【新型コロナウイルス関連】新型コロナウイルスによる世界の茶生産、輸出への影響(6/26現在)






大きな声では言えませんが新型コロナウイルスへの対応がかなり緩くなってきた筆者です。

手洗いうがいとマスクは相変わらずしっかりとしているものの、気持ち的には少し緩んだ気がします。
毎日ニュースで注意が流れていると、精神まで追い詰まってしまうものですね。。

とはいえ、まだまだ世界中では毎日感染者数がうなぎのぼりで、死者数も増えている国もあります。

そんな中で茶の輸出や輸入はどうなっているのか、現状をまとめてみたいと思います。

インドはどうなっている?


少し前ですが、インドの2020年の輸出について書かれていた記事があったので読みました。

要約すると以下です。

・2019年度の茶の輸出は2018年度に比べて2億5450万キロから2億4000万キロに微減(5.6%減)
・最大の取引先であるCIS諸国への輸出もわずかに減少
・原因は世界中の景気後退にあるのではないか
・会計年度最終の2020年3月の茶生産は急減

2020年3月の生産が落ちるのはそれはもう仕方ないことです。

思えばインド全土で3月25日からロックダウンが始まりました。

日程的に考えれば春摘みを生産している最中(もしくは終わっている)のように思いますが、結果として生産量は落ちていたようです。

その後、封じ込めゾーンでは6/30までロックダウン延長。
5/30からは徐々に解除をしていたというのに、6/12のニューズウィーク日本版によると感染者数が最大になり、累計感染者数はイギリスを抜いて世界第4位となったそうです。

ロックダウン再導入の可能性も検討されているとか。

茶生産に関しては地域によっても若干異なるようですが、基本的に茶の製造に関しては4月20日から少しずつ再開されておりました。

しかしながらオークションは行われず、さらに航空便も動いていないので輸出はできない状況が続いていました。

北インドでは6/2に今年最初のオークションがあったようです。
▼参考:業務用紅茶卸販売テイスティー

さらにそんな最中の5月20日、大型サイクロンが西ベンガル州の州都であるコルカタに接近。

浸水、家屋倒壊等、コルカタでは約1400万人にも停電の被害が及びました。

ダージリン等がある西ベンガル州にも直撃をしており、多数の死者が出ていたようです。
▼参考:NEWS JAPAN

ロックダウン、オークションの閉鎖、コルカタ空港の浸水と航空便の減便、さらにタイ航空破綻…。
▼参考:日本経済新聞

茶の輸出にとってはかなりの痛手です。

今日本にもようやくダージリンのファーストフラッシュが続々と入ってきているのをSNSなどで目にしていますが、いつも以上に愛おしく感じますね。

夏摘みの収穫等は問題なく行われているようですが、ロックダウンが再度行われると状況が変化するかも知れません。




スリランカはどう?

こちらも以下記事より抜粋です。

・今年の1月~3月までの生産量は過去数十年で最低レベル
・3月は前年比53%減の1320万㎏
・1月~3月の累計生産量は前年の7342万kgから2016万kg減の5326万kg
・CTCの生産量も前年に比べわずかに減少
・2020年3月の輸出量は1380万kgで、1260万kg減って47%の現象
※これは2009年4月以来の最低輸出量
・前年より132億ルピーの売上減(日本円で2億ほど?)

3月の生産量と輸出量が減ってしまったのはインドと同様で言うまでもないでしょう。

2009年と言えば、リーマンショック後でありさらに新型インフルエンザが世界中で猛威を振るっていた年です。
その年以来の輸出減とは厳しいですね…。

その他

【ネパール】

ネパールはしばらく日本への航空便がなく、ようやく一部再開したようです。
ネパールの紅茶もちらほらと見かけるようになってきました。

【日本】

日本は全体的に茶の価格が下がり、茶業も厳しい状況…。
茶関係のイベントも今年は軒並み中止…。

そんなところで朗報が。
ついに「茶カテキン研究会」が自由民主党内で発足されました。

茶カテキンは確かに以前から抗ウイルス作用があると言われています。
こちらにより新型コロナウイルスへの効果が明らかになるような論文や研究が発表されれば、日本茶もまた輸出量が増えるかも知れません。
▼参考:食品新聞

少々古いですがこんな本もあります。


これは是非国を挙げて行ってほしいと願っておりましたので、嬉しいニュースでした。

ただし、今のところは以前記事にしたように「新型コロナウイルスに効果あり!」は言ってはいけません。
▼参照記事:「緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的 」という文言はアウト!消費者庁の注意喚起。

「茶カテキン研究会」の皆様、どうぞよろしくお願い致します!!!←切実

 

【台湾】

今年は現地に行くことが出来ないけれどリモートで仕入れを行っていたというバイヤーさんが春茶を販売されました。


この方の仕入れる台湾茶を好まないという方を見たことがないくらい、美味しくて香り高いものが多いです。

お茶のイベント等ではいつも人だかりができているような人気バイヤー。

お試しセットが出ていたので、まだ飲んだことがない方には良いと思います。

台湾茶の初心者から上級者までおススメします。

結び

他の国も様々なのでもう少しまとめてみたいと思っているのですが、事態は刻々と変化しておりますのでこういったものはSNSなどで追った方が早いような気すらしてきました。(-_-;)

新型コロナウイルスの影響はまだ続いています。

航空便が徐々に運航を再開しているとはいえ、海外との物流が以前通りになるにはまだ相当な時間もかかるでしょうし、世界的に経済がダメージを受けている状況では茶の消費も減ることは容易に想像できます。

茶を使用する飲食店が制限されて、閉店を余儀なくされ、茶を飲む人たちの消費もこれからますます冷え込んでいくことが予想されます…。

残念なことに茶は嗜好品ですので、「飲まなくても生きていける」ものなのです…。

それでも筆者は茶がなければ生きていけません。

こんなに安価で人の心に安らぎとくつろぎを与えてくれるものは他にあるでしょうか。

茶はただの飲料としてだけではなく、心を潤すものだと思っています。

茶を飲みましょう。
こんな時だからこそ。
是非ご一緒に。



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