時折思い立って始める「作ってみよう」「やってみよう」のコーナーです。←???
直近で記事にしているのはほうじ茶作りでしょうか。
ほうじ茶作りに関しては以下も参照ください。
▼ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
▼年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸
春になり、もう間もなく新茶のシーズンが始まります。
今から気持ちはそわそわし出すのがお茶好きさんたちみんな同様なのではないかと思います。
筆者も当然、新茶の幟が上がった途端にそりゃあ新茶を購入しないわけにはいかない訳です。(←訳ではない)
そして、茶箱を片付け始めますと、出てくるわ出てくるわ、いつのかわからない緑茶たち…。
ということで、緑茶をほうじ茶に加工するということを行っているのですが、ほうじ茶だけですとレパートリーが少ないので、今回は「玄米茶に挑戦」です。
玄米茶とは?
お茶をあまり召し上がらない方ですと、「耳にしたことはあるし、どこかで飲んだことはあるかも知れないけれど、どういうものか分からない」かも知れませんので、ざっくり説明しますと、
茶に玄米が入ったお茶
以上です。
簡単に説明すると、説明にもなっていない説明になってしまうのですが(汗)、goo国語辞書によれば「蒸した玄米を煎って緑茶に混ぜた、こうばしい香りのする茶。」だそうです。
ただし、玄米だけをお湯や水で抽出したものも「玄米茶」という場合があります。
また、「玄米+緑茶」「玄米+番茶」「玄米+抹茶」等組み合わせも多々ありますが、筆者は主に煎茶の残りを使いたいので、今回は「玄米+緑茶」を指すこととします。
玄米茶の原材料名表示について
「玄米茶」には当然玄米が入っていると考えます。
しかし、実際に販売されている玄米茶には玄米ではなく、精製した白米(精米)が使用されていることもあるのです。
籾、玄米、精米の違いは、簡単に表記すれば以下となります。
◎籾⇒稲刈りをした後に身の部分だけ取り出したもの
◎玄米⇒籾から殻をむいた状態
◎白米(精米)⇒玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除いたもの
写真付きでご紹介されているブログがありましたので、添付させていただきます。
農家直送佐藤農園
「玄米茶」を名乗るためには、本来は「玄米」を使用していなければいけないと考えがちですが、例外として原材料名に「煎り米」、「煎り精米」と記載すれば精米を使用することも可能です。
例)緑茶(国産)、煎り精米
また、公益社団法人 日本茶業中央会が緑茶の表示基準のうち茶種の「名称及び定義」の見直しが平成30年に行われました。その中には、
玄米茶⇒煎茶や番茶に炒った米を加えたもの。
とあります。
じゃあ、精米で「玄米茶」を作ろう!
なぜ定義を調べていたかというと、家に玄米がなかったからなのです。笑
精米しかないけど、これを焙じて「玄米茶」と名乗っていいのか???と考えていたので調べてみました。
さて、では精米で心おきなく作ってみましょう。
【用意するもの】
精米 20g
クッキングペーパー
オーブン
【作り方】
精米をオーブンで炒るだけです。
今回は初めてなので、200℃のオーブンにトータル10分入れました。
↑3分経過時 すこーし膨らんだ印象です。
↑5分経過時 かなり色がついてきました。
↑10分経過 完成!
玄米ではないけれど、玄米っぽい色合いになりました。
通常≪玄米:茶=1:1≫のようなので、3gずつを急須に入れます。
熱湯でさっと出し。
あ、うん。
なんとなく玄米茶…かな…?
正直よく飲む玄米茶の味には程遠かったです。。
緑茶の味の方が前に出ている状態。
ただ、精米(白米)の甘味を強く感じました。
玄米の量を調整すれば、変わってくるのかな…?
結び
手間をかけて、家にあるもので玄米茶作りをしてみましたが、美味しい玄米茶を気軽に飲みたければお茶に混ぜる用の玄米を購入することをお勧めします。
下にご紹介しているような「玄米茶の素」が色々なところで販売されています。
今回はまだ初めてだったので、米の焙煎や配合割合も考えて、美味しい自家製玄米茶作る予定ですが、一回目にして思ったのは、≪買った方が美味しい≫です。。
いえ、挑戦することに意義があるので、今後もやりますよ。やりますとも。多分…
お茶屋が販売している玄米なら、間違いなく美味しい玄米茶ができそう。(やる気が見られない←)
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