紅茶の世界へようこそ!初心者向けの淹れ方や種類など基本を押さえよう①

紅茶 紅茶


春近くなり、新しいことを始めてみたくなる時期ですね。

新しい春を迎えるにあたり、紅茶について少し学びを深めてみるというのはどうでしょう。

SNSでもアフタヌーンティセットの写真を多く見かけたり、素敵なティーカップに憧れを抱いたりした経験は皆さんあると思います。
今回は紅茶はじめましての皆様へ、元お茶カフェ店主から最初に覚えておくと良いことをいくつかピックアップしてご紹介します。

紅茶を淹れる時に最低限必要な道具について

紅茶初心者道具

紅茶を淹れる時に最低限必要な道具

1、ティーポット
2、ティーカップ
3、茶葉
4、湯沸かし
5、茶さじ
6、水

でしょうか。
まず最初はこれくらいで十分です。
ひとつずつ解説します。

1、ティーポット

最初は耐熱のものであれば素材はなんでも構いません。
筆者は常に使用しているのは一番使いやすいガラスのティーポットです。
白磁などの方がガラスよりは保温性があるかと思いますが、洗いやすいのと価格がお手頃であることからおすすめです。


同じものではないのですが、筆者はこういったものを毎日使っています。
洗いやすいですし、茶葉が広がりやすいですし、一人分から二人分くらいですと400㏄程度の容量がピッタリです。

【ティーポット代用品】
鍋急須計量カップ
急須、計量カップ、鍋などで代用できます。
茶葉が十分に広がることのできる容量としっかり抽出するための蓋代わりになるものもご用意ください。

2、ティーカップ

ティーカップも初心者の場合、素材はなんでも良いと思います。
気に入ったものを購入してみれば良いでしょう。(当然耐熱のもの)

高級なティーカップと安価なティーカップ、単純に比較した場合大きく差があるのは「カップの薄さ(口当たりの滑らかさ)」「絵柄の美しさ」でしょうか。
とはいえ、日常的に紅茶を飲むのであればご自身の手に取りやすい価格で、毎日使っても苦にならないものを選ぶのが良いでしょう。

マグカップや湯飲みでも気に入れば良いのです◎



NARUMIであれば間違いはありませんし、口も薄く紅茶の香りや味わいを十分楽しめます。
価格的にも初心者にお勧めです。
筆者も愛用しています。

3、茶葉

ここについては非常に悩ましいところですので、後述します。

4、湯沸かし

こちらも最初は特にこだわる必要はありません。
家で使っている電気ケトル、もしくはヤカンを使いましょう。

電子レンジでも可能ではありますが、これからお茶を飲みことが増えるようであれば湯沸かしは必須になります。


こういった温度調整ができるものも今は結構出てきています。
温度調整ができないものですともう少し価格は安いですし、メーカーもこだわらなければ2000円程度で購入も可能です。

5、茶さじ

オシャレな茶さじも色々ありますので気に入ったものをご使用ください。
無い方はティースプーンで結構です。

要注意なのはサイズです。
スプーン各種
左から珈琲スプーン、ティースプーン、スープスプーン、カレースプーン
間違いやすいのは珈琲スプーンとティースプーン。
一回り小さいので茶葉の量がかなり異なってきます。
お気を付けください。

おおよそどれくらいの量が掬えるのかを確認しておくと良いです。

可能であれば最初の頃はしっかりはかりで計ってみることをお勧めします。
茶葉の量は淹れた紅茶の味に直結するからです。

こちらは以前の記事で0.01まで計れるはかりの重要性について書いていますのでよろしければ参考にどうぞ。
▼参考:茶道具について①-お勧めの道具「はかり」-

6、水

こちらも3の茶葉と同じでしっかりお伝えしたいので後述します。

たくさんある紅茶の茶葉について

よく聞く、
「紅茶」を購入しようとしてもどれを選べばいいのかさっぱりわからない
という言葉。

さもありなん…と思います。

そもそも「紅茶」というのはツバキ科ツバキ属の常緑樹、学名Camellia sinensis(カメリア・シネンシス)から、”紅茶の製造工程を経て”作られるものと定義されます。
▼参照:紅茶の選び方②~シングルオリジン?orブレンド?~

実はカメリア・シネンシスを使っておらず、「他の植物の抽出液(例えばハーブティ)」なども「紅茶」と書かれているものが多くあるため混乱するのは仕方ないと思います。

ここでは「紅茶」に限ったものだけで分類をしていこうと思います。

紅茶の分類

紅茶の分類


1、シングルオリジンティ(産地別)
2、ブレンド
3、フレーバードティ

1、シングルオリジンティ(産地別)

スリランカ産
インド産
ケニア産
中国産
日本産
などなど…。

この辺りの細かいところは色々書かれているサイトがあるかと思いますので詳細は省きます。

スリランカの中でもウバやキャンディなど産地によって分類されていたり、インドのダージリンではファーストフラッシュ、セカンドフラッシュなどの季節での分類などもあります。

産地での傾向、茶園での傾向、季節での傾向、当然製茶の仕方によっても全く違う味わいになります。
シングルオリジンティは”ある産地(茶園)”の”あるロット”のことを指していると考えると良いでしょう。

2、ブレンド

イングリッシュブレックファーストという紅茶に代表されるような、いくつかの種類の紅茶を混ぜ合わせて作られるブレンドティという部門もあります。

一般的にスーパーなどの棚に並んでいる紅茶はブレンドティであることが多いです。
スーパーのプライベートブランドなどもブレンドティが主です。

前述の「シングルオリジンティ」なのか、「ブレンドティ」なのかはパッケージの裏を見れば簡単に見分けることができます。

3、フレーバードティ

紅茶と言えば、と言われるほど皆さんご存じの「アールグレイ」という紅茶もフレーバードティになります。
この辺りは以前記事を書いているので以下参考になさってください。

▼参照:紅茶の選び方①-アールグレイなどのフレーバードティについて-
▼参照:紅茶の選び方②~シングルオリジン?orブレンド?~

チョコレートの香り、キャラメルの香り、いちごの香り…。
様々な香料で香り付けされている紅茶になります。

紅茶のグレード

紅茶のグレード


1、フルリーフ
2、ブロークンリーフ
3、CTC

グレードというのは「大きさ(サイズ)」を指します。
「品質」を指す場合もありますが、紅茶のグレードと言われたら「大きさ(サイズ)」だな、と思っておけばひとまず大丈夫です。
ジュンチヤバリフルリーフ
ネパール フルリーフ
スリランカBOP
スリランカ BOP
アッサムCTC
アッサム CTC

この写真ですと少々分かりづらいですが、大きさにばらつきがあることが分かっていただけるかと思います。

細かい製法は異なってきますが、ここでは触れません。
ただし、グレードは淹れ方に大きく関わってきますので記憶しておいてください。

かなり長くなってきてしまったため、一旦ここで切ります。
②に続く…

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