【新型コロナウイルス関連】西ベンガルとアッサムのロックダウンに関係した茶生産について

新型コロナウイルス関係はまとめずに内容だけ簡単にまとめていきたいと思います。
現状を早めにお届けできるように…。(とはいえ、更新できるか自信ないですが)

インドの西ベンガル州とアッサム州のロックダウンに伴った茶生産や売上等についての記事です。

▼関連記事:【2020/3/27現在】新型コロナウイルスによる2020年の茶の状況について
▼関連記事:「緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的 」という文言はアウト!消費者庁の注意喚起。




簡単に内容まとめ

西ベンガルとアッサムは2020/3/22から3週間のロックダウンに入りました。

2020年初摘みの時期に茶園が閉鎖。
3/22以降は芽が伸び放題の状態になっていると考えられます。

4月中旬以降にロックダウンが解除され、茶園の整備が再開されたとしても茶園整備だけで3週間はかかるであろうとのこと。

葉が大きく成長し過ぎて5月中旬に始まるセカンドフラッシュに影響が発生するのでは?

それにより、インドの年間生産量の1/10が失われ、推定損失は1億5000万kgの茶。
西ベンガルとアッサムの収益損失は12%以上と見込まれています。

ちなみに、2019年はインド全体で14億㎏の生産があったそうです。

さらに、先日記事にも書きましたが2019/12/15~2/15まで新芽の摘み取りを規制していたため、茶園としては利益がなく、出費だけを重ねていたことになります。
▼参照記事:新茶の摘採開始日を決定!インド紅茶局での取り決め

ようやく新芽が出てきて、「いざ、製茶!」となったところで新型コロナウイルスの流行…。

たまったものではありません…。

中でも被害甚大なのはダージリン





最初の打撃は旅行の禁止のため、海外のバイヤー等がインドに来ることが出来なかったこと。

また、合わせて輸出先のロックダウンにより販売が出来なかったこと。

ダージリン協会の方によれば、「ダージリンティー業界の収益のほぼ35%から40%は、ダージリンの総生産量890万kgの20%-25%を占めるファーストフラッシュティーからのもの。

それらが販売できず、これからロックダウンが解除されても普通の生産が行われるようになるにはかなりかかる。

セカンドフラッシュまで影響は及ぶであろう。」

現在ダージリンでは気温が上がっており、茶葉の成長が着実に進んでいっているようです。

そうなると、葉が大きくなりすぎてロックダウン後の収穫は難しく、ファーストフラッシュはあきらめざるを得ない状況…。

現状でセカンドフラッシュはどうにかなるのか…。(書いててつらい…)

結び

茶園主としたら、胃が痛い思いだろうと思います。。

冬の間閉鎖して、葉の健康を守り、クオリティも上がる(はず)ところで、突然大きな収入が得られる時期(ファーストフラッシュ)を逃してしまうことになるのですから…。
他人事ながら涙が出そうです…

ニュースで見る限りですが、インド国内ではかなりの混乱が見られるようですので、プラッカーの方々もどうなっていることでしょう…。

また、記事中にあるのですが、ニルギリは一部特定の制限と安全対策を条件に生産をしているところがあるようです。

ファーストフラッシュの二大輸出国として、ドイツと日本があります。
どちらも厳しい状況…。

まだ希望は捨ててはいけませんし、早々と購入したバイヤーの方たちの発送できずに倉庫に眠っているファーストフラッシュがあるかも知れません。

2019年のファーストフラッシュを今購入して、1年熟成した味わいを楽しむのも良いかも知れません。


個人的にシルバーポットの紅茶は好きで、購入しています。
いつも、と言えないのがつらいところですが…。笑

在庫が切れている方は今の内がお勧めかも知れません。
トイレットペーパーの買い占めのようなおかしな事態にはならないと思いますが、産地応援も兼ねて購入して、ほっこりティータイムをしましょう。

筆者もこっそりいくつか頼んでいます。( *´艸`)
だって、今後仕事失うかも知れませんからね、今のうち!←

▼元記事:Lockdown crimps Bengal, Assam tea production 10%



「マツコの知らない世界」で扱っていたチャイ。飲みたくなったので作ってみた。

コロナばかりだと気が滅入るのでチャイでも淹れてみるか、と。

つい先日、「マツコの知らない世界」でチャイの世界をやっていました。
▼参照:TBSテレビ:マツコの知らない世界

丁度その時間中に東京オリンピック延期のニュースが入り、一時中断。
Twitter上で「オリンピックよりチャイを見せろ」等の意見が飛び交っていて面白かったです。(テロップで充分の内容だったので)

という訳で、コロナだし寒いしの今朝、チャイを淹れました。
淹れ方を写真付きでまとめていきます。

また、チャイについては前にも記事を書いていますのでそちらを参照ください。
▼参照記事:寒い時期にはとっておきのチャイを。チャイの作り方のご紹介



今回のチャイの作り方

【材料】(二人分)


・手鍋(ミルクパン)
・水 200㏄
・茶葉 12g

・牛乳 400㏄
・スパイス お好み
・砂糖 30g
※今回はタカナシ乳業の低温殺菌牛乳を使用
※今回のスパイスはシナモン、クローブ、ブラックペッパー
※砂糖は今回上白糖

なお、前回の記事でご紹介しているものと分量が違いますが慣れてしまうと正直毎回量っては作りません。

そのため、今回は気分で甘味強め。
朝一だったため量も若干少なめ。
スパイスもなんとなく選択しています。

【作り方】

①スパイスを潰す




筆者は店時代からの「スパイスマッシャー」を使用していますが、無い方は袋に入れて包丁の柄などでたたくと良いです。
スパイスマッシャーも最近は色々販売しています。


筆者はハーブの香りを出すときにも使用しています。
スパイス(ハーブも)は少し潰した方が香りや味がしっかり出るのですが、硬いものが多いためマッシャーを一つ購入すると良いかも知れません。

ちなみに、よくあるチャイスパイスのようなものを作ってみようと何度かフードプロセッサーで粉砕をしたことがあるのですが、割合を考えないとえぐかったり苦かったり、散々な目に遭います。笑

そういう時は潔くマサラスパイスを購入するのがお勧めです。

さらに言うと、「チャイマサラ」や「ティーマサラ」と記載のあるチャイ用のものの方が良いかと思います。

「ガラムマサラ」も同じようにスパイスを粉砕したものなのですが、カレー風味になりがちです。←経験者
いや、それはそれで美味しいんだけど、チャイ用の方が筆者は好みっていうだけ。

②手鍋に水と茶葉とスパイスを入れて煮る




沸騰したら、砂糖を投入。



③牛乳を淹れて煮る



「マツコの知らない世界」でもやっていましたが、チャイの場合、少し目を離すと吹きこぼします。(絶望)


今回うっかり鍋から目を離し、強火でやっていたため見事に吹きこぼしました。

熱いうちにアルコールで拭けば片付くのに、今アルコールが不足しているもので五徳ごと洗う羽目に…。
これがめんどくさくてチャイ作りたくないっていう方が多いことは筆者も知ってる…。
でもさ、これで掃除しとけば年末楽だしさ。。

という訳で、前回の記事ではこの後ジャバ―ジャバー(擬音)をやったのですが、吹きこぼしたのでテンションが下がってそのままグラスへ注ぎましたとさ。。

結び

チャイの作り方は様々です。

茶全体、淹れ方は人によって違うので、「これが絶対!」と思うのはやめた方が自分が楽になります。

チャイなんて、インドの路上で隣り合っているおじさん同士も作り方違いますがそれぞれ個性があって美味しいです。

基本の作り方だけ押さえて、あとはご自由に。
筆者は自身の体調に相談しながら、茶葉の量を多めにしたり、砂糖を減らしたり、はちみつに変えたりと変化を楽しんでいます。

コロナの影響で休日に予定が無くなった時こそチャイでもいかがですか?
予定のないお父さん、たまには奥様やお子様のためにチャイを淹れてみては?

牛乳の種類を変えて見たり、砂糖の種類を変えてみたり、はたまた茶葉の種類をて見たりすればかなりの時間楽しめますよ。
飲むのが大変ですけどね。

ただし、吹きこぼしだけは注意!!!笑
奥様に怒られますからね!!!



「緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的 」という文言はアウト!消費者庁の注意喚起。

どうしても新型コロナウイルス絡みのニュースばかり見てしまいますね。。

今回も新型コロナウイルス関係です。

少し前ですが消費者庁から新型コロナウイルス予防効果を標ぼうする商品への注意喚起が行われました。
※第2報が昨日3/27に出ました。

時折SNSで、一般の方のみならず茶関係者までもが「茶はコロナウイルス予防に効果がある!」と言っているものを見てヒヤヒヤしています。

人の弱みに付け込む商売には腹が立ちますが(転売ヤーとかネ)、茶業者も注意しないとうっかり関係してしまう可能性があり得るこの問題。

少しまとめてみました。



消費者庁からの注意喚起の内容


ラッキーエースさんによる写真ACからの写真

消費者庁では令和2年2月25日~3月6日(第2報では3/9-3/19)までの間、新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうするウイルス予防 商品の表示について、景品表示法(優良誤認表示)及び健康増進法(食品の虚偽・誇大表示)の観点から緊急監視を実施。

この結果、インターネット上の広告にウイルス予防商品を販売している30事業者、 46商品(第2報では34事業者、41商品)の表示について新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする文言等があったとのこと。

一般消費者が当該商品の効果について誤認をし、新型コロナウイルスの感染予防について誤った対応をしてしまうことを防止する観点から、当該表示を行っている事業者等に対し、緊急的に改善要請等を行いました。

当該事業者がオンライン・ショッピングモールに出店している場合には、ショッピングモール運営事業者に対しても協力を要請。

(第2報ではさらに、マスクの在庫がないにも関わらず、チラシ等にあたかも在庫があるように表示している2事業者に、景品表示法(おとり広告告示)の観点から再発防止の指導を行ったとあります。 )
▼参照:消費者庁HP

 

例としていくつか実際の表記法が掲載されています。
以下のような表記はアウトです。

新型コロナウイルス対策、ポリフェノールとカテキン
を配合した青汁

非常に強力な抗菌、免疫賦活の特質の精油を配合、新
型コロナウイルス(COVID-19)の予防対策用ブレンド
精油。ラビィンツァラ、タイム、スターアニス、ジンジ
ャー、シナモンカシア他 12 種類の精油をブレンド。

・新型コロナウイルス肺炎対策に、肺炎の改善に関する
特許を取得した乳酸菌

・新型コロナウイルス対策に!光触媒/除菌・抗菌・消臭
スプレー、マスクや服に吹き付けたり、ソファーや壁、
空間に吹き付けてもOK

 

タンポポ茶で家宅捜索

2020/3/19のニュースで、大阪にある薬局が“新型コロナウイルス感染予防に効果がある”と違法に宣伝し、店内のチラシ等にも効果を書き込んでいたとのこと。

医薬医療機器法違反の疑いで家宅捜索が入りました。

消費者庁の注意喚起は2020/3/10に出されていますので、その直後にこちらの家宅捜索が行われたようです。

この手の話は通常の時にもあるものですが、新型コロナウイルスに対する不安が高まっている今、軽率に「〇〇に効く!」と謳ってしまうのは非常に危険です。
第2報を確認したところ、こちらにも違うところのタンポポ茶の文言が掲載されています…。
こんなにも大々的に家宅捜索のニュースがあったというのに…。

▼関連記事:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?特定保健用食品?機能性表示食品?(追記あり)
▼関連記事:麦が珈琲に?!キリン CEBADA!代用コーヒーの代表、たんぽぽコーヒー(茶)とは?




ちなみに、医薬医療機器法違反とは

正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。
一般的に「薬機法」と呼ばれています。

目的としては、以下「第一章 薬局」に記載があります。

第一条 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。(国の責務)
▼参照:e-Gov

「品質、有効性及び安全性の確保」がなされていない、つまり「新型コロナウイルスの感染予防に効果があるかどうか」の有効性は確保されていないということです。

消費者庁のHPには、

新型コロナウイルスについては、その性状特性が必ずしも明らかではなく、かつ、 民間施設における試験等の実施も不可能な現状において、新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうするウイルス予防商品については、現段階においては客観性 及び合理性を欠くものであると考えられ、一般消費者の商品選択に著しく誤認を与 えるものとして、景品表示法(優良誤認表示)及び健康増進法(食品の虚偽・誇大 表示)の規定に違反するおそれが高いものと考えられます。

と記載されています。

現状、何が予防効果があるのか、研究することもできないような状態であるわけですから販売者としては「新型コロナウイルスの予防に効果がある」という文言は決して使うべきではありません。

茶の世界ではどう?


ふぉと忍者さんによる写真ACからの写真

実は消費者庁の第2報で「緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的 」という文言もアウトになっています。
▼参照:消費者庁HP

大きな声では言えませんが、実際にお茶屋などで「茶カテキン(茶ポリフェノール)は抗ウイルス作用があるから、新型コロナウイルスの予防にもなる」というようなことを言っている方を何名も見かけています。。

いやいや待て!!!(;´Д`)

と、今も似たようなSNSを見る度にゾッとします。

タンポポ茶の件はタンポポ茶自体に全く罪はありませんが、こうした販売者によってタンポポ茶やタンポポ茶を販売している人たちに対しても少々疑いを持ってしまう方もいらっしゃることでしょう。

他のタンポポ茶を正しく販売している人たちにも迷惑がかかるのです。
すでに正しい研究によって明らかになっている効能等までもが疑われてしまう可能性を秘めているのです。

茶も同様なことが起こったら大変です。
筆者はそれを常に懸念しています。

もちろん多くの茶関係者はきちんと調べて、そのような軽率な言葉は口にしていません。

二度目となりますが、現状新型コロナウイルスの予防として何が効くのか、コロナウイルス自体について明確になっていないのですから分かるはずがありません。
研究者でもないあなたに何がわかるっていうんですか?という話ですよ!

まだ特効薬さえ世に出回っていないのですから…

茶業界全体への信用を失いかねませんので、筆者も含めて気を付けていくべきだと思います。
もし予防になると言うのであれば、正式な研究結果等の根拠を示すようにしましょう。
筆者自身もお茶を応援するものとして、「可能であれば新型コロナウイルス予防に効果があるというような研究が明なされればよいのに…!」と心の中で思っています。おそらくあちこちで研究中ではあるはずですので。

結び

少々感情も入った内容となってしまいましたが、こんなことを書くのには訳があります。

お店をやっていた頃、自身の勉強不足によりお客様に誤った案内をしてしまったこと、狭い世界にこもって、知識が足りなかったことが多々ありました。

今もそれはずっと後悔しています。

そしてずっと茶に携わっている大先輩たちは常に情報を更新し、時代の流れに合わせていらっしゃいます。
だからこそ信頼され、継続できているとも言えます。

新型コロナウイルスという未知のウイルスに遭遇している今、多くの方が不安を感じ恐れています。

そこに付け込むような販売方法、デマに近い情報を流すことや誇大広告等は茶に関わる人間として決して行ってはいけないと思います。

筆者も末席ではありますが、茶に携わる者として「正しい情報」を伝えることが責務だと感じています。

とはいえ、このブログも誤っていることがあるかも知れません。
出来る限り自身で調べて書いているつもりではありますが、足りない部分は是非ご教示ください。

 

笑うことは免疫力を高めると言います。

茶を淹れ、お菓子をほおばり、楽しい会話をすることはきっと免疫力を高めることにつながるでしょう。

手洗い、うがい、マスク、+αで「茶を飲む時間」を是非加えてください。

そうして、ウイルスに打ち勝ちましょう。
茶とともに!

【追記】
2020/3/30 APF通信でも「お茶を飲むことが新型コロナウイルスを治したり回復させるということに根拠がない」と言っています。

度重なるSNSでの投稿があるためだと思われます。。

▼元記事:No evidence drinking tea can cure or relieve symptoms of COVID-19, doctors say



【2020/3/27現在】新型コロナウイルスによる2020年の茶の状況について

現在(2020/3/27)、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、2020年東京オリンピックは延期、首都近郊での外出自粛要請が出ました。

「人間とウイルスの戦争だ」とフランスの首相が仰っていましたが、まさにその状態になりつつあります。

そんな中、茶のシーズンは刻一刻と近づいており茶業界は戦々恐々としています。

今の段階で筆者が調べられた限りをまとめたいと思っています。
※これらに関しては出来る限り更新をしていきたいと思っています。



インドの状況

インドは2020/3/25から21日間のロックダウンに入りました。
今のところは500人程度の感染者、10名程度の死亡者となっていますが、1億3000万人もの人口を抱えていますので今後感染が拡大する可能性も十分あり得ます。

インドと言えばダージリンが真っ先に頭に浮かぶ方が多いかと思います。

活動が全くのゼロなのかどうかまでは分かりませんが茶園も閉鎖という状況になっているようです。

現在まさにダージリンファーストフラッシュの時期に入っていますが摘採は行われていません。

ロックダウン前に低地で摘採され製造されたものは一部あり、輸出されるのを待っているような状態のようです。
バイヤーの出入りも出来ませんし、オークションも閉鎖されていますので、ロックダウンが解除された後から動き出すことになるのではないかと考えられます。

INDIAN TEA ASSOCIATIONによれば2020/4/3に予定していたインド茶取引日を延期し、今後の日程については未定となっています。

ダージリンファーストフラッシュの最大輸出国はドイツと日本ですが、そのどちらも輸入が減るのではないかという不安はありつつ、ファーストフラッシュの安定した生産や味のおいしさを知っているバイヤーは問題なく購入するのではないかという記事もありました。

ダージリンファーストフラッシュファンの方はたとえ多少品質が落ちたり、価格が上がったりしたとしても必ず購入するでしょうね。ええ、知ってます。お茶好きってそんな生き物です。

アッサムも3000エーカーの茶畑を有するRungajaun Tea Estateが閉鎖になったとのこと。

▼参照記事:https://worldteanews.com/editors-choice/indian-tea-industry-begins-first-flush-harvest-amidst-export-concerns

ダージリンに近い位置にあるネパールもロックダウンに入っています。
2020/3/24~31までとなっています。

個人的にお世話になっている茶園も閉鎖となり、オーナーに連絡をしたところ「ネパールでの被害はそれほど出ていないけれど、予防策」と仰っていました。



スリランカの状況

スリランカの茶の状況がうまく探せませんでしたので、Gclef(ジークレフ)のブログ記事を引用させていただきます。

「スリランカからの知らせでは、3月20日から27日までコロンボでロックダウンが実施され、サンプルの出荷も現品の出荷も止まっている状態です。そしてインドでは昨26日より21日間のロックダウンが実施され、同じく紅茶の出荷にかかる機能はすべて停止しています。26日は、少なくともインドの紅茶農園では生産が行われたとのことですが、この先はどうなるかわかりません。」

とのこと。

紅茶局のHPなどはまだ特に注意喚起等もないように見受けられましたが他の情報を筆者自身も探していきます。

また、他の紅茶専門店は国際郵便も止まっているため在庫が無くなりそうだということを仰っています。

中国台湾の状況

中国の武漢市から始まったこの新型コロナウイルス。

今はヨーロッパでパンデミックが起こっていますが、中国ではすでに一部製茶が始まっているようです。
▼参照:中国茶情報局

SNSで見る限りですが摘採や製茶の際にもマスクや手袋の着用がされているようで、製茶時間全体がどうしても伸びてしまうだろうな…と想像します。
生葉を摘むのが遅くなり、萎凋が進み…と色々と考えてしまいます…。
とはいえ、それによってより美味しいお茶が出来るかも知れず。神のみぞ知る。

台湾も春茶の時期ですが、バイヤーや自身で仕入れを行っている店の方々の苦悩が時折垣間見えます。
仕入れに行けない、仕入れても日本に送れない等々。

とはいえ、早めに台湾入りをし、自主的に隔離を行うと仰っていたTea Bridgeのブログには昨年よりは産地の状況が良好な旨が書かれています。

結び

世界各国の茶のニュースがぼちぼちと出始めたような印象を受けますが、筆者が追えておりません…。

茶の輸出に頼っている国は非常に厳しい現状だと言えます。

インドの茶の記事を読んでいると「通常国内需要はCTC(チャイ用)が多いがこれを機にオーソドックス製法の茶の国内需要を増やしたい」とありました。

今のところ日本では「手を使って摘んではいけない」というようなものは見当たりませんでしたが新茶期を間近にして、急遽何か方策が取られるかも知れません。

人が集まるお茶摘みイベントなども中止になっているところが見受けられ、今後どうなることか…という印象です。

公益社団法人日本茶業中央会のHPをのぞくと、昨日(2020/3/26)付でこのようにありました。

「お茶については、供給体制と流通在庫が整っておりますので、安心して落ち着いた購買行動をお願いいたします。
今年の新茶も八十八夜に向けて順調に生育が進んでおり、遠からず皆様のお手元に届きますので、どうぞご安心ください。

公益社団法人日本茶業中央会 全国茶商工業協同組合連合会 」

みて、このつつましやかなこと。
これぞ日本の心←?

海外の茶が在庫切れを起こした場合、日本も国内需要が増えるのでは?とひそかな期待をしてみたり。
とはいえ、海外組は海外の茶しか興味ないのでなかなか購入しないことも知っている…。

輸入国も輸出国も今後注目していきたいと思っています。

現状不安なことばかりではありますが、ほっと一息に是非茶を飲んでください。

手元に在庫が無くなっても心配ありません。
この状況はきっとすぐに回復します。

茶はすくすく伸びて、美味しく製茶されるのを待っていますから。
ウイルスだってそれを止めることはできないのですから。



茶を育てるー挿し穂から挿し木編②ー

挿し穂をいただいて、挿し木をしています。
前回の内容⇒茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ー
今回はその後について少しだけ更新です。
▼参照記事:茶を育てる‐種から育てる編-
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ー
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編②ー
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編③ー



挿し木をしてからどれくらい経ったっけ?

2019年9月に挿し穂をいただいてから半年以上経とうとしています。

実は「茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ー」でアップしたのは挿し穂は夏くらいにいただいたものです。

しかしその後、おそらく塩害と思われる症状で全滅してしまいました…。(2019年は台風多かったですよね…)

現在挿し木で育てているのは4品種。

これらの他にもあります。
もっと言いますと苗の子たちもいるのであと2品種w

どれ程の割合なのかは分かりませんが活着できずに葉を落としてしてしまったものがあります。

先日数えてみると挿し穂をいただいた時から比べると半分くらいになってしまいました…。

ですが、まだまだ彼らが土に植えられるのは先の話。
あと一年は筆者宅の軒下で過ごしてもらいます。←

写真の通り、冬の間は透明のビニールと寒冷紗をかけていましたがそろそろそれらを取るかどうかの瀬戸際です。

とはいえ、夜間に温度が下がってしまうとまだまだ赤ちゃんの彼らは死んでしまうかも知れません。。

天気予報と相談の日々です。。
悩ましい…。

ペーパーポットへ移植

上記写真の軒下の子たちはペーパーポットに挿し木しました。
詳細は前回の茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ーをご覧ください。

ペーパーポットはこういったもの。



上の写真を見ていただくとわかると思いますが、大きなマンションが各部屋に分かれています。(よーく見ていただければ…)
これにより根が絡むことなく、下にまっすぐ伸びます。便利~。

しかし、一部ペーパーポットが足りずあぶれてしまった子たちがおりまして。。

部屋の仕切りのない大部屋に暮らしていました。

その子たちをペーパーポットの各部屋にお引越しをしてもらいました。
(ただし、他の品種と同じマンションw)


見てください!
こんなにしっかり根を張っています!
そして、小さな芽もつけているのです!!!
あぁ、なんてかわいくて愛おしいのでしょうか…!




まだ赤ちゃんですので、移動した時にちゃんとそのまま育ってくれるのかは不明ですが、一つ一つ根を傷つけないように慎重にお引越し。


ある品種のマンションに転居済み。
分かりやすいように白い輪ゴムをかけました。

さてさて、お引越し後も元気に暮らしてくれることを願うばかりです。
春は引っ越しシーズンだからね。

結び

たまには成長記録やらを書いていこうと思っています。

冬の間は水やりもほとんどありませんでしたし、見た目がほとんど変わっていませんがこれから急激に変化があるのだろうと思います。

すべてではなくとも、元気に根を張っている子たちがいるということを知れただけで今回のお引越しは非常に喜ばしいものでした。

今コロナウイルス問題でニュースを見ても、ラジオをつけても気分が滅入るばかりです。

しかし、小さな彼らがそんなことお構いなしに元気に育っている姿を見ると、人間も負けている場合ではないと思います。

自然の力は偉大です。

これからは新茶シーズンで畑仕事も本番。

お茶がコロナウイルスにどういう効果があるのかないのかは今のところ全く分かりません。
しかし、お茶を飲むことで心がほっと癒されます。

お茶を飲みながら、できるだけ家族や愛する人と一緒に笑って過ごしていくようにしたいものですね。

また、何か変化がありましたら更新していきます。多分、おそらく、いや、きっと…。