台湾では2030年までにプラスチックストロー(プラスチックの皿なども)を禁止する方向に進んでいます。
廃棄されるストローが自然界に影響を与えているため、アメリカではすでにいくつかの州で使用禁止や使用削減が行われています。
あのコーヒーで有名な街、シアトルでも使用禁止となりました。(2018年7月~)
その影響なのか、台湾でも禁止する方向へ進んでいるとのこと。
どうなる?プラスチックストロー!
なぜプラスチックストローはダメなの?
日本でも当然のように使用されているプラスチック製のストロー。
実はストローをはじめ、プラスティック製品が多くのウミガメや鳥の胃の中から発見されていて、生態系への多大な影響が懸念されています。
プラスチックを誤って食べたことにより、海洋生物や鳥が死んでしまう例は後を絶ちません。
また、もっと心配されているのは「マイクロプラスチック」の問題です。
プラスチック製品は海で溶けだし、それをプランクトンが摂取し、魚が食べ、それを動物や人間が食べます。
体内には入った「マイクロプラスチック」は海水中の有害成分と結合することもあり、それを溜め込んだ動物に異変が起きていることも研究で明らかになっているそうです。
海にはたくさんのプラスチック製品が溜まり、世界中で問題になっていますよね。
日本も例外ではありません。
時折波打ち際に大量のゴミを見ることがありますが、プラスチック製品を多く見かけます。
これはゆゆしき問題です。
何年も前から少しずつプラスチック製品排除の運動は広がりを見せ、今大きな動きとなっています。
ついに、コーヒーショップのスターバックスでも2020年までに世界中の店舗でプラスチック製の使い捨てストローの使用を禁止することを発表しました。(2018年7月9日)
⇒詳細はこちらをご覧ください。
台湾と言えば、タピオカミルクティ!
筆者も何度か台湾に行っていますが、必ずタピオカミルクティを飲みます。
ものすごく甘いので砂糖は三分の一くらいにしてもらっています。
個人的には「50嵐」が好きです。
このタピオカミルクティの必須アイテムがタピオカも吸える、太いストロー。
ご存じの方も多いと思います。
台湾の消費者はこのストローの使用を禁止することに反対し、国側は「スプーンを使えばよい」と反論をして火に油を注いでいるとか。
今まで当然のように使っていたこのストローが無くなるのは悲しいですが、環境のことを考えると削減するしかないでしょうね。
そしてそれはアメリカや台湾だけの問題ではなく、日本でも日常的に使用されているカフェのストローなどもいずれ消えていくことになるでしょう。
ストローがなくなったらどうするの?
タピオカはスプーンで食べろと言われるのかも知れませんが、実際今後どうしていくつもりなのでしょう。
ホットのドリンクは良いですが、アイスドリンクは…。
今はプラスチックではないストローも販売しています。
このようなカラフルでかわいらしいストローも発売されています。
こういったものがこれからプラスチックストローの代用品として使われることになるのはないでしょうか。
最後に…
今後ますます環境問題に取り組んでいかなければいけないと感じます。
その第一歩として、ストローやビニール袋のようなプラスチック製品をできる限り削減することも大事なことかも知れません。
スターバックスでも、フラペチーノに使用されるプラスチックの蓋や、ストローの改善をしていく発表をしていますので、今後ストロー問題は見逃せません。
※先日(2018/7/26)にアメリカのディズニーランドでは2019年半ばまでに、プラスチックストローを廃止する決定のニュースが流れました。
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