紅茶をプレゼントしたい、と思う時ありますよね。
相手の方が「私、紅茶よく飲むんだ」と言っていた一言をふと思い出し、プレゼントは紅茶にしよう、と思ったとします。
ん?
でも紅茶って種類いっぱいありすぎじゃない?
実は筆者、プロではないのですが紅茶の教室を時々友人知人に要望されて行うのです。
「紅茶の淹れ方」と同じくらい聞かれるのが「紅茶の種類」についてです。
「プレゼントにしようと思ったんだけど、種類が多すぎて選べない」
「どんなものがいいのかがわからない」
という内容は本当に毎回聞く話です。
今回は紅茶をプレゼントする場合の選び方のコツをまとめていきたいと思います。
少々うんちく臭いですが、紅茶をプレゼントする際の選び方に迷っている方はぜひ最後まで読んでくださいね!
あなたが《プレゼントする相手》に聞くこと
①リーフで飲むか、ティーバッグで飲むか
②ストレートティが好きか、ミルクティが好きか、フレーバードティが好きか
③紅茶を飲む頻度はどれくらいか
④紅茶をどれくらい持っているか
①~③は必須ヒアリング事項。
④はまぁしなくてもしてもいいけど、した方がいいかもよ、レベル。
各ポイントをまとめていきます。
①リーフで飲むか、ティーバッグで飲むか
この質問は紅茶をプレゼントするなら絶対に必要な質問です。
紅茶好き、というレベルは実に幅があります。
筆者の教室にも来てくれる方たちに事前アンケートを取るのですが、「紅茶が好きで、いつも飲んでいます」とあったので、具体的にどれくらい、どういった紅茶を飲んでいるのかと聞いたところ、
ペットボトルの紅茶を1日2本は飲んでます。
一番好きなのは紅茶〇伝(商品名)です。
という答えが返ってくることがざらにあります。
ペットボトルがダメ、というわけではなく、《ペットボトルで飲む》のと、《リーフを使ってポットで淹れて飲む》のではかなりのギャップがありますので、差し上げる相手の紅茶レベルがどれくらいなのか下調べしないとダメですよ、という意味です。
※筆者が勝手に考えた紅茶レベルについて
レベル1 | ペットボトル |
レベル2 | ペットボトル+ティーバッグ |
レベル3 | ティーバッグ |
レベル4 | ティーバッグ+リーフ |
レベル5 | リーフ |
例えば上記の表で紅茶レベルを表しているとしましょう。
レベル1(ペットボトル)の人にいきなりレベル5のリーフをプレゼントしても、家にティーポットがないというような可能性があります。(=もらっても飲むことすらできない)
2,3の方でも同じです。
ですが、レベル1(ペットボトル)の人にレベル3(ティーバッグ)の《ティーバッグに淹れ方の説明などを付けて》差し上げたらどうでしょう。
「せっかくいただいたし、飲んでみようかな」
となると思いませんか?
②ストレートティが好きか、ミルクティが好きか、フレーバードティが好きか
これもすごく大事です。
相手の紅茶レベルがわかった上で、実際にどんな紅茶を選ぶべきか、という核心をつく質問です。
筆者のざっくりとした分類をご紹介します。
☆ストレートティの場合
⇒スリランカ(セイロン)系、ダージリン、ネパール、中国
☆ミルクティの場合
⇒アッサム(インド)、ルフナ(スリランカ)、イングリッシュブレンドのようなミルクが合うブレンドティ
☆フレーバードティ
⇒アールグレイ
ものすごく大きく分けると、
ミルク入れるor入れない?
です。
ミルクを入れるなら、味のしっかりとした濃いめの紅茶。
入れないなら、渋みが強すぎず、口当たりがまろやかな紅茶。
問題は…フレーバードティです。
フレーバードティは様々な紅茶をベースに、天然の香料などで香りづけしているものです。
香りの好みは人によってまるで違うので、難しいのですよ…。
ただ、唯一鉄壁のフレーバードティがあります。
それがアールグレイ(ベルガモットオイルという柑橘系フルーツの香り)
紅茶の香り=アールグレイだと思っている方も少なくないです。
「紅茶味」と書いてあるお菓子のパッケージの裏を見ると、アールグレイが入っているのものがいまだに圧倒的に多いです。
フレーバードティが好きな方に聞いてみてください。
アールグレイは好きですか?と。
嫌いという人はほぼいません。(筆者統計)
③紅茶を飲む頻度はどれくらいか
これは差し上げる量の確認です。
週に1回しか飲まない方でしたら、ティーバッグで5個~10個くらい入っていたら十分ですよね。
毎日飲んでいるという方でしたら、たくさん入った大容量のものを差し上げても喜ばれます。
④紅茶をどれくらい持っているか
この質問は、紅茶好きのレベルが5以上の方になります。
紅茶を山のように持っていて、毎日日替わりで飲んでいる、というような場合、自分の方が知識がないのであれば紅茶を差し上げるのはやめておいた方が良いかもしれません。
そういう方には紅茶ではなく、紅茶に合うお菓子を差し上げることをお勧めします。もしくは、ティーポットやティーカップの形が印刷された何か他のものなど。
紅茶だけではなく、こだわりが強い方というのは見る目が厳しいです。
そして味にもうるさい可能性が高いです。
「紅茶を差し上げようと思ったのですが、私はあまり知識がなくて…。
良かったら今度紅茶のことを教えてくださいませんか?」
こんな内容の手紙でもつければ、好印象間違いなしです。
結び
筆者が特に仕事でプレゼントを差し上げる時は、さりげないリサーチを非常に大事にしています。
仕事できる人だと思われたいので、必死です。笑
目上の方に差し上げるものなどは本当に毎回困ってしまうので、紅茶好きである程度知識がある筆者の場合は、このように紅茶のプレゼントを選んでいます、ということを書いてみました。
もらった方に喜ばれる紅茶のプレゼントをしたいじゃないですか。
折角紅茶をあげたのに捨てられる、というのは絶対に嫌なのです。
実際にどういった紅茶をプレゼントするのかという記事もまた書きたいと思います。
参考にしていただければ幸いです。
ちなみに緑茶のティーバッグでプレゼントに最適なものはこちらをご覧ください。
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