果があったのかなかったのか…。

しばらく飲んでいなかったため、ふと懐かしくなって筆者も購入しました。


10年以上経つと、このようなのど飴も出ているし、薬のようなソフトカプセルになっているものもあったりで驚きました。
花粉症がどれほど国民病になっているのか…。オソロシイ…。

甜茶がべにふうきや凍頂烏龍茶と違うのは「茶外茶(ちゃがいちゃ)」であるというところです。

学名カメリア・シネンシスというツバキ科の常緑樹を使用して作っているのが「茶」ですが、それ以外は「茶外茶(ちゃがいちゃ)」のように呼ばれることがあります。

例えば、ハーブティ、麦茶、タンポポ茶、桑茶などなど。

「茶」と「茶外茶」の見分け方として簡単な方法としては、<カフェインが含まれない>ということでしょうか。
※マテ茶は例外でカフェインが少量含まれています。

▼参照記事:ハニーブッシュティとは?ノンカフェイン?ルイボスティより飲みやすい?
▼参照記事:柿葉茶ってどんなもの?味はどんな感じ?カフェインは入っているの?
▼参照記事:桑葉茶ってなに?どんな効果があるの?どうやって作られているの?
▼参照記事:麦茶の時期!麦茶の効能やカフェインの有無は?
▼参照記事: マテ茶って飲んだことある?どんな味?体に良いって本当?

結局、花粉症に効くの?





そう、そこですよね。
皆さんが知りたいのはそこのはずです。

再度戻りますが、野菜茶業研究所での「べにふうき緑茶の研究情報」を見ると、こうあります。

花粉症に効くというメチル化カテキンは、茶葉中に含まれるポリフェノールの一種で、エピガロカテキンガレートの一部がメチル化したもの。

・「べにふうき」「べにふじ」「べにほまれ」という品種にメチル化カテキンが多く含まれている。

・酸化発酵(紅茶製造)させるとメチル化カテキンは消失するため、緑茶や包種茶などの酸化発酵しない(ほとんどしない)ものが良い

・茎にはメチル化カテキンが含まれず、成熟した葉に多く含まれる
⇒夏や秋などの葉を使用した方が含有量が多い?
⇒一番茶の新芽には(ほとんど)含まれない?

・強い火入れや焙じによってメチル化カテキンが消えるため、強い焙煎のもの(ほうじ茶)も効果減。

・1日34㎎のメチル化カテキンを摂取する場合に花粉症への効果がある
⇒メチル化カテキン含有量1.5%の茶葉なら、3.8gの茶葉を「煮沸しながら5分以上」煎じる必要がある

べにふうき緑茶に関して言えば、美味しく飲める茶ではなく、薬として煎じて飲むようなものだと考えた方が効果があるようです。

そう考えると、最初にご紹介した粉末茶は苦いでしょうけれど、メチル化カテキンの摂取量も多く、薬として考えれば飲みやすいのではないでしょうか。
筆者もずいぶん前に飲んだべにふうき緑茶渋くて苦くて、飲みきれませんでした…。

結び





正直自分自身で実感をしていないので効くのかどうかということをはっきりと断言しかねますが、研究結果により確かに「べにふうき緑茶」は花粉症対策に効果ありとなっています。
凍頂烏龍茶や甜茶の論文も見つけましたら貼っておきたいと思います。

鮮明に覚えているのは「凍頂烏龍茶が花粉症に効く」ということをテレビ番組で特集をしており、その後台湾茶を扱っている茶屋がパニックになったという話。

中国茶を飲み始めたくらいの頃だったため、「へー、そうなんだー」くらいでその様子を眺めていた記憶があります。

丁度そのテレビ番組が放映された時期と同じくしてメチル化カテキンの論文が出ていますので、何か強い力をかんじ…(以下略)

お茶は薬ではありません、ということをこのブログではよく書いていますが、一部薬にも含まれる成分が入っているということは確かです。

ただ、薬としての効果を狙って飲むお茶はあまり美味しくないという現状…。

良薬は口に苦し。

まさにこの言葉に尽きます。

これから花粉症対策でべにふうき緑茶を召し上がるのでしたら、1日34㎎、きっちり飲んでください。
そして是非結果を教えてください。←

▼参照記事:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?特定保健用食品?機能性表示食品?(追記あり)

茶とも関係のあるチョコレートのBean to Bar、サステナビリティについて

安心してください、お茶のブログですよ。
バレンタインデーが直前のため、少しだけチョコレートに浮気中です。(とはいえ、一緒にお茶も飲んでます)

お茶に関連するものについても書きたいのです。
お茶が好きすぎて、少しでも関わっているものはすべて知っておきたいんです。
対象が人間だったら、おそらくストーカー…

チョコレートについての記事、よろしければ以下も参照にしてください。
▼参照記事:茶とチョコレートの素敵な関係!バレンタインデーには茶とチョコを!
▼参照記事:人々を魅了するチョコレートの歴史や製法について

今回はチョコレートのBean to Bar、サステナビリティ等についてまとめてみたいと思います。



先日行ったチョコレートの催事の際の出来事

先日ふらりと立ち寄ったバレンタインデーに伴うチョコレートの催事。
様々なチョコレートをあれやこれやと試食させていただき、いくつか購入しました。

その中で非常に興味深いと思ったのが明治チョコレートの展示でした。
GINZA Sweets Collection 2020
残念ながら2/6(木)まででした…。

▼VR(バーチャルリアリティ)で体験できるカカオ農園ツアー!

時間がなく、残念ながら体験できなかったのですが非常に興味深い試みだと思いました。(毎年やっていたらすみません、存じ上げませんでした)

▼チョコレートの製造工程が見られる!

こちらで筆者は興奮しました。



ブースの女性が「ここまでは現地で行う工程になります。」と説明くださいました。

「ここからは輸入した国でそれぞれ行われる工程です。」

カカオマスが出来たところで、カカオ100%のチョコレートを舐めさせてもらいました。

「おう、にがいー」( ;∀;)
という感想です。←超貧困

「苦いですよね。これがカカオ100%なんです。
ここにミルクや砂糖、ココアバターを足して作っているのがこちらになります。」

はい、よく購入しております。
御用達です。

今の工程を見た後に改めて試食。
カカオが70%と同じですが、カカオ豆の産地やブレンドが違うため風味が全く違います。

オレンジの方は本当に説明通り、柑橘系のフルーツを思わせるフルーティさと仄かな酸味。
青の方はコクがあって、重みのある風味。


これは食べ比べる価値があります。
チョコレートに詳しくなくても、明らかに味わいに違いがあって面白い。

そして、何より美味しいんですよ…。溜息。

前に個人的に食べ比べを行ったことがあったのですが、その時も明らかな違いに驚き、そして今まで以上にチョコレートというものに興味が湧いたのを覚えています。

そして、100円の板チョコだと一枚ペロリと食べてしまうのですが、こちらはひとかけらを口に入れてゆっくり溶かすだけで満たされるのです!
カカオ分が多いからなのでしょうか、よくわかりませんがとにかく満たされます。

これこそ、バレンタインデーに差し上げてもいいのではないかと思われるくらいにはクオリティが高く、そして価格が安い!ありがたい!!!
特に理系男子に受けそうな気がします。食べ比べ実験とか好きでしょ?笑

他のお店のチョコレートもどれもこれも美味しくて、諭吉が飛んでいきました。
毎年のことです、ええ、まぁ。

チョコレート万歳!!!←



Bean to Barという考え方

Bean to Barとは、「カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うこと(行っている専門店)」だそうで、2000年代後半からアメリカで主流になりました。

先ほどご紹介した明治はまさに「Bean to Bar」となります。
大手企業もそうですが、個人店も数年前から話題になっていました。

お菓子作りをしている方から数年前に教えていただいたのが、

瀬戸内のUSHIO CHOCOLATL(ウシオショコラトル)

札幌のSaturdays Chocolate(サタデイズ チョコレート)

でした。

ですが当時あまり知識がなく、少しざらざらとした触感のある板チョコを食べて、フームと唸って終わってしまった気がします…。もったいない…。

また、かなり前ですが新千歳空港3Fにあるロイズチョコレートワールドは無料でチョコレート工場などを見ることが出来て友人と興奮した覚えがあります。
時間つぶしにも丁度良く、おまけにロイズのチョコを爆買いするっていうね…。

今改めて調べてみると日本国中にBean to Barがたくさんありました。

▼例1)Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル-ビーントゥバーチョコレート)

▼例2)ダンデライオン・チョコレート

ダンデライオン・チョコレートは本も出しています。
こちらは近く購入して読みます。

チョコレートを実際自分たちで作ったり、チョコレート工場を見学出来たりするようで、筆者も今度確実に行きます!←宣言

前回のブログに書いた通りカカオ豆を取り寄せてチョコレートを作ってみようと思っていたのですが、こういうワークショップに参加するのが間違いないので良いですね。ジブンデヤッタラゼッタイシッパイスルジシンガアル…。

サステナビリティ(CSR)なカカオ豆


もちもちもちもちさんによる写真ACからの写真

現在のカカオも珈琲も砂糖も茶も、環境的、社会的、経済的な面から考えて、今後永遠に継続可能なものでしょうか。

先日の記事でも少し触れて細かくは記載しておりませんが、カカオも砂糖も珈琲も茶も、環境のことも考えず、人権を無視した奴隷制度により王侯貴族たちの欲を満たすためだけの利権争いの中で成長を遂げていったものと言えます。

プランテーションの拡大により絶滅した植物や動物。
土地を奪われて滅びた先住民族。
人として扱われずに亡くなっていった奴隷と呼ばれた多くの人たち。
焼き畑、大量な農薬散布。

ようやく(21世紀後半くらいから?)サステナビリティ(持続可能な)という言葉が叫ばれるようになり、農園の存在や現状を明らかにした上で販売していく方法が主流になりつつあるように感じます。

筆者はあいにくお茶の分野しかまだまだ勉強できておりませんが(お茶の分野ですら怪しい…)、珈琲は特に早くそういった販売方法に着手し、今後は顧客が商品を購入すると摘んだ日や作った日、ロットナンバーなどが分かるようにシステム化していくと言われています。
▼参照記事:茶の情報をネットで確認できる時代に?インド紅茶局のトレーサビリティ(茶情報追跡)に関する試み

茶の世界でも間違いなくその方向に向かっています。

シングルオリジンティと言われて久しくなりましたが、「とある茶園」の「いつ摘採されて、製茶された」、「ロットNOがいくつ」の紅茶というような販売方法が現在主流です。

それとは別に「ブレンド」や「合組」という販売方法もあるのですがその辺りはまた改めてまとめたいと思っています。
▼参照記事: 紅茶の選び方①-フレーバードティについて-

サステナブル(持続可能)でトレーサブル(追跡が可能)な産地のものを選ぶということが消費者にも求められています。

安ければよい、食べられれば飲めれば良い、ではなく自身で安心安全なものを選ぶという目を養うことが必要になってきています。

ありがたいことに世界中の情報が間違いなく入ってくる世の中になりました。

しかし未だに科学的根拠に基づかない、まるで絵空事のような健康法等が出回っていることもあります。

少し前なら「白砂糖は漂白しているから白くて体に悪い」とか、今なら話題の新型コロナウィルスに「○○茶が効果的」というようなものです。

もしかしたら、きちんと消費者に品質や産地などを明確にしないで販売する方法が主流だったために起こった弊害なのかも知れません。
販売側にも問題があったのかも知れませんね。

でも、今はもう違います。
そして今後はより「正しく作られたもの」が「正しいルートで流通」され「適正価格」で販売されるようになります。

正しいものを見極める力、自身も磨いていこうと思います。
自分で調べる、学ぶ。大事。



結び

たまに真面目なことを書く(?)のですが、筆者自身も日々勉強中で備忘録的にこれらの記事を書いています。
書いたことすら忘れて同じ内容の記事を発見した時に衝撃ったら…←あほ

よって、間違いがあれば訂正しますのでおかしいところは根拠とともにお教えいただければ幸いです。

茶のブログなもので、大好物のチョコレートから必死に茶に繋いだ感が否めませんが、いや、間違いなく農作物という部分での共通点があります。

珈琲や砂糖の歴史や現状についてもまとめていきたい、いくつもり、いつか…。

人々を魅了するチョコレートの歴史や製法について

筆者はカフェをやっていたのでこの時期はチョコレートにまみれて幸せでした。←
昨日(2020/2/4)には「マツコの知らない世界」でココアが紹介されていましたね。
⇒見逃した方はこちら

筆者はただ単純にチョコレートが昔から好きなのですが、チョコレートもお茶と深い関係があり、歴史や製法等も気になるのです。

自身の学びのために今回の記事は書きたいと思います。

ちなみに先日は茶を使ったチョコレートのおススメをご紹介しました。
▼参照:茶とチョコレートの素敵な関係!バレンタインデーには茶とチョコを!



簡単にチョコレートの歴史


チョコラテさんによる写真ACからの写真

現在のメキシコが「アステカ王国」だった頃にカカオ豆をすりつぶした<ショコラトル>という飲み物を飲んでいました。

その後、スペインがアステカ王国を支配してヨーロッパにショコラトルが渡り、<チョコラトル>と呼ばれるようになります。(のちにチョコラテ)

1800年代にオランダ人がココアを発明。
カカオからココアパウダーを作り出すことを発明したのがかの有名な「バンホーテン」


お菓子を作る際も、ココアを作るときも筆者はこちらを主に使います。
濃厚で香り良く良質。
店でもこれを使わせていただいていました。

1847年頃にイギリス人が固形のチョコレートを発明。
さらに、1876年頃スイス人がミルクを加えたミルクチョコレートを発明。

日本では鎖国している間、オランダから長崎にチョコレートが一部入ってきていたようですが、1873年の岩倉使節団がフランスのチョコレート工場を見学し、そこから日本での生産が始まります。



チョコレートは発酵食品?

チョコレートはカカオ豆から作られます。

rie55さんによる写真ACからの写真

さくら✿さんによる写真ACからの写真

カカオポッド(実)(上の写真)の中にある種(パルプと呼ばれる白い果肉)(下の写真)を加工したものがチョコレートになります。

パルプごと、種を取り出して発酵させます。

旅先の写真家さんによる写真ACからの写真

バナナの皮でくるむ(ヒープ法)方法と木箱に入れる(ボックス法)方法がありますが、どちらにせよ1週間ほど発酵することによりチョコレートの風味が出てくるそうです。

この発酵という工程が何よりチョコレートにとって大事。
味噌や醤油と全く同じではないと思うのですが、菌による「発酵」が行われるという意味では同じ<発酵食品>と言えるのだろうと思います。

ちなみに詳しくないのですが備忘録を兼ねて。
酵母菌が果肉の糖分からアルコールを作る。(嫌気性発酵)
酢酸菌がアルコールを酢酸にする。(好気性発酵)
酸と発酵による熱でカカオ豆が死に、ポリフェノールの酸化重合やたんぱく質や多糖類が分解されて香りの前駆体となるアミノ酸や多糖類へ変化し、カカオ豆の色もチョコレートの色に近づく(褐変反応)。

こういった工程を経て、あとは水分を抜く乾燥を行い、チョコレートの前段階のカカオ豆が完成します。

その後は輸出され、各国でチョコレートに加工をします。

カカオ豆からどうやってチョコレートになるの?

こちらも簡単に。

①カカオ豆を綺麗にし、豆を砕いて皮などを取り除く(⇒カカオニブ)


②カカオニブを焙煎

③カカオニブをすりつぶし、ドロドロのカカオマスにする

⇒ここで脂肪分(ココアバター)などを抜き出し、細かくしたものが「ココアパウダー」

④カカオマスにミルク、砂糖、さらにココアバターなどを加える


⑤コンチェという機械で練り上げ、チョコレートの香味を引き出す


⑥温度調整をし、脂肪分が安定した結晶になるようにする(テンパリング)


⑦型に流し込み、冷やし、梱包

という流れです。

昔菓子屋で働いていた時に、シェフたちが「テンパリングに失敗した」と嘆いている姿をたまに見かけました。
チョコレートが艶やかな色と舌ざわりを保つためのテンパリング(調温)はショコラティエの腕によるところが多いようですね。

そして、ここまで来て「チョコレートを自分で作ってみたい!!!」と思ってしまった筆者。
先ほどのカカオニブを購入するのが一番早いと思いますが、その前のカカオ豆の状態も見てみたいと思いますので、調べました。

安心してください!売ってますよ!←古い


ベトナムでもカカオ豆作っているんだなぁというところに感心。
ベトナムってお茶も作ってるし、珈琲も作ってるし、カカオも作っててすごい…。
←多分そこじゃない。

いやー、これは絶対にチョコレート作りやらないとダメですね。
やります。
きっとやります。
そして、記事書きます!絶対、きっと、多分…。

あれ?お茶のブログじゃなかったっけ?

そうですよね。
そうなんですよ…。(;^_^A

ですが、皆さん、世界史を見てください。
チョコレート、珈琲、紅茶はほぼ同時期にヨーロッパ地域に入ってきています。

この三つによって、世界が大きく動きます。
チョコレート、珈琲、紅茶の繁栄に欠かせない砂糖(サトウキビ)の栽培が盛んになることにより、奴隷制度、プランテーション化、三角貿易等が発展します。

非常に興味深いのです!
茶と珈琲、茶とチョコレート、茶と砂糖…。

茶が世界中の人を魅了し、世界中の国々を動かしたということを学んでいく上ではチョコレート、珈琲を知らなくては語れないのです!!!
この辺りはまたきちんとまとめたい…とどこかの記事でも書いている…。

チョコレートに関してはもう少しだけ書きたいことがあるので(気力があれば)また書きます。
また、専門家の方がいらして、間違えているところがありましたら是非お教えください。

筆者がただ伝えたいのは、「チョコレート食べながらお茶飲もうぜ!」ってことです。←?!