カフェインゼロヘの挑戦。「キリン生茶」の試み。カフェインを吸着する物質っていったい何?!




前回デカフェ茶やカフェインレス茶について記事を書きました。

カフェインを抜いた茶はここ数年で、消費者の需要が高まり、至るところで販売されているのを目にします。

以下の記事にはキリン生茶のカフェインゼロについての挑戦の記録が書かれています。

不可能を可能にした「おいしさ」との両立。世界初*のカフェインゼロ緑茶が誕生するまで ~「キリン やさしさ生茶 カフェインゼロ」~

 

カフェインゼロの何がすごいの?


従来のように、カフェインを茶葉から水で抽出する方法だと(前回の記事)、カフェインだけではなく他の成分も抽出されてしまい、味が落ちてしまいます。
キリンの研究者の方たちは《味を落とさず》に、《カフェインを抽出する》方法を探り続けます。

そして「緑茶抽出液からカフェインを除去」する方法を考えつきます。
従来のように《茶葉からカフェインを抽出》するのではなく、《抽出した緑茶液からカフェインを抜き出す》という、今までなかった方法です。

これはペットボトル飲料だからこそできる抽出方法です。

そして、天然の吸着剤を100種類以上試すことにより、ついにカフェインのみ抜き出し、他の成分には影響をできる限り与えない《天然の吸着剤》を発見します。

これによって、0.001g(100ml当たり)というほぼカフェインゼロの緑茶飲料を作ることに成功したのです。

 

 

使用されている天然吸着剤とは?

 

なんと、モンモリロナイトという鉱物だそうです。

 

意外と普通に売っていて驚きました。。。
キリンの研究者の方がどこにでもある成分だと言っていたことが記事中にあります。

しかし、元来文系の筆者にはこの鉱物がカフェインを吸着するとは到底考えられません。。
正直、「鉱物???」と思いながら記事を読んでいた次第です。

そして検索すると普通に売ってる…。
確かにどこにでもありました。汗

しかも、このモンモリロナイト、エビの飼育にも使用するとか。
エビの骨格を作るミネラル分が溶出するのと、水質が安定するそうです。

6500万年ほど前、火山が活発化し、その火山灰が海に沈んでいきました。
その火山灰が海のミネラルと結合してできた希少な粘土です。

クレオパトラが化粧水代わりに使用していたり、動物たちが食したりもする不思議な鉱物。

今では様々な商品に活用されています。

 

 

具体的にモンモリロナイトはどんな商品に使われているの?

前述したようにエビの飼育の時のように原石を水槽に入れて使用する場合もあるのですが、商品としては以下のようなものに使用されています。

 

パック

かのクレオパトラが美容のために使用していたくらいですから、効果は絶大。
天然素材なので、お肌が弱い方でも安心です。

他にもローションやソープの原料としてもモンモリロナイトは使用されています。
また、パウダー状のモンモリロナイトも販売されています。
水を混ぜることにより簡単にパックが作れるそうです。

モンモリロナイトは汚れを吸着するので、パウダーの微粒子で手が届きにくい角質や毛穴の汚れもスッキリするとのこと。

カフェインを吸着する鉱物は美容にも良い、というのがどうも筆者には飲み込めませんが、思った以上にモンモリロナイトという鉱物は筆者(だけ?)が知らないところで活躍していました。

 

結び

今回、キリンのカフェインゼロへの取り組みの記事を読んでいて、具体的にどんなものがカフェインを吸着するのかが気になりました。
そして、色々調べているうちに《モンモリロナイト》に行き当たったのですが、少々驚きを隠せぬまま調べていました。

ちなみに、このモンモリロナイトは珈琲飲料のカフェイン吸着にも効果があるそうです。

学術論文として公表されているので、モンモリロナイトを使用してカフェインゼロ(100ml当たり0.001g以下)のペットボトル飲料を販売する会社が増えるのではないかと興味深く思っています。

医学などもそうですが、茶の世界も日進月歩で発展をしています。

特にペットボトルの革新というのは驚くべきものがあります。

企業努力が半端ない。
さすが生真面目な日本企業です。

茶好きな方や昔ながらのお茶屋などにはペットボトル反対派も多いですが、こうして企業が参入して茶の成分の研究を進めてくれるおかげで、茶産業に様々な良い影響がもたらされている(もたらされる)のではないかと筆者は思っています。

ペットボトルについての情報も今後も記事にしていきたいと思います。

 

デカフェ茶やカフェインレス茶ってなに?どうやって作られているの?




カフェインレス、デカフェ、と呼ばれるカフェインが少ない商品がここ数年で非常に増えています。

今の技術ではカフェインを完全にゼロにすることはできません。
もし完全にカフェインが入っていないものを飲みたいのであれば、お茶や珈琲は適さないでしょう。

麦茶やルイボスティ、つまり茶の原料である《ツバキ科のカメリアシネンシス》を使用していないもので作られた「茶外茶」、「代用茶」などをお勧めします。

 

 

 

デカフェ、カフェインレスは違うもの?

デカフェ、カフェインレス、カフェインゼロ、等々。

どれがどれくらいカフェインを含んでいるのかはっきりしませんね…。

茶に関しての資料が見つかりませんでしたので、「コーヒーの表示に関する公正競争規約」から引用します。

原材料名の表記として、下記記載があります。

《コーヒーにあっては、その形状にかかわらず「コーヒー」と記載する。ただし、カフェインを90%以上除去したコーヒーにあっては、その形状にかかわらず「カフェインレスコーヒー」と記載する。》

ヨーロッパ諸国では99.9%以上カフェインを抜いたものをデカフェ(=カフェインレス)と呼ぶそうですが、日本では今のところ細かい定義はないようです。

よって、デカフェもカフェインレスも、《カフェインが少ないもの》の意味と考えます。

ちなみに。

キリンの生茶
には、デカフェとカフェインゼロの記載があります。

0.001g(100ml当たり)未満を0gとしているとのことですので、カフェイン量は異なりますが、《カフェインが少ないもの》と考えれば同じものと判断することにします。

 

デカフェ茶、カフェインレス茶はどうやって作られているの?

 

茶のカフェインは基本的に、下記の方法で除去しているものがほとんどです。

①有機溶媒抽出法
②水抽出法
③超臨界二酸化炭素抽出法

 

簡単に一つずつご紹介します。

 

①有機溶媒抽出法


こちらは1906年にドイツで開発された最初の脱カフェイン法です。
珈琲も同じ方法を取ります。

有機溶媒によって、葉(生豆)からカフェインを抜き出す方法です。

主に「ジクロロメタン」という溶媒を使用しますが、この溶媒は皮膚などに接触すると炎症を引き起こしたり、慢性的に摂取することにより肝機能障害を引き起こします。

毒性があるとして、日本ではこの方法での脱カフェインを禁止しています。

しかし、海外の安価な紅茶はこの方法でカフェインを除去しているものもありますので、知らぬ間に摂取している可能性もありえます。

 

 

②水抽出法

 

1930年代にスイスで開発され、1988年に《スイスウォータープロセス法》として商標登録されました。

こちらは生豆からカフェインを抜くところを映像化しているものです。

水に生豆をつけてカフェインやその他の水溶性成分を抽出します。
その後カフェインだけを抽出した後、カフェイン以外の水溶性成分を豆に戻すという方法です。

スイスウォータープロセスだけではなく、他にも有機溶媒を使用せずにカフェインを抜く方法も世界中で開発が進んでいます。

茶の場合は、生葉を熱湯に短時間浸し、脱水してから製茶するという方法になります。
※ただし海外のデカフェ紅茶や緑茶もこのように作るのか、調査不足なので今後も継続して調べていきたいと思っています。
知らないだけかも知れませんが、デカフェの中国茶台湾茶って聞いたことないような…。
どなたかご存知でしたら教えてください。

有機溶媒のように、体に影響がないということから水抽出は珈琲業界ではメジャーな脱カフェイン方法です。

ちなみにスターバックスのデカフェもこちらの製法です。

 

③超臨界二酸化炭素抽出法

超臨界の考え方はもっと前よりあったのですが、1970年代に茶や珈琲からカフェインを抜くということに応用されるようになりました。

割と新しいカフェイン除去方法です。

茶の世界、特に紅茶の脱カフェイン方法としてはこちらが主力ではないでしょうか。

原料を入れた機械に、二酸化炭素を注入します。
温度と圧力をかけて、二酸化炭素を超臨界状態にし、カフェインを抽出て別の機械に移します。
別の機械に入った超臨界状態の二酸化炭素の温度と圧を弱めると、取り込んでいたカフェインが二酸化炭素から分離します。
カフェインを取り出します。

上記のような工程により、カフェインを抽出できます。

こちらは溶剤などが人体に影響を与える心配もなく、元々の茶の味をあまり変化させずにカフェインを抜くことができる方法として、現在多くの企業で使用されています。

ただし、有機溶媒抽出法などに比べると、茶の価格は高いです。

 

結び

デカフェ茶、カフェインレス茶についてご紹介しました。

今のところ、超臨界二酸化炭素抽出法が一番茶の味を壊さずにカフェインを除去できる方法と言われています。

デカフェを選ぶときはその辺りを気にしてみると良いかも知れません。

今でも着々とカフェインの研究は進められていることと思います。

もともとの茶の木からカフェインを抜いてしまおうという研究もなされています。
品種改良が進み、カフェインが含まれない茶の木がいつか誕生するのかも。

カフェイン中毒な筆者としては悲しいような気もしますが、デカフェを求める方は急増していますので、今後もますます研究がされて新商品も出てくるでしょう。

興味深い分野なので、今後も追っていきたいと思います。

紅茶をプレゼントしたい!かわいい、おしゃれなオススメ紅茶をご紹介!




前回紅茶をプレゼントする際のコツをご紹介しました。
紅茶をプレゼントするならぜひご利用いただきたい筆者の経験談含めご案内しました。(ややうんちく多め)

今回は実際に筆者がプレゼントで利用させていただいているかわいいとか、おしゃれとか、オススメの紅茶をご紹介したいと思います。

 

キャラクターなどがとにかくかわいい

 

プレゼントの鉄板、カレルチャペック紅茶店

 

カレルチャペック紅茶店は缶も手を抜かない

 

様々な味の紅茶(ティーバッグ)が楽しめますので、ちょっとしたプレゼントに最適!

 

ディズニーと言えば35周年

 

 

ディズニーと言えば、こんな紅茶もありますよ。
筆者も友人がディズニーランドへ行ったときのお土産で紅茶と緑茶のディズニーの茶缶を持っています。
銀の茶さじまで付いていてかわいいのです。ちょっと昔の話ですが。
今も大事にとってあります。
ディズニー大好きな方には是非オススメ。
ディズニー35周年記念品ですので、お早めに!

 

キャラクターものは好きな人ならたまらない。スヌーピー

 

ディズニーからのスヌーピーです。
キャラものだからと侮るなかれ。
有名なブレンダーがブレンドと着香をしている紅茶で、味も間違いなしなのです。
紅茶に詳しい方にこそプレゼントしたい紅茶です。

 

缶がおしゃれ

うっかりジャケ買いしてしまうんです、ハーニー&サンズ

 

こちらの茶缶はどれも本当に筆者、大好きです。←個人的
プレゼントには結構使わせていただいています。

ニューヨーク生まれというところにただただ納得。オシャレ。
ハーブなどをブレンドしたり、香りづけしているものが多いので、紅茶初心者の方へのプレゼントに最適です。

紅茶をあまり知らない方でも知っている《アールグレイ》の《ティーバッグ》です。
前回の記事でご説明した、《フレーバードティが好きな方》へのプレゼントにはオススメ。

こちらもオススメ KUSMI TEA(クスミティー)

 



こちらもフレーバードティやハーブのブレンドティなどが多いです。
そして缶がオシャレ。
昔からずっとあるメーカーですが、最近ますますオシャレに磨きがかかっている気がします。

個人的には紅茶が好きになったばかりの頃からプレゼントに利用してます。

 

結び

 

個人的に紹介したい紅茶は山のようにあります。

今回は結構パッケージ重視で選んだので、次回は紅茶ファンも唸るプレゼントも記事にしたいと思います。
味重視、紅茶好きが御用達の紅茶ギフトをセレクトしてみます。
マニアックな内容になりそう。汗

プレゼントにパッケージがかわいいやオシャレって、大事ですよね~!
ついついパッケージかわいいと買ってしまうので缶が山のように溜まって困りますが…。(^^;

でもでも、飾っておくだけでも十分いい感じになっちゃうのが、紅茶缶の魅力です!

紅茶をプレゼントしたい!プレゼント用紅茶選びのコツをご紹介!




紅茶をプレゼントしたい、と思う時ありますよね。

相手の方が「私、紅茶よく飲むんだ」と言っていた一言をふと思い出し、プレゼントは紅茶にしよう、と思ったとします。

ん?
でも紅茶って種類いっぱいありすぎじゃない?

実は筆者、プロではないのですが紅茶の教室を時々友人知人に要望されて行うのです。
「紅茶の淹れ方」と同じくらい聞かれるのが「紅茶の種類」についてです。

その中でも特に、
「プレゼントにしようと思ったんだけど、種類が多すぎて選べない」
「どんなものがいいのかがわからない」
という内容は本当に毎回聞く話です。

今回は紅茶をプレゼントする場合の選び方のコツをまとめていきたいと思います。
少々うんちく臭いですが、紅茶をプレゼントする際の選び方に迷っている方はぜひ最後まで読んでくださいね!

あなたが《プレゼントする相手》に聞くこと

 

①リーフで飲むか、ティーバッグで飲むか
②ストレートティが好きか、ミルクティが好きか、フレーバードティが好きか
③紅茶を飲む頻度はどれくらいか
④紅茶をどれくらい持っているか

①~③は必須ヒアリング事項。
④はまぁしなくてもしてもいいけど、した方がいいかもよ、レベル。
各ポイントをまとめていきます。

①リーフで飲むか、ティーバッグで飲むか

 

この質問は紅茶をプレゼントするなら絶対に必要な質問です。

紅茶好き、というレベルは実に幅があります。
筆者の教室にも来てくれる人に事前にアンケートを取るのですが、「紅茶が好きで、いつも飲んでいます」とあったので、具体的にどれくらい、どういった紅茶を飲んでいるのかと聞いたところ、

ペットボトルの紅茶を1日2本は飲んでます。
一番好きなのは紅茶〇伝(商品名)です。

という答えが返ってくることがざらにあります。

ペットボトルがダメ、というわけではなく、《ペットボトルで飲む》のと、《リーフを使ってポットで淹れて飲む》のではかなりのギャップがあるわけなので、差し上げる相手が紅茶レベルいくつなのかを下調べしないとダメですよ、という意味です。




※筆者が勝手に考えた紅茶レベルについて

レベル1 ペットボトル
レベル2 ペットボトル+ティーバッグ
レベル3 ティーバッグ
レベル4 ティーバッグ+リーフ
レベル5 リーフ

 

例えば上記の表で紅茶レベルを表しているとしましょう。
レベル1(ペットボトル)の人にいきなりレベル5のリーフをプレゼントしても、家にティーポットがないというような可能性があります。(=もらっても飲むことすらできない)
2,3の方でも同じです。

ですが、レベル1(ペットボトル)の人にレベル3(ティーバッグ)の《ティーバッグに淹れ方の説明などを付けて》差し上げたらどうでしょう。

「せっかくいただいたし、飲んでみようかな」

となると思いませんか?

ストレートティが好きか、ミルクティが好きか、フレーバードティが好きか

 

これもすごく大事です。
相手の紅茶レベルがわかった上で、実際にどんな紅茶を選ぶべきか、という核心をつく質問です。

筆者のざっくりとした分類をご紹介します。

☆ストレートティの場合
⇒スリランカ(セイロン)系、ダージリン、ネパール、中国

☆ミルクティの場合
⇒アッサム(インド)、ルフナ(スリランカ)、イングリッシュブレンドのようなミルクが合うブレンドティ

☆フレーバードティ
⇒アールグレイ

ものすごく大きく分けると、
ミルク入れるor入れない?
です。

ミルクを入れるなら、味のしっかりとした濃いめの紅茶。
入れないなら、渋みが強すぎず、口当たりがまろやかな紅茶。

問題は…フレーバードティです。
フレーバードティは様々な紅茶をベースに、天然の香料などで香りづけしているものです。
香りの好みは人によってまるで違うので、難しいのですよ…。

ただ、唯一鉄壁のフレーバードティがあります。
それがアールグレイ(ベルガモットオイルという柑橘系フルーツの香り)

紅茶の香り=アールグレイだと思っている方も少なくないです。
「紅茶味」と書いてあるお菓子のパッケージの裏を見ると、アールグレイが入っているのものが圧倒的に多いです。

フレーバードティが好きな方に聞いてみてください。
アールグレイは好きですか?と。

嫌いという人はほぼいません。(筆者統計)




③紅茶を飲む頻度はどれくらいか

これは差し上げる量の確認です。

週に1回しか飲まない方でしたら、ティーバッグで5個~10個くらい入っていたら十分ですよね。

毎日飲んでいるという方でしたら、たくさん入った大容量のものを差し上げても喜ばれます。

④紅茶をどれくらい持っているか

 

この質問は、紅茶好きのレベルが5以上の方になります。
紅茶を山のように持っていて、毎日日替わりで飲んでいる、というような場合、自分の方が知識がないのであれば紅茶を差し上げるのはやめておいた方が良いかもしれません。

そういう方には紅茶ではなく、紅茶に合うお菓子を差し上げることをお勧めします。もしくは、ティーポットやティーカップの形が印刷された何か他のものなど。

紅茶だけではなく、こだわりが強い方というのは見る目が厳しいです。
そして味にもうるさい可能性が高いです。

「紅茶を差し上げようと思ったのですが、私はあまり知識がなくて…。
良かったら今度紅茶のことを教えてくださいませんか?」

こんな内容の手紙でもつければ、好印象間違いなしです。

結び

筆者が特に仕事でプレゼントを差し上げる時は、さりげないリサーチを非常に大事にしています。

仕事できる人だと思われたいので、必死です。笑

目上の方に差し上げるものなどは本当に毎回困ってしまうので、紅茶好きである程度知識がある筆者なら、このように紅茶のプレゼントを選んでいます、ということを書いてみました。

もらった方に喜ばれる紅茶のプレゼントをしたいじゃないですか。
紅茶好きな筆者は、紅茶をあげたのに捨てられる、というのは絶対に嫌なのです。

実際にどういった紅茶をプレゼントするのかという記事もまた書きたいと思います。
参考にしていただければ幸いです。

ちなみに緑茶のティーバッグでプレゼントに最適なものはこちらをご覧ください。

茶の故郷、中国武夷山茶ブーム。価格はますます高騰中。




中国の武夷山といえば、お茶好きな方なら知らない人はいない場所かと思います。

烏龍茶、紅茶の発祥地と言われており、美しい景観からユネスコの世界複合遺産にも認定されています。

ユネスコ世界複合遺産というのは、文化遺産でもあり、自然遺産も兼ねているという世界でも認定されている数が30件ほどしかないものです。
中国には他にも「黄山」「泰山」「峨眉山と楽山大仏」があるそうです。

岩間に育つ武夷岩茶、一般的にラプサンスーチョンと言われる正山小種。
武夷山で作られている茶は希少価値のあるものが多いです。
※正確に言うとラプサンスーチョン=正山小種ではありません。

武夷山では10年ほどじわじわと価格が上がっていましたが、今さらに価格が高騰しています。

 

武夷山とは?

福建省と江西省の境目にある山脈が武夷山脈です。

険しい渓谷で、断崖絶壁の岩間をいかだで観光するツアーが目玉です。

九回くねくねと曲がっているところがあるということから付けられた「九曲渓」は壮大な景色が広がっています。
筆者はまだ行ったことがありません。行きたい。

 

 

なぜ武夷山のお茶が高騰しているの?

 

先日武夷山についてのニュースを読みました。

中国からヨーロッパ諸国へ茶がもたらされた際に、東洋からきた素晴らしい薬であるともてはやされ、貴族のステータスシンボルとなります。

特にイギリスは中国の茶を喉から手が出るほど欲し、アヘン戦争(イギリスVS中国)直後というとんでもない時期に中国にベテランプラントハンター(植物を未開の地などから探し出す人)を送り込み、こっそりと茶の木や茶の種を盗み出し、本国へ送りました。

そして自分の植民地であったインドに植えます。

その中国の茶木のルーツを持つのが、かの有名なインドのダージリンです。
今販売しているダージリン茶にChinaとついているものは、この時イギリスへ運ばれた茶の木の子孫です。

 

 

このあたりのいきさつにはお勧めの本があります。

イギリス人の茶に対する執念、アヘン戦争直後の混乱時にプラントハンターの過酷な中国探放記などが描かれています。
筆者は興奮して物語の中に完全に入り込んでおりました。

 

茶がどれだけ人々を魅了して、経済に影響したのか、非常に興味深い内容です。

・・・話が反れました。なぜ武夷山の茶が高騰しているか、という話ですが、記事の中ではこのように書かれていました。
以下要約
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

武夷山のお茶はこの10年で1年ごとに10%ずつ価格が上がっていた。
過去の一年でキロ当たり108,000人民元の茶が125,000人民元に上がった。
今年はさらに20%の価格上昇が起こっている。

去年から地方職員によって武夷山の茶が育つ10%ものエリアで不法に植えられた茶木の伐採が行われる。

武夷山はユネスコ世界遺産指定区に指定されており、周辺の生物多様性を守るため、2008年に施行された新植栽禁止措置を現在実施している。

2017年に習近平国家主席が「緑の山と透明な水は金や銀に値する」という演説を行ったことにより、武夷山の自然を守るためにそれらが強行されることになった。

そのため、じわじわと高騰していた茶の価格が今年さらに跳ね上がっている。
武夷山の茶に価値を見出した富裕層により、価格が高騰し、需要に生産が追い付いていない状況が続く。

武夷山に6本しか現存していない、貴重な大紅袍(武夷岩茶)の木。
結果として20gのその大紅袍から採れたお茶はオークションで200,000人民元(約335万円)にもなろうとしている。
それは約24オンスの金に相当する。

武夷山周辺の茶の生産は2020年までに40億人民元になると言われている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上要約

 

武夷山で作られる茶はもともと量が少なく、非常に美味しいため価格は高いものでした。
特に武夷岩茶と呼ばれる、豊富なミネラルを含んだ岩間岩場に自生している岩茶から作られた茶(烏龍茶)は煎がきき、力強く、甘味があり、香り高い素晴らしいものです。

そこにさらに、ユネスコ文化複合遺産として登録された武夷山の価値が上がり、武夷山茶まがいの不法な茶の木の伐採により、収量も減少。

よって価格がより高騰したということのようです。

 

 

結び

 

美しい自然が金や銀と同等だと国家主席が言うのですから、素晴らしいことです。

中国はここ十数年、国内にて茶の需要が増加しています。
1997年香港返還あたりの時期にプーアル茶の価格がものすごく高騰したのを思い出します。
あれは投機目的で購入していた方が多かったのでしょうが、武夷山の茶も同様の道をたどるのでしょうか…。

中国国内には自国の茶に興味をもつ方も増えているようです。

自国の文化を守るという動きがあるというのは素晴らしいことだと感じます。
今後も武夷山茶の価格高騰を追っていきたいと個人的に思っています。

※筆者はあまり中国の茶の歴史は詳しくなく、英語訳も異なっていたら申し訳ない限りです。
専門家の方がいらしたら、是非ご意見頂戴したいところです。

 

水と茶との関係。ウォーターサーバーの水はお茶も美味しく淹れられる?




茶と水の相性、というのはお茶を淹れる人からすると永遠のテーマです。

筆者は一番初めに紅茶を好きになって、今は雑食(日本茶、中国茶、台湾茶など)です。

どの種類にせよ、茶の味を抽出するための大部分は水である訳ですから、茶に嵌まる人ほど水にも詳しいことが多いです。

かなり茶が好き、という人に会ったら聞いてみてください。
ほぼ確実に「水の成分が~」とか言い出します。(筆者はとりあえずそうです。。)

 

 

茶と水の関係

例えば日本国内で作られた緑茶は、

静岡で作られたものは静岡の水。
鹿児島で作られたものは鹿児島の水。
京都で作られたものは京都の水。

と、産地の水が一番相性が良いです。

生産者は作ったお茶をその土地の水で試飲します。
自分のところの水で一番美味しく抽出できる茶を作るわけです。

抽出するお茶の味は、硬度(ミネラル含有量)やミネラルのバランスが大きく関わってきます。
硬度についてはまた改めて記事を書きたいと思いますので、今回は簡単に説明します。

多くの方は日本は軟水だと知っています。
イギリスは硬水だ、というのも聞いたことがあると思います。

硬度というのは水の中に含まれるミネラル分が多いか少ないか。

つまり、
硬度が高い=ミネラル分が多く含まれる
硬度が低い=ミネラル分があまり含まれていない
ということになります。

とはいえ、実は正確に言うと日本全国どこでも軟水ではありません。
沖縄にはかなり硬度が高い水が出る場所がありますし、本州にも一部硬水のところがあります。

同様に、イギリス全土ではなく、ロンドン周辺はかなりの硬水ですが、北に行くほど(アイルランド方面)硬度は下がっていく傾向にあります。

そのため、その土地で販売する業者、例えばお茶屋さんなどがその土地の水に合うように茶葉をブレンド(合組)しています。

インターネットで茶葉を購入する際に、水の質が違うところの茶を購入すると、自分が住んでいる土地の水に合わないということがあり得ます。
もちろんセレクトしている方やブレンド(合組)を行う方の好みもあります。

店先で飲んだお茶が美味しいから買ってきたけど、家で飲んだらそうでもない、というような場合は実はこういうケースも隠れています。
海外の商品の場合は特にありますね。
筆者はしょっちゅう経験しています。
水にクセがある場所に住んでいるため。。

 

じゃあ、どこのお茶はどこの水に合うの?

一概には言えません。

静岡で作られているお茶が北海道の水で飲むとすごくおいしい、というケースもありますし、イギリスの紅茶を東京で飲むと美味しくない、ということもあり得ます。

一般的に言われるのは、

硬度が低い水⇒渋みや香りが出やすい
硬度が高い水⇒色は濃く味はまろやか

ということです。

ただ、このお茶美味しそうだな、とか先ほどの例の場合のように、お茶屋さんの店先で試飲して買いますよね。普通。

「鹿児島の緑茶だから、鹿児島の水を買わなきゃ!」とは通常なりません。

まずは気にせず、自宅の水道水を基準に飲んでみましょう。

自宅でお湯を沸かして、そのお茶を淹れてみた時に渋かったら、茶葉の量を調整すればよいのです。
淹れ方を少し工夫するだけで、同じお茶でも味わいはかなり変わります。

好みの味を見つけるのがお茶を楽しむ醍醐味です。

 

 

水道水でいいの?

 

最近は首都圏でも水道水がかなり美味しくなっていますよね。

特に顕著なのが「東京水」。
東京都採水の水をペットボトルで販売しています。

筆者は子供時代東京に住んでいたのですが、水道水なんてそのまま飲めたものではありませんでした…。
当時は浄水器もペットボトルの水もメジャーではなく、家では煮沸した水が大量に置いてありました。
それでもカルキ臭くて、不味かった…。

水自体は美味しくなったものの、どうしても浄水する際に入るカルキが気になりますし、今は地下水道管の老朽化問題も深刻化しています。

水を購入している方がほとんどなのではないでしょうか。

冒頭でお話しましたが、当然茶の味にも水の味は影響を与えます。
しかもかなり大きな割合で。

せめて浄水器を使うと水の味に左右されないで、お茶の味を抽出できると思いますよ。

 

お茶初心者向けの浄水器

 

水道水の味をそれほど感じない、という方には上記のような卓上浄水器を試してみるといいと思います。
水道水が無味だと思っていても、案外味があるのだとわかります。

筆者も以前これを愛用していました。
カートリッジだけ買い替えればずっと使えるので便利です。
しかも手軽な価格です。

 

据付浄水器

 

据付の浄水器が水周りに置けそうなら、こういった浄水器が一番楽ですね。
こちらの商品は、《水道水のみ》、《浄水》、《アルカリイオン水》などと使い分けができるので、長年人気です。

筆者も一時期使っていましたのですが、使い勝手は非常に良いです。
筆者はほとんど《浄水》のみでお茶を淹れていました。
カルキなどの違和感はほぼクリアにしてくれます。(場所にもよるかと思いますが)
でも実はアルカリイオン水信者の方には申し訳ないですが、アルカリイオン水はほとんど使いませんでした。。

 

ペットボトル

一番手軽に水を手に入れる方法です。
今は定期配送してくれるものもありますし、恐らく多くのご家庭がペットボトル購入なのではないかと思います。

個人的にはペットボトルが大量に発生するため、必要以上には購入しません。
ただ、災害時の保存水にもなるので良いですよね。
災害用に2,3本は置いておくようにしています。

 

 

最近話題のウォーターサーバーはどう?

 

ここ数年で当然のようにウォーターサーバーを色々なところで見かけるようになりました。
筆者行きつけの整骨院やリラクゼーションサロンはみんな使用していました。

あとは病院や薬屋でも普通に置いてありますよね。

見つけると、必ず飲んでみて、どこのウォーターサーバーの水がどのような味なのか探ることにしています。

 

 

こちらは、お茶仲間の知人の家に行ったときに置いてあったのです。
まず、従来のものと違うセンスの良さが気に入りました。
しかもスリム。

冷水温水使えるのは当然のことながら、筆者が一番気に入ったのは採水地。
二種類あるのですが、《富士吉田》と《南阿蘇》。
どちらも個人的にとても好きな水の味なのです。←超個人的

知人の家は《富士吉田》の水を使用していました。
というのも、その方が静岡出身だったから。
年配の方で、住んでいた当時は地下水を飲んでいたそうで懐かしい水の味だと仰っていました。

紅茶と緑茶を淹れたのですが、どちらも美味しく飲めました。
特に静岡の煎茶は美味しくなったような気がします。
思い込みかも知れませんが。笑

 

 

結び

 

実は、お茶を好きになってから水に対してこだわりを持ち続けています。
お茶が好きになってから20年以上の間に水の環境も変わり、自身の考え方も変わってきました。

ウォーターサーバーが出始めた時は、正直怪しいと思っていたのです。
多分プロモーションが鬱陶しかったためかと思われます。笑

ですが、2011年の東北大震災の時、今回の西日本豪雨。
決して他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかってくるかも知れません。

上で紹介した、卓上浄水器はまず水がないとつかえない。
据付浄水器は電気と水道がないと使えない。
ペットボトルは予備として置いておくのは良い。

筆者も災害により断水した時どうしよう、と思った時からペットボトルの水は災害用に数本常備するようになりました。

多くの家庭でそうだと思います。

ペットボトルと合わせて、災害対策にウォーターサーバーはいいな、と改めて思ったのです。
機械自体は電気がなければ使えないと思いますが、水タンクはそのまま使えます。

 

 

しかも簡単に潰せるのが筆者にとってはものすごく魅力。

 

災害のことがなければ当然美味しい水が手軽に手が飲めるわけですし、日常から美味しいお茶も飲めます。

茶の抽出液のほとんどは水ですから、美味しい水で飲みたいものですよね。
お茶にこだわると同時に水にこだわってみると、よりお茶ライフが楽しくなりますよ。

煎茶伝統の手揉み茶が危機?手揉み茶とは?皇室献上茶とは?




「手揉み茶」をご存知ですか?

煎茶作りは今ほぼすべての工程を機械で行っています。

ですが、機械が開発される前は当然手で作られていました。
その伝統が今も残っています。

今の《製茶機械の動き》は《手揉み茶を作る際の手の動き》を元に作られているのです。

手揉みで行う製茶とは?

中国から渡ってきた「茶」は、宋の時代に作られていた蒸し製の茶葉を砕いて薬として飲んでいました。
こちらは今の抹茶の原型のようなものです。

安土桃山時代になると、織田信長による「茶の湯政道」が行われます。

茶の湯政道」は簡単に言うと、茶道の器などに価値を付け、戦勝をあげた武士などにそれらを与えるものです。
土地よりも価値がある茶器もあり、武士たちは喉から手が出るほどそれらの茶器を欲し、武勲を上げることに命をかけたということです。

茶道と政治が結びついた時代でもあります。
織田信長は文化的にも優れた人物であったということになりますね。

豊臣秀吉、徳川家康と「茶の湯政道」は続きますが、江戸時代に入り、今までは武士だけの飲み物だった茶が庶民にも広がるようになっていきます。

1738年、永谷園の始祖である永谷宋円により、「手揉み煎茶」が確立します。

「ほいろ」という台~下から熱を与えたりできる和紙を貼ったもの~で、摘み取って、蒸した茶葉を乾燥させながら、揉んだり、形を整えたりしていきます。

 

上の写真は摘み取ってから蒸した葉

 

こちらはほいろの上で揉んでいるところ

工程はたくさんあります。
茶葉を摘む時間、蒸す時間を引いても、ほいろの上での作業は6時間程度かかります。

 

出来上がりは針のような仕上がりになります。
これを手だけで行います。
素晴らしい技術です。



皇室献上茶とは?

各茶産地には「手もみ保存会」という団体が存在します。
地域によって若干手の動かし方などが違いますが、同じように針のような手揉み茶を作ることは変わりません。

戦前から静岡の手もみ保存会が中心となって、県内の産地持ち回りで皇室への献上茶を作ることを継続しています。

皇室へ献上するものですから、衛生的にも徹底管理され、献上用の茶園で摘んだ茶葉を使用します。
そのため、2,3年前からの茶園の管理も必要となり、費用の問題もあります。

また、手揉みを行う方たちの高齢化、後継者の不足、と問題は山積みです。

2018年7月12日の静岡新聞では≪皇室献上茶続けたいけれど… 静岡県内、高齢化で担い手減≫という記事が書かれていました。

手揉み茶の味や香りは?

手揉み茶は昔ながらの製法ですと、「自然仕立て」という、畝にしない茶木から手で摘み取ります。

自然仕立てというのはその名の通り、茶木が自然に伸びていくことと、基本的には一番茶のみ摘んであとは休眠させるため、旨味が凝縮します。

その葉を大切に手で揉み、形を整え、乾燥させますと、普通の煎茶には感じられない強い旨味や香りを発します。

《オススメの飲み方》

1、皿に手もみ茶を広げる
2、氷を1個か2個茶葉の上に置く
3、溶けた部分を啜る

 

氷で抽出するのは、夏にぴったりの飲み方です。
低温でゆっくりゆっくりと茶葉の成分を出すので、強烈な旨味が口中に広がります。

すぐに飲まず、口の中で転がすように味わってください。

通常のように急須で入れるのであれば、ティースプーン二杯ほどの茶葉が浸るくらいのお湯(50℃程度)を入れて、2分ほどゆっくりと抽出します。

どちらにせよ、強く濃厚な旨味と香りを楽しめる飲み方です。

これは飲んだことがない人にはわからないです。

結び

煎茶の原型の製茶方法「手揉み茶」。

こちらも各地で文化遺産などの登録が進んでいます。
現在のように和食とともに人気が出ている、抹茶同様、煎茶や煎茶の製法である手揉み茶へも注目が高まっていくことでしょう。

皇室へも毎年献上されている、日本伝統の製茶を今後も守り続けていただきたいと願います。

どこかで手揉み茶を見かけたら、是非お召し上がりください。



プラスチックストローが禁止?どうなる台湾のタピオカミルクティ!




台湾では2030年までにプラスチックストロー(プラスチックの皿なども)を禁止する方向に進んでいます。

廃棄されるストローが自然界に影響を与えているため、アメリカではすでにいくつかの州で使用禁止や使用削減が行われています。

あのコーヒーで有名な街、シアトルでも使用禁止となりました。(2018年7月~)

その影響なのか、台湾でも禁止する方向へ進んでいるとのこと。

どうなる?プラスチックストロー!

 

 

なぜプラスチックストローはダメなの?

 

 

日本でも当然のように使用されているプラスチック製のストロー。

実はストローをはじめ、プラスティック製品が多くのウミガメや鳥の胃の中から発見されていて、生態系への多大な影響が懸念されています。

プラスチックを誤って食べたことにより、海洋生物や鳥が死んでしまう例は後を絶ちません。

また、もっと心配されているのは「マイクロプラスチック」の問題です。
プラスチック製品は海で溶けだし、それをプランクトンが摂取し、魚が食べ、それを動物や人間が食べます。

体内には入った「マイクロプラスチック」は海水中の有害成分と結合することもあり、それを溜め込んだ動物に異変が起きていることも研究で明らかになっているそうです。

海にはたくさんのプラスチック製品が溜まり、世界中で問題になっていますよね。
日本も例外ではありません。
時折波打ち際に大量のゴミを見ることがありますが、プラスチック製品を多く見かけます。

これはゆゆしき問題です。

何年も前から少しずつプラスチック製品排除の運動は広がりを見せ、今大きな動きとなっています。




ついに、コーヒーショップのスターバックスでも2020年までに世界中の店舗でプラスチック製の使い捨てストローの使用を禁止することを発表しました。(2018年7月9日)
⇒詳細はこちらをご覧ください。

 

 

台湾と言えば、タピオカミルクティ!

 

筆者も何度か台湾に行っていますが、必ずタピオカミルクティを飲みます。

ものすごく甘いので砂糖は三分の一くらいにしてもらっています。
個人的には「50嵐」が好きです。

このタピオカミルクティの必須アイテムがタピオカも吸える、太いストロー。
ご存じの方も多いと思います。

 

台湾の消費者はこのストローの使用を禁止することに反対し、国側は「スプーンを使えばよい」と反論をして火に油を注いでいるとか。

今まで当然のように使っていたこのストローが無くなるのは悲しいですが、環境のことを考えると削減するしかないでしょうね。

そしてそれはアメリカや台湾だけの問題ではなく、日本でも日常的に使用されているカフェのストローなどもいずれ消えていくことになるでしょう。

ストローがなくなったらどうするの?

 

タピオカはスプーンで食べろと言われるのかも知れませんが、実際今後どうしていくつもりなのでしょう。

ホットのドリンクは良いですが、アイスドリンクは…。

今はプラスチックではないストローも販売しています。

紙でできているストローやアルミなどで作られているものも販売しているようです。

こういったものがこれからプラスチックストローの代用品として使われることになるのはないでしょうか。

 

最後に…

今後ますます環境問題に取り組んでいかなければいけないと感じます。

その第一歩として、ストローやビニール袋のようなプラスチック製品をできる限り削減することも大事なことかも知れません。

スターバックスでも、フラペチーノに使用されるプラスチックの蓋や、ストローの改善をしていく発表をしていますので、今後ストロー問題は見逃せません。

※先日(2018/7/26)にアメリカのディズニーランドでは2019年半ばまでに、プラスチックストローを廃止する決定のニュースが流れました。

 

日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー




ついに、というかまさか、の映画化です。

出版されたのは10年ほど前です。

当時筆者は茶道のお茶会に数回行ったことがある程度でした。主人公の「私」といとこのミチコの気持ちが痛いほどよく分かり、笑い転げて、時々泣いて、本の中で彼らとともに成長したような気がします。

こちらの映画化を知って、改めて読んだところ、若かった頃よりもっと茶道の奥深さを知ることができ、そこに含まれている「生きていく」ことの意味を噛みしめました。

主人公たちが初めて茶道に通い始めた頃、作法の意味がいちいちわからず、

「なぜこうするの?」

と問う主人公に先生は、

「なんでって聞かないで。茶道ってこういうものなの。」

と言います。

少しずつ作法を覚え、覚えては新しい作法が登場して混乱しながら、プライベートでも辛いこと苦しいことを乗り越えながらも細々茶道を続け、20年という年月を経てようやく主人公が「自分なりの茶道」を見つけた姿には思わず感動の涙が流れます。

これはぜひ読んでいただきたいのです。
ネタばれするのは嫌なので、ご自身でお手に取ってください。
筆者は今でも愛読書の一冊です。

辛い時、苦しい時、時々開いてみる本です。

 

そして映画も見に行ってください。

2018年10月13日公開です!
しばらく映画に行っていない筆者ですら必ず行きます。

本日(7/11)、公式HPに試写会のお知らせがアップされており、いてもたってもいられずに申し込みをしようと思ったら、なんと京都でした。(゚д゚)!

そうですよね…。
抹茶の本場ですものね…。

筆者の家からは少々遠いので、泣く泣く諦めました…。
試写会の申し込みは7月20日まで!!!
観に行ける方はぜひぜひ!!私の分まで…。涙

茶道を知らない人、抹茶のことを知らない筆者のような人にこそ観ていただきたいです。
茶道をやっておられる方はきっとまた違う目線で見ることができるのでしょうから、お話を聞いてみたいところです。

映画の詳細は分かりませんが、本は本当に本当に素晴らしいです。
心がほっこりして、じんわりとした感動が流れます。

ぜひ「日日是好日」を。

映画「日日是好日」の公式HPはこちら
Twitterアカウントはこちら

HPのトップで映像が流れるのですが、黒木華さんも、多部未華子さんもかわいくて、樹木希林さんが良い味を出しているんですよ!!!

トルコ産の紅茶が大人気!トルコは世界最大級の紅茶消費国&生産国 2019/02/11追記あり




トルコ産の紅茶がどんどん増えてます、というニュースです。

2018年の上半期に93か国に茶を輸出して、450万ドル以上の収入を得ているとのこと。
トルコ紅茶のトップ3バイヤーはドイツ、トルコキプロス、米国となっています。

また、サウジアラビアへの輸出も増加中とのことで、今後ますます注目の紅茶産地となっていきそうです。

 

トルコの紅茶ってあまり聞いたことない…

トルコはこちら

 

実はトルコ、現在世界一の紅茶消費国です。

《一人当たりの紅茶消費量が多い国》
1位 トルコ

2位 アイルランド
3位 イギリス

となっています。

年間一人当たり3キロの紅茶を消費します。
ちなみに、日本は年間一人当たり1キロ程度。

1日10杯、20杯と飲む方も多いのです。
とはいえ、冒頭の写真のようなトルコの紅茶用グラスはおよそ100㏄程度しか入りません。
それでも紅茶を1ℓ、2ℓ飲むと思ったら…結構多いですね。汗

さらに、生産量も世界で5位!
あまり聞かないけれど、かなりの量を作って、輸出も行っています。




トルコの紅茶産業について

 

トルコで紅茶の栽培が本格化したのは1938年と、世界的にはかなり遅いです。
例えばスリランカなどは1800年代の末くらいから、珈琲に代わって紅茶のプランテーションが本格化しています。

1970年頃から紅茶の生産が軌道に乗り、時を同じくして、国の緊縮財政により珈琲が輸入できなくなったため紅茶の生産量がぐんと増えたそうです。

黒海に面したRize(リゼ)という急傾斜の地にできたティープランテーション。
Rize(リゼ)は湿度の高い温暖湿潤気候。
海に面しているので、冬は暖かく、夏は涼しい土地柄です。
冬は湿った雪も降るそうです。

茶畑はトルコの中でこのRize(リゼ)にしかないそうです。
Rize(リゼ)は雪が降るために、虫がつかず、無農薬栽培とのこと。
また、恐らく気候や土地柄かと思われますが、カフェインが少ないと言われています。

 

トルコの人たちはどのように紅茶を飲んでいるの?

 

冒頭写真の「トルコチャイグラス」は80㏄~100㏄ほどの紅茶を入れることができます。

ここで注意していただきたいのは、「チャイ」というと多くの方がインドのようなミルクやスパイスを混ぜた紅茶を想像しますが、トルコはストレートティ(Black tea)をチャイと言います。

上はインドチャイ

こちらがトルコチャイ

世界には紅茶のことを《ティー(テ)》というところと、《チャイ》というところがあります。
これは茶が中国や日本から伝播した時、陸路か海路、どちらによるかに関係します。
このあたりももう少し掘り下げて記事にしたいですね。

このグラスに入れたチャイに角砂糖2個くらいを入れてあまーくして飲むのがトルコスタイル。

糖分を取りすぎということで、砂糖を入れずに飲める日本の煎茶も今はトルコで生産されているそうです。
煎茶にハーブをブレンドしたりした商品もあるようですよ。

日本でもトルコ産紅茶を買えるの?

日本での輸入はそれほど多くないようです。
でも調べると結構販売しています。
以下のメーカーは有名なトルコでもメジャーなものです。

 

筆者は少し前に友人がトルコ旅行して買ってきてくれたものを飲みました。
カフェインが少ないということがわかる、渋みの少ないまろやかな味わいでした。

日常使いにはコスパが良いのと、胃に負担も少ないのでおすすめです。

世界で5位の生産量を誇っているのに、日本にはそれほどトルコ紅茶の名前を聞かないのはなぜでしょう。

《消費量が世界一なので、自国消費をしていること》と《実際に輸入量が少ない》ということが考えられます。
または、《ブレンドティのベースとして使用されているために名前を聞かない》可能性も考えられます。

良い意味で味に個性がないので、ティーバッグなどで味の調整をする役割を担っているのかも知れません。

日本紅茶協会にリンクがある財務省のデータを参照すると、《3キロ以下の直接包装されているもの》としてしか輸入されていないようです。
※バルクで輸入がされていないので、少量のみということが分かります
また、2017年はデータがなく、2018年のみ反映があるので、2018年に入ってから急増していることも分かります。

 

 

おまけにチャイグラスかわいい…

このトルコチャイグラスってかわいいですよね。

ブルーが素敵すぎる…!
トップ画像のようにシンプルなものもありますが、筆者のイメージの中ではこういった装飾が付いたものがトルコチャイのイメージです。

心躍るチャイグラス。
筆者はガラス製品がとても好きです。
トルコに行ったら間違いなく様々な種類のものを爆買いしてしまう…。
そしてトルコの紅茶とトルコチャイグラスでトルコチャイ茶会します。(まだトルコ行っていませんが断言)

 

結び

紅茶の生産量や産地は刻々と変化しています。
筆者が紅茶を飲み始めた頃は輸出のトップは断トツのスリランカでした。
スリランカの方にも直接お話を伺ったのですが、スリランカの方たちは真面目で繊細な気質を持っており、今は海外で能力を発揮している方たちが多いそうです。

紅茶はスリランカの大切な輸出品でもありますが、実際には低賃金等により少しずつ縮小されているとのこと。

その分、トルコのように20年前くらいにはほとんど名前を聞かなかった国が台頭してきているようです。
これからも見逃せないトルコ産のお茶。
トルコの煎茶、トルコの烏龍茶なども販売されることを期待しています。

【追記】2019/02/11
2019年1月はドイツ、オランダ、フランスをはじめとする42か国にトルコ紅茶が輸出されたというニュースがありました。
昨年(2018年1月)に比べて、量が110%、価格としては102%増。
これから日本への輸入も増えてくると思われます。