少し涼しくなって、温かいお茶を飲みたくなる日が増えました。
とはいえ、日中はまだ圧倒的にマイボトルに入れた水出し等が多いです。
朝夜のお茶は自然と温かいものを飲むようになり、体が寒い冬に備えだしたような気がしています。
最近購入した茶器をご紹介しようかと思います。
タイ ベンジャロン焼とは
トップ画像は先日目に留まって、すかさず購入した代物です。
タイのアユタヤ時代(17世紀前後)に貴族たちの中で流行ったものだそうです。
中国からシルクロードを渡ってきた技法がタイで独自に発展してきた絵付けです。
同じ時期、日本では有田焼や九谷焼などの色鮮やかな色絵が盛んに作られていた時代でタイ王朝にも輸入されて人気を博していたとか。
「ベンジャロン」は古代サンスクリット語の「ベンジャ」と「ロング」に由来しており、「五彩(多くの彩色)」という意味。
3,5,8色、またはそれ以上の彩色を施すことだそうです。
タイ伝統のモチーフが使用されたり、金彩が施されたものが多いよう。
タイの茶は?
タイの茶については以前オレンジ色の紅茶の記事を書きました。
▼タイの紅茶店が東京にオープン。(2018/8/19)タイの紅茶(チャーイェン)ってどんなもの?
紅茶は練乳を入れた甘いチャ―ノムイェンが多いようです。
また、緑茶も多く飲まれているとか。
筆者は、タイでは甘いお茶ばかり飲まれていると聞いています。
日本茶のペットボトルすら甘い、と旅行をした人みんな口を揃えて言っていました。
それも数年前の話ですが、今はどうなっているのでしょうか…。
タイには以前の記事の中でも行きたいと書いていますが、今も行けていません。(2018年から…)
タイではOISHIという会社から出されているペットボトルがメジャーだそうです。
緑茶飲料が2004年から販売され、今も様々な緑茶飲料が登場しているようです。(青森りんご緑茶とか)
こちらのCMを見ると、何か日本茶が間違えて伝わっているような気がしなくもないですが(汗)、興味深いです。
すべての緑茶や紅茶が甘いとは限らないようですが(無糖のペットボトルも販売されているとか)、タイの茶は甘いイメージです。
ベンジャロン焼のティーポットには何が合うのか
色々と見ていると、やはりこのベンジャロン焼のティーポットでは上記で紹介した練乳入りのあまーいミルクティを淹れたいと思っています。
こうしてその土地のものを手に入れると、どうやってその地域でお茶を飲んでいるのか、どんなお茶が好まれるのかと調べたりして楽しいものです。
あまり海外に行かない(行けない)筆者は茶器を眺めながら、その地域の風景を想像するのがとても好きです。
例えば急須の場合、常滑焼と万古焼や信楽焼等には作っている土から文化的なものまで多くの違いがあり、そこで生きる人たちの茶文化を表しています。
茶も同様ですよね。
その土地のその水に合うそのお茶を、そこで作られた焼き物でいただく。
なんて贅沢なのでしょう。
茶にはそういう楽しみ方もあるように思います。
また、多文化を知ることで人間としての視野も広がっていくように思います。
という訳で、チャ―ノムイェンを入れようと思います。
結び
こちらのベンジャロン焼は折角ならコロナ禍が落ち着いた頃にお茶会でも開きたいと思い、眠らせたままになっています。
いきなりベンジャロン焼などについて書いてしまいましたが、筆者実はお恥ずかしいことに茶器については詳しくなく…。
紅茶から入った割りには高級なティーポットやティーカップはほとんど持っていません。
むしろマグカップでゴクゴクという方が多いです。
むしろ日本の急須の方が最近興味あり、色々と購入しては淹れ方などを楽しんでいます。
急須についても、他の国の茶器についても少しずつ勉強していきたいと思います。
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