暑い夏。
ここ数年様々なお茶屋さんが美味しいかき氷を出して話題になっています。
毎年長蛇の列ができて整理券を配っている東京下北沢のしもきた茶苑大山。(日本茶)
こちらは神奈川県ティーハウスマユール宮崎台店。(紅茶)
などなど。
全国的に「茶の蜜」をかけたかき氷が大人気。
前回抹茶の記事では結構熱く語っておりますが、今回は家でもできる美味しい抹茶の使い方などをご紹介します。
抹茶蜜ってなに?
かき氷にかけるシロップである抹茶蜜。
もちろん販売もされています。
抹茶蜜、抹茶シロップ等呼び名もさまざまです。
昭和の子供である筆者はこういうのをよく見ていました。
お祭りのかき氷屋の前にこういったシリーズのシロップがたくさん並んでいました。
いちごとかブルーハワイとか、どぎつい色のかき氷をみんなで食べて真っ赤や真っ青になったベロを見せあったものです。ナツカシイ。
最近のかき氷屋さんはどういうものを使っているのか、そういえば見なくなってしまいました。
大人になっちまったもんだ。しみじみ。
▼価格も手頃
ネットで検索すると、様々な種類の抹茶シロップ(蜜)が販売されています。
価格はピンからキリまでですが、よく見かける1.8ℓパックで数百円のものから数千円のものくらいでしょうか。
実際にかき氷に使用する量は1回でせいぜい50㏄~100㏄程度。
1回で100㏄利用したとしても、18回はかき氷が食べられます。
家族4人だとしても4回程度は食べられます。
おやつの価格としては決して高くはないでしょう。
▼抹茶本来の味を楽しみたい方には
抹茶本来の味を楽しみたいという本格志向の方は、こういったものをお勧めします
クチナシ色素と香料が若干入っているようですが、濃い緑色が目から抹茶感を味わえます。
しっかりとした濃厚な抹茶味を楽しめそうですね。
抹茶蜜は家でも作れるの?
抹茶蜜、実は結構簡単に作れます。
【材料】
・抹茶
・グラニュー糖
・水
抹茶:グラニュー糖:水=1:10:10 を基本とします。
※もう少しとろみのあるものがお好みでしたら、水の量を減らしましょう。
1、抹茶をふるう
抹茶は茶こしでふるいます。
ふるわないと「だま」になってしまいますので、ひと手間でも必ず行いましょう。
2、砂糖と水を混ぜる
あとはふるった抹茶に水を加え、練りながら水を少しずつ増やしていきます。
その後砂糖を投入してよく混ぜます。
練らないと「だま」になりやすいので、泡だて器で泡が立たない程度に混ぜると良いでしょう。
この際、湯を使った方が簡単に溶けますが、苦みが強く出ます。
筆者は水でゆっくり溶かして、あとは冷蔵庫で長めに置きます。
水の方がまろやかな抹茶の旨味がしっかり抽出できるような気がします。
※化学的な根拠があるわけではありませんが、以前ご紹介した《水出し茶》と同様の効果なのではないかと思っています。
3、冷蔵庫で3時間ほどおく
4、完成
煮沸した瓶などに入れておくと良いです。
保存料、添加物が一切入っていませんので、日持ちはしません。
甘味が強いのでそれほど早く痛みはしませんが、冷蔵庫に入れて1週間ほどで使い切るのが良いのではないでしょうか。
そういえばかき氷がない…
今やふわふわの台湾風かき氷が自宅で簡単に作れる時代です。
筆者のように昭和を過ごした子供たちはは氷屋さんで氷の塊を買ってきて、おとうさんががりがりと…。
時代は着々と便利になっております。
ふわふわ感が従来のものよりアップしているそうで、キッチンに置きやすい細長いスタイリッシュな設計。
お勧めなのは何より、「市販の冷凍フルーツをそのまま削れる」というところです。
1万円ほどで買えてしまうとは、昔より断然かき氷のハードルは下がったように感じます。
もう少し安いものもあるので、あまり使わない方はそういったものでも良いかも知れません。
さらに、懐かしい昭和(風)のかき氷機もありました。
なんでしょう。
この胸躍る感じ。
《ふわふわ》と《がりがり》の両方が作れるという幸福感。
かき氷は子供が氷を削って、トッピングをして食べるという達成感が味わえるおやつです。
家族みんなで作る工程まで楽しめるというところがいいですよね。
結び
抹茶蜜、簡単に作れますのでぜひお試しください。
抹茶蜜を作る際には「量が多くて価格の安い抹茶」(こちらの記事参照)を使用する方が良いと感じています。
お菓子系全般に言えることですが。
かき氷の場合は特に氷が溶けて抹茶の味も水っぽくなりますので、濃いめ(渋みも強め)の抹茶蜜を作った方が抹茶感を失わずに済みます。
お店のかき氷は本物の抹茶を美味しく加工してくれていますが、素人が作るには難しすぎます。
もちろんお好みです!
「本物の抹茶」(仮)(前回の記事参照)を使っても同様に抹茶蜜を作ってみてください。
そして食べ比べをしてみて、お好きな方をお選びくださいね。
抹茶蜜はそれだけではなく、活用方法が他にもいろいろとありますので、またの機会にご紹介します。
▼参照記事:抹茶蜜の簡単アレンジ方法についてご紹介!美味しい再利用!
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