ありがたいことに毎年この時期柚子をいただきます。
今年もまた大量に頂戴して柚子仕事をたっぷりさせていただきました。(今年は例年以上に多かったので友人知人にも配るという…)
毎年恒例の柚子ジャムや柚子ピールを作り、料理にも存分に使わせてもらっています。
あとは柚子湯です。
そして今年は長らくやってみたかった小柑青(もどき)を作ってみることにしましたので覚書ブログです。
気軽にお読みください。
小青柑ってなに?
中国茶を嗜んでいらっしゃる方にはお馴染みかと思います。
乾燥したみかんの中に茶葉が入っており、割って茶葉と混ぜて飲んだり、そのまま熱湯を注いだりして飲みます。
筆者も何度か飲んだことがあります。
どちらかといえば、味を楽しむお茶、というよりは健康茶だったり漢方的な役割が強いのではないかと思われます。
「小青柑」に関しては、中国版ウィキペディア「百度百科」には以下のように書かれています。
※「小青柑」で検索すると「柑普茶」が出てきます。
柑普茶(又名新会柑普洱茶),它用广东新会大红柑或小青柑和云南西双版纳勐海县普洱茶为原料制作而成的一种茶,是普洱茶的一种。其特点一是入口甘醇、香甜,有独特的花香味和陈香味,这是由于新会柑的果香味特别,普洱茶长期吸附了柑皮的果香味所致。二是保健作用突出,发挥出新会陈皮“理气”的功效。
▼参考:https://baike.baidu.com/item/%E6%9F%91%E6%99%AE%E8%8C%B6/9102736?fr=aladdin
国家地理的表示保護品である広東省のみかんを使用し、同じく国家地理的表示保護品の普洱茶を使って作るものと定義されています。
「小青柑」というものについては特に触れておらず、「柑普茶」の説明となっています。
そこで調べていたところ以下の文章に当たりました。
柑普茶 は「柑 みかんの」「普茶 プーアル茶」なので、広義では、 小青柑 も 柑普茶と言えるでしょう。10年程前は、小青柑も ”小さい柑普( ガンプー)”と呼ばれていた気がします。
狭義では、小青柑は7月頃の未成熟ミカンを使ったもの、柑普茶は成熟したミカンというのが最近の定義のようです。
▼参照:https://shihateacomfort.com/xiaoqinggan/
詳しい方がおられたら是非お教えいただきたいのですが、ひとまず「小青柑」は小さなみかんに普洱茶を入れたもの、ということにしておきます。
柚子で作る「小青柑」
青い未成熟なみかんではなく、今回筆者が使用するのは柚子です。
おまけに普洱茶を使用しないので、「小青柑」と名乗ってはいけないのかとは思うのですが、「もどき」ということで何卒お許しください…!
まず柚子の中身をできるだけ白い部分が無いようにくりぬきます。
このままの状態で丸一日日干し。
そこに茶葉を詰め詰め。
今回は5種類のお茶を色々と詰めてみました。
蓋が取れないように結んで(冒頭写真)、現在まだ日干し中です。
今数日経っていますが、乾燥して柚子がどんどん縮んでいくので、都度紐を結び直しています。(倒れた時に茶葉が飛び出てて…)
結び
畑仕事がほぼほぼ無くなったので、ブログ名の「茶と遊ぶ」ことを色々と考えています。
本に載っていたり、映像で観たりはするものの実際にどうなのだろう?と思うことが多いのでひとまず自分で実験。
今回のように本来の定義とは異なっていたとしても、自分で飲んだり楽しんだりする分には問題ないわけですから、こうしてちょっとずつ自分の経験値を貯めるようにしています。
百聞は一見に如かず、これは筆者のモットー。
乾燥が終わって、試飲する時にはまた感想を書きたいと思います。
是非ベテランの方、実際はどうなのかお教えいただきたいところです…!(切に…!!!)
今回参考にさせていただいたサイトはこちら
柑普茶の淹れ方から、作り方まで書かれています。
この後はこちらをどうぞ→■【実験②】柚子で小青柑(もどき)を作ってみる
コメント