2018/12/20、イギリスのニュースでヨークシャーティのティーバッグが破ける事件が発生していると話題になりました。
ヨークシャーティ(Yorkshire Tea)と言えば、イギリスではPGチップス(PG Tips)と首位を争うくらいの人気紅茶メーカーです。
当然多くのイギリス国民に愛されているわけですが、ティーバッグが破けるということで非難が殺到しているそうです。
ヨークシャーティ(Yorkshire Tea)とは?
紅茶好きな方なら一度は見たことがあるであろうこちらのパッケージ。
ストレートでもミルクティでも安定のおいしさ。
ちなみにPGチップス(PG Tips)はこちら。
PGチップス(PG Tips)はイギリスの紅茶を飲む方は当たり前に通る道だと聞きました。
イギリス人とイギリスに留学していた友人から。
筆者はイギリス文化に疎いです…
ヨークシャーティ(Yorkshire Tea)は1886年にチャールズ・テーラーと息子二人によって設立されました。
北ヨークシャー周辺の町、ハロゲイトに1号店をオープンさせ、1896年にはLondon Grocery Exhibitionにて金メダルを獲得。
今では英国王室御用達の紅茶となっています。
100年以上の歴史があり、イギリスのスーパーで見かけないところはないほど国民に愛されている紅茶です。
全世界で毎日800万杯、900万杯飲まれている紅茶と言われています。
ティーブレンダーたちは何百とあるアッサム、ダージリン、セイロンなどをティスティングし、硬水、軟水やミルクに合う合わない等を鑑みて常に一定の味が保てるようにブレンドを行っています。
ヨークシャーティを販売する方たちはヨークシャーティの茶園や工場を視察し、持続可能な公正で誠実な取引を行っているとのこと。
また、環境保全にも貢献しています。
熱帯雨林の保護、農薬削減等を推進し、レインフォレスト・アライアンスとも協定を結んでいます。
※レインフォレスト・アライアンスについてはこちらを参照ください。
ティーバッグが破れる事件とは?
ヨークシャーティの愛飲家であるイギリスの有名人らがSNSで「最近ヨークシャーティのティーバッグが破れやすくなり茶葉が出てしまう」などをつぶやきだしたところから、話題になったようです。
ヨークシャーティのHPには2018/12/18にそれらに対する謝罪文を掲載しています。ざっくり説明すると以下の通り。
「破けやすいティーバッグが存在していること、本当に申し訳ございません。
今まで石油ベースのプラスチックで作られていたティーバッグを、環境にやさしい生分解性のティーバッグに切り替えたところ、一部のティーバッグが破れやすくなってしまっています。
これから改善をしていきますので、ティーバッグが破けた方はお問合せください。」
▼参照:ヨークシャーティHPより
ということだそうです。
以前の記事でも紹介しておりますが、全世界でプラスチック製品を排除する方向に進んでいます。⇒こちらを参照ください。
また、ティーバッグについてはこちらでまとめています。
結び
SNSで軽く炎上しつつあるところですかさず謝罪文を出すあたり、さすが世界のヨークシャーティと思わざるを得ません。
筆者も店でティーバッグを一つずつ詰めていたのですが、シーラーが甘いとすぐに開いてしまって、実際に何度もやり直した経験があります。
ちなみに、生分解性のティーバッグを使用していました。
他人事ではない事件ではありますが、全世界で愛されているヨークシャーティが体にも自然にもやさしい生分解性のティーバッグに切り替えているということが明らかにもなり、企業イメージはアップしているようにも思います。
茶葉を少々食べたって害があるものではありません。
日本茶なんて食べますからね、実際。
負けずに頑張っていただきたいところです。
全然関係ないですが、筆者が使用していておすすめのシーラーはこちらの「富士インパルスシーラー」です。
少々高いですが、お茶を仕事にしたいならこのレベルのシーラーは買うべきです。
というのも、筆者、いくつかの安いシーラーを購入しては封ができておらずに茶葉をばらまいたことがあります。笑
非常に使いやすく、交換用のポリシーラーもヒーターも全然へたりません。
かなり長い間使い続けていますが、交換したのはポリシーラー一回くらいです。
今も変わらず使用しています。
お茶に使うことがメインですが、のりとかかつおぶしとかの封も止めて置けるので便利!
経験に基づいておりますので、非常におすすめです。
コメント
酸化分解型のプラスチックを推奨いたします。
>茶葉を飲みたくない男様
コメントありがとうございます。
最近は多くのティーバッグが「生分解型プラスチック」を使用していますよね。
私は化学に疎いので違っていたら申し訳ないのですが、酸化分解型だとマイクロプラスチックが大量に発生するとか?
本当に環境のことを考えるのであれば、ティバッグ自体を使用しない方が良いのかも知れませんね。