インド、アッサムティの地理的表示(GI)保護制度




2018年8月26日のインド「The Telegraph」によりますと、アッサムティの販売促進のため、ブランディングを強化していく話合いが行われたことを発表しています。

主なメンバーとして、インド紅茶協会(ITA)、インド北東部紅茶協会(NETA)、アッサム茶プランター協会(ATPA)の代表など。

現在アッサムティの一部で使用されている地理的表示(GI)保護をCTCを含む「アッサムティ」全体に広げることにより、需要の拡大と適正価格の適用を進めていくとのことです。

地理的表示(GI)保護について

地理的表示(GI:Geographical Indication)保護で有名なのは、フランスの「シャンパン」ではないでしょうか。

フランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインに限って「シャンパン」と呼ぶことができます。
つまり、「ブルゴーニュ地方のシャンパン」という表現はできなくなるという訳です。

地理的表示(GI)保護は「その土地の特徴を生かして作られたものを知的財産として保護するための認定制度」ということ。

日本でも平成27年6月1日より地理的表示(GI)保護制度が施行されています。

例えば、「夕張メロン」「八丁味噌」「鹿児島黒牛」など。

日本の地理的表示(GI)保護は農林水産省に申請を行い、認定されると日本独自のGIマークをその商品に付することができるようになります。

地理的表示やGIマークを不正利用した場合は罰則も設けられています。

参考:農林水産省HP

お茶の地理的表示(GI)保護について

緑茶、中国茶、紅茶についても各国で地理的表示(GI)保護制度への登録が進んでいます。

インドは?

紅茶の中でも特に有名なのは「ダージリンティ」ではないでしょうか。

インド北東部にある「ダージリン」、インドの中でも小さな産地であり、インド全体で生産される茶のうちの1%ほどを担っています。
そして、世界中にファンが多く、実際には生産量の4倍~5倍程度の「ダージリン」が世界中に流通をしていたと言われます。

つまり、《ダージリンの産地でないもの》や《ダージリンを少量ブレンドしている》等の「まがい物ダージリンティ」が溢れていたということになります。

今では考えられないほど価格が安くて粗悪な「ダージリン」を飲んでいた可能性もあるということですね。。こわいこわい。

そのような状況を打破すべく、インド紅茶局(Tea Board of Indea)にて認定マークが作られ、ダージリン産100%の茶のみがこの認定マークを使用することができるようになりました。
※インド紅茶局では1953年に施行されたインド紅茶法により、87あるダージリンの茶園の茶の栽培から輸出までを一括で管理しています。

1999年に「ダージリン」という言葉と「ダージリンのロゴ」が商標登録されました。
同時に地理的表示(GI)保護認定もされ、のちに著作権も取得します。
※トップ画像が「ダージリンのロゴ」です

さらに、2011年にはインド国内だけではなく、欧州連合(EU)にてPGI(Protected Geographical Indication)に「ダージリンティ」が登録されました。
2011年から5年間で完全に「ダージリン産100%のものしかダージリンと名乗れない」ように取り締まりを強化していったそうです。

実際に現在数字の面から見て、世界中に販売されているダージリンが「ダージリン産100%」であるかどうかはわかりかねます。
とはいえ、以前に比べ「ダージリンティ」が世界的に認知され、守られるようになったことは間違いないでしょう。

中国は?

中国も世界的な潮流に乗り、かなり前から自国の各地の銘茶を守り、発展させていくために努力をしてきました。
分類や基準を明確にした上で地理的表示(GI)保護認定を受ける茶の種類がますます増加しています。

例えば、龍井茶(ろんじんちゃ)はどこの地域で作られた、どのような製法のお茶で、味わいや茶葉の大きさなどはこのようなもの、というように国家基準を定めています。
筆者が中国茶の教室に通っていた十数年前、やはり分類などが煩雑で、非常に混乱した覚えがあります。。

中国は茶の生まれ故郷のような場所であり、様々な製法の茶があり、多くの産地があります。
世界トップクラスの生産国であり、輸出国でもあります。
世界に名だたる銘茶がそこかしこにある国です。

中国茶は価格や品質に非常にばらつきがありましたが、こうした国家基準が設けられ、明快にわかりやすくなることで間口が広がり、より発展を見せるのではないかと思います。

参考:合同会社ティーメディアコーポレーション代表ブログより

 

 

日本は?

日本にも平成27年より日本の地理的表示(GI)保護認定が始まったことを上述しています。
日本の茶として地理的表示(GI)保護認されているものは、2018年8月に更新されているもので、

・八女伝統本玉露
・西尾の抹茶

の二点のみです。

日本の伝統文化でもある日本茶の登録がたったの二点とは寂しいことです。。

今すでに申請済みのもの、これから登録されるもの、様々あるのでしょうがより多くの産地の地理的表示(GI)保護認定が増えていくことを願います。


 
「八女伝統本玉露」は福岡県八女市で伝統的に作られている玉露です。

玉露は、新芽が出る直前の一定期間に寒冷紗(かんれいしゃ)などの黒い覆いをかけて、日光が当たらないようします。
これを行うことでテアニンがカテキンに変化することを抑え、旨味が凝縮したお茶になります。

現在は茶木に直接寒冷紗をかけて覆ってしまうことが多いのですが、伝統的な玉露は茶木と覆いの間に空間ができるよう、支柱を立てて藁で覆いをします。
(茶木に直接覆いをかけてしまうと、新芽が痛む可能性があります)

また、通常の煎茶作りでは《機械摘み》が一般的ですが、伝統本玉露は一芽一芽手で摘みます。
機械で摘むと、効率は当然良いですが芽揃えが悪くなってしまいがちです。

さらに、煎茶の場合《機械摘み》ゆえに機械で刈りやすいように畝を仕立てる必要がありますが、伝統的な玉露は茶木を自然に育てます。
基本的に茶摘みの時期は上へ上へ茶木が伸びていきます。(一年の摘み取りが終わったら刈り込みますが…)

このように人間の手間暇がかかっている伝統的本玉露は、旨味が強く、自然の強さを味わうことができる逸品です。

伝統的本玉露は八女だけではなく、京都などでも作られていますが現在は「八女伝統本玉露」のみ登録をしているようです。

 

結び

このような気運に乗り、アッサムティも一部に適用されているGIをアッサム全体に広げたいということなのでしょう。
また、日本でも着々とGIの登録品目が増えています。

通常GIはその認定している国内に限られてしまいます。
しかし、ついに2018年7月に《日・EU経済連携協定(EPA)》に署名がなされ、合意に至りました。
《日・EU経済連携協定(EPA)》の中には「互いの国のGI認定品目について、互いの国で保護をする」という取決めも組み込まれています。

今後欧州連合(EU)の商品も関税が撤廃(削減)されることにより、多く流入してくることが考えられます。
また、日本の商品もEUへ。
その際に互いの知的財産を守りあうわけですから、GI認定商品を増やしておきたいところです。

各国の動向がこれからも気になるところです。
また、GI登録される茶が増えていくことを期待しています。

お茶のイベント【2018年8月25日26日北の茶縁日和~ぶらり喫茶小道~】




なぜか北海道ネタがつづいております。

機会があり、北海道で開催されているお茶のイベント《北の茶縁日和~ぶらり喫茶小道~》に遊びに行って来ました。
北海道には茶畑がありません。
前回の記事でも軽く書いていますのでよろしければご覧ください。⇒こちら

今回で三回目だとのこと。
台風19号と20号が向かっているという危険な状況ですが、思った以上に人がおとずれていました。

場所は北海道神宮頓宮。
うっかり、北海道神宮に行きそうになりました。
調べておいてよかった…。

東西線《バスセンター前》駅、6番出口からすぐです。
北海道神宮は有名ですが、頓宮(とんぐう)というところがあるのですね。
縁結び、子宝に恵まれるというご利益があるようです。

台風の影響もあまりなく、雨も止んでいました。
人が少しずつ入っていきます。

社務所内の二階と三階が会場となっており、出店者は外と社務所内合わせて40店ほどでしょうか。

先日ご紹介した手もみ茶も見ることができます。
年配の男性の方が丁寧に葉を揉んでいました。
途中で女性の方二人に代わり、整形を行っている姿も見ることができました。

日本茶インストラクター協会北海道支部では茶歌舞伎を行っていました。
男性インストラクターが茶歌舞伎の説明を最初にしてくださったのですが、わかりやすく大変面白かったです。

元々茶歌舞伎とは、明恵上人が植えた栂尾のお茶(本茶、ほんちゃ)とそれ以外のお茶(非茶、ひちゃ)を当てるというものだったそうです。
次第に高価な金品をかけるようになり、室町幕府から制限されることとなったようです。

今回は「普通煎茶」「深蒸し煎茶」「玉露」「玄米茶」「ペットボトル茶」を当てるというものでした。
・・・辛うじて全問正解。危なかった…。
全問正解すると素敵なプレゼントももらえます。(嬉しい!)

88cafe&shop(グリーンエイト)

静岡の茶農家&カフェです。
水出し、氷出し、紅茶と飲ませていただきました。

和紅茶がとてもまろやかでおいしく、とても気に入りました。
《つゆひかり》という品種を使用しているそうで、甘味があるけれど雑味がないです。
《つゆひかり》は茶農家としても育てやすく、ポテンシャルが高いというお話でした。

隣のブースの「木花茶寮」は、台湾茶とご自身で作られた静岡産の烏龍茶(あとはブレンド茶)を紹介してていました。
台湾の東方美人なども水出しで試飲させていただきました。

静岡産の烏龍茶(包種茶と焙煎烏龍茶)はお湯出しで。
雑味なく、香り高くて魅了されました。
そして、こちらのブースでも《つゆひかり》を使用した「焙煎烏龍茶」を販売していたのですが、つゆひかりは焙煎を重ねると毎回表情を変え、作っていると面白いという話を伺いました。

《つゆひかり》って結構すごいのか。。
実は今まで飲んだ《つゆひかり(煎茶)》にそれほど良いイメージがなかった筆者にとっては衝撃でした。

Tea bridge

こちらは多くのイベントで見かける台湾茶専門のお茶屋さんです。
クオリティの高い台湾茶を産地に行って、自身も製茶を経験し、仕入れをしているので安心感があります。

非常に人気の高いお店です。
淹れてもらったお茶も本当に美味しくて、同席の方たちみんなが感嘆の声をあげていました。
愛知県からの出店です。

 

他にも北海道内のお菓子屋さんやお茶屋さんはもちろん、東京から出店されているお店もあります。
木工工芸や真鍮のアクセサリー、器作家なども参加しています。

社務所の外では北海道産の野菜やざんぎ、蜂蜜なども販売しており、お茶だけではなく美味しいものも食べられて楽しいイベントでした。

明日26日(日)も行っていますので、お茶に興味がない方にも是非一度行ってみていただきたいと思います。
新たな出会いがあり、楽しく時間を過ごせると思います。

日本最北の茶木は北海道にあった。ー北海道古平市へー




5年ほど前になりますが、日本最北と言われている地植えの茶の木を見に行きました。

日本では茶栽培の《経済的北限》は「新潟と茨城の北をつなぐ場所あたり」とされています。
ですが、岩手や秋田などの東北地方でもお茶は作られていますし、販売しているところもあります。

北海道の知人に聞くと、個人的に家の中で茶の木を育てている方もおり、北海道内で地植えで育てている方も数名いらっしゃるとのこと。
また、現在研究で北海道内に茶の地植えを試みている企業などがあることも耳にしています。

雪が多かったり、寒かったりと、そもそも熱帯の植物である茶の木にとっては厳しい環境・・・。

中でも地植えで日本最北と言われている場所へ行ってみました。

 

場所は北海道古平市。
禅源寺というお寺の中にありました。
曹洞宗のお寺さんです。

観光で有名な積丹半島です。
美しい海が見られ、ウニが美味しいということで余市駅前や札幌駅からしゃこたん号というバスが出ています。

多くの方が目指すのは積丹半島の先にある「黄金岬」や「神威岬」。
「積丹ブルー」と呼ばれる青い海は本当に美しいです。
ですが、筆者はしゃこたん号を途中下車。
地元の知り合いにも「なんでそんなところ行くの?!」と驚かれるレベル。

「そこに茶があるから」

とカッコいいことを言ったものの、バスの本数が少なすぎるのと禅源寺まで結構歩くので、のどかな旅となりました。

やはり車がないと厳しいな、北海道…。

 

確かお盆の時期に行ったような気がします。
ですが、静かでした。

お嫁さんらしき方が「今は誰もいないので…」と大量のゴミを片付けながら対応してくださいました。

釣鐘型の窓、好きなんですよね。
火灯窓(かとうまど)と言うそうです。
実は最近知りました。

お嫁さんらしき方が「あっちの方にあると思います」と仰る「あっちの方」がこちら。↓

はい、わからないー。

一人がさがさごそごそと雑草をかき分けつつ、ようやくこれか?という葉っぱを発見!!

 

この葉の光沢、芽の感じ。
間違いなくお茶の木です。
恋人に出会ったような気持ちで写真を撮りまくりました。←不審者

本当はもっと大きい木があったそうです。
今はもう誰も手入れしている人もいないとお嫁さんらしき方から聞きました。
「私もどこに茶の木があるのかわかりません」と苦笑。

この北限の木の元ネタは札幌のお茶屋さんが書いている記事です。
こちらを読んでから、一度行ってみたいと思い続けていました。
記事が書かれたのは平成14年。
もう16年が経っています。

筆者の念願叶ったのもすでに5年前。

今も雑草の中であの木は生きているのでしょうか。
寒い冬、雪の下で寒いのを耐えているのでしょうか。

お茶屋さんの記事によると、16年前当時先々代が住職になる前、愛知県から持ってきた茶木だとか。

ロマンです。

もしまた行く機会があったら見に行きたいと思います。

 

タイの紅茶店が東京にオープン。タイの紅茶(チャーイェン)ってどんなもの?




タイのミルクティがメインのお店が東京の原宿にオープンしたとのこと。

タイのアイスティを「チャーイェン(チャーノムイェン)」と言います。
チャーイェンはアイスティ、チャーノム(牛乳)イエンはアイスミルクティのことを指します。
タイの紅茶ってどのようなものなのか、ご紹介したいと思います。

タイのアイスミルクティはどんなもの?

ストレートティも飲みますが、インドの「チャイ」のようなイメージです。
インドのチャイは甘い温かいミルクティを飲みますが、タイのチャーイェンはアイスティ。
茶葉を鍋で煮だした(もしくは濃く淹れた)ものに、砂糖、エバミルク、コンデンスミルクをたっぷり加えた甘い紅茶です。

町中のチャーイェン屋さんだとカップからカップへ華麗に注ぐ技を見せているお兄さんや昔ながらのビニール袋に入れてくれるお店もあります。

この動画でもわかるかと思いますが、紅茶の色が茶色というかオレンジ。
明らかに日本の紅茶とは違う色合いです。

筆者も数年前にタイへ行った方からお土産でいただきました。

こちらのメーカーはタイの老舗茶屋です。
chatramue(チャトラムェ)
ここ数年で直営のカフェも増え、タイではかなりメジャーなお茶屋さんです。

開封するとものすごい甘い香り。
調べてみると、バニラやアニスの甘い香りを着香している様子。
また、お湯を注ぐと、鮮やかなオレンジ色。
こちらも着色しているようです。
※今現在も着色や着香がされているのかどうかはわかりませんが、昔はスタンダードだったようです。

 

日本でも購入することができます。

 

濃いチャーミェンにコンデンスミルクをたっぷり入れて、飲むと美味しいのです。
クセになります。
そしてタイへ行きたくなります。
なぜか現地で飲んだ人はなぜかみんな美味しいから飲むべきだと勧めます。笑

チャーノムイェンの作り方

chatramue(チャトラムェ)のHPに作り方が載っていたのでご紹介します。

【材料】
・茶葉 大さじ2、3杯
・熱湯 120㏄
・砂糖 大さじ1
・コンデンスミルク 大さじ3
・エバミルク 大さじ1程度

【道具】
・耐熱グラス 2個
・ネルフィルター

【作り方】
1、耐熱グラスにネルフィルターをセットして、茶葉を入れる
2、そこに熱湯を120㏄注いで3分から5分待つ
3、ネルを引き上げ、茶液に砂糖、コンデンスミルクを入れてかき混ぜる
4、もう一つのグラスに氷をたっぷり入れ、3を注ぐ
5、4の上にエバミルクをかけて完成

作り方は他にもあるかと思いますが、老舗のお茶屋さんがオススメしている作り方なので、まずは基本でどうぞ。

ネルフィルターを使用するのは、茶葉が細かいだからだそうで、町中のお茶屋さんもこれで漉しています。
日本ではコーヒー用の以下のようなものが代用できるでしょうか。

 

目の細かい茶こしを使用すれば特になくても問題ないかと思います。
もしくは自分でティーバッグを使って淹れれば、茶殻の処理は楽ですね。
筆者は普通にポットで濃く抽出し、茶こしで漉してグラスに注ぎました。また、エバミルクは牛乳でも代用できそうです。タイのアイスティが飲みたい方はお店へどうぞ。

 

Chabadi Thai style tea チャバティタイスタイルティ

☆場所
東京都 渋谷区神宮前4-26-28 青いビルの1階
☆営業時間
11時~19時

メニューを見ると、グリーンミルクティやタピオカ入りのタイティーなどもあり、面白そうです。
原宿に行くことがあればぜひ立ち寄りたいと思います。

結び

最初にいただいた茶葉を普通にポットで淹れた時に、鮮やかなオレンジ色で衝撃を受けました。

でもしばらくクセになり、この茶葉で煮込みのミルクティを作って毎朝飲んでいたのであっという間になくなりました。

バニラなどの甘い香りがまた癒しで、ミルクティにはぴったり。

着香や着色は日本では禁止しているものもあるのですが、昔着色や着香がたっぷりなされたお菓子を子供時代に食べていた筆者にはなんだか懐かしく思えるのです。

タイに行きたいなぁ。

マテ茶って飲んだことある?どんな味?体に良いって本当?




マテ茶を飲んだことがありますか?
茶外茶の話が多いですが、マテ茶も茶外茶となります。
※茶外茶=ツバキ科のカメリアシネンシス以外で作られているもの

体に良いとよく耳にしますし、ペットボトルでも販売されているマテ茶についてまとめてみたいと思います。

 

コカ・コーラ社のマテ茶

コカ・コーラ社からペットボトルで販売されている「太陽のマテ茶」。
発売当初には南米の健康茶だと話題になり、筆者もよく飲んでいました。

こちらのペットボトルは飲みやすいのですが、原材料を調べると
《原材料:マテ茶、ビタミンC、チャ抽出物》
とありますので、マテ茶のみではなく、緑茶や紅茶などの何かがブレンドされています。
飲みやすいようにアレンジされているようです。
※発売当初とは味等も変わっているようです。チャ抽出物は入っていなかったのではないかと思われます。

ティーバッグも販売されています。

ティーバッグで販売されているものは、原材料はマテ茶のみとなっています。

他にも様々なメーカーからマテ茶が販売されています。
本場のマテ茶もネットで購入できる便利な時代です。

 

 

マテ茶とはそもそもなに?

マテ茶は主に南米(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ)で生産されています。

モチノキ科の葉や枝を、乾燥させ、粉砕して作られており、「飲むサラダ」と言われるほど豊富な栄養が含まれています。

元々はパラグアイの部族が、元気が出る不思議な木として飲用を始めたそうです。
というのも、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイでは野菜が育ちにくい地域で、とうもろこしやパン、いもが主食となっています。

また、肉の消費量が非常に多く、生活習慣病などになりやすい環境です。
ですが、食生活から想像するほどそういった病気にかかる方はいないとのこと。

体に良いと伝承されてきたマテ茶の効能が研究で明らかとなり、野菜にも劣らない、むしろそれ以上の栄養成分が含まれていると判明しました。
ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが非常に豊富です。

生活習慣病が防げているのにはマテ茶の力が大きいことが科学の力によって明らかになりました。

一般に販売されているマテ茶には二種類あります。

【グリーンマテ茶】
葉を収穫して、加熱して水分を飛ばし、そのまま乾燥。
1年熟成させ、粉砕、選別等を行ったもの。

【ロースト(ブラック)マテ茶】
グリーンマテ茶を焙煎したもの。
グリーンより香ばしい香りがし、飲みやすい。
ブラジルではミルクや砂糖を入れて飲むとのこと。

 

 

マテ茶の飲み方

 

筆者が以前お茶のイベントで体験した時は、上記のような丸い容器に茶葉と水を入れ、《ボンビージャ》という先が細くなって、茶こしがついているストローで吸いました。

グリーンマテ茶だったのですが、正直な話青っぽくて飲みにくかったのを覚えています。。
恐らくこれが本場に伝わる昔ながらの飲み方なのでしょう。

現在筆者が飲む場合は《ロースト(ブラック)マテ茶》を選んで飲むようにしています。
グリーンマテ茶に比べて、ローストマテ茶は焙じていているため、若干ビタミン等の栄養分が減ってしまうのですが、断然飲みやすいです。

マテ茶が初めて、という方にはローストの方をオススメします。

他にも現地では上記のような道具を使用せず、ティーポットで熱湯を注いで淹れたり、アイスティや甘くして飲む場合もあるそうです。

マテ茶にはカフェインが入っている

今までご紹介した麦茶やたんぽぽ茶のようにツバキ科の《カメリアシネンシス》を使用していない茶外茶は、カフェインを含んでいません。

しかし、マテ茶にはカフェインが含まれています。
コーヒーや紅茶、緑茶などに比べて少ないのですが、カフェインが体質的に合わない人にはオススメしません。

また、妊娠中、授乳中などでカフェインが気になる方も避けた方が良いかも知れません。
※体調や体質によりますので、主治医にお尋ねください。

結び

 

マテ茶について筆者が知ったのはもう20年近く前です。
お茶のイベントで南米の健康茶としてご紹介してもらいました。

マテ茶が入ったマテ壺とボンビージャを渡されて、吸ってみろと言われて困惑したのを覚えています。
そして、正直葉っぱの味しかせず、「これがお茶?」「世界には様々なお茶があるのだなぁ」と思いました。
当時は筆者の中に茶外茶、という概念がなかったため、余計に驚きました。

日本では様々な健康茶が世界中から掘り起こされて、ブームが来ては去ったりもしていますが、現地の方たちは今でも愛飲をしているはずです。

科学的に効能が研究される前から、どの茶もその土地の人々にとって必要だとわかって飲まれていたのだと思うと《人間の能力》の素晴らしさに感動します。

このブログでも様々なお茶があるのだとご紹介できれば良いと思っています。

紅茶や緑茶や中国茶だけではなく、時にはノンカフェインのハーブティを飲んだり、マテ茶を味わったり、体調によって飲むお茶を変えることができると、日々の暮らしが楽しくなりますよね。

マテ茶を飲んだことがない方はぜひ一度試してみてくださいね。

※トップ画像は日本マテ茶協会のHPよりお借りしました。

ハニーブッシュティとは?ノンカフェイン?ルイボスティより飲みやすい?




茶マニアの筆者は、新しいお茶があるとついつい購入してしまいます。
「茶」と言っても、今回はノンカフェインの「茶外茶」となります。

ハニーブッシュティ。

どんなお茶なのかを含めてご紹介してきたいと思います。
 

ハニーブッシュティとは?

 

http://www.gassteas.com/index.htmlより引用

ハニーブッシュティはルイボスティの生産地である南アフリカで育つ植物を原料としています。

ルイボスティは学名「アスパラサス・リネアリス(Aspalathus linearis)」と言い、マメ科の植物です。

ハニーブッシュは学名「サイクロピア(Cyclopia)」という同じくマメ科の植物です。
どちらも南アフリカ産マメ科の灌木黄色い花を咲かせることから混同されることが多いのですが、別の植物です。

「サイクロピア(Cyclopia)」種の中にも様々な品種があり、それぞれ香りや味わいが違うそうです。

アメリカで10年以上前から話題となっていたものの、日本では輸入量が少ないそうで、それほど頻繁に見かけないように思います。

ハニーブッシュティの特徴は?

ルイボスティと同様ノンカフェインです。

また、抗酸化物質を豊富に含み、血糖値を下げる働きがあります。

遥か昔から南アフリカの原住民たちが「母乳の分泌を良くする」「不眠が解消する」「咳止め」などと薬代わりとして利用してきました。

実際にハニーブッシュにはイソフラボン等が含まれており、女性ホルモンと似た働きをするため、女性には特に良い飲み物とされています。
 

ハニーブッシュティーの味や香りは?

 

今回、こちらのハニーブッシュティをいただきました。

パッケージを開けた途端にハニーというだけあって、香り立つ蜂蜜の香り。
甘い香りに酔わされます。

「サイクロピア(Cyclopia)」の中でも最上級の「インターメディア種」を使用しており、非常に希少価値が高いそうです。
というのも、栽培ではなく野生のものを摘んで、茶にしているためだとか。

パッケージにご提案通り、カップにお湯を入れ、3分。
試してみると、少々味が薄いため、再度蓋をして3分ほど。

もう少し抽出に時間を置いても良いかも知れません。
紅茶を飲みなれている方だと物足りない印象を受けると思います。
(渋みなどがないので余計に…)

パッケージを開封した時ほどのはちみつ香はしないものの、薔薇の香りも加わり、甘さの中にフローラルで高級な香りが漂います。

実際15種類程度の香り成分がハニーブッシュには含まれており、薔薇の香りの主成分である「ゲラニオール」も含まれているそうです。
納得。

ちなみに、ティーバッグを入れっぱなしにして最後まで飲みましたが、全く雑味は出ません。
最後まで飲みやすいです。

また、半分ほど飲んだときに蜂蜜を加えたところ、かなり美味しくいただけました。

ハニーブッシュ自体にもクセがなく飲みやすいのですが、蜂蜜を加えると甘味が香りを引き立たせてさらに美味しいです。
個人的には蜂蜜入りをお勧めします。

実は筆者、ルイボスティなどの茶外茶があまり得意ではありません。
いえ、飲めるんですよ。
飲めますが、好んで飲まない、というのが本音です。汗
しかし、これは好きです。
胃の調子が悪い時などに利用したいと思います。

 

実はティーバッグのものは今回初めてですが、以前ペットボトルで飲んだことがあります。
その時も優しい甘味があって飲みやすかったのですが、ネットでも購入できます。

 

結び

 

体に良いから、ノンカフェインだから、という謳い文句でルイボスティをはじめとする健康茶は販売されています。

妊娠している方がノンカフェインのドリンクを探して、購入するというケースもありますよね。

ただ、個人的は体に良いから、胃に負担がないから、というような理由以外に味で満足したことがほぼないです。(個人的な感想です)
今回たまたまお店でハニーブッシュティのティーバッグを見つけて、迷わず購入しましたが、これはリピートしたいと思いました。

ノンカフェイン、オーガニック、無添加、ハニーブッシュの中でも最高級の品種を使用しているというところも今回はポイントですね。
妊婦さんや授乳中の方へのプレゼントにも利用したいと思います。

また、向学のために他のハニーブッシュティも試していきたいと思います。