紅茶の世界へようこそ!初心者向けの淹れ方や種類など基本を押さえよう②

ティーカップとポット 茶のニュース


前回の記事がこちらになります。
▼前回記事:紅茶の世界へようこそ!初心者向けの淹れ方や種類など基本を押さえよう①

今回は淹れ方をメインにお伝えしていきたいと思います。

前回【紅茶を淹れる時に最低限必要な道具について】でお伝えしていますが、茶葉と水と湯温が淹れ方に直結してきます。

紅茶の淹れ方の基本

1、水について

水は水道水で十分です。
できれば浄水器を通したもの。
ペットボトルの水でも良いですが、水の成分でかなり味に違いが出ます。
この辺りは徐々にご自身で好みを探していくのが良いと思います。
最初から沼に入ってく必要はないです。(きっぱり)

筆者自体は沼にはまって随分経ちますのでこんなブログも過去に書いていました。(一部リライト)
▼参考:水と茶との関係。ウォーターサーバーの水はお茶も美味しく淹れられる?

2、茶葉について

前回でも少し書きましたが、茶葉の量は味に直結します。
また、人によって好みが違うため一概には言えないという部分でもあります。

今回は目安をお伝えします。
ウバとティーカップ
こちらはブロークンリーフです。
丁度2g。
チャバリとティーカップ
こちらは大きい茶葉の場合。
これも2gですがスプーンから溢れてしまいました。

目安は
ティースプーン1:ティーカップ1
ティースプーン2g:ティーカップ1杯150㏄
としてください。

こちらもざっくりですが、
細かい茶葉➡抽出時間短め(3分前後)
大きい茶葉➡抽出時間長め(5分前後)
と考えてください。

目安の根拠はティーバッグです。
日東ティーバッグ
ティーバッグ1個にはおおよそ2g~2.5g程度が入っています。
そしてティーカップ1杯(150㏄程度)の熱湯を注ぎます。

この辺りの量を目安にまずは淹れてみましょう。

3、温度について

温度も紅茶の味に直結してくる大切な要素です。

できるだけ100℃に近い温度で淹れられるのが良いでしょう。
湯沸かしに水道水から注ぎたての水を勢いよく入れ、沸騰直後がベストです。

ですが、ティーポットが冷たい場合は湯温が一気に10度ほど下がってしまうこともあります。

ティーポットを温める
カップも温める
湯沸かしの近くにポットを持ってくる

「なぜ沸かしたての湯がいいの?」への回答としては、試しに「沸騰以前のお湯」と「沸騰させ過ぎたお湯」と「沸騰したての湯」の三種類で飲み比べてください、です。
「沸騰以前のお湯」と「沸騰させ過ぎたお湯」は間の抜けた味になることがよくわかります。

実際に体験してみるのが一番早いです。

4、湯の注ぎ方、抽出について

よく本などに書かれている「ジャンピング」という言葉がありますが、筆者は特に考えなくて良いと思っています。

大切なのは茶葉がしっかり開けるようなある程度の容量があるティーポットを選ぶこと。
茶濾し付きのティーポットの場合は茶濾し部分が大きいこと。

また、湯の注ぎ方ですが、先ほど湯の温度が高ければ高いほど良いとお伝えしている通り、高い位置から注ぐと湯温は急激に下がります。
湯温を下げないためには、湯沸かしの近くまでティーポットを持ってきて注ぐことが大切です。

蓋をしてしっかり抽出しましょう。
細かい茶葉は3分、大きい茶葉は5分が目安でしたね。

前回ティーポット代わりに計量カップや鍋を使用する場合は何か蓋になるものをご用意ください。

抽出後
しっかり抽出して完成。

この時、2杯目の茶葉がティーポットに入ったままだと渋くなって嫌だという方はもう一つティーポットを用意して、すべて濾し入れてしまいましょう。
この際も必ずティーポットは温めましょう。

【余談】相棒の右京のさんの注ぎ方

右京さんはティーポットを高くに上げてティーカップに注いでいます。
しかし熱い紅茶のしぶきが飛び危険ですので真似なさらない方が良いかと思います。
あくまでもテレビ的なパフォーマンスとお考え下さい。
(チャイを両手に持った鍋同士で注ぎ合ったりするので、そのあたりから着想を得ているのかも知れません)

ティーバッグでの淹れ方

ティーバッグ
先ほどの日東紅茶のティーバッグを活用します。


日東紅茶、三井農林に関しては何度かブログにも登場しています。
▼参考:日東紅茶「ミルクとけだすティーバッグ」を飲んでみた!
▼参考:三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい!大発見のキャラクターホイール
▼参考:筆者おススメの本⑦ー紅茶と日本茶‐茶産業の日英比較と歴史的背景‐ー

ティーバッグとティーカップ
ティーバッグ1個につき、ティーカップ1杯(150㏄)

ティーバッグ

ティーバッグ2
最近はテトラ型の三角形のものが多くなっていますが、こちらの日東紅茶の場合は少しティーバッグを広げ、茶葉が中で広がりやすくしてあげます。

入れた手ティーバッグ
湯が先か、ティーバッグが先か論争はあるのですが、筆者はどちらでも良い派です。
皿で蓋
蓋はやはりしっかり抽出するために必要です。
ソーサーを代用しましょう。

抽出後
記載されている1分半をしっかり抽出し、少しだけティーバッグを揺すって引き上げます。
絞るとえぐみがでてしまうので、ソッと出しましょう。

完成。

結び

今回は本当に端的に余計な事を一切省いて紅茶の淹れ方について書いてみました。
思えば初心者向けの紅茶の淹れ方について書いたことがなかったことにふと気づきまして。
難しいことをいちいち書くと読む方も面倒くさくなってしまいますし、まず必要最低限のことだけに絞りました。
物足りない方は物足りないかと思いますが、今回のターゲットはあくまでも初心者。

「〇〇警察」はあちこちにいらっしゃって、茶の世界でもよくあることです。

とはいえ、「〇〇警察」の知識が浅くてびっくりすることも時折あります。

すべて完璧に正しく、ということは茶の世界では無理なことです。
だって嗜好品だから。

ですが、最低限の知識やマナーは守って楽しみたいものですね。

そのためには基本くらいを頭に入れておくと良いと思います。

久しぶりにきちんとしたブログを書いた気がします。汗
またこういったブログも書いていきたいと思います。多分。

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