【実験】玄米茶を作る時の玄米の分量は?玄米と緑茶を自分好みに配合してみる





久しぶりの投稿です。
おまけに実験しているうちに気づいたのですが内容がありません…。(ナニシテルノ?)

寒くなってくると急にほうじ茶とか玄米茶とか、香りのあるお茶を飲みたくなります。

ちなみに筆者は紅茶も秋から初秋にかけてはなぜかフレーバードティを好んで飲む傾向があります。
なぜかは分かりませんが、かなり昔からそうなのです。

以前玄米を作って玄米茶を淹れるという記事を投稿していますが、今回は市販のものを使用して簡単な実験をしてみました。

▼参照記事:【実験】自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる
▼参照記事:【実験】玄米茶を白米で作ってみる(失敗編)
▼参照記事:【実験】玄米茶をちゃんと玄米で作ってみた(完結編)

玄米茶を自分で配合して作ってみる


玄米茶を玄米から煎って作るということを以前行った訳ですが、日常的に飲むとしたら正直面倒くさいような気がします。
玄米を主食とされている方は家にあるからいいかも知れませんが…。

そこで玄米茶の素を昨年から購入しています。

上記と同じものではないのですが、近くのスーパーに置いてあった玄米茶の素を購入しています。

お茶漬けの上に乗せたり、サラダに使ったり、おなかが空いたときそのままポリポリ食べてしまうことが多いです。

つまり、あまり玄米茶を作っていませんでした。←え?

実際、程よい玄米の分量はどれくらいなのかはっきりせぬままでいます。

まずは日常的に自分が飲む煎茶に玄米を配合して、オリジナルの玄米茶を作ってみることにしました。



玄米と煎茶の量を変えて実験

玄米の素を使用して、普段自身が日常的に飲んでいる煎茶(100g1080円)を配合してみることにします。

まずはどれくらいで玄米茶だと認識できるか、少ない量の玄米を配合してスタート。

■左:1(煎茶):0.7(玄米)
■中:1(煎茶):0.5(玄米)
■右:1(煎茶):0.3(玄米)

玄米30%のものは玄米の香りすらほとんど感じない。
味も煎茶のまま。

玄米50%のものは少しだけ香りがある。
だが、まだまだ煎茶強い。というか、ほぼ煎茶。

玄米70%のものになるとようやく玄米が入っていることを感じられる。
冷めても玄米の香りが継続して感じられるが、味としては圧倒的に煎茶なので玄米に対してはやはり物足りない。

【結果】
ちょっと(一つまみくらい)加えただけでは玄米茶とすら認識が出来ない。
やはり最低、茶葉:玄米=1:1

玄米を強く感じたいのであれば茶葉:玄米=1:2くらいでも良い。

また、100g1080円くらいだと煎茶の味もしっかり(旨味があったり)しているので、玄米茶をカフェイン少な目のお茶として味わいたいのであればもっと価格が安い番茶等を使用した方が良いと思われる。

今度は番茶をベースにして、玄米の量を変えてやってみようと思います。

結び


冒頭にも少し書いたのですが、今回ふと思い立ってやっていたもので非常に内容がなくなってしまいました。(;^_^A

家にある煎茶を再活用する際に、ほうじ茶や玄米茶を自宅で作りますが、家にある煎茶のランクもあるし単一品種の煎茶に玄米を配合するのは少々難しいであろうと考えられます。

嗜好品なので、結局は自身で好みを探すしか方法がないものですが「玄米茶を家で作ることもできますよー」ということはお伝え出来ます。

始めて玄米茶を家で作る、という方の参考程度になれば幸いです。



Cuzen Matchaが大注目!自宅で手軽に抹茶が飲める時代到来!抹茶の革新





つい数日前にニュースをながめていたところ、以前見た抹茶のマシンについて改めて取り上げられていました。

日本もですが、海外では空前の抹茶ブーム。
アメリカは特に様々な抹茶に関する記事を目にします。

ついに、アメリカで抹茶を機械で点てられるマシンが販売されました。

アメリカで先行販売がされていますが、開発者二人は日本人。

抹茶が日本からアメリカに渡って、どう進化をしたのでしょうか。

その名は「Cuzen Matcha(空蝉抹茶)」

HPには以下のように説明があります。

Cuzen Matchaとは…
土づくりからこだわり、オーガニックで育てた茶葉(碾茶)と
美しいデザインが魅力のMatchaメーカー
この二つがそろって初めて完成する現代のためのMatchaです。

 


※引用元:https://cdn.peraichi.com/userData/5f042029-a798-4dbd-b7e4-0d570a000013/img/5f2ab172ad40b/original.jpg

こちらの動画を見ると、どうやって抹茶が点てられているのかが分かります。

スイッチを押して磁力で抹茶を点てる、という斬新な方法。
そして、碾茶から挽きたての抹茶が味わえるというフレッシュさ。

鹿児島の有機栽培抹茶を使用しているところも消費者の心を掴みます。

碾茶を入れる筒はアルミを使用しており酸化が防げますし、セラミックミルは20ミクロンの粒子にまで粉砕できます。
※石臼は10ミクロンですが、片栗粉は20ミクロン~70ミクロン程度なのでかなり石臼に近い微粉になっていることが分かります。

家で抹茶を点てたいと思った時…

抹茶の買い置きは無く、抹茶を点てたいなぁと思った時、筆者はこちらを使用しています。


碾茶は大概家にあるものではないので、上質な煎茶を挽いて、抹茶のように点てて飲んでいます。

粉末茶、と言った方が伝わりやすいでしょうか。

他にも様々なメーカーからこういった粉末茶を作る卓上の機械が販売されています。

こちらをぐるぐると回していると、昔のコーヒーミルを毎日挽いていた祖父を思い出します。(急なセンチメンタル)

粉末にはなるのですが販売している抹茶に比べて粒子は荒いので抹茶ラテや以前ご紹介したような抹茶蜜等のアレンジものに使用することが多いです。
▼参照記事:かき氷には抹茶蜜!作り方は簡単なので是非お試しを!
▼参照記事:抹茶蜜の簡単アレンジ方法についてご紹介!美味しい再利用!

碾茶の製法に近い覆いをしている玉露(もしくはかぶせ茶)を使えばかなり抹茶に近い味わいになります。

なお、茶葉を全部摂取することになりますので、カフェインの過剰摂取にご注意ください。

こうしたもので即席抹茶を作り、茶筅で点てて楽しむ。
気づけばこれも一昔前のことになっているのでしょうか。。

とはいえ、家で抹茶(のようなもの)を楽しむには十分です。

文化の違い?でも、購入してみたい…!





卓上で抹茶をマシンで作って、まるでエスプレッソのようにクイっと飲んで出かける、というような発想がそもそもなかった筆者は少々驚きました。

日本の場合、抹茶を点てて飲むということはどこか精神の統一、例えば瞑想などと繋がっているように思えて、このように気軽に飲むという発想がまだあまりないように思います。

※茶道については全く理解しておりませんので、あくまでも筆者の独断と偏見に基づく意見です。

現在は抹茶ラテ等が流行って、かなり日常の中に溶け込んだ印象ではありますので逆に若者の方がアメリカスタイルの抹茶を好むのかも知れません。

開発者は二人とも日本の方ですが、アメリカ人のニーズに非常にうまく答えていると言えます。

アメリカで抹茶が流行っている記事は本当にここ数年多く、筆者自身も以前少し記事にしていますが「抹茶は体に優しいエナジードリンク」という位置づけをしていました。
▼参照記事:NYで大人気「Macha Bar」!缶商品「Hustle」はどんな味?

そういう立ち位置なんだなぁと思うと、抹茶や煎茶の体に良い成分等を取り上げている記事が非常に多いことに気づきます。

抹茶は納豆や味噌、醤油等と同じように、「日本から来たヘルシーな健康食品」としての側面が大きいのでしょう。

以下の記事にも書いていますが、抹茶等の緑茶は薬ではないものの薬に準じる成分が含まれているのも事実ですので薬効を求めてしまうのも無理はないところです。
▼参照記事:本物の抹茶(仮)と量が多くて価格の安い抹茶。違いはなに?(加筆修正あり)

とはいえ、抹茶が注目されるのは非常に嬉しいことです。

Cuzen Matchaは現在こちらで購入が出来ます。

スターターキットには2種類の碾茶(およそ40回分)がついて369ドル。

11月からは定期的に碾茶を購入できるサブスクリプションも開始するとのことです。

日本サイトではまだ販売はされておらず、メールアドレスの登録だけが出来るようになっています。

機が熟したら日本にも逆輸入?されることでしょう。

かなり試してみたいです。

結び

「Cuzen Matcha」はテクノロジーやデザインの賞を多く取得し、ホテルや業界人等に注目されているそうです。
クラウドファンディングで大成功ですね。

日本の抹茶が世界に渡って、これから増々変化をしていくことでしょう。

国粋主義的な発想を持ちすぎてはいけないと思いますが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により国外に出ることが出来なくなった今だからこそ日本の文化や芸術を改めて見直す時なのかも知れません。

新しいものを柔軟に受け入れるしなやかさ。
歴史や価値のあるものを守る強さ。
新しい価値を創造していく力。

こんなものがアフターコロナの時代にはより大切になっていくのではないかと考えています。

朝晩涼しくなり、冬が近づいています。

温かいお茶が美味しい季節です。
皆様、素敵なティータイムをお過ごしくださいませ。

45種類の茶の香り成分が嗅ぎ比べられる?!-TEA SENSORY KITS-





茶には様々な成分が含まれていることが知られています。

「青葉アルコール」「リナロール」「ゲラニオール」などなど。

また、火入れをしたことによって発生する香り(ピラジン類)や覆い香(ジメチルスルフィド)などもあり、数百とも数千とも言われています。

品種によっても、製法によっても香りの成分の発生は異なっていて、多種多様な香りが発生します。

筆者自身、例えばいつも同じ畑で同じ品種のものを使用して、同じように紅茶を作ったとしても、全く同じものを生み出すのは難しいと感じています。

特に香りには違いが多く現れます。

そんなことから茶の香りは製茶技術にも関わる非常に大切な部分であるように思っています。

さて、そこで筆者が非常に気になった商品をご紹介したいと思います。
※今年一番欲しい!!!と大きな声で叫びました。

なんという商品?


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/professional-kit-45-aromas

  • 45 Aroma Vials & Full Set of Flashcards
  • Guidebook Written by Dr. Virginia Utermohlen Lovelace & Scott Svihula
  • Flashcards, Matching All 45 Scents
  • 8.5″ x 11″ Tea Scent Fan™
  • Deluxe Bamboo Storage Box

こちらはプロフェッショナルキットで、45種類もの茶の香りのアロマオイルを嗅ぐことができます。

香りをカテゴリに分けて言語化した「Tea Scent Fan」という資料もついており、その香りがどこで発生したのか等も分かるように記載されたガイドブック付きです。

以前ご紹介した三井農林の「キャラクターホイール」のような「Tea Scent Fan」が非常に気になります。
▼参照記事:三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい!

茶の香りの勉強をしたいと思った時に非常に良いと思います。

香り成分は「GC(ガスクロマトグラフ)」という香気成分を分析する機械で計測することが可能です。

ただ、専用の機械があるにも関わらず、茶は現在もなお人間の鼻や舌によって審査されています。

機械で計測出来ない香気成分でも、人間の鼻は感知することが出来るそうなのです。

現在のところはまだ、茶の香りを学ぶ時にはやはり自身の鼻で嗅いで、感じて、記憶と結びつけるのが一番良いようです。

それは自身の経験からも思うところです。
とはいえ、品種の香りや欠点茶の香りが判別できないことも多く、経験不足を日々痛感しています。



お茶好きにはたまらない茶種別商品もある!


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/black-tea-kit-4-aromas

▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/oolong-tea-kit-4-aroma

煎茶に多く含まれる香り、紅茶に多く含まれる香り、と製法によって多く現れる香りがあります。

およそそれぞれの茶種の香りの中心となっている4種類程度に絞られています。

お茶好き、と言えども得意な茶種があることが多いですので、45種類を一気に購入しなくても自分の好きな茶種に絞って勉強をするのも良い方法かも知れません。

そして、こういうところに目に付けるあたり、こちらを開発された方、かなりのお茶好きと見ています。友達になりたい。。

結び

筆者自身が今現在、特に茶の香りの勉強(認識、定着)に力を入れています。

製茶の時に「これくらいで萎凋を終わらせて揉捻に入っていいな」と香りで判断することが多いのです。

お茶を飲むときも、「これはフルーティ。フルーツの種類は…」と考えながら飲みますし、食べ物を食べるときも同じようにしています。

それでも分からない香りや記憶と結びつかずに悔しくて眠れないことすらあります。(笑)

人によっても感じ方が違うので、確かに一概には言えませんが訓練をすることによってより深くお茶を知ることもできるように思うのです。

そのために、欲しい!!!!

ただそれだけの理由でこの記事を書きました。(;^_^A

購入された方、是非感想を教えてください。
そして友達になってください!
きっと気が合うと思います。←



兼業茶農家の畑仕事ー2020年秋整枝終了!刈り取った枝で焼茶を作ってみるー





急に寒くなったり、台風の後は暑かったりで体がついていきません。。
寒くなり、日の出も遅くなってきて布団から出られず辛くなってくる季節到来。

こたつや冬物を出したりして冬支度を少しずつ始めているご家庭も多いのではないでしょうか。

同じように茶畑もそろそろ冬支度をしなければいけません。

そんな茶畑の冬支度のお話と、刈り取った枝を使って原始的な茶を作ってみたという内容です。

秋整枝とは?

来年の一番茶摘採のためのベース作り、が第一義ではないかと思います。

秋整枝は、最終芽が硬化した時点で行います。
もうひとつの判断として、越冬芽が萌芽開葉しないように気温が下がるのを待って実施する必要があります。
茶樹は、整枝した時点で次の芽をつくる「したく」をはじめます。



上記文章はこちらの書籍に書かれています。
筆者も以前から茶畑管理の参考にしている本です。

今苗や挿し木を育てていますので、そちらも参考にさせていただいています。

こちらの書籍中で平均気温は18℃~19℃以下になるまで待ってから行うこと、また秋整枝が遅くなった場合、早すぎた場合などのデメリットも書かれていますのでご興味がある方は是非参考になさってください。

通常は一番茶、二番茶、三番茶、秋冬番(しゅうとうばん)と、新芽が1年の間に何度か出てきて、それを摘み製茶します。

そしてもう芽が出てこない今くらいの時期に上部を刈り取ることにより、来年の新芽の数が多く出るように、揃って出てくるように調整をする訳です。

それらを秋整枝と言い、来年美味しいお茶を作るために非常に大切な作業です。

筆者のところは?

筆者のところは一番茶を刈った後、深く刈り落としました。

これは以前記事にしていますので是非ご覧ください。
▼参照記事:兼業茶農家の畑仕事‐更新という作業について‐

そのため、二番茶、三番茶は収穫していません。
というか、毎年生葉の納品は一番茶だけなのですが…。(-_-;)

一部の畑は一番茶を刈った後更新せず、その後手で芽を摘めるように伸ばしたままにしていました。

二番茶の芽、三番茶の芽(それ以外にもばらばらと芽が出てきますのでその都度摘んでいました)を摘んで手で茶を作っています。

今年は新型コロナウイルスの影響で例年より更に二番茶、三番茶の茶の買取価格は下がり、芽は摘まずに刈り落としだけを行うところも多かったようです。

そして廃業していく方たちも今まで以上に多く…。涙

話を元に戻しますと…。
筆者のところは、一番茶が終わってからずっと伸ばし放題の畑の枝が30cm以上伸びていました。

ですが、このお陰でかなり葉が元気になり、葉層が厚くなりました。

葉層の話もこちらの記事よりどうぞ。
▼参照記事:兼業茶農家の畑仕事‐更新という作業について‐

それを以前更新した時と同じ「浅番刈機(あさばんかりき)」を使用してごっそり刈り落としました。

もう少し綺麗にならして、春先にもう一度「化粧刈り」を行って5月の新芽を待ちます。



刈り落とした枝を再利用

ごっそり刈り落とした枝や葉はそのまま畝間で枯れていくので、筆者のところは放置しています。

ただ、病気にもなっていない(炭疽病など)綺麗な葉が多かったのと、花芽がたくさんついていたので何本か持って帰ってきました。

この時期はトップ画像のようにそっと飾ったりしています。
また、先日ご紹介しましたが花を摘んで保存しておいたりもします。
▼参照記事:茶畑の二次活用を考える③ー茶の花で遊ぶ

毎年行っているのですが、「焼き茶(やきちゃ)」を作ってみます。

焼き茶とは?

山野において茶葉の用意がなかった時、身近な茶の枝を折り取って焚き火で炙り、薬缶で煮出す方法である。
林業者の間では今でも当たり前のように行われている…(略)

焼き茶と呼ばれる方法で、普通に当たり前に行われている(いた?)方法だったようです。

引用はこちらからお借りしています。


最近注目されることが増えた日本中にある「番茶」について細かく書かれていますのでご興味のある方は是非どうぞ。

漬け込んで発酵させる「碁石茶(ごいしちゃ)」や「阿波番茶」などについても書かれていて、参考文献として非常に役立っています。

焼き茶は本当に「茶」を飲むことの始まりの始まりかも知れないと考えさせられます。
火と茶があればどこでも飲めますものね。(水と器も必要ですが。。)

そしてある先生が仰っていましたが、番茶は民俗学とは切っても切り離せない存在なのだと感じます。

番茶についてもまた機会があれば記事を書きたいと思います。

焼き茶の作り方

焼き茶の作り方も何も…なのですが、一応筆者のやり方をご紹介します。

①火で炙る
②オーブントースターで焼く

今回はこちらの二種類で作ってみました。


ガス火でただ炙ります。

一部火がついて焦げ、茎にはなかなか火が通っていない状態だと思われます。。


オーブントースターに入れて焼いたところ、かなり焦がしました。。。

そのため、もう一度焦げるまでいかない程度に焼いたものと二種類作りました。


同じ薬缶が三つ無かったので、手鍋で煮ます。


出来上がり!

お分かりいただけると思いますが、真ん中が一番水色が濃いです。

これが焦げたものでした。
そして一番飲みやすかったです。(笑)
ほうじ茶のような味わい。

左はガス火で炙ったもので、右は程よくトースターで焼いたものですがどちらも生っぽい、青っぽさが非常に強くあまり美味しいとは言い難いものでした。

結論!

「焼き茶は焦がしてなんぼ」

結び

枝や葉などの茶畑にあるものを活用して何か遊んでやろうという気持ちでいっぱいです。
▼第1弾:茶畑の二次活用を考える‐茶杓を作ってみる‐
▼第2弾:茶畑の二次活用を考える②‐0円でリースを作ってみた‐
▼第3弾:茶畑の二次活用を考える③ー茶の花で遊ぶー

あとは、漬け込んで発酵させる系のお茶を作ってみたいのと、あとは…えーと…。

案外思いつかないもので、思いついたらまた時折更新していきたいと思います。(;’∀’)

寒くなってきましたが、着実に春が近づいているのですでにわくわくしております。

そろそろほうじ茶の作り置きをしなくてはなぁという感じですね。
▼参照記事:ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
▼参照記事:年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸



ジュンチヤバリ茶園の紅茶を先物買い(先物取引)?ワインのプリムールと同じようなシステムが紅茶でも登場





「先物買い」というと何を頭に浮かべるでしょうか。

「先物買い」は一般的に将来値上がりすることを見越して、早くに購入をしておくことを指します。

筆者はその言葉だけを聞くと、投機目的で損失を出したり莫大な利益を出すというような光景が頭に浮かびます。

それとは若干異なりますが、生産者から茶をいち早く購入するような新たな取引方法を行っていく会社があるそうです。

農作物の先物買いで有名なものはワイン


ボルドー地方では価格が上がることが確実なワインを先物取引「プリムール」で購入するということは昔からある取引方法だそうです。

プリムールとは、フランス語で新しい(Primeur)を意味しており、市場に出回る前の若いワインを購入し、そのおよそ2年後に手に入れることが出来るというワインの先物取引です。

ワインは葡萄の圧搾、発酵、木樽での熟成ののち、様々な人の手を介して市場に出ることになります。
市場に出回るのは収穫から3年後以降になることがほとんどです。

プリムールが行われるのは通常収穫された翌4月。
樽に入ったばかりの若いワインを試飲して、購入を行います。

以前は個人でプリムールで購入するのはかなり難しかったようですが(プリムールで現地に行き、これから成長するワインを見極め、税関への手続き等も購入者が行うため)、今は代行を行っている業者があり、そこで1本からでも購入が出来るようになっているようです。
しかも、プリムール試飲会を行うのも現地に行かず日本で参加可能になっているとか。
▼参照:徳岡ワイン

なお、これからボジョレー・ヌーボーが11月に解禁されますので楽しみの人が多いかと思います。

ボジョレー・ヌーボーは言うまでもなくボジョレー地方で作られた新酒を指します。

「プリムール」という言葉はボルドー地方では先ほどまで述べた「樽熟成中のワインの先物取引」を指しますが、ブルゴーニュ地方では「ヌーボー」と同じ「新酒」の意味を持つそうです。


このように書かれていると、分からない人は混乱してしまいますね。
筆者も下戸なのでワインは詳しくありません。。

ネパールのジュンチャバリ茶園とは?

先日あるニュースを見ていたところ、ネパールにあるジュンチヤバリ茶園の秋作りの紅茶(2020年)を先物買いするという会社の記事がありました。

ネパールのジュンチヤバリ茶園は、筆者も個人的に大ファンです。

インドのダージリンの紅茶製法をベースに、世界各国の製茶法を学び、それらを応用しています。

小規模な茶園ながら、東方美人のような紅茶だったり、台湾の蜜香紅茶のようなものだったり、日本の釜炒り茶だったりと様々なロットのお茶(緑茶や烏龍茶も)を輩出しており、世界的にファンが多いです。

また、茶園従業員へのフォローも厚く、オーガニックで栽培していることもあることから人気が高い茶園です。

オーナーが非常にフランクな方で筆者も何度かお会いしたことがあります。
日本が大好きだそうで、日本の文化なども非常に詳しい素敵な方です。


こういうリンクを探していたのですが、一番新しいものが2015年産…。
ですが、2015年くらいなら熟成して美味しくなっています!
筆者の茶棚にもたくさんあります。実は。

他でも通年ではなく不定期に販売していることが多いですがジークレフ一芯二葉など(他にも多数)でも購入できますので、最近のもので気になるものがある方は是非一度試してみてください。

紅茶の先物買い?





そこで、紅茶の先物買いとは?という話です。

冒頭にワインのお話をしましたが、それと同じようなシステムで紅茶の先物買いを行う会社があるそうです。

ロンドンの会社であるRARE TEA COMPANYの社長は今までの大手企業による茶園支配と搾取をなくし、新しいお茶の流通を作りたいと語っています。

その会社にはジュンチャバリ茶園の紅茶を先物買いするというフォームがあり、以下のように書かれています。

IMPORTANT: please note that anything added to your basket with this product will not be delivered until December.

A unique Autumn harvest black tea from Jun Chiyabari Nepal. Plucked and hand-crafted exclusively for us from the finest autumn tips.

An exceptional tea of the highest quality from one of the best gardens in the world.

Available only to PRE-ORDER until 31st October. This is a limited harvest; please place your order quickly to ensure availability. Delivery globally December 2020 (in time for Christmas).
▼参照:RARE TEA COMPANYのHP

“10/31までに事前購入をすれば、収穫した紅茶はクリスマスに間に合うように12月発送します。”

そして、気になる価格は
◆1Kg £365(約50000円)
◆500g £185(約25000円)
◆300g £110(約15000円)
となっています。

売上の一部はチャリティに回されるそうです。

そう考えると決して値段は高くありません。

通常紅茶の場合はオークションを通してブローカーやバイヤーの手に渡っています。

このRARE TEA COMPANYの購入システムの場合、生産する量に対する資金を先に集めることができますので生産者は安心して生産を行うことが出来ます。

また、多くの人手を通過しないため消費者の手にお茶は早く届き、消費者は生産者と直接繋がることができます。(RARE TEA COMPANYを通してはいますが)

どちらにとってもメリットは大きいように感じますし、ワインとは異なり投機の意味合いは薄くなるように感じます。

結び

RARE TEA COMPANYの新しい仕組みが今後どうなっていくのか、非常に興味深いです。

筆者の少ない脳みそで考える限り、デメリットとしては、以下でしょうか。

◆販売会社(今回はRARE TEA COMPANY)の破綻
◆販売会社(今回はRARE TEA COMPANY)の独占販売
◆先に購入することにより、質の良し悪しは二の次

チャリティ要素が強くなってしまうと、質の低下を招きかねないという不安があります。

農作物ですので、出来不出来はどうしても発生するものです。
それにより価格が変動するものですし、そこが面白いところでもあります。

とはいえ、美味しいお茶を作ってくれている茶園労働者たちが幸せであることは消費者である筆者も第一に願うところです。

また、RARE TEA COMPANYのHPを見る限り、日本の煎茶も静岡の森内農園のものを使用しており(他は生産者が書かれていませんでしたが写真を見る限り良質な葉でした)知識やこだわりがあることを感じられました。

今後も新しいお茶の取引等があればご紹介していきたいと思います。

流通の知識がありませんので、ご指摘等がございましたらメッセージいただけると幸いです。