今年は訳あって茶畑をひとつ返還することになり、その諸々の作業で大忙しの晩夏~秋でした。
訳あるためこちらにも細かくは書きませんが、相方が借りている中で一番面積が大きな畑でしたので少々寂しい気持ちでもありますが、新規茶園があるのでそちらに注力していきたいと思っています。
ということでブログはネタが溜まっているものの、書けていないという毎回恒例の言い訳です。
今回は自家製紅茶を使用して化粧水を作ってみたというお話です。
自家製紅茶を使って化粧水作り???
突然女子っぽいことにチャレンジしてみます。
というのも、香り関連に興味を持ちだしてからアロマの勉強をすることが増え、これがまた茶畑の二次活用などに役に立たたないかと考えています。
すでに多くの方が行っていることもありますが、やってみないと気が済まないタイプのため可能なことは自分で試してみています。
▼参照:茶畑の二次活用を考える‐茶杓(もどき)を作ってみる‐
▼参照:茶畑の二次活用を考える②‐0円でリースを作ってみた‐
▼参照:茶畑の二次活用を考える③ー茶の花で遊ぶー
▼参照:茶畑の二次活用を考える④ーヤブニッケイを使ってシナモンティを作ってみるー
▼参照:茶畑の二次活用を考える⑤ー葉脈標本(スケルトンリーフ)を作ってみるー
ということで、今年の春に作った(美味しくない)自家製紅茶が残ってしまった時の再活用を考えていました。
アイデアはこちらの本から拝借。
以前一度お会いすることがあった先生が書いており、アロマ初心者でも分かりやすいので重宝しています。
「日本一売れているアロマテラピーの本」と帯に書かれているのもポイントっすな。
こちらの中に緑茶ティンクチャー(チンキ)の作り方が書かれており、それを使用して化粧水、乳液、クリーム等に使うことが出来るとか。
ほうほう。
緑茶ができるなら、紅茶でもできるだろうということでレッツトライ!
自家製紅茶でティンクチャー(チンキ)を作る
それよりなによりティンクチャー(チンキ)ってなによ?
一番のおすすめは、ハーブチンキ。チンキはハーブをアルコール(ウォッカ、ホワイトリカーなど)に漬けて成分を抽出したもので、チンキ剤、ティンクチャー(tincture) とも呼ばれます。アルコールに漬けることで、お湯では抽出されないハーブの有効成分を効率よく引き出すことができ、長期保存できるのもメリットです。
チンキの用途は幅広く、原液を使った除菌スプレーは、テーブルなどの拭き掃除に。 アルコール濃度10%程度に水で希釈すれば、エアフレッシュナーや虫よけスプレーに。さらに1%以下に希釈したものは、有機栽培用の殺虫・殺菌剤に。また、アルコールとハーブのみで作っているので、マウスウォッシュやうがい薬として使用することができ、お茶やお湯に数滴混ぜて飲むなど内服も可能です。そのほかにも入浴剤や化粧水、ヘアトニックなど、活用法は様々。
▼引用:特定非営利活動法人 日本メディカルハーブ協会より
ということです。
ハーブを使用しているのですが、ハーブの代わりに緑茶で作られていることを知ったので紅茶で応用です。
早速作ってみよう
煮沸した瓶に(美味しくない)自家製紅茶を入れます。
そこに無水エタノールと精製水を投入。
この状態で1か月~3か月。
内容物がきちんと液体に漬かるように最初の3週間は毎日フリフリして、冷暗所に置いておくそうです。
最初の頃は蓋を開けるとアルコール臭いのですが、次第に落ち着いてきて仄かに紅茶の香りがするようなしないような。(多分しない)
自家製紅茶のティンクチャー(チンキ)で化粧水作り
我慢が嫌いな方ですので1か月待つのが限度でした。。(3か月って長くない?)
うん。
なんかすげー黒い。(語彙力…)
蓋を開けるとアルコールというよりは薬用〇命酒的な香りが。
紅茶の香り…?もしないですね。
煮沸した瓶にコーヒーフィルターなどで濾したティンクチャー(チンキ)を移し入れます。
茶殻はこんな感じ。
本当はよく抽出できるようにハーブなどは砕いた方が良いそうなのですが、そのまま投入してしまいました。
そのティンクチャー(チンキ)を精製水で割ってボトルなどに入れて完成。
使用した感じはどう?
自家製紅茶ティンクチャー(チンキ)化粧水は紅茶を使っているので色がかなり茶色です。
風呂上りに早速肌につけてみました。
あ、うん。
肌に吸い付かない。
色々調べてみたら、通常はグリセリン等を入れるんですね。
グリセリンが保湿剤になると。
そこに精油なども加えるようですね。
チンキと精製水だけのもう超天然素材化粧水ですが、合わせてクリームも作ってみたので無理やり肌に押し込める感じになっています。
ですが、思ったよりも違和感なく、まだ1週間ほどしか使っていませんが肌トラブルもないように思います。
紅茶で作った分色素沈着とかはどうなんだろう…。
まぁいいか、畑仕事で日焼けしているし。
結び
筆者の中で、飲むだけではない(消費できない)紅茶の使い道が新たに誕生しました。
それほど量は作っていないつもりでも案外いっぱいありまして、飲んでみても美味しくないものは積極的に畑に返しております。
紅茶のチャーシュー煮とかはよくやりますが、それ以外には案外思いつかない。。(何せ失敗作を使っているので)
ですが、こういった方法で再利用できればある意味茶畑の二次活用になるのではないかと思います。
次に狙っているものもあるのですが、これは作れるかなー…。
また色々と試して、良質なものが作れるように頑張ってみようと思います。
アロマ関係に詳しい方、是非色々教えてください!切実!!
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