年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸




いよいよ2018年もあと数日。
大掃除ついでに冷凍庫から大量の緑茶が発掘されました。
お茶好きさんなら毎年のことかと思います。

購入⇒封を切って試飲⇒冷凍庫に保管⇒年末に発掘⇒改めて飲んでみる⇒劣化してる⇒どうしよう?

というのが筆者の毎年の年末です。汗

①そのまま放置⇒次の新茶の時期に茶葉が溢れかえってカオス
②廃棄⇒胸が苦しい
③再活用

という選択肢しか筆者にはないため、③再活用 を迷わず選択。
 

「そうだ、ほうじ茶作ろう」
(そうだ、京都行こうのノリで)

ほうじ茶とは何か、作り方は前の記事でもご紹介しています。

ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!

今回はフライパンや焙烙を使用せずに、オーブンで作る方法をご紹介します。

【用意するもの】

1、緑茶(多少古くてもOK)
2、オーブン
3、クッキングシート




【作り方】

1、茶葉をふるう

製茶されている販売されているお茶でも、どうしても砕けて細かく粉になっているものがあるので、ムラなく焙じるためにまずはふるいましょう。


 
2、クッキングシートの上に茶葉を平にひく

今回筆者は以前購入した品種違いの緑茶が大量に発掘されたため、二種類に分けて作ってみることにしました。

3、オーブンに入れる

150℃10分⇒180℃10分⇒200℃5分

で今回はやってみました。

200℃以上で最初にガンと火を入れ、その後下げていくという考え方もあるかと思いますし、逆に同じ温度(例えば180℃で30分というような)で一定に火を入れる方法もあるかと思います。

どれが良いのかは筆者自身まだ模索中です。
緑茶の仕上げをしている茶商の方などに聞いてみてもおそらくまちまちでないかと思います。

色々試してみて自分なりのほうじ茶道を極めるのは楽しいですし、<おいしいを追及する>のに答えはないのかも知れません。

購入して気に入ったお茶屋さんでこっそり聞いてみるといいかも知れません。
企業秘密かもしれませんので、あくまでもこっそりと!

4、完成

ムラなく火が入りました。
全体的にしっかり焙じられているのが分かります。

しっかり冷まして、落ち着いてから飲むのがおすすめです。
一日くらい置いた方が味が安定するように思います。

自宅で製茶やほうじ茶を作るのにおすすめグッズ

正直、焙烙やフライパンでほうじ茶を作る方が難しいです。汗
温度調整が難しく、オーブンでやるように満遍なく火が入らないのです。
生っぽいほうじ茶だったり、焦げちゃったり。。

オーブンをお持ちでしたら、オーブンで一気に行う方が楽かと思います。

筆者が使っているのはこちらのオーブン


筆者が使っているのはこの機種の数年前のバージョンですので、今はもっとムラなくできるのだろうな、と思います。

ちなみに、製茶をする際にも発酵や乾燥はこのオーブンで行うことがあります。
温度管理もしっかりできて、安定して発酵作業などが出来るため重宝しています。
(少しコツは必要ですが…)

パンやケーキを焼くのにも最適で、場所さえ確保できるならもう一台お茶用に購入したいところです。

やっぱり肉を解凍したり、おかずを温めたりした後にお茶を作るのは気が引けます。。
アルコールや重曹で丁寧に掃除は行っていますが、においは限界がありますよね…。

お茶とは全く関係ありませんが、大掃除時期なので掃除の際には重曹大活躍中。


筆者の家の掃除にはこれが欠かせません。
ガスコンロの掃除から、においのついたオーブンの掃除まで。

オーブン掃除には、200㏄くらいの水と大さじ1ほどの重曹を耐熱容器に入れて5分ほど電子レンジでチン。
そのまま10分ほど放置してから、濡れた布巾で拭くだけで汚れとにおいが驚くほど取れます。

製茶を行う際にはこの作業を行ってからやります。

いや、もう説明するまでもないほど様々なサイトで重曹の使い方はご紹介されているのでこれ以上は割愛します。
とにかく重曹優れもの。

結び

今茶樹たちはじっと寒い冬に耐え、旨味をため込み、来春に備えています。
筆者も来春にまた様々な新茶に出会うため、2018年の緑茶は一度整理します。

でも、ついつい発掘されたお茶を飲んでしまうため進まないんですよね。汗汗
飲みきれない緑茶を濃いめに入れて、掃除の最後に拭き掃除に使うと殺菌効果がありますのでこちらも良いですよ。

作った山のようなほうじ茶を少しずつ飲みながら、年を越すのでしょう。
改めて掃除頑張ります。



新茶の摘採開始日を決定!インド紅茶局での取り決め




2018/12/21のニュースによれば、インド紅茶局ではインド北東部で紅茶の摘採日を決めることにしたとのことです。

今までは茶園が2月の何日から摘採をスタートするということを決めていたそうなのですが、茶樹が冬の休眠を終えて、新芽がしっかり出てきたところで摘採をするようにしたいということのようです。

天候やその他の理由で、そのスケジュールより前に摘採する場合はインド紅茶局の取締会に申告が必要となりました。

 

茶葉の摘採時期とは?

インドの摘み取り時期については具体的にどのように決められていたのかは筆者の勉強不足で正直よくわかりません。。

おそらく茶園のマネージャー等が葉の開き具合などを確認して摘み取り時期を決めているのではないかと思います。

日本でも摘採の時期というのは茶の品質に大きく関わってくるため、重要視されています。

例えば、新芽が開き始めた「今」摘まないと、翌日には開ききって品質がぐんと落ちてしまったりします。

農家に新茶期数日ファームステイをしたことがあるのですが、確実に明日の朝摘み取りをしなければならないとしても、朝起きると雨が降っている、ということもあり、まさに天候との戦いとなります。
※雨の水がつくことにより、品質が落ちる可能性があるためです。

「毎日天気予報(天候や気温)を見ながら、茶畑の様子をうかがっています」

とそこの農家さんは仰っていました。

おそらくそれはインドでも同様ではないでしょうか。
天候を睨みながら、一番良い状態で摘み取りたいというのはどの茶園でも願うことかと思われます。

なぜインド紅茶局は摘採日を決めたのか?

「適期を選んで摘採し、製茶する、なんて当然のことじゃないの???
それをわざわざ、しかも今更インド紅茶局で定める必要があるの???」

とニュースを読んでいて正直思いました。

「The Telegraph」のニュースを見ると、

This date applies to gardens in Assam, Arunachal Pradesh, Meghalaya, Mizoram, Nagaland, Tripura and Manipur. For Bengal and Bihar, the plucking season will commence from February 11 while it will begin from February 28 in Himachal Pradesh and Uttarakhand.

2/18はアッサム、アルナーチャルプラデーシュ州、メガラヤ、ミゾラム、ナガランド、トリプラ、マニプールの茶園に適用。
ベンガルとビハールは2/11から始まり、2/28からはヒマーチャルプラデーシュ州とウッタラーカンド州で摘採を開始すること。

となっています。

茶園管理に適した摘採時期を定めた、という話ではありますが、つまり「それ以前に収穫してしまう茶園がある」ということ。

1953年の茶法、2011年の食品安全基準によると、「早摘みした葉は規定されている基準に満たず、お茶の定義を順守していない」とされており、それら品質の悪いお茶が輸出増加の妨げになっているとの判断を下したということだそうです。

例えば日本でも毎年ご祝儀相場で入札される一番茶があります。
2018年は富士宮市の手もみ茶が1キロ109万円!
通常の煎茶は100g1080円程度ですので、どれほど高価か想像できるかと思います。
手もみ茶ということを考慮しても、やはりお高い…。(こちらが品質の悪いお茶という意味ではありません!)

「どこの茶園より早い一番茶」を謳えば、買う人がいるということです。

おまけに高く買ってくれるのですから、どこの茶園より早く製造して販売したいと考えるのは仕方のないこと。

 

結び

インドではおおよそ4回の旬があります。(「The Telegraph」によれば)

・ファーストフラッシュ(春
・セカンドフラッシュ(夏)
・レインフラッシュ(雨季)
・オータムナル(秋)

12/15に茶樹は休眠に入っているようで、来春に最初に出てくる新芽には冬の間に茶樹の中にため込んだパワーが溢れています。

適期に摘んで、最高級の紅茶(ファーストフラッシュ)を作り、3月末に市場に出回れば高値が付くということをインド紅茶局は期待しているようです。

日本でも茶業組合のようなところで様々な取り組みが行われていますが、インドでも同様で、おそらく茶を作っている国ではどこでもこうして改善策を考えながらより良いお茶作りを目指しているのだと思います。

世界各国の茶産地のニュースをわかりやすくお届けできたらよいと思いつつ、筆者自身も常に勉強です。

ちなみに、ダージリンのファーストフラッシュはこんな感じ。


ダージリンファーストフラッシュは特に日本人が「新茶」ともてはやす紅茶です。
ダージリンは標高が高い茶園が多く、醗酵が進みづらく緑茶のような緑色葉であるところから、日本(とドイツ)では非常に好まれますし高価です。
※あえて緑色っぽく仕上げているという説もあります

筆者はダージリンファーストフラッシュが出始める(日本では5月くらい)頃になると「今年も紅茶が本格的な時期になってきたぞ」と思います。

ダージリンに限らず、「今年の一番茶」という言葉に弱い日本人です。笑