世界お茶まつり2019!<セミナー編①>「幻の極上セイロンティ~ゴールデンティップス&シルバーティップス~」

ゴールデンチップ 茶にまつわる旅

前回参加した時は仕事で行っていたため、ブースをちらっと見るだけで終わってしまいました。

今回はセミナーも予約して、参加することができたので、セミナーの内容も少し書いていきたいと思います。

「幻の極上セイロンティ~ゴールデンティップス&シルバーティップス~」でシルバーティップスとゴールデンティップスを堪能する

三階の大ホール北ホワイエ・ロビーで、「スリランカ日本親善クラブ」の方がセミナーを行っていました。

スリランカ親善

こちらのブースは予約をしていたわけではないのですが、丁度空きがあったためセミナーを受けさせていただきました。

紅茶好きな方は必ず聞いたことがあるはずの「シルバーティップス」と「ゴールデンティップス」。

産毛たっぷりの新芽が入っている紅茶に魅了される方は少なくありません。
新芽たっぷりの画像はこちらに出ていますので参照ください。

紅茶は一芯二葉という、ひとつの新芽に対して二つの葉がついている状態で摘むのが良いとされています。

一芯二葉

日本の茶産地でよく見る機械摘みですとどうしても一芯二葉だけではなく、その下の三葉が入ったり、茎等も混入してしまうため、現在でもスリランカやインドは手摘みで摘んでいるところが多いです。
※とはいえ、今は機械摘みのところもかなり増えているようです。
また、大きなハサミのようなものを使用して刈り取っているところもあります。

その中でもさらに、芯芽だけを集めて作っているのが「シルバーティップス」と「ゴールデンティップス」なのです。

一芯二葉を手で摘むだけでもかなりの重労働。
それがあの小さな芽だけとなると、もうそれだけで頭が下がります。

筆者も何度か茶摘みを体験しておりますが、油断するとクモの巣に引っ掛かったり、動物が空けた穴に足をとられたりします。
茶畑は実は危険がいっぱいなのです。

遥か昔、スリランカの茶畑を訪れた際に、お茶摘みをされる女性たちの中の数名は裸足だったことを思い出しました。

蛇がいたり、ヒルがいる畑もあると聞きます。
大丈夫だったのでしょうか…今になって非常に気になります。。

その貴重な紅茶をいただく


シルバーティップスから淹れてくださいました。

シルバーチップ

産毛がキラキラと輝いています…!
見慣れている日本の品種より明らかに芽が大きいです。
<Watawara Tea Ceylon>とパッケージには記載されています。

シルバーチップ瓶入り

シルバーチップ抽出中

見てください。
このジュンサイ感!笑

所謂、中国茶の白茶とほぼ同じものでして、芯芽のうまみがしっかりたっぷりです。

こちらと同じものではありませんが、出展者の方が知り合いの農家で作り方を見せてもらった時は、摘採して5日間、ただ室内に置いておくだけだったとのこと。(その後に乾燥機にかけたのか等は不明)

製法は基本的に教えてもらえないので詳細は不明ですが、おおよそ中国茶で言うところの白茶に近いものと考えてよいのではないかと思います。

ゴールデンチップす

こちらはゴールデンチップス。
綺麗ですねー。
本当に美しい…。

ゴールデンチップ抽出中

やっぱりジュンサイ。笑

タラグリ

スリランカの様々なお話を伺いながら、スリランカ産椰子菓子<タラグリ>をいただきティータイム。

目にも心にも麗しい時間でした。

シルバーティップス、ゴールデンティップスを飲んでみたい!

出展者の方のお話によると、ティップス(芽だけ)を摘むスペシャリストがいて、
通常の方が一芯二葉を摘むと18キロで900ルピーだそうですが、スペシャリストがティップスだけを摘むと750gで900ルピーを得ることが出来るそうです。
※茶園によって異なると思われます

ゴールデンティップスはシルバーティップスにさらに工夫を加えて作られているそうで、出展者の方も製法は全く分からないと仰っていました。

他の方にお話を伺ったところ、シルバーティップスに茶汁をかけて着色(着味)をしているのがゴールデンティップスだとか。 
製法は門外不出。
詳しく知りたいものです。

そんなシルバーティップスですが、ネットでも購入できます。
以下の商品はルワンダの紅茶ですが、綺麗なシルバーティップスです。

味や香りにはランクもあり、好みもあると思いますので何とも言えませんが試しに飲んでみる価値はありますよね。

気持ちは完全にスリランカへ。
幸せで楽しい時間でした。

また3年後に飲ませていただきたいと思っています!
いえ、スリランカに行って飲みたいです!!!←ただの願望

【注】シルバーティップス、ゴールデンティップスと記載しておりますが、シルバーチップ、シルバーティップ等で記載されていることの方が多いように思います。すべて同じ意味ですが、今回は世界お茶まつりのパンフレットに記載されていた通りの記述とさせていただきました。

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