新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑦ー

防風ネット 茶を育てる

二度目の梅雨に入っているとかいないとか。。

ようやく畑仕事ができる土日になると雨で畑作業が出来ません。
暑いのもしんどいですが、雨がジャージャー降られるのはもっと困ります。

新規の畑でアクシデント発生中です。
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり①ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり②ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり③ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり④ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑤ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑥ー

台風9号の影響??

台風9号が2021年8月8日に鹿児島に上陸し、そのまま北上しました。

筆者の住んでいるところではそれほど強い雨や風はなく、台風が過ぎるのを待ってから新規茶園に足を運びました。
潮風害1
潮風害2
あれ???

葉の先が黒くなっている!
潮風害3
新芽も黒くなってぐんにゃりとしているものが多数。

夏の芽が出てきており、この日の前の作業時には新芽を守るために防除を行ったばかり。

考えられる原因としてはやはり潮風害。。

潮風害とは…。

潮風害とは、風による摩擦で傷を負った茶葉に台風で飛ばされた海の潮水が付着し、塩分が樹体に浸透して起こります。潮風害にあうと茶葉が褐変し、浸透すると枝が枯死するまで被害が及ぶこともあり、沿岸部に近い茶園では深刻な被害をもたらします。摩擦による傷は、9~10月で茶葉が硬化していれば傷が付きにくいのですが、8月の葉がまだ柔らかい時期には傷が付きやすいので注意が必要です。

▼参照:お茶街道:木村塾

台風対策のためにソルゴーを植えたというのが前回のブログの内容でした。

しかしながら、撒き方が悪かったのか、土壌が悪かったのか、撒く時期を誤ったのか、とにかく背が伸びてくれません。
本来2メートルになるはずなのに…。

一度肥料を撒いたのですが、それでもやはり成長はあまり進まず…。
間に合わなかった…。無念…。

次なる対策を早急に!!
もしかしたらこれでダメになってしまう株もあるかも知れませんが、もう致し方ない。
次なる策を練らねばいけません。

ソルゴーかどちらにするか悩んだ防風ネットを急ぎ追加投入することに。


よく畑をやっている人が畑の周囲につけていたりするアレですね。

相方調べでは4ミリ目と2ミリ目があり、2ミリ目の方が風を防ぐ効果はあるものの風に煽られやすいのと、作物が蒸れてしまう等があるそうで、4ミリ目を選択。

杭をどうするか最後まで悩みましたが、諸事情により鉄棒が大量に余っているため、そちらを杭代わりに使用。


通常はこういった杭を使った方が楽かと思われます。

試行錯誤してなんとか完成

穴開ける


こういったドリルを使用しました。
(なぜか家にあった…)
鉄棒
鉄棒を穴に差し込んで、あとは上から金槌で叩いて高さを調整。

S字フックやビニタイを駆使し、なんとか防風ネットを張りました。
ネット

野球部感すごい…

結び

これから本格的に台風シーズンがやってきます。
筆者の新規茶園は害獣が(ほとんど)ないのですが、今回のような潮風害があります。

山の畑は獣害が酷いですし、海近は潮風害があり、どこも一長一短なのかもしれません。
茶を栽培するのに最適な場所というのは当然ある訳ですが、筆者たちの求めているものは「良質な大量生産」ではないため、多くの方が通る場所に茶を植えています。

通りかかる度にたくさんの方が「何を植えているのですか?」と声を掛けてくださいます。

お話していると「畝になっているものしか見たことなかったから、最初はこんなに小さいんだと知ってびっくりした」とか「子供の頃、畑の脇に茶が植えられていて、春になると茶を摘まされた」とか色々な話を聞くことが出来ます。

今は茶処でないと茶は見られないことが多く、茶畑に行ったことが無い方や茶が育つところを見たことがない方も多いかと思います。

筆者自身も都会で暮らした後、茶の育たない地に長年住んでいたため、茶の栽培は全く分かりませんでしたし今も手探りな状態です。

ですが、出来るだけたくさんの”お茶に興味がない方”に

「茶が身近に育つ植物であること」

を知ってもらうためには必要な場所だと考えています。

もちろん、美味しいお茶を作るためでもありますよ!
自分たちも楽しく、周りの方たちも楽しくできる、そんな場所を作りたいと思っています。

まだまだどうなるか分かりませんが、見守っていただければ幸いです。

(台風直撃とかしませんように…!!!(本音))

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