兼業茶農家の仕事‐雑草と虫とわたし‐

茶畑仕事

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少しずつ暑くなり、雨が増えました。

湿度が高くてもうすでにエアコンの虜。

一番茶期を終えた筆者の畑のその後について、簡単な作業日記です。

暑くなると増えるもの、そう、雑草(と虫)。

それよりなにより筆者の畑がどんなのか知らないけど?

そういえば、畑の詳細について書いていなかったような気がするので簡単にご紹介します。

筆者のところは現在茶畑は4か所あります。
トータルで5反ほど

兼業でやっていけるレベルの畑ですので全体的に畑は小さいです。
写真もいつもバラバラの畑で撮っているので、よく見るとおかしいところがあるかも知れませんがご了承ください。。

筆者のところの畑は農薬も使用せず、緑茶用の畑以外は肥料も撒いていません。

肥料を撒くのも年間通して撒いている訳ではなく、一番茶収穫少し前に芽を元気に出す程度の肥料です。

刈り落とした葉や刈った雑草が自然と肥料になっている状態です。

…聞こえはいいですが、ただのほったらかしです。(笑)

雑草との闘いが本格的に

暑くなり、雨が多くなると増えるのは雑草と虫と病気。

なにせ兼業のため、土日しか畑に行けません。
6月に入ってからは毎週草刈りです。






そしてこちらは、兼業茶農家の畑仕事‐更新という作業について‐でご紹介した畑です。


これね。

丁度一か月前にアップしている記事ですね。

あれ?
芽が出てきた???

と思ったあなた、残念でしたーーーー!←イラっとするヤツ

蔓ですよ…。蔓…。
この畑はまだましな方で、半分くらいしか覆っていませんでした。

とはいえ、思えば更新してから一か月くらいこの畑には行っていなかったので、筆者が悪い…。

それほど暑くもなく、まだ梅雨入りする前だったにも関わらず、半分蔓が覆っているのです。

想像してみてください。
これが6/25~7/25の一か月だったら…。

オソロシイ…。
恐らく茶はどこにも無い状態になっているでしょうね…。

こちらは3畝(10畝が1反(約10ha))ほどしかない畑ですが、相方と二人で黙々とむしるにむしって、気づいたら日が暮れていました。(午後から行った我々が悪い…)

どんな植物がいるの?

蔓にも多数の種類があります。

全部は撮りませんでしたが、今回はこちら。

ヤマイモと草イチゴ(へびイチゴ?)

ヤマイモは蔓が細くて、結構しっかりとしているのでなかなか抜けない…。
秋には実をつけるのですが、「むかご」と呼ばれて食べます。

茶畑の秋の隠れた名物の一つです。

「むかごご飯」は美味しいですよ。
小さいですが、味はちゃんと芋です。

筆者は揚げて食べるのが好きです。

下の写真の草イチゴかへびイチゴはバラ科なので棘が酷いんです…。(涙)

手袋二重にしていても刺さったりします…。
赤い実がなり、あまり美味しくないですがジャム等を作ることはできるようです。

気が向いたらそのうちやってみようと思います。←多分向かないケド

本当はメインの「ヤブガラシ」や「ヘクソカズラ」のようなものの写真を撮るべきだったのに、蔓取りに必死になり過ぎて忘れていました…。また今度…。



虫も増えてきた

虫に関しては、筆者非常に興味津々なのですが嫌いな方も多いそうなので、上げないことにしています。

久しぶりに見かけたこの人だけ、そっとあげておきます。

そういえば大人になってからあまり見なくなったような気がします。

いえ、多分いらっしゃったのだと思いますよ。
筆者が汚い大人になっちまって見えなくなっていたのかな…←

梅雨を感じますね。

カマキリや蜘蛛の卵が大量に孵り、赤ちゃんたちがうじゃうじゃ歩き回っていたのがつい先日の出来事。

もう随分成長してきて、あちこちで蜘蛛の巣がはられ、虫を食べています。

暑い夏が着実に近づいています。

結び

雨が続くと葉の病気も増えてきます。

今年は深く更新を行っているので恐らくそれほど病気にはならないと思います。

トップの画像は更新した後から出てきている茶の赤ちゃんです。

かなり老木の上、葉が刈り取られて光合成も大変な状況でも彼らは生きています。

生きるために芽を伸ばしています。

蔓取りや草刈りは大変ですが、こういう姿を見せてくれると頑張る意欲が湧いていきます。

更新をしていない畑が一つだけあるので、そこは良い芽が出ていれば製茶をまたしようと思っています。



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