新しい紅茶のど飴が発売予定!「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」(2019/10/18現在)

昨日(2019/10/17)の記事に引き続き、紅茶のど飴です。
日東紅茶から新しく紅茶ポリフェノールのど飴が発売されるというニュースリリースがありました。(2019/10/16)

三井農林株式会社とアポプラスヘルスケア株式会社による共同開発の「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」が10/21(月)より保険薬局で販売されるとのこと。

紅茶の日に合わせて販売開始でしょうか…?
※参照:【○○茶の日】ってたくさんありませんか?10/1は日本茶の日!

どんな紅茶のど飴?

出典:https://www.apoplushc.co.jp/

【商品概要】
■商品名:日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴
■内容量:56g(個包装込み)
■希望小売価格:500円(税抜)
■商品特徴:「紅茶ポリフェノール」と紅茶由来の「フッ素」のダブル効果で口内環境をサポートする
・レモンティー味(無果汁)
・カフェインレス
・シュガーレス
・紅茶ポリフェノール10㎎配合※
・紅茶由来フッ素0.007㎎配合※
※1粒(3.8g)当たり

「紅茶ポリフェノール」については先日の記事でも記載しましたのでよろしければご覧ください。

今回注目なのは、ここです。

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」
【1袋(80g)あたり 10.32㎎】の「テアフラビン(紅茶ポリフェノール)」配合

▼三井農林×アポプラスヘルスケア「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴
【1粒(3.8g)あたり 10㎎】の「紅茶ポリフェノール」配合

▼参照
テアフラビンたっぷりの「紅茶博士のテアフラビンのど飴」。テアフラビンの力で風邪を防ごう。



紅茶ポリフェノールの含有量が多くない?

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」に比べるとかなり紅茶ポリフェノールが多いです。

紅茶ポリフェノールと書かれているので、テアフラビン(4種類)以外のポリフェノールが含まれている可能性はありますが、それでも【1粒】と【1袋】の差はかなり大きいです。

というのも今更ですが、アポプラスヘルスケアのニュースリリースには「「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」を共同開発し、10月21日(月)より医療機関取り扱いとして保険薬局にて発売いたします。」と書かれています。

ニュースリリースに正式な記載はありませんが、医療機関取り扱いとして保険薬局のみで販売されるなら「医薬品」「医薬部外品」であると想像できます。

榮太樓總本鋪「紅茶博士のテアフラビンのど飴」は≪スーパー(の菓子棚)で購入≫しているため「食品」扱いとなりますので、「医薬品」か「医薬部外品」であるとすれば、謳っている効果が高い紅茶のど飴となるでしょう。



のど飴って種類あったの?


出典:https://pengin-do.com/blog/医薬品と健康食品などとの違い%ef%bc%88分類表%ef%bc%89%e3%80%80漢方/

多くの方はのど飴を購入する時にあまり考えて購入しないと思います。
パッケージを見て読んでみることはあっても「のど飴」と書いてあればのどに良さそうだと思いますよね。
筆者は少なくともそうです。
つい最近、医療費控除を調べている時にのど飴に種類があることを知ったくらいですから。。
いつものど飴舐めているのに!

【医薬品】


トローチは病院で処方されて舐めたことがある方が多いのではないでしょうか。
子供の頃、すぐに噛んでしまって母親に怒られたのを思い出します。(どうでもいい思い出)

医薬品の場合は、国が有効成分が含まれていることを認めて薬として販売されているものになります。
※なお、トローチにも第2類と第3類があります。(入っている成分によるそうです)

厚生労働大臣によって認可されています。
薬局や登録販売者がいるドラッグストア等でしか販売出来ません。

——————————————————-

ちなみに、「第2類医薬品」と「指定第2類医薬品」は以下の違いがあるそうです。

【第2類医薬品】
その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生じるおそれがある医薬品

【指定第2類医薬品】
第2類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの(薬事法施行規則第 210条第5号)

参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002w4wd-att/2r9852000002w511_1.pdf


【医薬部外品】



大辞林によれば医薬部外品とは

医薬品に準ずるもの。人体に対する作用が緩やかで、口臭・体臭・あせも・脱毛の防止、育毛または除毛、ハエなどの駆除を目的とするもの。または厚生労働大臣が指定するこれらに準ずるもの。染毛剤・生理用ナプキン・浴用剤なども含まれる。

とのこと。

鎮痛作用などの有効効果のある成分は含まれているものの、医薬品に比べると効果はそれほどないため予防や軽い症状の緩和に使用されます。

製造には国の許可が必要ですが、販売については制限がないことからコンビニ等でも手に入れやすいということがメリットと言えます。

【食品】

食品ののど飴の場合は医療効果はないものになります。

製造や販売にも制限はありませんので、スーパーの菓子棚にもたくさんの種類が並んでいます。
様々な味や香りのものがあるので、喉を潤わすために利用するのは良いでしょう。

結び

のど飴についてざっくりと知ってはいましたが、調べてみると色々複雑なのだと感じました。

医療費控除も「病気やケガの治療にともなうもの」が対象です。
医薬部外品は対象外ですし、食品も当然そうです。
のど飴は非常にその辺りが難しいものですね…。

お茶とほぼ関係ないことになってしまいましたが、以前から茶の成分であるカテキン、紅茶ポリフェノール等は医療にも使えるということで研究がされてきており、現在進行形です。

特定保健用食品の茶も増えているのをご存知かと思います。
今後ますます【薬】としての≪茶≫も増えていくことと思います。

とにかく「日東紅茶 紅茶ポリフェノールのど飴」については販売されたら購入してみたいと思います。
今回フッ素とかカフェインレスとか触れてないから…(;’∀’)

【参考】
烏龍茶が乳がんの予防に効果があるという研究結果について-薬事法とかいろいろと-
茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?




農林水産省 平成31年度戦略的プロジェクト「⾼品質茶⽣産拡⼤のための適期被覆技術体系の確立」について。

先日ニュースを見ていたところ、タイトルのコンソーシアムに参加したという企業のニュースが目に入りました。

農業に関するいくつかのプロジェクトの中に茶の被覆についての内容もあったため、少し調べてみました。

農林水産省 戦略的プロジェクトとは?

戦略的プロジェクト推進事業の対策のポイントとしては、

「農林⽔産業の競争⼒強化に向けて、農林漁業者等のニーズを踏まえ⽬標を明確にしたスマート農業技術等の技術開発を推進する。」

ということだそうです。
詳細はこちらのPDFを。

その中で、「高品質茶生産拡大のための適期被覆技術体系の確立」という茶のプロジェクトがあります。

ざっくりと言うと「熟練者しか被覆のタイミングが分からない状態から、多くのてん茶生産者にも分かるように適期の指標などを各地で作ろう(栽培技術(被覆技術)の底上げをしよう)」という内容のようです。

先日、昔ながらの被覆の方法について少し書きましたので、合わせて参照ください。
旅の思い出2019年5月-京都府茶業研究所①(玉露の本ず栽培)-

国内外で抹茶の使用量が増え、抹茶の原料であるてん茶を作りたい人は増えているものの、被覆の適期を見つけるのが難しい等でなかなか手を出せない農家が多いそうです。

その情報をシステム化し、マニュアル化することによりより多くの農家がてん茶作りが出来るようにする、ということを目標に令和5年までのプロジェクトとなります。

そのコンソーシアム(共同事業体)に参加しました、というプレスリリースを株式会社システムフォレストという会社が出しており、この内容を知りました。

抹茶の原料であるてん茶とは?



抹茶は皆様ご存知、お茶をたてるときの緑の粉ですね。
こちらも以前の記事に抹茶のことを書いていますのでよろしければどうぞ⇒こちら

「てん茶」はその抹茶の原料となります。
少し長いですが、以下に動画を貼っておきます。
てん茶から抹茶への製造工程が細かく見ることができますのでよろしければご覧ください。

映像の最初に寒冷紗を取っていましたが(直掛けの場合)、寒冷紗を掛けるタイミングや取るタイミングが非常に難しいものと思われます。

摘採の20日以上前から掛ける、等言われていますが、その年の気候により掛けるタイミングは全く異なるでしょうし、摘採に入るタイミングも違うはずです。

その辺りをどのように体系化、マニュアル化していくのかが楽しみなところです。

前回の抹茶の記事で書いたのですが、日本で抹茶の定義については未だしっかりと確立されていない状況です。
このシステム化、マニュアル化とともに抹茶の定義もはっきりとして、生産も増え、日本の大切な茶の文化を他国の方に愛してもらえることを願います。



結び

最近、少しだけ農業に関わるようになったため、農林水産省のHPをよく見るようになったのですが、こうして色々なプロジェクトを外部に委託したりしているのですね。
全然知らなかったです。すみません、勉強不足で…

確かにお役所仕事で頭を突き合わせているよりは、専門家の方たちの意見をどんどん取り込んで、体系化して、それをシステムに強い企業に任せていく、という方が効率良い気もします。

令和5年までにまとまるのでしょうか。
今後に期待です。

個人的にこの戦略的プロジェクトの中にある「作物育種プロジェクトのうち 海外植物遺伝資源の⺠間等への提供促進【継続】」についても気になっています。

紅茶の産地の遺伝資源や烏龍茶栽培地の遺伝資源等を拝借できるなら、もっと紅茶や烏龍茶に適した品種が日本で生まれるのではないかと考えたり。

遺伝資源系の話は少しだけこちらに行ったときに拝見したのですが…。(そういえば書いてない…)
また改めて勉強してまとめてみたいと思っています。

【2019/11/18追記あり】中国で「宇治」が商標登録?!今後宇治茶と名乗れなくなる?!

ここ数日、ニュースで多く取り上げられています。

「宇治」が中国企業に商標登録される恐れがある(中国で「宇治」が使用できない)という衝撃的な内容です。

この問題について少し調べてみました。
宇治茶を愛する筆者には由々しき問題!!!




事の経緯

2010年、京都の老舗茶舗「福寿園」が宇治茶のブランド名を守るため、「宇治」を中国商標局に登録。

2011年の東京電力福島第一原発事故以降、放射性物質の安全性を証明することが難しくなり(日本と中国双方で放射性物質の安全性を示すことが曖昧なため)、宇治茶を中国へ輸出することが出来なくなる。

2017年、中国企業が商標取り消しを請求、今年8月に認可。
※中国商標法の規定では継続して3年以上使われない商標は取り消される。

⇒福寿園は異議申し立ての行政訴訟の手続きを行う

しかし、一方で中国企業が、商標取り消しを見越して「宇治」の商標登録を再申請。
福寿園も再登録を行うも、上記中国企業の方が一日再申請が早かったため、中国企業が「宇治」の登録者になる可能性が高い。
※現在、京都府、京都府茶業協同組合が中国当局へ異議申し立てをし、対応を急いでいる。



実際に調べてみると…

少し前に中国商標局にアクセスを試みたところ、2019/9/4に「宇治」が某中国企業に登録されていることが確認できました。(2019/9/4は若干うろ覚えですが…)

ただ、その後(10/3)再度閲覧を試みると、アクセスできない状況になってしまいました。

一度閲覧が出来た際に登録者になっていた会社には「宇治○○有限公司」と「宇治」の文字が登録されており、「宇治」で検索して出てきた他の商標には「宇治抹茶」等、宇治にまつわる言葉が多数登録されていました。
「小山園」というのもあったような…。社名では…?

ちなみに、対象の有限公司を検索すると、残念ながらやはり検索が出来ませんでした…。(しばらくグルグルするのが数回続きました)
また後日試してみたいと思います。

また、対象の企業名は伏せておきます。

今後どうなっていくのか考えてみる

調べてみると、似たような事例が最近ありました。
詳細はこちら

同じく中国の商標局で「岡山」を登録していた中国個人の登録が無効になったというものです。
岡山県と岡山県商工会議所連合会の連盟で無効請求を行っていましたが、「岡山」は「公知の外国地名」ということで登録無効が認められたとのこと。

ちなみに、こちらは検索が出来ました。


ちなみに、この下にも続いているのですが「岡山」まだありました…。

今回「岡山」って中国でも似たような地名があるでしょうから、日本のことを知らない方だったとしたら散々でしょうね…。

余談ですが、以前商標登録を考えている方に話を伺ったところ、同じものがないか片っ端から調べなければいけないとのことでした。

中国の方もまさか海外(日本)の県からクレームが来るとは思っていなかったでしょうし、商標登録について考えている方は、きちんと専門家に相談した方が良いと思います。

さて、話を戻しますと。

前例から考えると「宇治」も当然「公知の外国地名」ですし、申請取り下げの可能性は考えられます。

しかし、「岡山」の件は個人の方が登録申請したもの。
「宇治」については企業が相手です。

「岡山」の例ですと2017年6月に個人が商標登録、2018年10月に岡山県側で無効請求を行い、2019年9月30日に岡山県側で無効になったことを公表しています。

個人相手だとしても、1年近く無効になるまでかかっていますね…。
企業相手(企業の規模等にもよると思いますが)だともっとかかってしまうのでは…?

万が一中国企業の商標登録が通ってしまったら…?

一番心配なのは、宇治で作られていない茶を「宇治茶」として販売される可能性があるということでしょうか。

どこで作られたかわからないお茶が「宇治茶」として販売され、特に宇治の特産である玉露や抹茶のブランドイメージが失墜する可能性があります。

もちろん、あくまでも可能性です。
「岡山」に関しては10件以上の「岡山」の登録があるようですが、現状問題になったことはないとのこと。
前例の個人の方も<給湯と水浄化設備>の商標だったそうですし…。ちょっと可哀そうなくらい…。

「宇治」については、利益が相当絡んできますし、宇治側としては長年の信用も中国でのビジネスチャンスも失う可能性が高い訳です。

また、宇治茶だけではなく観光にも大きな打撃があると考えられます。

各国で国の文化や景観を守ろうと整備が進められていますが、今回のようなことが今後も継続して起こってくると考えられます。
日本の茶も海外への展開を今後より進めていくにあたって、より充実した保護制度が必要でしょう。

【関連記事】
旅の思い出2019年5月-京都府茶業研究所①(玉露の本ず栽培)-
「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」、「府『宇治茶』新条例」(仮称)とは?
南九州市知覧の茶商が初めてのFSSC22000取得。日本茶はますます海外へ。
▼東京オリンピック・パラリンピックに向けた茶の取り組み。GAPについて。
インド、アッサムティの地理的表示(GI)保護制度
ユネスコ無形文化遺産に日本茶を!大切な日本の文化を守ろう。



結び


モッチーさんによる写真ACからの写真

常識的に考えると、「宇治」がこのまま簡単に中国企業の商標登録とはならないと思っています。

宇治が日本にとってどれほどの歴史と文化を持った場所で、宇治茶がどれほど日本の茶業に影響を及ぼす存在であるかを考えれば、万が一、中国企業の商標となった場合は国同士の問題にも発展しかねないのではないかと筆者は考えています。

ただ、このようなことが起こり得ますから、世界的な共通の保護制度の整備が求められ、積極的に登録をしていくべきだと考えています。

登録は非常に大変であると聞いていますが、そこは国が財産を守るとしてもっと力を貸してほしいと願うばかりです。

※この辺りの知識が乏しいので、誤りがあったら是非お教えください。今後も勉強をしていきたいと思っています。

【追記 2019/11/18】
京都新聞で中国の宇治茶のコピーにより2億円の被害が出ているという記事がありました。こちら

記事の下に記載がありましたが、筆者も「国をあげて対応していかないといけない問題」だと思います…。

ティーバッグのマイクロプラスチック問題とは?ティーバッグで茶を飲むのは危険?

世界的にもかなり話題となっているマイクロプラスチック問題。

プラスチックストローが紙製に変わっていたり、買い物したときの袋が有料になったりと、日本も急激に改革が進んでいるのを感じます。

茶についてのニュースを日々検索しているのですが、ここ数日毎日のように見かけるニュースに「ティーバッグのマイクロプラスチック問題」があります。

★関連記事①:プラスチックストローが禁止?どうなる台湾のタピオカミルクティ!

★関連記事②:ティーバッグが破ける?ヨークシャーティ(Yorkshire Tea)のティーバッグ事件



ティーバッグのマイクロプラスチック問題とは?


https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.9b02540 より引用

カナダのマギル大学Nathalie Tufenkji教授の研究チームはモントリオールのカフェやショップからティーバッグを購入し、それを切り開いて洗い、茶葉無しの状態のティーバッグを95℃のお湯に浸しました。

そして、電子顕微鏡と分光法によって成分を分析したところ、多量のプラスチック粒子が発見されたというものです。
その数、約116億個のマイクロプラスチックと31億個のナノプラスチック。

非常に小さな粒子のため、1カップ当たりにすれば16マイクログラムとなり、それほど多くはありませんが食品や他のボトル飲料よりは多いとのこと。

このプラスチック粒子はティーバッグの組成と同じものであったことから、ティーバッグ由来のプラスチック粒子であることは間違いないとのそうです。

さらに、プラスチック粒子が多く含まれた水にミジンコを入れたところ、死にはしませんでしたが、異常行動と発達奇形が見られたとのことです。

実験当時(2019/9/25に論文が発表)、マイクロプラスチックが人間にどのような悪影響を及ぼすかははっきりしていませんが、小さな生き物にとってマイクロプラスチックはかなりのダメージとなることが考えられます。

※上記実験結果はこちらから読めます。(イラスト引用)
※参照①:https://www.newscientist.com/article/2217483-plastic-tea-bags-shed-billions-of-microplastic-particles-into-the-cup/
※参照②:https://www.sciencealert.com/plastic-teabags-are-filling-your-tea-with-microplastics
※参照③:https://gigazine.net/news/20190927-plastic-teabags-release-billions-microparticles/

実際どうなの?

具体的にどこのメーカーのティーバッグを使用して実験したのか等詳細は不明です。
恐らく商品名を出してしまうと、現状人間への影響がはっきりしていないのに風評被害で大変なことになりかねないのだろうと思います。

気になるのは、例えば自身もよく使用しているリーフティを入れるパック(だしを取るときにも使用)も同じなんでしょうかね。

だしパックの場合は紙素材のものが多いような気もしますが…。

こういうもの。

旅に出るときなどに、好きな茶葉をこれに入れて、ホテルでも飲めるようにしています。
非常に便利なんですが…。(;^_^A

また、最近よくある生分解性フィルターも同じなのでしょうか…。

こちらですね。
自身も使用しているのはこのタイプになります。

ほとんどのメーカーはこちらになっているような気がしていますが、これもマイクロプラスチック粒子が抽出されてしまうのでしょうか。。

また、茶関係の方ならあるあるかと思うのですが、試飲用コップも気になります。

茶のイベントなどが今年もまだまだ続きますが(こちらを参照ください)、個人的に紙コップでの試飲が嫌いです。
特に、少し熱めの茶を淹れると、紙の味がするため折角のお茶が美味しくなくなってしまいます。
そのため、筆者は今まで必ずプラスチックコップを使用していました。


ペットボトルからもマイクロプラスチック粒子は検出されていますので、試飲用カップもいずれ紙コップに切り替えるべき時が来るのでしょうね。

最近は紙コップでも、紙の匂いが気にならない作りの良いものが多く販売されるようになりました。

ちなみに、アメリカ、ペンシルベニア州立大学の研究によると、海水に含まれるマイクロプラスチックの60%は洗濯用糸くず(合成繊維)であるという研究も出てきています。
★参照:http://karapaia.com/archives/52282655.ht

そう考えると、ティーバッグから抽出されるマイクロプラスチックはそれほどでもないのかも知れませんが、無意識に身の回りに溢れているプラスチック製品。

長らく恩恵を受け続けてきましたが、見直しの時期にきているのかも知れませんね。

結び

こういう研究結果が出たことにより、安価で粗悪なティーバッグを使用しているメーカーは叩かれることになるかも知れませんし、茶業界全体でも検討していくべき事案であると思われます。

今のところ人体への影響がどれほどなのかはまだ分かりませんが、海洋生物たちの苦難を考えると少しずつでもプラスチック製品を使用しないようにしていくことが大切だと考えられます。

個人的に以前からゴミを出さないようにするという取り組みで、「給茶スポット」「お茶Bar」の活動に賛同しています。⇒昔の記事ですが、こちら

紙コップもプラスチックカップもティーバックも使わないのは、自身でポットや急須茶を淹れることです。

出るのは茶殻だけ!!(肥料にもなる!!!)

自宅でも職場でも、自分でお茶を淹れて、マイボトルを持って歩けば環境に優しいと思うんだよね~。

これを機に、ティーポットや急須で茶を淹れることを今より多くの方が見直してくれるようそっと願います。

台茶24号誕生!台湾生まれ台湾育ちの新品種?!




中華民国(台湾)の行政院に属している、行政農業委員会(日本の農林水産省にあたる)茶業改良所が2019/8/6に新品種台茶24号が発見されたというニュースをアップしています。
日本の茶業試験場、茶業研究所と同じイメージですが違っていたらどなたか教えてください。

台湾の茶業界では「タイワンマス(中華民国指定国宝魚)」ほど希少な在来種が発見され、19年間育種をしてきたものだそうです。
原木は氷河期時代にあったものだとのこと。

マッシュルーム、アーモンド、珈琲のような独特な香りを有しているそうです。

台茶24号って何?

台湾の茶の品種には通し番号がついています。
台茶1号、2号、3号…今回の台茶24号。

筆者が個人的に馴染み深いのは「台茶18号」です。
通称、「紅玉」と言われる、紅茶用品種です。
※りんごではありません

初めて≪台湾の紅茶≫と聞いて飲んだのがこの「紅玉」で、スリランカのウバのようなサリチル酸メチル(スーッとした薄荷のような香り)を感じ、強く印象に残っていました。

紅茶を例に出したので、日本の紅茶品種で見てみますと「べにふうき」という品種があります。

「べにふうき」は<べにほまれ>と<枕cd86>を親に持ち、鹿児島県枕崎の茶業試験場で
育てられました。
1993年には≪茶農林44号≫として品種登録がされています。
ちなみに、農林水産省の品種登録ホームページにていつ登録されたのか等が検索できます。



そもそも育種って何?

そうそう、そもそも育種って何?という方もいらっしゃるかと思います。
筆者もよくわかっていませんでした。(今も細かいところは分かりません。やったことないから)

かなり前に試験場に話を伺いに行った際、お話を伺ったことがあります。

“チャノキ”(学名カメリア・シネンシス)は自家受粉しません。(他花受粉)
つまり、花が咲いて、自分のおしべとめしべで受粉しないのです。

そのため、茶業試験場で茶の花が咲くと、育種したい品種の花粉を取り、違う品種に受粉させます。
そして、他の花粉が混じらないように花に袋を被せ、実が成るのを待つそうです。

結実しないこともあり、結実したものを土に植えても発芽しないものもあり…。
さらに、発芽して数年経っても枯れたり、うまく育って新芽を取って茶を作っても病害虫に弱く品種として登録できなかったり…。

さらに言うと、ある程度病害虫に強いとか耐寒性があるとか、新品種として特徴があるものは、農家さんに里子に出され、実際その土地でどのように育つのかを調べます。

よって、たった一つの品種が生まれるのにも十数年かかるということでした。
話を伺っているだけでも途方に暮れました…。
研究員一人が一つの品種を生み出すだけでも奇跡に近いんじゃ…?

品種って簡単に言うけど、ものすごいたくさんの方のたくさんの貴重な時間が費やされて生まれているのだと思うと堪らなく愛おしく思えます。

と。
ちょっと余談が過ぎました。。

今回の台茶24号は原木が氷河期のもの、とのことですので種が見つかったのでしょうかね?
それを茶業改良所で大切に大切に育てて、挿し木で増やして…とやったのではないかと勝手に推察します。(違ったらごめんなさい)

【追記】
中央通訊社の記事に記載がありました。
氷河期の遺存種で、「台茶」シリーズの中で初めての在来種の山茶となるそうです。(2019/8/8)

結び

台茶24号の≪マッシュルーム、アーモンド、珈琲≫の香りが、緑茶、烏龍茶、紅茶と作り分けた時にどのような変化を見せるのか、味はどうなのか、非常に気になります。

台茶23号もデビューしたばかり。
※こちらは紅茶用品種とのこと。

日本の新しい品種も全く飲めていないっていうのに、世界中でどんどん新しいお茶が出てくるから大変です。←
公益社団法人静岡県茶業会議所では【新版 茶の品種】が2019年3月に刊行されておりますが、購入したもののあまり見ていないっていう…。
【新版 茶の品種】を購入したい方はこちら

チャノキに限らず、お米や野菜なども美味しいものや珍しいものが年々増えていくのは、農業試験場(研究所)の方々のおかげですね。

農業(茶業)の奥深さを感じつつ、今後も新品種の動向を追っていきたいと思います。

参照:行政院農業委員会茶業改良所HP



小ロットで製茶ができる機械セット~インド紅茶局スタッフが作った小さな製茶機械セット~




少し前の記事となりますが、インド紅茶局の方が簡単に製茶ができる機械を開発したという記事がありました。

インド紅茶局のアシスタントディレクターである男性が2キロのお茶を作れる小さな製茶セットを作ったというもの。

筆者は趣味で時折お茶作り(製茶)をやらせていただきますが、すべての工程を手で行うため、それはそれは高尚な趣味な訳です。

簡単な茶種であっても数時間は最低かかります。(すべての茶種を作ったわけではありませんので、自身の知る限りですが)

そして1日で作れる量も生葉で1キロくらいがせいぜい。
生葉を手に入れるのもなかなか困難なため、完成品も当然少量です。
※あくまでも筆者の話です。

そもそも製茶機械とはどんなもの?

作る茶の種類(緑茶、烏龍茶、紅茶等)により、必要な機械は異なります。
すべてを釜だけで作り上げる中国の緑茶などもありますので、一言でまとめることができません。

今回は紅茶用機械の例を写真とともに簡単にご紹介します。。

▼萎凋(槽)<いちょう>

葉を揉みやすくするために、萎れさせるところです。
自然の風で行う場合もあれば、温風を当てる場合もあります。


インドダージリンの茶園

 

▼揉捻<じゅうねん>

萎れた葉を機械で揉みます。
手で行う場合は、板やざる、布などで揉む場合もあります。


静岡

インドやスリランカの揉捻機の大きさが分かりやすい写真がなかったため、静岡で和紅茶をお作りになっている農家さんの揉捻機の写真を載せておきます。

2枚目の写真をご覧いただくと、人が簡単に入るくらいのサイズ感であることがお分かりいただけるかと思います。

 

▼酸化発酵<さんかはっこう>


インドダージリンの茶園

上記写真では自然酸化発酵を行っていました。
電熱線が下に入っていて、温度を上げて強制的に酸化発酵を促すこともあります。

 

▼乾燥<かんそう>

揉んだ葉を乾燥させます。
大きな機械に葉を投入し、乾燥を行います。

 

▼ふるい分け


インドダージリンの茶園

乾燥した茶葉を大きさに分けてふるい分けやゴミを省いたりします。
人の手でゴミや悪い茶葉を取る茶園もあります。

非常に簡単ですが、このような流れで紅茶は作られます。
※オーソドックス製法



インド紅茶局のアシスタントディレクターが作った製茶機械とは?

こちらです。


写真出典(元記事)⇒こちら

本当にコンパクト…!!!

この機械は、<萎凋槽><ローラー(揉捻機?)><発酵室><加湿器><乾燥機>を装備しているそうです。

残念ながら実物を見なければどれがどのように動くのか、どうやって使用するのかが分かりませんが、実際にこの機械を導入してから3か月以内に【白茶】【緑茶】【烏龍茶】【オーソドックス製法の紅茶】を作ったそうです。


写真出典(元記事)⇒こちら

美しい茶葉の形状…。
これがあの機械でできるのか…。ほしい…。←本音

しかもしかもしかも!!!
こちらをお作りになったアシスタントディレクターによれば、家庭にあるような道具で作れ、1,5000ルピーで出来るとのこと!!!

1,5000ルピーですと、おおよそ2,5000円くらい!!!!!

小さめの揉捻機だけでも数十万円するというのに!!!!!
すべての機材がそろって、2,5000円!!!!!

送料を考えたって、作って送ってほしい…と記事を読みながら何度もつぶやいたのでした。←心の声が漏れ出てる状態

とはいえ、こちらは趣味で作ったわけではなく、小さな茶農家が自家製茶が作れるように開発されたものだそうです。

茶葉のみを大きな茶工場に持ち込んで売っている、小さな茶農家がそれぞれ自分のところで自家製茶を作ったら…。
将来的にはとても面白いお茶が小ロットで登場するかも知れません。

茶好きとしては非常に興味深いので、是非普及していってほしいです。

結び

茶業試験場には試験的に製茶を行う機械が置いてあります。
こちらも2キロくらいずつ作れると話だったかと思います。

先日京都の茶業試験場でも製茶機械を見せていただく機会がありましたので、そちらも追ってアップしたいと思います。

昔は手ですべて行っていた製茶ですので、実際に手作り茶を作ると、茶の成り立ちが見えて、非常に面白いです。

ちなみに、手で製茶する際の道具はこんなものを利用しています。(ごく一部)

こちらは萎凋用、揺青用に使用しています。
梅や野菜を干すのにも使えます。(というか、本来はこちらが正しい使い方)

こちらのザルの上で茶葉を揉むこともあり、酸化発酵を行う時もあります。
なんなら、粉も振るえます。

かなり必要不可欠な道具かも?



こちらは揉捻機の代わりに茶葉を揉む時に使用するもの。

紅茶をしっかりと揉みこみたい時に使用しています。
茶汁がしみ込んで、着色するのも素敵。←マニアックで伝わりにくい(笑)

などなど。

生葉を茶農家さんに販売していただける、家の庭に茶の木がある等、生茶葉が手に入りやすい環境にいる方には是非自分で手作り茶(自製茶、自家製茶)をお試しいただきたいと思います。(農家さんのご迷惑にならないようにしてくださいね~)

南九州市知覧の茶商が初めてのFSSC22000取得。日本茶はますます海外へ。

明治維新ののち、開港してしばらくは日本の主要な輸出品目が「茶」「生糸」「米」などであったことは学校でも学びました。

当時の茶の輸出先はアメリカ。
次第にインドやセイロンの茶に押され、低迷していきます。
その中には和紅茶もあったのですが、そちらはまた別記事で書きたいと思います。

ここ10年程、日本茶の国内消費は減少しているものの、輸出や輸出国は増加しています。
クオリティは高いとの評価があるものの、価格の面では他国の緑茶(中国やベトナム等)よりは高価であること、また、輸出国の基準(※)に満たしていないこと等で伸び悩んでいることも事実です。
※農薬等の基準

積極的に輸出を進めていっている企業、農家も増えており、国際基準を取得するところも増加中です。

少々前となりますが南九州市の茶商が初めてのFSSC22000を取得したというニュースがありましたのでご紹介していきたいと思います。

関連記事:
▼インド、アッサムティの地理的表示(GI)保護制度
▼東京オリンピック・パラリンピックに向けた茶の取り組み。GAPについて。
▼ユネスコ無形文化遺産に日本茶を!大切な日本の文化を守ろう。
▼「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」、「府『宇治茶』新条例」(仮称)とは?

 

FSSC22000とは?

オランダの食品安全認証財団(FSSC)が開発した食品安全マネジメントシステムの一つで国際的な認証を取っている食品安全規格です。

一般財団法人日本品質保証機構のHPによれば、「ISO22000をベースに、より確実な食品安全管理を実践するためのマネジメントシステム規格」とのこと。

では、ISO22000とはいったい何でしょうか?




まず、「ISO」とは何を指すのでしょうか?
以下一般財団法人日本品質保証機構のHPより抜粋

—————————————————

ISOの主な活動は国際的に通用する規格を制定することであり、ISOが制定した規格をISO規格といいます。

ISO規格は、国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して「世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供できるようにしましょう」という国際的な基準であり、制定や改訂は日本を含む世界165ヵ国(2014年現在)の参加国の投票によって決まります。身近な例として、非常口のマーク(ISO 7010)やカードのサイズ(ISO/IEC 7810)、ネジ(ISO 68)といったISO規格が挙げられます。これらは製品そのものを対象とする、「モノ規格」です。

一方、製品そのものではなく、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)についてもISO規格が制定されています。これらは「マネジメントシステム規格」と呼ばれ、品質マネジメントシステム(ISO 9001)や環境マネジメントシステム(ISO 14001)などの規格が該当します。つまり、「ISOマネジメントシステム規格」とは、“ISOが策定したマネジメントシステムに関する規格”ということになります。

—————————————————

今よくニュースなどで報道されている、2020年オリンピックに際するピクトグラムの変更の話題はISOと関係があります。

日本で長らく使われてきた案内用図記号(ピクトグラム)を外国人にもわかるように数年にわたって協議がされてきました。
経済産業省のHP参照


JIS規格     ISO規格

例えば上記の温泉のマークを外国人も認識しやすいマークに変える、というような話。

左側の見慣れた温泉のマークだと外国の方の中には「何かを焼いている=食堂?」と想像されるため、湯気の下に親子3人を加えることにより、より温泉であることが分かるようにするということが検討されていました。

この従来の温泉マークはJIS規格と言い、ISO規格を日本で流通しやすくするために作られた日本独自の規格となります。

結果として、日本人は圧倒的にJIS規格が良いという意見で、外国人はISOの方が良いということになり、平行運用となったようです。




…話がそれましたが、ISOは【食品安全マネジメントシステムに関する国際規格】であること。

また、FSSC22000はISO22000の追加補強規格であるということです。

ISO22000+ISO/TS22002-1(ISO/TS22002-4)=FSSC22000
※それぞれの規格については、一般財団法人日本品質保証機構のHPを参照ください。

つまりは≪消費者に安全な食品を提供することを目的とした食品安全マネジメントシステムの確立≫のために、世界で通用する規格を定めている、ということになります。

 

茶商で初めてFSSC22000を取得した「お茶のはまだ」

お茶のはまだHP

鹿児島県南九州市知覧町郡にある茶商です。
南九州市は日本の市町村の中で日本第一位の生産量を誇ります。

最初に書きましたが、2020年のオリンピックに伴い(それ以前から)日本の茶が外国人に注目されてきています。

日本茶輸出促進協議会のHPには日本茶輸出の現状や促進のためのノウハウなどが様々記載されていますので、是非参照ください。

日本の茶商がFSSC22000を取得したというのは今回が初のことですが、これには多くのご苦労があったものと考えられます。

茶商ですので、合組(日本茶のブレンド)を行ってオリジナルブランドの茶を販売されている訳ですが、合組する茶の品質すべてが国際基準をクリアしていなければなりません。

また、包装、工場の清掃、輸送等すべての工程において厳しい国際基準が設けられていますので、それらをクリアするまで何年もかかっているものと思います。

「お茶のはまだ」の茶をまだ飲んだことがないので、近く新茶が出た際に購入してみたいと思います。




結び

世界規格に近づけることによって、輸出を増やすという試みは以前から目や耳にしていますし、個人の農家でもすでに積極的に輸出を行っているところも少なくありません。

中国では何年も前から国をあげて茶業界の整備を行っていると聞きます。

日本の文化である「茶」に関してはなぜか後進国であるように見えるのは筆者だけでしょうか。

オリンピックや今後より多くの外国人が日本に来日した際、世界に通用する<日本茶>を胸を張って提供できるようになりたいと願います。

筆者自身もせめて英語で呈茶ができるようになりたいと思っています。(数年言い続けて結局全然できておりませんが…)

茶からサルモネラ菌が検出された?!茶のリコール

先日お茶のニュースをチェックしていたところ、少し驚きの内容のものがありましたのでご紹介したいと思います。

カナダ食品検査局(CFIA)で2019/3/27にサルモネラ菌に汚染されている可能性があるLee’s Teaの茶をリコールしたとのこと。

その1週間前にOrganic Mattersというブランドの茶がサルモネラ菌に汚染されている可能性があると、Lee’s Teaと同様にリコールされた件が関連しています。
Lee’s Teaの茶にはOrganic Mattersの茶をブレンドしたり、パッケージを変えて販売されていたものがあったためのようです。

Organic Mattersの茶を飲むことにより、今のところサルモネラ菌に感染したという方はいなく、生命の危機になるほどのリスクはないと見られていますが、万が一対象の商品を飲んで、腹痛や吐き気などを起こした方は病院へ行くことを勧めています。

≪リコール対象商品≫

▼Lee’s Tea Mint Chill Loose Leaf, organic tulsi tea blend in mint, in 70-gram (2.5 oz) and 60-gram (2.1 oz) quantities

▼Lee’s Tea Original Loose Leaf, organic three tulsi tea blend, in 60-gram (2.1 oz) and 50-gram (1.8 oz) quantities

▼Lee’s Tea Pink Chai Loose Leaf, organic spiced tulsi tea blend, in 90-gram (3.2 oz) or 30-gram (1 oz) quantities




サルモネラ菌ってどんなもの?

サルモネラ菌と言えば、調理経験者であれば必ず職場や保健所からのお知らせ等で見たことがあるかと思います。

卵や生肉などで発生することが多いため、消毒や殺菌の徹底するよう指導を受けたり、社内検査等が行われたりします。
時折集団食中毒のニュースが流れるときはサルモネラ菌によるものであるケースもあります。

調べてみると、ドックフードで検出されていることが多くあるようで意外でした。

サルモネラ菌に感染すると以下のような症状が起こります。

①腹痛
②吐き気
③下痢
④38度を超える高熱
⑤脱水症状
⑥血便

治療法としては脱水症状を起こさないように、水分補給をしながら安静にするという方法が主です。
およそ1週間程度で症状は治まります。

急性胃腸炎の症状と似ているため、知らぬ間に罹患している可能性もあるかも知れません。
※筆者も上記と全く同じ症状で病院へ行ったことがありまして…

 

対策方法としては、やはり卵や生肉はきちんと加熱して食べるということ。
生肉を調理した器具の消毒。

サルモネラ菌を保菌しているペットやネズミやゴキブリの糞尿等から感染することも多いので、掃除。

生肉調理、糞尿掃除の後の手洗いの徹底。

など。




茶からも感染?

今回のニュースで驚いたのは、≪茶≫からの感染と記載されていたことです。

今回リコールになっているものに共通して入っているのは、ホーリーバジルです。

今回、どういった経緯でサルモネラ菌に感染しているのかはニュースでは見ることができませんでしたが、乾燥ハーブの管理が悪く、ゴキブリやねずみの糞尿が混入したというケースは想像ができます。

茶はむしろ、カテキンがサルモネラ菌やO-157に対しての殺菌効果があることが話題になることが多いので、「茶を飲んでサルモネラ菌に感染する可能性がある」というニュースに驚いたのでした。

しかし、茶も乾燥しているとはいえ、例えばサルモネラ菌を保菌している人が袋詰めした場合はこういう形で拡散してしまう可能性もあるのかもしれません。
詳しいことは筆者にはわかりかねますが…。

茶は乾物と同じ扱いのため、油断することが多いですがこれからサルモネラ菌が増殖しやすい暑い時期には改めて注意が必要だと思います。

結び

日本は工場の衛生管理が世界的にも評価されるほど徹底されていますが、今回の件のように輸入商材で感染、拡散する可能性もあるのだと知りました。

輸入の際、残留農薬や添加物の検査は行われるはずですが、細菌検査については行っているのかが筆者は分かりません。
調べてみましたが、詳細は分からず…。
もう少し勉強が必要だと痛感しています。

JETROにハーブティの輸入手続きについて記載がありましたので、添付します。
参照:https://www.jetro.go.jp/world/qa/04M-030008.html

今後とも個人的に注目していきたい内容です。

三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい

お茶が体に良い効果をもたらすという研究は世界的になされています。
その都度新しい研究結果が発表され、茶の健康効果等については日々進歩していると感じます。

茶の≪特定保健用食品(トクホ)≫を謳っているペットボトル飲料も気づくと新しいものがどんどん増えています。
特定保健用食品についてはこちら

茶の健康機能で最近話題になったのは紅茶の「インフルエンザ予防」でしょうか。
その記事はこちら

そして、つい数日前に新しい研究結果が出たというニュースを発見しました。




紅茶の香りが睡眠の質を向上させる効果がある?!

インフルエンザ予防に効果的とかがん抑制効果があるとか、健康効果が高いといわれる紅茶。
その紅茶の香りには癒し効果の他に快適な眠りに有効な効果があることが明らかになったそうです。

三井農林では2018年から鹿児島県西之表市と筑波大学との協力の元、西之表市の高齢者に対する<生活の質(QOL)支援活動>を開始し、その一環として紅茶の香りが高齢者の生活の質を向上させることを目的とした研究も行ってきたそうです。

研究内容としては、西之表市に住む年齢75歳前後の高齢者16名を対象に「紅茶の香り」または「水」のアロマディフューザーを寝る前に使用して拡散し、1か月間継続してもらう中での睡眠の質について調査を行ったものです。

紅茶の香りを嗅いだ場合は、睡眠の質の上昇、認知機能の上昇、うつ気分の改善が見られたとのこと。
※研究の成果は第20回日本健康支援学会年次学術大会等ですでに発表されているとのこと。

 

三井農林の「お茶科学研究所」が熱い

三井農林といえば、知らず知らずに皆様お世話になっているかと思いますが某大手ファミレスなどのドリンクバーに使用されている「WHITE NOBLE TEA」やスーパーで必ず見かける「日東紅茶」が有名です。


筆者にとっては昔から身近に当たり前のようにあった紅茶のイメージが強いです。
(多分多くの方が同じ感想だと思いますが…)

その三井農林で行われているお茶の研究、「お茶科学研究所」が熱いです。

お茶好きな方なら見たことがあるかと思いますが、日本人の感性に合わせた紅茶のキャラクターホイールを作って話題になりました。

参照:三井農林 お茶の科学研究所

こちらが発表されたのは確か2014年だったかと思います。
とても感動したのを今でも覚えています。
また、紅茶のティスティングをする際の参考にもさせていただいている貴重な資料です。

また、緑茶のキャラクターホイールもあるのです!
こちらも勉強になります。

 

参照:三井農林 お茶の科学研究所

筆者はこんなに素晴らしいものを惜しげもなく公表してくださる三井農林ファンになりまして、積極的に紅茶教室などで商品を使わせていただいております。
ありがとうございます。

純国産紅茶のティーバッグなども販売されており、長年様々なニーズに答え続けていらっしゃる茶業界にとっては重鎮の企業です。

お茶の科学研究所のHPをのぞくと、様々な茶の研究成果等も見ることができてとても興味深いです。
ちなみに日東紅茶のHPの紅茶占いが好きです。←
※大事なことを忘れていないか?とのお告げ。今日のおすすめはセイロンティでした。笑




結び

大手茶飲料の企業は様々な上述してきたような研究とともに、消費者の購買欲を刺激するような仕掛けを常に考えてくれていて、茶好きな人間としては常に注目です。

茶好きな方の中にはペットボトル飲料を毛嫌いする方もいらっしゃいますが、筆者はペットボトル飲料のおかげで今の茶ブームがあると言っても決して過言ではないと思っています。

様々な問題は常にあるものです。
目先の利益だけではなく、未来を見据えて茶について考えていくことは、今茶業に関わっている方(筆者レベルの人間も含めて)についての課題ではないでしょうか。

「昔は茶葉がたくさん売れて~」「今は急須を持っていない人ばかりで~」と恨み節ばかり言っている暇はありません。
前向きに、かつ多くの方が楽しめる茶の生産や販売を。

そういった意味で大手企業の参入は茶業にとって発展への大きな力になります。

三井農林の「茶の科学研究所」は今後も見逃せません。

簡単にお茶を飲めるグッズ②-Teplo “The Smart Bottle”と”IoT teapot teplo”-




お茶を好きな方は常に茶を持ち歩いている方も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です。

いつでもどんな時でもマイボトルが欠かせません。
夜寝るときもベッドサイドには必ずマイボトルを置いています。
夜中に目が覚めた時に水分がないと困るんです。

そんなマイボトラー(?!)にお勧めなのが給茶スポット(お茶Bar)なのですが、そちらの記事は是非以下をご覧くださいませ。
熱中症予防に「給茶」や「お茶Bar」!お茶屋さんで色々なお茶を楽しもう!

頭から脱線しましたが、今回は最先端のお茶淹れ道具についてご紹介したいと思います。

Teplo: The Smart Bottle for Tea Lovers

動画元はこちら

なんて素敵な響きでしょう。
”お茶を愛する人のためのスマートボトル”。

2016年にクラウドファンディングで話題となったボトルです。
このボトルは竹とガラスでできており、温度計、ヒーター、Bluetooth通信モジュール、2つのバッテリーを備えています。

なんと、iPhoneアプリと連携し、どのお茶を淹れるのか、どの温度で淹れるのか、抽出時間等を適切に選択して、最高の状態でお茶が飲めるという夢のようなボトルなのです。

筆者もものすごく欲しかったのですが、ぐっと堪えました。
家にマイボトルが山のようにあるのですよ。
これ以上増やしてどうする…という…。

最先端のお茶の飲み方と言っても過言はないでしょう。

「これを考えたのはきっと合理主義のアメリカ人かな」と一種偏見を持って製作者を見ると、日本人とインド人でした。
茶の生産地である2つの国の方たちがアメリカで出会って、お茶のマシンを開発するというのもなんだか興味深いところです。

そのTeploがさらに新しい商品を製作中というニュースを発見しました。
こちらです。

IoT teapot teploとは?

動画元はこちら

こちらもスマートボトルと同様、iPhoneと連動しており、抽出温度などを選択することができるのですが、さらにすごいのは心拍数や体温を計るセンサーがついているところです。

画像元はこちら

こちらのセンサーに指を当てると心拍数や体温を測定し、茶葉と飲む人に最適な状態でお茶を淹れてくれるという優れもの。
例えば、心拍数が高くストレスが多いと判断すると、低温で甘味が多く出るように抽出を調整してくれるとか。

さらに!
iPhoneと連動しているので、毎回お茶の淹れ方を評価することができ、淹れれば淹れるだけ好みを学習してくれるそうです。

さらにさらに!!
音声アシスタント(SiriやAlexa)にも対応。

つまり、水と茶葉だけ入れておけば「お茶いれといてー」とスマホに伝えるだけで美味しいお茶を淹れてくれるようになるんですよ。!!!
まさに夢のようなマシンです。
ドラえもんの世界です。←我ながら昭和な例え…

ただいまクラウドファンディング中

2020年4月には発送されるそうなので、まだ購入を考える時間がありますね。
筆者も前向きに検討したいと思っています!
androidアプリ開発も切に希望…。




結び

あと年30、40年経ったら、「わしが若いころには急須っていう道具があってな。それで茶を淹れたんじゃ」的なことを言うのかも知れないなぁとぼんやり考えてしまいました。

「茶は、相手と対話をしながら相手の体調や心理を汲み取って淹れるもの」
といった【もてなしの心】に通じる概念も無くなってしまうのでしょうか。

ペットボトルの茶飲料が横行し、急須やティーポットで茶葉から茶を淹れなくなったという話をよく耳にしますから、≪茶を淹れる≫≪茶でもてなす≫という大切な文化を守っていきたいと当然思っています。

同時に、時代は常に進化していますので、新しいものを受け入れて楽しんでいきたいという気持ちも同時に存在します。

古いものと新しいものが共存しあって、茶に関わる多くの方に幸せが訪れるのを願うばかりです。