マテ茶を飲んだことがありますか?
最近茶外茶の話が多いですが、マテ茶も茶外茶となります。
※茶外茶=ツバキ科のカメリアシネンシス以外で作られているもの
【2020/2/20 追記】
アルゼンチンの方がNYにマテ茶の専門カフェを経営しているそうです。
そちらのニュースはこちら。
体に良いということで最近また人気が復活している気がします。
飲むサラダと言われているマテ茶
こちらの原材料はマテ茶のみとなっていて、成分も細かく書かれています。
他にも様々なメーカーからマテ茶が販売されています。
本場のマテ茶もネットで購入できる便利な時代です。
マテ茶とはそもそもなに?
マテ茶は主に南米(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ)で生産されています。
モチノキ科の葉や枝を、乾燥させ、粉砕して作られており、「飲むサラダ」と言われるほど豊富な栄養が含まれています。
元々はパラグアイの部族が、元気が出る不思議な木として飲用を始めたそうです。
というのも、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイでは野菜が育ちにくい地域で、とうもろこしやパン、いもが主食となっています。
また、肉の消費量が非常に多く、生活習慣病などになりやすい環境です。
ですが、食生活から想像するほどそういった病気にかかる方はいないとのこと。
体に良いと伝承されてきたマテ茶の効能が研究で明らかとなり、野菜にも劣らない、むしろそれ以上の栄養成分が含まれていると判明しました。
ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが非常に豊富です。
生活習慣病が防げているのにはマテ茶の力が大きいことが科学の力によって明らかになりました。
一般に販売されているマテ茶には二種類あります。
【グリーンマテ茶】
葉を収穫して、加熱して水分を飛ばし、そのまま乾燥。
1年熟成させ、粉砕、選別等を行ったもの。
【ロースト(ブラック)マテ茶】
グリーンマテ茶を焙煎したもの。
グリーンより香ばしい香りがし、飲みやすい。
ブラジルではミルクや砂糖を入れて飲むとのこと。
マテ茶の飲み方
筆者が以前お茶のイベントで体験した時は、上記のような丸い容器に茶葉と水を入れ、《ボンビージャ》という先が細くなって、スプーン状になっているストローで吸いました。
グリーンマテ茶だったのですが、その時は葉っぱを飲んでいる感じで飲みにくかったのを覚えています。。
恐らくこれが本場に伝わる昔ながらの飲み方なのだろうと思います。
現在筆者が飲む場合は《ロースト(ブラック)マテ茶》を選んで飲むようにしています。
グリーンマテ茶に比べて、ローストマテ茶は焙じていているため、若干ビタミン等の栄養分が減ってしまうのですが、断然飲みやすいです。
マテ茶が初めて、という方にはローストの方をオススメします。
他にも現地では上記のような道具を使用せず、ティーポットで熱湯を注いで淹れたり、アイスティや甘くして飲む場合もあるそうです。
マテ茶にはカフェインが入っている
今までご紹介した麦茶やたんぽぽ茶のようにツバキ科の《カメリアシネンシス》を使用していない茶外茶は、カフェインを含んでいません。
しかし、マテ茶にはカフェインが含まれています。
コーヒーや紅茶、緑茶などに比べて少ないのですが、カフェインが体質的に合わない人にはオススメしません。
また、妊娠中、授乳中などでカフェインが気になる方も避けた方が良いかも知れません。
※体調や体質によりますので、主治医にお尋ねください。
結び
マテ茶について筆者が知ったのはもう20年近く前です。
お茶のイベントで南米の健康茶としてご紹介いただきました。
マテ茶が入ったマテ壺とボンビージャを渡されて、吸ってみろと言われて困惑したのを覚えています。
そして、正直青臭い葉の味しかせず、「これがお茶?!」「世界には様々なお茶があるのだなぁ」と思いました。
当時は筆者の中に茶外茶、という概念がなかったため、余計に驚きました。
日本では様々な健康茶が世界中から掘り起こされて、ブームが来ては去ったりもしていますが、現地の方たちは今でも愛飲をしているはずです。
科学的に効能が研究される前から、どの茶もその土地の人々にとって必要だとわかって飲まれていたのだと思うと人間はすごいと思います。
このブログでも様々なお茶があるのだとご紹介できれば良いと思っています。
紅茶や緑茶や中国茶だけではなく、時にはノンカフェインのハーブティを飲んだり、マテ茶を味わったり、体調によって飲むお茶を変えることができると、日々の暮らしが楽しくなりますよね。
コメント