新型コロナウイルスによって、残念ながらお茶関係はイベントが出来ないだけではなく店頭での試飲も禁じられてしまい、なかなか厳しい状況です。
筆者も一部茶を作って販売している分があるのですが、そちらはめっきり動きません。(販売するイベントもありません…)
一部は生葉の状態で納品しているので換金されるのですが、今年は筆者たちの畑の収量が少なく、また茶産地全体の茶価が下がりましたので通常の1/3ほどの売上となってしまいました…。(経費が…( ノД`))
そんな中でも非常に発展している分野があると感じます。
オンライン飲み会ならぬ、オンライン茶会、オンラインセミナーなど。
オンライン関係です。
筆者もお世話になっているそんなセミナー等について徒然を書いていきたいと思います。
オンライン茶会
オンライン茶会についてはまだ実は参加したことがありません。。
自身でもリアルなお茶会を時折催している(いた)ので、主催として行ってみたいとも思いつつ、苦手分野ということもあり腰が引けております。
ですが、SNSで見る限り仲良い人同士でオンライン茶会を行っていることをよく見かけます。
オンライン飲み会も、家で寛いで飲めたり、つまみも自分で好きなものを用意できるということで人気だそうですし、オンライン茶会も自分の好きなお茶を用意して飲めるというのは非常に良いと思います。
オンライン茶会、他にも活用方法がありそうなので今後も注目です。
オンラインセミナー
オンラインセミナーに関しては、茶業界でも有名な方たちまでもがどんどん参入してきており、日々オンラインでお茶のことを学ぶ機会が得られています。
筆者も週に必ず1回は日本茶のオンラインセミナーに参加し、土日で農作業が出来ない場合等はどこかしらのオンラインセミナーに参加させていただいています。
茶農家さんのオンラインセミナーもあって、茶畑ツアーなども行っていただける場合があります。
外出が憚られるような現在の状況の中、もしくはそもそも遠くてなかなか茶畑に足を運ぶことが難しいような場合も、こうして農家さんの茶畑を見ることが出来るというのは非常にありがたいことです。
ただの茶好きとしては、農家さんの説明付きで茶畑を見られるというのは非常に貴重。
農家さんのところに足を運んで、直接お話を伺うのが本当は良いのです!
農家さんの熱い想いを聞けたり、実際の畑を見て、葉に触って、写真を撮らせていただくことは癒しでもあります。
が、実際は仕事で忙しかったり、遠かったり(筆者は本当に茶畑とは縁遠いところでお茶カフェをしていましたので!)、なかなかイベントにも農家にも伺えないという現実がありました。
そういう方にとっては、今は絶好のチャンスです!!!
おまけに無料で行ってくださっているところもたくさんあります。
オンラインセミナーでお話を伺うと、そりゃあもちろんその農家さんや茶商さん、バイヤーさん、茶専門店の店主さんのおススメのお茶が飲みたくなる訳じゃないですか!!!
ネットショップで買っちゃうじゃないですか!!!
お互いウィンウィンです。(納得)
そこまでいかなくても、個人でお茶活動をしている方たちがYouTubeだったり、インスタライブだったりで茶を淹れる姿を見ることも多くなっています。
自分のお茶の淹れ方を磨きたい、という場合はそういう先輩たちの淹れ方を真似するのも良い方法です。
結び
新型コロナウイルスによって、弊害がものすごくある一方、前向きに考えれば今後違う形で発展していくと思われることも多くあります。
働き方の一つとしてリモートワークが増えてきたように。
飲食店のテイクアウトが増えたように。
茶の世界もこれからどんどん変わっていくものと考えられます。
強いものが滅び、弱いものがのし上がることもあるのかも知れません。
ネットショップでの販売が増え、実店舗が減っているのでしょうか。
残念なことに筆者には先見の明がないため、これからどうなっていくのかは分かりかねます。
しかし、オンライン関係はどんどん増加していますし、活用する茶関係者も増えていますので楽しみの幅はより広がっていると思われます。
以前インドのチャイ屋の記事なども書きましたが、小さなチャイ屋は消えて行っているものの、チャイの容器を食べられるものに変えたりと世界でも茶の風景が変わってきています。
▼参照記事:【新型コロナウイルス関連】世界の茶の状況追記
At this Madurai tea stall, drink your tea and eat the cup pic.twitter.com/nbMBxrBLDl
— The News Minute (@thenewsminute) July 12, 2020
筆者は40代ですが、「自分が子どもの頃は○○というものがあってね、コロナで無くなったんだよー」とか「コロナで新しい茶の時代がやってきたんだよー」とあと30年ほどしたら次世代に話をすることがあるのかも知れません。
また新しく気になるものがあったらピックアップしていきたいと思います。
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