色々飛び飛びのブログです。。
5月の茶旅の続きから少し遡り、非常に心に残ったとあるイベントのこと。
今回の4、5月の旅では丁度新茶シーズンということもあり、2つのお茶のイベントに参加できました。
一つは「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」(2019/05/02)。
もう一つが今回ご紹介する「第28回 第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり」(2019/04/29)です。
▼「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」(2019/05/02)関連記事:①、②
ほんわかした高瀬茶のイベントについて、(いつも以上に)軽めにまとめます。
第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり(香川県)について
場所はこちら。
高瀬茶業組合周辺では茶摘み体験、茶畑ろ~どウォークが行われ、二ノ宮小学校の入り口ではうどんや筍のてんぷら等の販売。
グラウンドではライブや手揉み茶実演、バザー販売等盛りだくさん。
★日時★
平成31年4月29日(月・祝)
午前9時~午後3時(小雨決行)
当然、茶メインでの参加の我々。(いえ、うどんは食べまして、非常に美味しかったですけれども。)
まずは朝一で茶摘みを。
こちらはやぶきたの畑のようです。
他の品種を育てているところもあると聞きました。(めいりょく、べにふうき等)
新芽が元気いっぱいで、力を入れなくてもぽきぽきと自然に折れてくれます。
旅の途中ですので、ほんの少しだけ摘んで終わりにしました。
ちなみに、いくら摘んでも100円!!!
年配のおじさまとおばさまが鬼のように摘んで、袋にたっぷり入れて持ち帰ったのを見逃しませんでした。業者の人?!っていうレベルの摘み具合…。
胸に残る「茶畑ろ~どウォーク」
茶摘みから二ノ宮小学校へ向かう途中、当然「高瀬茶業組合」で新茶を購入。
二ノ宮小学校で、うどんと筍ごはんとてんぷらをモリモリ食べて、グラウンドを見て回り、その後「茶畑ろ~どウォーク」へ。
「茶畑の中を歩きながら、スタンプラリーをし、豪華賞品をもらおう!」というような内容。(少々適当)
茶畑の中を歩けるなんて、最高!とカメラのレンズ調整をしながら、いざ出陣。
ん?
あれ??
筆者の知っている茶畑とはどうも様子が…。(;^_^A
ジャングル…???!!!
細かいことは存じ上げませんが、放棄茶園らしき、手入れしていない茶畑があちらこちらに…。
茶は通常機械で摘み取ることが多いので、あまり伸びてしまわないように刈り揃えるのですが、刈ることすらされずに自然と上に伸びています。(しかも元気いっぱい)
とはいえ、茶好きな人間としては、こういうところを近くで見られるのも面白い訳でして、写真を撮りまくりました。
小さな新芽が必死で生きています。
人間の手が加わっていないため、あちらこちらから新芽を伸ばそうとしています。
野性味あふれる茶の木…!!!
素敵だ…!!!←変態(たち)
歩みを進めていくと、少し小高い丘へ。
※写真はいつか直します…。どうしても横になる…。
こちらはおばあちゃま一人で「茶」と見えるように茶の木を植えて、管理をしているそうです。
映える!!!(興奮)
この「茶」が見える場所にスタンプラリーポイントがあり、ハンコを押してもらうのですが、そこにいたおばちゃまが近くで柑橘類の栽培をしているそうで、なんと無料でふるまっていました。(おばちゃんは「売る」って言っていたけど、それは多分「あげる」が正しいよ…?)
丁度無くなっていたのですが、旅の途中なので「ま、いいか」とおばちゃんとお別れ。
さらに道を進んでいくと、
あ、茶畑らしくなってきた!!!
そうそう、筆者の知っている茶畑はこういうやつ!!!
…いや、もしかしたら多くの人が茶畑と思っている茶畑は、本当の茶畑ではないのかもしれない…とかいろいろなことを考えながら、ぼちぼちと歩いていると、先ほどのおばちゃんが軽トラで登場。
袋一杯のいよかん?やら金柑やら(しかも枝ごとw)を袋に入れて、「持っていきなー」と追いかけてくれました!
わーーーー!!!!
すげーーーーー!!!
おばちゃん、ありがとう!!!!
とテンションは上がったものの、現在6キロの道のりの半分ほど。
恐らく5キロ以上はあるであろう大量の柑橘類入りの袋…。
それを持たされた方の「思いが重い…」という名言をここに記しておきます。
その後は整備された茶畑を離れ、神社を通過し、果てしなく続く道路を汗だくで歩いていると、神社のスタンプラリーポイントにいたおじさんが再び軽トラで登場。
「もうスタンプラリー終わったから、これあげるわー」
と、参加賞のペットボトル入り茶やお菓子を下さいました。
っていうか、終わったんだ…w
わーーーーーー!!!
おじちゃん、ありがとうーーーー!!!!
「思いがさらに重くなった…」という名言②とともに、まだまだ続く道のりをひたすらに歩き、二ノ宮小学校に戻ったのでした。
結び
地元の美味しいうどんや、筍と地元の方たちの優しさに触れて、非常に心温まる楽しいイベントでした。
元々は茶を手で摘んでいたのだから、きっと放棄茶園のように上に伸びる茶の木から新芽を摘んでいて、そこから管理しやすく腰くらいの高さに刈り揃えるということをするようになったのでしょうし、「茶畑ろ~どウォーク」では茶栽培の進化を見せてくれたような気がしています。(意図しているのかどうかは知りませんが…)
また、この温かい土地での茶の栽培も下火になってきているのではないかと心配になったり…。
何より素晴らしいと感じたのは、地元の方たちがとても楽しそうにイベントを行っており、老若男女問わず多くの方が集まってきていたこと。
綺麗で美しい茶畑ばかりではないけれど、「茶」が生活に自然な形で取り込まれているのを見たこと。
仕事柄、日々都会的でちょっと尖ったお茶ばかりを好んで飲んでしまいますが、この素朴で温もりのある高瀬のお茶を飲んだ時、心から「ほっ」としたのを今でも忘れません。
こういう「茶」もいいなぁと心から思ったのでした。
本当に楽しいイベントでした。
是非来年も参加したいです!
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