元お茶カフェ店主のアイスティ!自宅で簡単に作れる方法!




「アイスティの作り方」と検索すると山のようにレシピが出てきます。

暑くなると急にアイスティが飲みたくなるもので、筆者ももれなくその一人です。

元お茶カフェの店主である筆者は、自分用のアイスティと店に出すアイスティは作り分けていました。

今回ご紹介するのは「自宅でアイスティが飲みたくなった時に一番簡単に作れる方法(その代わり細かいことは気にしない)」です。

ざっくり言うと濃い紅茶を氷入りのグラスに注ぐだけです。

簡単アイスティの作り方に必要なものは?

 

【用意するもの】

・茶葉
・沸かしたての熱湯
・ティーポット(急須、なければマグカップ等でも可)
・氷
・ポットから紅茶を出す容器(こちらもマグカップでもなんでもOK)
・飲む用のグラス

 

 

《通常のホットティの場合》
ティーカップ:茶葉(ティースプーン)=1:1

ティーカップ1杯(2g程度)に対して、150㏄の熱湯注いで蒸らす
※ティーバッグは丁度ティーカップ一杯に対して一袋です

 

《簡単アイスティの場合》
ティーカップ:茶葉(ティースプーン)=0.5:1

つまり、茶葉の量は変えずにお湯の量を半分にして、濃い紅茶を作ります。

※茶葉の種類はアイスティに向き不向きはありますが、「なんでもいいから冷たい紅茶が飲みたい」という前提なので今回はなんでも良いです。

 

では、作りたい量を考えて、茶葉とお湯の量を逆算しましょう。
余らせたくなければ、グラスの容量を計ってみると良いですね。
500㏄でも1ℓでも下記の方法で作ることができます。

例)350㏄のアイスティが飲みたい(作りたい)場合
350㏄÷150㏄(ティーカップ1杯)=2.3333杯
2.3333杯×2g=4.6666g

お湯の量は茶葉1杯に対して150㏄の半分ですから、350㏄のアイスティが飲みたい場合はお湯の量はその半分である175㏄

茶葉の量は4.6666gなのでティースプーン2杯強

となります。

 

では、実際の淹れ方は?

 

【淹れ方】

上記の例のように、350㏄のアイスティを作ります。


 

 

 

 

 

1、ティーポットに茶葉(ティースプーン2杯強)を入れる
2、沸かしたての熱湯を注ぐ(175㏄)
3、3分~5分蒸らす
4、グラスに氷を入れる
5、茶葉を濾しながら、もう一つの容器に移す
6、グラスに5の紅茶を入れて、かき混ぜる


3分後茶葉を別の容器に漉して移す


飲むグラスに氷を入れる


飲むグラスに注ぎ、勢いよく混ぜる

出来上がり!

ほーら、簡単!

 

結び

暑い夏にキッチンにいると、とにかく早く冷たい紅茶が飲みたいので、毎回この方法で茶葉の種類も問わず作っていました。

店の告知をする写真を撮る場合、お客様に出す場合はもう少ししっかり計算して作っていました。
特にクリームダウンしてしまうアイスティはお客様には出せません…。

初心者向けの紅茶の本を見ても、ネットで調べても、クリームダウン(※最下部参照)がどうたら、アイスティに向いている紅茶はどうたらと細かく書いてあります。

とにかくアイスティが飲みたい!と思ったときに「アイスティ向きの茶葉がないからできない」とか「クリームダウンしてしまった!失敗だ!」なんてつまらないなと思います。

料理だってそうだよなぁ。
毎回本の通りに作るわけでもないですよね。

もちろん、本の通りにやってみることも大切です。
基本は大事だから。

でも、まずは作ってみよう、作ってみたけど失敗した、から学ぶものではないでしょうか。
第一クリームダウンしたからと言って飲めない訳ではないんですよ。
むしろ紅茶の味はしっかりと出てるくらい。

まずやってみる⇒クリームダウンした。
じゃあ、どうやってやったらクリームダウンしないんだろう。

というのが楽しいことですよね。

アイスティが美味しい季節です。

 

 

 

 

ちなみに、クリームダウンはカフェインとカテキン類が結合することにより白く濁って見える現象です。

ミルクダウンとも言われるように、ミルクを入れた時のような色になってしまうため、一般的には透明のアイスティの作り方が紹介されています。

今回はクリームダウンをしたとしても、気にせず飲む(逆にミルクを入れてしまう)という前提でご紹介しています。

クリームダウンしないようにする方法についてはまた別の機会に。

 

アイスティ用の茶葉というのも色々なところで販売されていますのでご参考に。

Mitsu Teaの紅茶はどれも美味しくてオススメです。

店主がスリランカで一年間修行された方なので、スリランカの良い紅茶をセレクトされています。
筆者もいつも利用させていただいています。

2017年のストライキから1年。ダージリンは今…




紅茶好きな方にとって、丁度昨年の今頃(2017年6月~9月)に起こったダージリンのストライキは記憶に新しいと思います。

ダージリンの中でも一番クオリティが高く、ファンの多い「セカンドフラッシュ(夏摘み)」の収穫前に勃発したその事件。

日本でも多くの紅茶好きな方たちやバイヤーが注目したニュースでした。
 

ストライキの概要

ダージリンはネパール、ブータン、バングラディッシュにはさまれた非常に小さな地域で、世界中の人に愛される紅茶の名産地です。

ストライキの発端は、ダージリン地方を含む「西ベンガル州」がベンガル語の教育義務化を決定したことに始まります。

ダージリンには隣接するネパール系の住民が多く、茶園労働者もネパール系の方が多数を占めています。
西ベンガル州の公用語はベンガル語ではありますが、ダージリンに住むネパール系の方たちはネパール語や英語を学校で教えていました。

実は数十年前から、ダージリン地方に住むネパール系住民の多くが西ベンガル州からの独立を望んでおり、言語の強制という屈辱に怒りをあらわにした方たちが暴動を起こしました。
西ベンガル州から独立し、ゴルカランドという別の州を作ろうと立ち上がり、抗議デモの参加者側に死者が出るという状況まで陥りました。

ネパール系の茶園労働者の多くは抗議に参加し、ダージリンの茶園(87茶園)はすべて閉鎖となりました。
残念ながらこの時紅茶の生産はほぼすべてストップ。

事態を重く見たインド中央政府が介入し、9月には収束したものの、数か月放棄された紅茶作りの再開には時間がかかり、2017年中の回復は難しいと噂されていました。
 

今ダージリンは?


※写真はイメージです。
 
結局、2017年のセカンドフラッシュは9割ほど出荷量が落ちたそうですが、オータムナル(秋摘み)になる頃には再開する茶園も増えていました。

2018年のファーストフラッシュ(春摘み)からは生産量はまだ少ないものの、日本では割りと出回っているように思います。

ダージリンは世界中の方たちが愛してやまない産地です。

どれほど愛されているかと言えば、ダージリンの茶園で作られている量より、市場に流通している量の方が圧倒的に多いことからもわかります。

日本人にはわかりづらい人種問題で、今後も問題はあるのだろうと思いますが、いつまでも美味しい紅茶を生産していただけるよう、少しでも購入を続けていきたいものですね。

ダージリンは世界中の方に幸せを届けているのですから。

 

 

緑茶の水出し?淹れ方でカフェインの量は変わる?




緑茶ー「チャノキ」から作られた茶ーにはカフェインが含まれています。

カフェインを含む「チャノキ」から作られた「茶」は、緑茶、紅茶、烏龍茶等。

ハーブティや麦茶は「チャノキ」から作られていないため、「茶」とついていますが、カフェインは含みません。

カフェインを摂取すると興奮作用、強心効果、鎮痛作用、利尿作用などがもたらされます。

緑茶の淹れ方によってカフェインの量に変化はあるのでしょうか。

わかりやすくまとめていきたいと思います。

 

カフェインについて

緑茶の味を決定づけるには大きく三つの成分が作用します。
・テアニン
・カテキン
・カフェイン

簡単に説明をすると、テアニンは旨味、カテキンは渋み、カフェインは苦み となり、これらのバランスによって緑茶の味が変わります。

また、禅寺の僧侶が修行の時に眠気覚ましとしても活用されていたことからもわかるように、カフェインには興奮作用があります。

ここ数年でよく見かけるエナジードリンクにはカフェインが大量に入っています。

大量摂取により死亡事故なども起こったため、カフェインに対してよいイメージを持っていない方も多いですが、あくまでも過剰摂取の場合です。

緑茶を飲み過ぎたな、程度では心配はありません。

もちろん、体質的にカフェインを受け付けない方や妊娠中で不安な方、過呼吸やパニック発作を起こすような方は控えた方が良い場合もあります。

 

緑茶の淹れ方でカフェインの量は違う?

 

 

カフェインは熱いお湯(80度以上)だとすぐに大量に抽出されます。
また、ぬるい湯の場合は時間をかけてもあまり抽出されません。

つまり、

疲れていて、シャキッとしたい⇒熱湯で淹れる
まったりのんびりしたい⇒ぬるいお湯で淹れる

と、カフェインの抽出量を調整することにより、自分の飲みたい緑茶を作り出せるということです。




水出し緑茶というのは?

最近よく「水出し緑茶」の淹れ方があちこちで紹介されるようになりました。

水出し、というのは読んで字のごとく「水で茶を抽出する」方法です。
通常緑茶はお湯で淹れるものだと考えますが、実は水から抽出することもできるのです。

前述したとおり、カフェインは熱いお湯であればあるほど抽出されますので、水の場合はあまり抽出されません。

旨味成分のテアニンは水でもお湯でも同じくらい抽出され渋み成分のカテキンもカフェインと同様80度以上のお湯だとたくさん抽出されますが、ぬるい湯や水の場合は抽出量が少なくなります。

そのため、水で抽出した場合はまろやかで渋みのない緑茶が出来上がります。

 

水出し緑茶の作り方

 
水出し緑茶の作り方は至って簡単。

・水 1ℓ
・緑茶 10g程度

水に緑茶の茶葉を入れて、そのまま冷蔵庫で一晩置くだけです。

 

こういったスタイリッシュな茶こし付きボトルも販売されています。
ワインのように注げるので、オシャレで大人気です。
こちらに茶葉と水を入れて、冷蔵庫で一晩で美味しい水出し茶の完成です。

 

緑茶の種類によっても味が違いますし、茶葉と水の量を変えることでも変化をつけることができます。
このボトルは筆者も愛用なのですが、何本も水出し茶を作ってあります。
飲み比べも簡単にできますので、お持ちでない方にはぜひオススメします。

 

また、最近は水出しでも味がしっかりと出やすい水出し緑茶があちらこちらで販売されるようになりました。

ペットボトルを使って、簡単に水出し緑茶ができるという便利なティーバッグも販売されています。
お子様と一緒に作るのも楽しめますね。
 

水出し緑茶のメリット

 
水出し緑茶のメリットは以下三点でしょうか。

1、暑い日にお湯を沸かさなくてよい
2、水に入れて置いておくだけなので手間がかからない
3、カフェインが少ないので水代わりに大量に飲める

温度を低く成分を抽出するには時間をかける必要があるため、飲めるようになるまでは少々時間がかかりますが、夜寝る前に水に茶葉を入れて冷蔵庫に入れておけば朝には完成していますのでお手軽です。

暑い夏、是非気軽に緑茶の水出しをお試しください。