「21世紀の紅茶を考える」熊崎俊太郎先生の講演会メモと参加して考えたこと

先日「NPO法人 現代喫茶人の会 主催・シンポジウム<第15回もてなし講座>」の「21世紀の紅茶を考える」という講演会に参加してきました。

講師はティーブレンダーとして名高い熊崎俊太郎先生。

一昔前は「紅茶王子」と言われ、今も紅茶業界で光り輝く存在。
ご自身で「元祖」と仰っていましたが。(今は他にも紅茶王子がいらっしゃいます。)

彼のお作りになった紅茶はどれも美味しく筆者はただのファンです。
熊崎先生の紅茶はフィーユ・ブルーで購入できます。

今回の講演についてまとめていきます。



「21世紀の紅茶を考える」について

今回の場所は大妻女子大学。

大学の講堂に入るなんて、かれこれ…何年振りでしょうか。
自分に娘がいたら授業 “「21世紀の紅茶を考える」熊崎俊太郎先生の講演会メモと参加して考えたこと” の続きを読む

埼玉県のお茶淹れ専従職員についてまとめ。お茶淹れ専従の仕事はありかなしか?

埼玉県の県議員らに県議会にてお茶淹れだけを行う女性が7名雇用されており、その慣例を廃止することになったというニュースが少し前に流れました。

2018年は年間37万円人件費がかかっていたとのこと。

お茶に関わる仕事をしている筆者としては若干複雑な気持ちでこの記事を眺めていました。

節税という意味では不要な存在かも知れませんが、お茶淹れ専従の職はいらないものでしょうか…。

筆者の勝手な意見も交えつつ少しまとめてみたいと思います。




埼玉県のお茶だし専任職員廃止の概要

伝えていたニュースによると埼玉県議会では、県議らにお茶を出す専任の職員を日雇いで計7名雇用していたということです。

雇用されていた7人は50代~70代の長期経験者の女性。

仕事内容としては埼玉県議会の常任委員会と特別委員会の時だけ、県議たちにお茶を出していたようです。

急須でお茶を淹れて、審議が始まるとお茶を配布。
審議中断の際は、すぐにお茶を交換し、審議終了後湯呑を回収する、というような内容の仕事だったとのこと。

その慣習はどうやら20年以上前から続いていたようです。

こちらのお茶淹れ専従職員の雇用を先日の埼玉県議会、常任委員会などで廃止することが決まりました。

冒頭に書きましたが、2018年の雇用費は37万円。
時給がいくらかまでは分かりませんが、令和元年10月1日以前の埼玉県の最低時給は898円(現在は926円)。

1人当たり年間5万円程度と考えるとそれほど大きな金額ではありませんが、税金を使って議員たちにお茶を出す必要があるのか否か、と問われると筆者も言葉はありません。。

バブルをかすった程度の筆者ですが、その辺りに発生したのではないかと勝手な推測…。
なぜならバブル最中に議員選挙(だったはず)の手伝いで結構良いアルバイト代をもらえたから。(しかも楽だった…)




他の県はどうしているの?


J4daさんによる写真ACからの写真

倉敷市の議会議員の方がこちらのニュースをブログに取り上げていました。
▼参照:【倉敷市議会議員】さいとう武次郎・お茶出し専従職員廃止のニュースにびっくり!

「随分前」と書かれているため具体的にいつからいつまで続いていたのかは分かりませんが、常任委員会や特別委員会ではお茶出しが行われていたとのこと。
ですが、専任職員がいた訳ではなく議員事務局職員が行っていたそうです。

今はマイボトルを持って歩くようにしていると仰っています。

今回の廃止は狭山という有名なお茶処を抱える埼玉県でのお話ですので、他のお茶処はどうなのかが気になるところです。
他の産地の県議会では同様の職員はいないのでしょうかね?

若干話が逸れますが、マイボトルを持って歩くとカフェなどでお茶や珈琲を安く淹れてもらえるサービスを行っているところもあるのでお得ですよ。
▼参照記事:熱中症予防に「給茶」や「お茶Bar」!お茶屋さんで色々なお茶を楽しもう!

そういえば朝の情報番組でも扱っていましたが、特に最近の若い女性はカバンが小さいためとても小さいステンレスボトルが流行っているそうです。


テレビでも「薬を飲むときだけ」「哺乳瓶用に」という女性の声があり、なるほどなぁと思った次第です。

とはいえ、筆者にとってはかなり足りないのですが、このステンレスボトルを5本ほど購入して、5種類のお茶を淹れて職場に持っていったら幸せだなぁと思いました。

仕事していても、気分によって飲みたいお茶って変わりますよね?ね?(強要)

お茶淹れ専従職員は廃止したとしても、お茶を積極的に飲んでもらいたいがための筆者の妄想

■議員の方へのお茶淹れ教室


HiCさんによる写真ACからの写真

議員の方が50代~70代くらいだとするとまだまだお茶を日常的に飲んでいた(飲んでいる)方も多いと思われます。

「誰かに淹れてもらう」ではなく、「自分で美味しく淹れる」ための方法を議員の方にレクチャーするというのはいかがでしょうか。
もうやってたらごめんなさい…。

日本茶インストラクター、紅茶インストラクター、中国茶インストラクター、様々なお茶淹れのプロの方がいらっしゃる訳ですから、そういった方たちがマイボトルに淹れるための美味しいお茶の淹れ方を全国でレクチャーしてくださったら、お茶の啓蒙にもなりますし、大きな宣伝にもなりますよね。

■議会の会場内にプロの方がお茶を淹れてくれるコーナーを作る

これは少し前に「バリスタ常駐型社内カフェ導入支援サービス」を行っている会社記事に影響を受けています。
▼参照:なぜオフィスにバリスタが常駐するのか?『Garden』の考える「人がつなぐ」情緒的価値

こちらの会社の大本は「東京茶寮」という日本茶事業も展開しており、珈琲のようにハンドドリップをして茶を淹れるという独特なスタイルで人気を博しています。

バリスタ常駐型社内カフェ導入支援サービスでは、オフィスにバリスタが常駐してスペシャリティコーヒーを従業員は100円、200円程度で飲むことが出来るそうです。(福利厚生の一環としているため)

素晴らしい試みだと思います。

最近は会社内にカフェを併設しているところも増えており、仕事中にお茶や珈琲を飲んで一息つく、というのはこれから当たり前になるものと思います。

それならば、前述したお茶のプロの方たちをお呼びして、議会中や議会の合間に淹れたての美味しいお茶を飲んでいただくというのはどうでしょうか。
出来れば税金は使わないでいただいて…。

特にお茶処ではそういうことを積極的に行っていただけたらいいのに、と勝手ながら思います。(すでにやっていたらゴメンナサイ…)

例えば、静岡県の掛川市では「掛川市緑茶で乾杯」条例を発令しています。
まず最初の一杯は「緑茶割り」などで乾杯!
それなら、議会で淹れたてのお茶を飲んでも良いですよね!ね!(強要二回目)



そして、是非お茶の良さを偉い方から積極的に伝えてほしいものです!!

▼参照記事:「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」、「府『宇治茶』新条例」(仮称)とは?

結び

お茶を愛してやまない筆者としては、お茶淹れ専従職員制度はありだと思います。
ありだと思いたいです。

お茶を飲まない方たちから見れば、「淹れたてのお茶を淹れるだけの人に我々の税金を使うなんて!」と思われるかも知れません。

確かにそこは否定はできません。

ただ、世界のお茶の国では職場でティータイムがあり(今もあるのか実際は存じ上げませんが)お茶を飲みながら雑談するという時間を大切にしているそうです。

一時仕事から離れて、お茶(珈琲)を飲むことで息抜きになり、仕事の効率が増すという考え方が普及し、職場でのティータイムが今後より日常的なものになることを願うばかりです。

個人的な意見ではありますが、議員の方たちが仕事の合間で美味しいお茶を飲むことで、より良い市や県の運営をしていただけるなら嬉しいことです。

今回職を離れることとなったお茶淹れ専従職員の方たちが、今後も美味しいお茶をたくさんの方に振舞っていただけることを祈ります。



学生のカフェイン過剰摂取が問題に?受験シーズンのカフェイン摂取について。

受験シーズン真っ只中ですね。

今回も少しシーズン的なことで「受験シーズンのカフェイン摂取」について書きたいと思います。

というのも、こちらの記事を見たからです。
福井大学子どもの心の発達研究センターの准教授が「中高生の最大2割がカフェイン依存症である」と仰っているそうです。

確かに筆者も学生時代、珈琲や紅茶などを濃くして眠気覚ましとして飲んでいたことを思い出します。
筆者が学生時代にはエナジードリンクなるものはありませんでしたが、手軽にカフェインを摂取できるという意味では便利な世の中です。

錠剤でも売っています。


とはいえ、受験生がカフェインの過剰摂取による依存になってしまうというのは甚だ問題ですね。

カフェインについて

カフェインという名前は非常によく耳にしますし、茶(緑茶、烏龍茶、紅茶など)に含まれています。
そしてまるで毒物のように扱う方も多い存在です。




「眠れなくなる」「興奮する」「トイレが近くなる」という効果に加え、多量のエナジードリンクを摂取した方が亡くなったという事件も以前起こっていたため、ネガティブに捉えがちで、
カフェイン=悪
と思っている方が非常に多いように思います。

カフェインは「植物アルカロイド」の一種で、「植物アルカロイド」とは植物の体内に含まれるアルカリ性の有機化合物の総称です。

カフェインの作用としていくつかありますが、特に今回の話の中で重要な部分はここです。

■中枢神経を興奮させる

脳が疲労すると「アデノシン」という物質が出てきます。
アデノシンを受け入れる受容体(アデノシン受容体)にアデノシンが入り込むと興奮作用を抑制して眠くなります。

カフェインはこのアデノシンと似たような構造をしており、アデノシンの代わりにアデノシン受容体に入り込んでアデノシンが受容体に入ることを阻害します。

そのため、カフェインを摂取すると興奮して眠れなくなる、ということが起こります。

徹夜の方や受験生等が眠気を覚ますため、多くのカフェイン入り飲料を摂取して依存症状や離脱症状を起こしてしまうということが今回の記事で問題視されている部分です。



カフェインは体に悪いの?

カフェインには様々な効果があるのですが、過剰に摂取をすると体に負担をかけることが一部研究で発表されています。
とはいえ、まだまだ全容は分からないもので今も様々な世界的機関で研究が行われているという実情です。

また、農林水産省のHP(食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~)には、

「カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。」

と明記されており、世界保健機構(WHO)や各国のカフェインについての報告が書かれてあります。
詳細は上記ページでご確認ください。

ただ、日本の場合はまだ正確に一日の最大摂取量などは定められていません。
▼参照:内閣府食品安全委員会ファクトシート(平成30年2月23日最終更新)

「体に良い」効果もありますので、「体に悪い」とも「体に良い」とも言い切れないけれど、「人のよっては体に悪い効果もある」というのが答えになるでしょうか。

世界保健機構(WHO)で定めているカフェインの最大摂取量は?


各国によってカフェインに対する許容量の指定等は異なっています。

そのため、日本も加盟している世界保健機構(WHO)ではどうなのか、というところを見ていきましょう。

世界保健機構(WHO)で公表している「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding(2001)」には以下のように記載されています。

・Effects of caffeine on the foetus are not well established yet. Tea, cocoa and cola-type drinks contain about the same amount of caffeine while coffee contains about twice as much caffeine. Try to limit your

・caffeine can pass into the breast milk and cause hyperactivity and sleeping problems in your baby – try not to drink too much coffee, tea and cola drinks (recommendations are the same as for pregnancy);

農林水産省のHPには「カフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3~4カップまでにすることを呼びかけています。」と訳されています。

「Try to limit your 」とありますので、世界保健機構(WHO)としても個体差によってかなりの違いがあるため正確なところは明言出来ないというところではないかと思います。

受験生のカフェイン過剰摂取の記事で言われている「欧州食品安全機関(EFSA)」での基準は?





欧州食品安全機関(EFSA)の「Scientific Opinion on the safety of caffeine(2015)」については、以下の通りです。
農林水産省のHPに記載の訳を参照します。

「欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。
大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、これから、体重70 kgの大人であれば、1回当たり200 mgのカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。
妊婦及び授乳婦については、習慣的なカフェイン摂取に関し、1日当たり200 mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。
子供については、長期的・習慣的なカフェイン摂取に関する研究が少なく不確実性が残るものの、大人と同様、3 mg/kg体重/日であれば悪影響が見られないと推測されるとしています。

Scientific Opinion on the safety of caffeine(2015)」の本文中を確認すると、
青少年⇒10歳~18歳/子ども⇒3歳~10歳以下/幼児⇒12か月~36か月以下
と分けられていますが、農林水産省のHPの「子ども」は3歳~18歳の子どもと青少年のことを指していると考えられます。

カフェイン3㎎/㎏体重/日ってどれくらい?


▼引用:農林水産省HP

例えば、50㎏の女子高生だった場合、1日当たりのカフェイン摂取量は150㎖(3㎎×50㎏)が上限と考えますので、コーヒー(浸出液)でしたら2.5杯(100㎖、珈琲カップくらいのサイズ)程度で抑えた方が良いということになります。

表を見ると、エナジードリンクのようなものを摂取した場合は商品にもよりますが1本で一日の摂取量を越えてしまう場合があるようです。

さらに、カフェインはお茶、珈琲、チョコレート、コーラ…と様々なものに入っていますので、<受験勉強中にチョコレートを食べながら珈琲を飲んだ場合>はもう少し摂取量を抑えなければならないということになります。

また、あくまでも目安であり、個人差があるということも忘れてはいけません。

カフェイン依存症になるとどうなるの?

カフェインを過剰に摂取をしていると、そのうち依存症となり、カフェインが摂取できないことによる中毒症状を起こす場合があります。
さらに、急にやめると離脱症状を起こすケースすらあります。

本文中にも記載がありますが、米国精神医学会の診断基準(DSM5にはカフェインの摂取量が精神に影響を及ぼすことがあることを記しているそうです。

過剰摂取の場合は、不眠、興奮などが現れ、離脱症状では頭痛や不安などが現れます。

カフェインは過剰に摂取して中毒状態になってしまうと、やめられなくなるという薬のような側面があることは覚えておいた方が良いと思います。

だからこそ、子どもの場合は注意が必要です。

結び


akizouさんによる写真ACからの写真

子どものカフェイン摂取量に関して、日本独自の研究結果は現在まだありません。

そのため、欧州や米国の研究結果に頼ることとなるのですが、体格や人種による遺伝的なものなどを考慮するとカフェイン耐性も異なると考えられます。

よく言われているのは「日本人は昔から茶を飲んでいるのでカフェイン耐性がついている」というもの。

では、

もっと古くから茶を飲んでいる中国ではどうなのか?
ミルクティを飲んでいるイギリスは?
チャイやキリテーを飲んでいるインドやスリランカの場合は?
アメリカって昔から珈琲よく飲んでるよね?

などなど疑問は尽きません。

筆者自身もカフェインはその日の体調にかなり左右されます。

店をやっていた時代は試飲や実験等も含めて、1日4~5ℓの茶を摂取していましたが特別体に不調があったこともありませんでした。

しかし、会社員に戻ってあまり茶の量を摂取できなくなると休みの日でも1日3ℓくらいしか飲めなくなったように思います。

また、お茶好きな方の中にも「紅茶はいくらでも飲めるけど、緑茶は2杯程度しか飲めない」とか「お茶会に行っても、すぐにカフェイン酔いするのでなかなか行けない」等々、様々な意見が飛び交っています。

もちろん茶種によってカフェイン含有量が異なりますし、そもそも感じる違和感のすべてがカフェインに起因しているかどうかすら分かりません。

あくまでも「Try to limit your」という姿勢で、自身の体と対話をしながら茶を飲むことが大切です。
※お酒と同じ考え方で良いのではないかと思います。

カフェイン入り飲料を飲んだ際に「いつもと違うな、少しおかしいな」と思った時点で、カフェインを少し控える、違う方法で眠気を覚ます、というようなことも必要になるでしょう。

受験シーズン、どうしても根を詰めて最後の追い上げをしたくなる時期です。

受験は人生にとって一大事ではあるかと思いますが、まだまだ先は長いです。

カフェイン中毒になるほど、体に不調をきたすほど頑張り続けなくとも良いのではないかと筆者は思います。(経験談)

とはいえ、過剰に摂取しなければ「体に良い効果もたくさんある」カフェイン。
近くにいる大人が少し気にして、カフェイン中毒にならない程度にカフェイン入り飲料を摂取させてあげるように心掛けていただきたいと思います。

あと少し、受験生の皆様体と心を労わりながら受験勉強を頑張ってくださいね!

花粉症に効くお茶があると言うけれど、本当に効くの?

気温差が大きくなり、花が咲き始めそろそろ春の気配を感じます。

新しいことを始めたくなったり、ソワソワしだしますね。
それと同時に鼻がムズムズする方たちの季節到来です。←

筆者はこの時期の花粉症はそれほどひどくないのですが、もともとアレルギー体質で秋くらいにピークが来ます。。ツライ…。

とはいえ、春にも飛散量が多いときはアレルギーの薬を服用しています。

そんな時によく出るこの話題。

お茶は花粉症に効くか否か

ありきたりな話題ですがまとめてみたいと思います。



花粉症対策のお茶?

たまたま見たこちらの商品でそういえば花粉…となったのでした。

現在COVID-19が猛威を振るいマスク不足に陥り、花粉の予防すらできないという状況ですが、確実に花粉の魔の手は近づいています…。

こちらの商品の原材料が気になりました。
凍頂烏龍(中国茶)、べにふうき、甜茶(中国茶)、レモンバーム、ペパーミント

凍頂烏龍茶、べにふうき、甜茶と言えば、三大花粉症対策茶と言っても過言ではないものです。

ただ、通常はそれぞれバラバラに飲むことが多いかと思います。
例えば、凍頂烏龍茶に、鼻の通りが良くなるミントを配合、のように。

それがまさかの全部ブレンド…!

そこで驚きが隠せなかった筆者です。

べにふうきは恐らく緑茶だと思われますし、そこに烏龍茶、そして甘味のある甜茶がプラスされているとは…。

ある意味衝撃です。飲んでみたい…
でも調べていたら他にも全部ブレンドって結構あるんですよね。
味のバランスが難しそうだなぁと思いますが、味より効能なのでしょうか…

■べにふうきについて

お茶界隈にはお馴染みの「べにふうき」ですが、ご存じない方もいらっしゃるはずですので少々説明を。

べにふうきは「べにほまれ」という品種と「枕cd86」を掛け合わせて作られた紅茶向きの品種です。

べにふうきに含まれる「メチル化カテキン」が抗アレルギー効果があるという研究結果が1999年に発表されました。

しかし、紅茶向けの品種であるにも関わらず、そのメチル化カテキンの抗アレルギー効果を引き出すには紅茶ではなく、緑茶や包種茶(烏龍茶の一種)として製造する必要があります。

そのため、抗アレルギー効果を求めて「べにふうき」を購入するとしたら、日本で一番手に入りやすいものは「べにふうき緑茶」となります。


煎茶でももちろん良いのですが、粉末のものですと水に溶けない茶のすべての成分を摂取することが出来ます。(食物繊維も摂れます)

以前「茶葉を食べる?筆者おススメレシピもご紹介」という記事を書いたのですが、粉末茶は手軽に効率的に茶葉を摂取することが出来ます。

メチル化カテキンが水にどれほど溶けて、茶殻にどれほど残留するのかが分かりませんが、折角ならビタミン類などもすべて飲んでしまいましょう。

べにふうき緑茶の研究を行っている野菜茶業研究所に詳細が載っていますのでご興味ある方は是非ご覧ください。⇒こちら

■凍頂烏龍茶について


台湾の凍頂山周辺で作られているお茶のことを指します。
(実際は凍頂山周辺で作られていないお茶も凍頂烏龍茶と名乗っているようですが…)
華やかでまろやかな味わいの烏龍茶です。
日本人のお土産にも大変人気です。


凍頂烏龍茶を実はネットで購入したことがないため、ここがお勧め!というのがありません。ゴメンナサイ…。

台湾茶っぽいパッケージだったので、こちらの商品をセレクトさせていただきました。
筆者は台湾茶を信頼できる販売者の方から購入していますが、あいにく凍頂烏龍茶の扱いはないため、飲むのは台湾のお茶屋や知人からもらった時くらいです。

凍頂烏龍茶を台湾で飲んでからはまった、という方が周りにとても多いので、偉大なお茶だと思っています。

女性が好む烏龍茶であるように感じます。
はまったという人たちは全員女性です。思い返せば。

べにふうきの研究の際に出てきた「緑茶や包種茶の方がメチル化カテキンが豊富」であるとすれば、発酵や焙煎が軽い凍頂烏龍茶の方が良いのかも知れません。詳しくは分かりませんが・・

■甜茶について

甜茶は10年以上前にかなりヘビーに飲んでいた時期があります。

というのも、これだけで甘味があって空腹を誤魔化せたからなのです。
恐らくダイエットをしていた時期かと思われます。
あと、ステビアもヘビー飲用。(甘いから)


確かこちらのパッケージだったような気が…。
ティーバッグ状になっていて、ヤカンで煮出してから冷やして冷蔵庫に入れていたり、職場に持って行ったりしていました。

花粉症予防も兼ねて飲んでいましたが当時の記憶が曖昧で効果があったのかなかったのか…。

しばらく飲んでいなかったため、ふと懐かしくなって筆者も購入しました。


10年以上経つと、このようなのど飴も出ているし、薬のようなソフトカプセルになっているものもあったりで驚きました。
花粉症がどれほど国民病になっているのか…。オソロシイ…。

甜茶がべにふうきや凍頂烏龍茶と違うのは「茶外茶(ちゃがいちゃ)」であるというところです。

学名カメリア・シネンシスというツバキ科の常緑樹を使用して作っているのが「茶」ですが、それ以外は「茶外茶(ちゃがいちゃ)」のように呼ばれることがあります。

例えば、ハーブティ、麦茶、タンポポ茶、桑茶などなど。

「茶」と「茶外茶」の見分け方として簡単な方法としては、<カフェインが含まれない>ということでしょうか。
※マテ茶は例外でカフェインが少量含まれています。

▼参照記事:ハニーブッシュティとは?ノンカフェイン?ルイボスティより飲みやすい?
▼参照記事:柿葉茶ってどんなもの?味はどんな感じ?カフェインは入っているの?
▼参照記事:桑葉茶ってなに?どんな効果があるの?どうやって作られているの?
▼参照記事:麦茶の時期!麦茶の効能やカフェインの有無は?
▼参照記事: マテ茶って飲んだことある?どんな味?体に良いって本当?

結局、花粉症に効くの?





そう、そこですよね。
皆さんが知りたいのはそこのはずです。

再度戻りますが、野菜茶業研究所での「べにふうき緑茶の研究情報」を見ると、こうあります。

花粉症に効くというメチル化カテキンは、茶葉中に含まれるポリフェノールの一種で、エピガロカテキンガレートの一部がメチル化したもの。

・「べにふうき」「べにふじ」「べにほまれ」という品種にメチル化カテキンが多く含まれている。

・酸化発酵(紅茶製造)させるとメチル化カテキンは消失するため、緑茶や包種茶などの酸化発酵しない(ほとんどしない)ものが良い

・茎にはメチル化カテキンが含まれず、成熟した葉に多く含まれる
⇒夏や秋などの葉を使用した方が含有量が多い?
⇒一番茶の新芽には(ほとんど)含まれない?

・強い火入れや焙じによってメチル化カテキンが消えるため、強い焙煎のもの(ほうじ茶)も効果減。

・1日34㎎のメチル化カテキンを摂取する場合に花粉症への効果がある
⇒メチル化カテキン含有量1.5%の茶葉なら、3.8gの茶葉を「煮沸しながら5分以上」煎じる必要がある

べにふうき緑茶に関して言えば、美味しく飲める茶ではなく、薬として煎じて飲むようなものだと考えた方が効果があるようです。

そう考えると、最初にご紹介した粉末茶は苦いでしょうけれど、メチル化カテキンの摂取量も多く、薬として考えれば飲みやすいのではないでしょうか。
筆者もずいぶん前に飲んだべにふうき緑茶渋くて苦くて、飲みきれませんでした…。

結び





正直自分自身で実感をしていないので効くのかどうかということをはっきりと断言しかねますが、研究結果により確かに「べにふうき緑茶」は花粉症対策に効果ありとなっています。
凍頂烏龍茶や甜茶の論文も見つけましたら貼っておきたいと思います。

鮮明に覚えているのは「凍頂烏龍茶が花粉症に効く」ということをテレビ番組で特集をしており、その後台湾茶を扱っている茶屋がパニックになったという話。

中国茶を飲み始めたくらいの頃だったため、「へー、そうなんだー」くらいでその様子を眺めていた記憶があります。

丁度そのテレビ番組が放映された時期と同じくしてメチル化カテキンの論文が出ていますので、何か強い力をかんじ…(以下略)

お茶は薬ではありません、ということをこのブログではよく書いていますが、一部薬にも含まれる成分が入っているということは確かです。

ただ、薬としての効果を狙って飲むお茶はあまり美味しくないという現状…。

良薬は口に苦し。

まさにこの言葉に尽きます。

これから花粉症対策でべにふうき緑茶を召し上がるのでしたら、1日34㎎、きっちり飲んでください。
そして是非結果を教えてください。←

▼参照記事:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?特定保健用食品?機能性表示食品?(追記あり)

気づくと付いてる茶渋。気になる汚れどうしてる?茶器の掃除について。

お茶を日常的に召し上がる方はおそらく結構抱えているだろうこの問題。

茶器の茶渋汚れ。

筆者も毎日茶を大量に飲むため、茶渋があっという間につきます。
歯も黄ばんじゃいます…。

あくまでも筆者の体験に基づく茶渋の取り方をご紹介しますので、何か茶器掃除のヒントになれば幸いです。



ティーポット(カップ)やガラスの茶渋汚れ

筆者何度か言ってますが(しつこい?)、茶カフェを以前やっておりまして茶渋汚れは非常に気になります。

自宅で飲んでいて人に見せるようなものでなければ気になりませんが、たまにカフェで茶渋のついたカップ等が出てきた時は、「ちゃんと掃除しようよー」と心の中で思っております。

お客様が見るものだと思えば、やはり綺麗にしておくべきではないかと。。
あくまでも筆者の意見です。

ティーカップ、ティーポット等の磁器の白い部分に関しては、日々の食器洗いの中ではほとんどメラミンスポンジで茶渋を落としています。


色々なメラミンスポンジも試してみましたが、やはり「激落ちくん」が何よりおススメ。
本当に激落ちなのですよ。
あと、へたりが遅い。

まめにメラミンスポンジ自体を漂白するのですが、何度漂白してもへたりにくいです。
早いやつだと2,3回でダメになります。。

ちなみに、茶器を洗う用のメラミンスポンジがへたって来た場合、掃除に回してます。
ガスコンロ周りだったり、トイレやお風呂用にも使います。
水だけでかなり落ちるので非常に良いです。

それでもどうしても落ちない場合、もしくは大量に茶渋がついてしまって急いで取りたい場合はかなり薄めた漂白剤に漬けます。

塩素系漂白剤ですと塩素の匂いが残りやすいため、茶器掃除の場合は酸素系漂白剤を使用しています。


40℃~50℃程度のぬるま湯に規定量の漂白剤を溶かし、そこに漬け込みます。
しばらく漬け込んで、その後メラミンスポンジで磨けばピカピカになりますよ。
手袋必須!!!

そうそう、ティーポットの注ぎ口も真っ茶色になっていたりして震えます。
紅茶は特に茶渋の力が強い…。

金彩等がついている高価なティーカップは残念ながら持っていないので、紅茶のプロの方に聞いていただければ助かります。そして教えてほしい。。

塩素系の漂白剤の方が茶渋を落とす効果が強いのですが、時々量を多く入れてしまってゆすぎが甘く、ポットから塩素の匂いがするという経験を何度かしているため、今はキッチン掃除の塩素系漂白剤と茶器掃除用の酸素系漂白剤を使い分けています。



急須、茶壺の茶渋汚れについて

陶器、炻器等の焼き締めのものは、触ればわかると思いますがざらざらしているものが多いです。
ツルツルに磨かれているものもありますが…。
▼参照記事:「世界!ニッポン行きたい人応援団」で常滑焼急須が!日本の急須は素晴らしい!

急須や茶壺自体が茶の成分を吸収することもあり、そのため淹れれば淹れるほど色艶が出てきて、味がまろやかになるという効果があるようです。

しかし、色が薄めの急須などの場合やはり茶渋が目立ちます。。

通常の掃除は茶漉し部分(ささめ、セラミッシュ)を歯ブラシでこすり、詰まったら歯間ブラシを穴に入れ、詰まりを解消。


歯間ブラシは前回の常滑の記事を書いたときのテレビ番組で紹介していまして、それからかなり愛用してます。


自身の歯茎にはもっと硬い毛の歯間ブラシを使用しているのですが、急須は傷つけたくないのでゴムのものにしています。
とはいえ、サイズを間違えると穴に入らないのでご注意を!

それでも茶渋が取れない、というような場合は重曹で落とします。

急須の茶渋を重曹で落とす方法

1、大きめの鍋に急須が漬かるように水を入れる
2、1リットルの水に対して、重曹大さじ2くらいを入れて沸かす
3、沸騰したら弱火で10分程度煮た後火を止め、そのまま少し冷めるまで放置
4、出来れば湯がまだ熱い間に柔らかいスポンジで茶渋をこする
5、お湯でよくすすぐ

※茶壺も筆者は同様にしています。
※「急須 重曹」で検索すれば色々なところで記事が出ていますので参照まで。


筆者はこちらの重曹がお気に入りで、長らく使用しています。
電子レンジの掃除やガスコンロの掃除などにも結構使えます。

毎日こまめに掃除を行っておけば、それほど年末に大変なこともないですよね。
(ここは割とマメにやってます。割と珍しいw)
▼参照記事:年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸

烏龍茶用の茶壺は多くが穴が一つ(単孔)なので、あまり詰まることはないかと思います。
ですが、よく見ると注ぎ口の奥が黒ずんでいる、というようなことがありますのでたまにチェックして、重曹煮をしてみると良いと思います。

重曹煮の後、そのまま使っても大丈夫?

重曹自体、体に入っても大丈夫なものですので特に問題はありません。

ただ、ゆすぎが甘くて重曹が若干残り、乾いた時に白く粉をふいてしまうことなどがあります。何度カヤッタ…

また、敏感な方ですと味の変化が気になるかも知れません。
筆者も結構感じます。

ですので、筆者は重曹をお湯でゆすいだ後、必ず別にお湯を沸かして湯通しします。
時間があれば再度鍋でお湯だけで煮ます。

これでほぼ問題ないかと思います。



結び

茶器の掃除に必須の道具は
・メラミンスポンジ
・歯ブラシ、歯間ブラシ
・重曹
・酸素系漂白剤
でほぼ解決です。

というか、キッチン掃除もほぼこちらで解決しますよね。
主婦かw←2回目

常にお茶を淹れていて、毎日急須や茶器を見ているのでうっすら黄ばんでいくことに気づかないことがあります。。

教室などに持っていった時にびっくりしたり…。

茶器には茶葉(茶液)を長時間入れっぱなしにせず、出来るだけ早くゆすぎましょう。

とか言っている自分が一番そのまま放置しているのですよ…。
だからこそ、掃除が必要なのですよ…。

今回の記事が皆様の参考になりますように!

茶畑の二次活用を考える②‐0円でリースを作ってみた‐

前回「茶畑の二次活用を考える‐茶杓を作ってみる‐」を書いた時に「リースでもつくってみんとす」と言っていたのにアップしていないことに気づきました。。
このパターン多すぎ…

まだまだ畑初心者なので、行く度に不思議が多く、分からないことだらけです。

夏の間には非常に多かった虫たちが、少しずつ減っていき、冬には穏やかな風景になります。
ほとんど刈らない畑、手入れが出来ていない畑もあります。
筆者も相方も兼業のため手が回りません。。

そのため(そのおかげ?)本来畑にあるべきではないものたちがたくさんあります。
それを活用していきたいと考えている昨今です。

今回は適当にリースを作ってみました。



何を使ってリースを作ったの?


こちら、ほぼ放棄茶園と化している畑です。

手前側は一応(あまりに一応で酷い有様ですが)茶であることはお分かりいただけるかと思います。
上から少しずつ蔓を取っているところです。

その奥の茶色で覆われているところ。
こちら、すべて蔓なのです。(;^_^A

「天然覆い」とか言ってますが、本気でシャレにならないレベルの蔓…。

夏の間に1週間畑に行かないだけで(何度も言いますが兼業のため(言い訳))、覆いが出来ております。ははは。

蔓を取り払う

昨年(2019年)はどうにもならなかったため、そのまま覆いをかけたまま諦めましたが、蔓が枯れ始めた頃に取り払いに行きました。

根っこから全部抜ける場合もあるのですが、上部の蔓だけしか取れないところがあるため、また今年もこの戦いになりますね。。

マスクをしていても、蔓の粉塵のようなものが入ってしまい、鼻の中は真っ黒になり、目もゴロゴロ。
なかなか大変です。
自分たちで大変にしてしまっているのですがね…。
こちらの畑、無農薬でやっているためこうなってます。

蔓を取り払っている時に、蔓に程よい湿り気があり、ぐるぐるっと巻いてみるといい感じ。

太目で巻きやすい蔓を少しだけ選抜して、持って帰ってきました。



蔓を巻いてみる

もうただひたすらにぐるぐる巻いているだけ。
ですが、蔓が良い感じに柔らかく巻きやすい。
雑なのはご愛敬。性格がこうなんです。←

まずはざっくりな感じのリース土台作りをYouTubeで見て、土台を作ってみました。
出来上がりのレベルが違いすぎる…。
なんでこんなオシャレになるのか…。
センスください、<大きないちもつ>ばりにセンスが欲しいです。←

適当仕上げ

そのままだと土台だけで寂しかったため、家にあった100均の飾りをひとまずくっつけました。

ほらみて、このセンスのなさ。⤵⤵
あ、でもね、今回は0円でリースを作るっていう企画だからさ。ね。。

リースをお仕事で作っているすべての方に謝罪したいと思います…。申し訳ございません…。

結び





リース作り、以前から興味があったのですが必要なのは素材とセンスだということが良く分かりました。。

ですが、今年ももし蔓がどうにもならなくなったら(どうにもならなくならないようにしたいところ)リースを作ろうと思います。
その際は松ぼっくりとか、赤い実(名前分からず)とか色々畑の脇から探して作ります。

オシャレ、かつ0円!
主婦か…w

今回やたらゆるふわですが、真面目に書いている時もありますので今後ともどうぞよろしくお願い致します。←

紅茶の選び方③~食べ物との関係(ペアリング)~

紅茶の選び方の3回目です。
▼参照記事:紅茶の選び方①-アールグレイなどのフレーバードティについて-
▼参照記事: 紅茶の選び方②~シングルオリジン?orブレンド?~

紅茶というと<withスイーツ>のイメージが強いのではないでしょうか。

恐らくアフタヌーンティセットなどの影響が強いように思います。

個人的ですが、台湾の高山烏龍茶や中国の鳳凰単欉など香りに特徴があるものは特にお茶だけで満足する部分が多いです。
食べても、ナッツとかドライフルーツとか。

そもそも、紅茶に合うスイーツを頭に浮かべた時、こってり濃厚系(?)が多いですよね。

紅茶とスイーツの甘い関係についてまとめていきたいと思います。



ペアリングってなに?


お は る んさんによる写真ACからの写真

ペアリングってそもそもなんでしょうね。

ペアリング=Pairing
「食べ物」と「飲み物」を合わせること。
調べてみると、「動物をつがいにさせること」とか色々出てきますが。。

というくらいの認識で良いのではないでしょうか。
他にも<マリアージュ>という言葉も同様に使われていますね。
細かく言えば違うのかも知れませんが、今回はそこまで調べません。

赤ワインは肉で白ワインは魚、というようなペアリングは多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

紅茶にも同様にペアリング(マリアージュ)があります。
例えば、

■ダージリンファーストフラッシュ×大福
■アッサムCTCのミルクティ×ショートケーキ
■キャンディとフルーツゼリー

などなど。

食べ物を美味しくする、紅茶を楽しむ、一つの手段としてペアリングを行います。

ペアリングはどうやって行えばいい?


特にルールなどはありません。
って書くと、もう終わっちゃうのですが、本当にこれは真実。

筆者の経験から言えるのは「常に想像する」ということくらいでしょうか。

今でも常に行っているのですが、どのお茶を飲んでいる時も「何の食べ物に合うだろう」と考えることにしています。

逆も然り。

食べ物やスイーツを食べた時に、「どのお茶が合うだろう」と考えています。

そして、お茶を淹れられる環境であればすぐに淹れます。

実際に合わせてみると、「合う!!!」という時もあれば「いいと思ったけど合わないなぁ」とか様々あります。

あとは人の感想を聞きます。

お茶好きな方で一緒に食事をする機会があれば、「あなたならどのお茶を合わせますか?」と尋ねることにしています。

お茶会など多くの人が集まるところならもっといいですね。
意見が多く聞けます。

恐らくお茶好きな方は息をするように(?!)ペアリングを行っていると思います。



もう少し分かりやすくペアリングを行うには?

上記の内容だと、やはり経験に基づくものになるかと思います。
多くのお茶と多くのスイーツを食べている人の方が圧倒的に有利です。

紅茶初心者の方がまずペアリングをするにはどうしたらよいでしょうか。

1、本を開いてみましょう



紅茶の本には必ずと言っていいほどペアリングについて書かれています。
こちらは写真付きで数ページに渡ってペアリングについてまとめられています。
ウバにはチョコレートケーキ、シナモンロールなどなど。なるほど。

紅茶の本を数冊買って、全部のペアリングをしてみたらかなり勉強になりますね。

2、紅茶専門店に足を運びましょう

紅茶のプロが合わせるスイーツとのペアリングを実際に試すのが、もしかしたら一番早いかも知れません。

丁寧に一覧表にしている店などもありますので、実際にすべてのメニューを制覇しなくても勉強になるかと思います。

全国にあるのは「アフタヌーンティ・ティールーム」でしょうか。

挙げればきりがないので、まずはお近くの紅茶専門店を検索してみましょう。

結び





筆者の経験から言えば、やはり経験値をためるのが一番早いです。
ただ、それはなかなか時間とお金がかかるというのが現状…。

食事の時もお茶を淹れるのですが、料理に合わせるのもとても楽しいです。

先日チョコレートについていろいろと書きましたが、チョコレートのカカオ分に合わせて紅茶を変えるのもこれまた面白い。
▼参照記事: 茶とチョコレートの素敵な関係!バレンタインデーには茶とチョコを!

お菓子とお茶のレビューを書いている人も多いですしね。
Twitterを検索すれば多くの方がペアリングについて書いてくれています。

興味があれば色々と調べてみてください。
そして、ご自身で少しでも試してみてください。

常に想像しながら食べたり飲んだりする時間は心に潤いをもたらしますし、副産物で痩せるかも?笑

楽しみながら少しずつ経験を増やしていきましょう。(^^)/

茶道具について②‐お勧めの道具「温度計」‐

ずいぶん前に茶道具のはかりがお勧めであるという記事を書きました。
▼参照記事:茶道具について①-お勧めの道具「はかり」-

最近、お茶会にちょこちょこと参加させていただいている関係で、お茶初心者の方とお会いする機会も増えました。

もはやお茶と出会って20年ほど経つため、その頃一体何を思って、何を考えてお茶を淹れるという行為をしていたのかとぼんやり考えていました。

当時SNSもほとんどまだなかった頃でしたので、紅茶専門店に足を運び、「これがこの紅茶の味なのか」と頭に叩き込み、その紅茶を買って帰っては淹れる日々。(筆者は紅茶がスタートでした)
今は便利だなぁ。YouTubeでも淹れ方とか見られるし。

そんな日々を思い出しながら、「徐々に買い揃えていった道具ってなんだったろうか」と。

はかりの重要性について①で書きまして、次は温度計です。



湯の温度を測ることは重要?


どのお茶でも淹れるにあたり非常に大切なことがいくつかあります。
その中でも以下三点は必ず押さえておいた方が良いポイントです。

1、湯の量
2、茶葉の量
3、温度

少し細かく見てみましょう。

1、湯の量

茶葉の量に対するお湯の量はとても大事です。
お湯の量が多すぎたら味が薄くなりますし、少なかったら濃くなります。
特にこれに注意すべきなのは「紅茶」ではないかと思います。
多くの紅茶はティーポットで1回で抽出します。
5g300㏄で5分抽出、というように。

そのため、湯が少なく、味が濃い場合は湯を足せばよいのですが、薄かった時は調整が出来ません。
5分から10分まで抽出時間を延ばすことで対応できる場合もありますが、薄すぎる場合はもう…。涙
追い茶葉をすることもありますが、それなら潔く淹れ直した方が良いかと。。

ちなみに、台湾茶、中国茶は淹れ慣れると二煎、三煎と味を重ねたりできるので楽です。
一煎目が薄かったら、二煎目は長めに抽出する等の調整が可能です。


蓋碗(がいわん)という磁器の器で淹れているところを見たことがある方も多いと思います。
※茶壺というものもあります。

一煎目を捨ててから淹れる場合もありますし、茶葉の形状などによって淹れ方を変える必要はあるのですが蓋碗の使い方としては分かりやすいかと思います。
作法も色々あります。

2、茶葉の量

こちらは1とほぼ同じ内容になってしまいますが、「湯の量」に対する「茶葉の量」が非常に大切です。
そのため、茶道具について①ではかりの重要性について書いています。

はかりで茶葉の量、お湯の量を量ることにより、美味しく抽出できる確率がぐんと上がります。

正直、茶の初心者の方は最初これだけでも十分なくらいです。

3、湯の温度

湯の温度はこれまた非常に大事です。
今回のポイントはこちら!

1で「湯の量」が一番大事なのは紅茶、と書きましたが、「湯の温度」が大事なのが「緑茶」、続いて「台湾茶、中国茶」になるかと思います。

紅茶の場合は基本的に「沸騰した湯」を使用します。

対して緑茶ー特に柔らかい新芽を使った緑茶ーは湯温を下げることが必要になります。
例えば玉露だったら60℃~70℃、上質な一番茶は70℃~80℃程度など
茶葉によって異なります。←これ!!!ここ重要!!!

「茶葉によって(湯の温度が)異なります」というのが茶の難しいところであり、何より非常に面白いところです。
緑茶の淹れ方については簡単にこちらでご紹介しているので、是非参照してください。

というわけで、安定してお茶を淹れたいなら湯の温度を測りましょう。





よくお茶淹れのプロの方が「(お湯を入れた器に触りながら)これくらいが70℃です」とか言います。
確かにプロの方ですから、今までの経験からおおよその温度は分かるのでしょう。

ですが、

「そんなのわかるかーい!(# ゚Д゚)」

と思ったことが筆者にはたくさんありました。

実際、容器も違えば触った時の温度も違います。
筆者も一応店をやっていましたので、やかんの表面状態でおおよその温度は分かりますがやかんの質、ガスなのかIHなのかによってもかなり違いがありました。
(あと気圧とか。結構マニアックにやってるんですよ、実は。)

だからこそ、湯温を計りましょう!

温度計って買ったことありますか?
案外、温度計を持っていない方って多いと思います。


小学校で使った以来でしたが、20年前の筆者はまずこちらを購入しました。
紅茶のためのお湯の温度を測りたかったので、200℃まで測れるものにしました。
それでもネットで300円程度とは驚きです。
当時、どこで買ったのかももはや覚えていませんが、ホームセンターを探し回った記憶が…。

現在も持っていますが、今はほとんど使わなくなりました。
というのも温度を測るまで結構長い時間がかかるのと、割れた時に怖いということからデジタルに変えました。


今はこちらが主かも知れません。
温度を計測する時間は棒状温度計より早く、正確です。
ただ、ヤカンに立てておけないというデメリットがあります。(手でずっと持っている必要があります)

筆者はこれを長年使っていて慣れており、壊れないのでまだしばらく使う予定ですが、他のものも調べていましたらいいものを見つけました。


防水ですし、キャップで持ち手を延長することが出来るというところがかなり良いです。

急須内の湯の温度を測る程度ですと全く問題ないのですが、ヤカンや湯沸かしの温度を測りたい場合はヤカンの上空が非常に熱いので、持ち手を延長できるのはありがたいのです。
筆者はいつもトングで持ってました。そんで時々落としたりしてました。笑

もし今のデジタル温度計が壊れたら、こちらを購入しようと思います。

また、さらにお勧めなものがあります。
ケーキやパンを作る人にはお馴染みかと思いますが、こちらを一つ持っていると良いかと思います。


こういった放射温度計はあると非常に便利です。
熱くもないので、デジタル温度計よりも楽かと思います。
放射温度計の場合は製茶の時にも使用できるので重宝しています。

筆者はこちらの三つを用途に合わせて使っている感じでしょうか。
外でお茶を淹れる場合はデジタル温度計と短い棒状温度計を持っていきます。

結び

慣れてしまうと、本当に温度計はあまり使いません。
家で温度計で毎回お湯の温度を測っていたのはお茶の世界に入って最初の1年くらいだったかと思います。

ただ、外で初見の茶を淹れなければいけない時、イベント等で湯の温度が分かりづらい時(ポットで湯が配布されることもあるため)には温度計は必ず持って行っています。

自身の安心のためでもあります。
茶のレッスンや教室でも必ず持っていきますね。

お茶と長く付き合っていくと、自分の体調や相手の好みによってお茶を淹れられるようになるものです。

ですが、最初から上手に淹れるとか美味しく淹れるとかは考えなくてよいと思います。

どの分野でもそうですが、まずは「真似る」。
とにかく、本通り、袋の後ろにある通り、専門店のスタッフが言う通り、何度か淹れてみることから始めましょう。

いずれ肩の力を入れずに、ゆったりと自然にお茶を淹れられるようになります。(嫌でもw)

「習うより慣れろ」

ですね。

最初は基本的にじっくりとお茶と向き合ってみることをしておくと、その後の成長はとても早くなると思います。(量を計る、温度を測るというように軸を固めておく感じでしょうか)

そして、経験値が上がれば上がるほどお茶が楽しくなっていきますよ。(^^)/



紅茶の選び方②~シングルオリジン?orブレンド?~

紅茶の選び方①を書いてからずいぶん経っていることにはっと気づいて、②を書くことにしました。
記事を書いていて以前の記事にリンクを貼り付ける時に「今度書きます」のコメント多すぎて驚愕しております。。

紅茶の選び方①でご紹介したのはアールグレイなどに代表される<フレーバードティ>でした。
▼参照記事:紅茶の選び方①-アールグレイなどのフレーバードティについて-

今回は香り付けされていない紅茶の選び方をご紹介したいと思います。



そもそも「紅茶」って?

製法やら細かいことは今後書いていきたいと思っていますが、ISO(国際標準化機構)による紅茶の定義の冒頭は、

「3   Terms and definitions
For the purposes of this document, the following terms and definitions apply.
3.1
black tea
tea derived solely and exclusively, and produced by acceptable processes, notably withering, leaf maceration, aeration and drying, from the tender shoots of varieties of the species Camellia sinensis (L.) O. Kuntze, known to be suitable for making tea for consumption as a beverage」

となっています。
▼参照記事:南九州市知覧の茶商が初めてのFSSC22000取得。日本茶はますます海外へ。

ISOで定めた紅茶の定義が世界の標準となります。
このISOに基づいた中国国内の茶の定義については合同会社ティーメディアコーポレーションがセミナー等を行っており、非常に明確です。
日本での紅茶の定義について調べたのですが、JASでもヒットせず、日本紅茶協会でもヒットせず、筆者には分かりかねます…。誰か教えてください…。

筆者が認識している限り、紅茶は[萎凋⇒揉捻⇒(酸化)発酵⇒乾燥]という工程で作られたものが「紅茶」とされていますが、その「紅茶」の中でも様々な種類があります。

そのため、「好きな紅茶はなんですか?」と聞かれたときに非常に様々な回答が返ってきますし、ペットボトルの紅茶飲料も含めてしまうと非常に種類が多く複雑です。

そこで香りで認識しやすいフレーバードティの「アールグレイ」が「好きな紅茶はなんですか?」の回答の一番に挙げられるのだろうと思います。
おおよそ次は「ダージリン」「アッサム」と続き、他には「○○メーカーの<△△>」という回答が多いです。



まずは「紅茶」について整理する


筆者が紅茶のセミナーや教室でまずお伝えすることがあります。

①紅茶は農作物のため、全く同じ(ロットの)紅茶はない

②味を一定に保つためにブレンドを行う
③紅茶に香り付け(着香)をしているのがフレーバードティだ

①紅茶は農作物であるということを念頭に置きましょう

紅茶、中国茶台湾茶、緑茶がすべてチャノキ(学名:カメリアシネンシス)というツバキ科の常緑樹から作られているということはご存知の方が多いと思います。

例えばトマトを買った場合のことを考えてみてください。

「今年のトマトは甘いね」
「去年は価格がすごく高かったけど、今年は安いね」

というようなことが起こりますよね。
天候によって左右されるのが農作物です。
そして、収量により価格が左右されます。

農作物である紅茶も同じです。
どうしても天候の影響を受けて、収量が変化してしまいます。
また、天候は如実に味に影響を及ぼします。

例えば今年のとある茶園の紅茶の味があまり良くなかったという場合、輸入をされる方(バイヤー)は他の茶園の紅茶を当たるかもしれません。

それでもいつも注文しているところの紅茶を手に入れたければ、仕入れ価格が上がってもその中でクオリティの高いロットを仕入れるかも知れません。

そうなると、毎年同じ価格で販売するというのはどう考えても難しいですよね?
そもそも、毎年同じものなんて存在しませんよね?

こちらがシングルオリジンと言われる紅茶になります。
ロットそれぞれが唯一無二のものであり、生産茶園、製造日などがはっきりしているものであるからです。

②でも、いつも同じ味の紅茶もあるよね?

そう、あるんです。
通年通して同じ味の紅茶。

大手のメーカーの例えばリプトンの「イエローラベル」。
他にもフォートナムメイソンの「イングリッシュブレックファースト」やフォションの「モーニング」というような昔からずっとある有名な紅茶もそうです。

それはなぜか。

各メーカーには「ティーブレンダー」という職業の方がいらっしゃいます。

リプトンの「イエローラベル」の味をいつも同じ味、いつも同じ価格で提供するために「ティーブレンダー」はブレンドを行います。

でも先ほど書きましたが、茶は農作物です。
いくら技術がある農園で毎年全く同じ製法でも100%同じものはできません。
そして、天候にどうしても左右されます。

そこで「ティーブレンダー」の登場。

世界中から集めたサンプルをテイスティングし、その中から(例えば)「イエローラベル」を作り出すためのブレンドを行います。

筆者にはティーブレンダーの知り合いもいなければ、やったことも見たこともありませんので、正確なところはお伝え出来かねますが、価格なども絡んでくるでしょうから相当に大変な作業だと想像できます。

世界中の人たちがいつ飲んでも同じ紅茶を作り出すティーブレンダーはまるでマジシャンのようです。
そのために、毎日同じ生活をし、同じものを食べ、自分の味覚がぶれないように大変なご苦労をされているという話を聞いたことがあります。すごいですよね…!

③さらに、「シングルオリジンの紅茶に着香しているもの」と「ティーブレンダーがブレンドした紅茶に香り付けしているもの」がある

シングルオリジンの紅茶に香りをつけている紅茶もあります。


非常に分かりやすいので、あえて国産のアールグレイを引用させていただきました。
屋久島の屋久島大崎農場(有機JAS認定農場)で6月に作られた屋久島在来紅茶にベルガモットの香りをつけたものとなっています。
これは「シングルオリジン」の「フレーバードティ」ということになります。ワカリヤスイ。


そしてこちらは「ティーブレンダーがブレンドした紅茶」にベルガモットの香りをつけた紅茶です。
「トワイニング」というメーカーで、専門のティーブレンダーさんが年間通して同じ「トワイニングのアールグレイ」を作っているものになります。
とはいえ、詳細はわかりませんのでもしかしたらシングルオリジンで着香しているかも知れません。おそらくないとは思いますが…。

さて、その中であなたが興味を持ったのはどういう紅茶?

■唯一無二のシングルオリジン紅茶?

■いつも同じ味で安心するブレンドティ?

■それともフレーバードティ?

この三択くらいまでまとめておけば、ご自身が飲みたい紅茶がどの方向のものなのかがなんとなく想像できるのではないでしょうか?

とはいえ、これだけでは味の想像も何もかもわからないと思います…。
この後細分化して紅茶の産地などをまとめていきたいと思っています。
きっと、多分、気力があれば…。

頭になんとなくの分類を整理した上で、あとは気になった紅茶をただひたすらに飲んでいくのが良いのではないかと思います。

今Twitterなどでよく見かける、「持ち寄り茶会」というようなものは、お茶好きな先輩たちがお茶をたくさん飲ませてくださることが多いです。

筆者もお茶に興味を持ち始めた頃、持ち寄り茶会でとにかくたくさんの種類のお茶を飲んで、「これが美味しい」「これは渋い」とおしゃべりしていました。
そしてその時の楽しさは忘れられません。

是非足を運んでみてください。
お茶好きな人たちと知らないお茶にたくさん出会えるはずです。
様々な場所で行われていますので、行きやすい場所で行われているお茶会を探してみてくださいね。

とにかく、飲む!
気になったものはひとまず購入して飲む!
お茶会に参加する!
イベントに参加する!
▼参照記事:日本でも紅茶が作られている?-和紅茶の歴史やイベントなどについて-
▼参照記事: お茶のイベント【2018年8月25日26日北の茶縁日和~ぶらり喫茶小道~】
▼参照記事:3年に一度の茶の祭典!「世界お茶まつり2019」に行ってきました。<概要編>

それがお茶を知る一番の早道です!(^^)/



茶とも関係のあるチョコレートのBean to Bar、サステナビリティについて

安心してください、お茶のブログですよ。
バレンタインデーが直前のため、少しだけチョコレートに浮気中です。(とはいえ、一緒にお茶も飲んでます)

お茶に関連するものについても書きたいのです。
お茶が好きすぎて、少しでも関わっているものはすべて知っておきたいんです。
対象が人間だったら、おそらくストーカー…

チョコレートについての記事、よろしければ以下も参照にしてください。
▼参照記事:茶とチョコレートの素敵な関係!バレンタインデーには茶とチョコを!
▼参照記事:人々を魅了するチョコレートの歴史や製法について

今回はチョコレートのBean to Bar、サステナビリティ等についてまとめてみたいと思います。



先日行ったチョコレートの催事の際の出来事

先日ふらりと立ち寄ったバレンタインデーに伴うチョコレートの催事。
様々なチョコレートをあれやこれやと試食させていただき、いくつか購入しました。

その中で非常に興味深いと思ったのが明治チョコレートの展示でした。
GINZA Sweets Collection 2020
残念ながら2/6(木)まででした…。

▼VR(バーチャルリアリティ)で体験できるカカオ農園ツアー!

時間がなく、残念ながら体験できなかったのですが非常に興味深い試みだと思いました。(毎年やっていたらすみません、存じ上げませんでした)

▼チョコレートの製造工程が見られる!

こちらで筆者は興奮しました。



ブースの女性が「ここまでは現地で行う工程になります。」と説明くださいました。

「ここからは輸入した国でそれぞれ行われる工程です。」

カカオマスが出来たところで、カカオ100%のチョコレートを舐めさせてもらいました。

「おう、にがいー」( ;∀;)
という感想です。←超貧困

「苦いですよね。これがカカオ100%なんです。
ここにミルクや砂糖、ココアバターを足して作っているのがこちらになります。」

はい、よく購入しております。
御用達です。

今の工程を見た後に改めて試食。
カカオが70%と同じですが、カカオ豆の産地やブレンドが違うため風味が全く違います。

オレンジの方は本当に説明通り、柑橘系のフルーツを思わせるフルーティさと仄かな酸味。
青の方はコクがあって、重みのある風味。


これは食べ比べる価値があります。
チョコレートに詳しくなくても、明らかに味わいに違いがあって面白い。

そして、何より美味しいんですよ…。溜息。

前に個人的に食べ比べを行ったことがあったのですが、その時も明らかな違いに驚き、そして今まで以上にチョコレートというものに興味が湧いたのを覚えています。

そして、100円の板チョコだと一枚ペロリと食べてしまうのですが、こちらはひとかけらを口に入れてゆっくり溶かすだけで満たされるのです!
カカオ分が多いからなのでしょうか、よくわかりませんがとにかく満たされます。

これこそ、バレンタインデーに差し上げてもいいのではないかと思われるくらいにはクオリティが高く、そして価格が安い!ありがたい!!!
特に理系男子に受けそうな気がします。食べ比べ実験とか好きでしょ?笑

他のお店のチョコレートもどれもこれも美味しくて、諭吉が飛んでいきました。
毎年のことです、ええ、まぁ。

チョコレート万歳!!!←



Bean to Barという考え方

Bean to Barとは、「カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うこと(行っている専門店)」だそうで、2000年代後半からアメリカで主流になりました。

先ほどご紹介した明治はまさに「Bean to Bar」となります。
大手企業もそうですが、個人店も数年前から話題になっていました。

お菓子作りをしている方から数年前に教えていただいたのが、

瀬戸内のUSHIO CHOCOLATL(ウシオショコラトル)

札幌のSaturdays Chocolate(サタデイズ チョコレート)

でした。

ですが当時あまり知識がなく、少しざらざらとした触感のある板チョコを食べて、フームと唸って終わってしまった気がします…。もったいない…。

また、かなり前ですが新千歳空港3Fにあるロイズチョコレートワールドは無料でチョコレート工場などを見ることが出来て友人と興奮した覚えがあります。
時間つぶしにも丁度良く、おまけにロイズのチョコを爆買いするっていうね…。

今改めて調べてみると日本国中にBean to Barがたくさんありました。

▼例1)Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル-ビーントゥバーチョコレート)

▼例2)ダンデライオン・チョコレート

ダンデライオン・チョコレートは本も出しています。
こちらは近く購入して読みます。

チョコレートを実際自分たちで作ったり、チョコレート工場を見学出来たりするようで、筆者も今度確実に行きます!←宣言

前回のブログに書いた通りカカオ豆を取り寄せてチョコレートを作ってみようと思っていたのですが、こういうワークショップに参加するのが間違いないので良いですね。ジブンデヤッタラゼッタイシッパイスルジシンガアル…。

サステナビリティ(CSR)なカカオ豆


もちもちもちもちさんによる写真ACからの写真

現在のカカオも珈琲も砂糖も茶も、環境的、社会的、経済的な面から考えて、今後永遠に継続可能なものでしょうか。

先日の記事でも少し触れて細かくは記載しておりませんが、カカオも砂糖も珈琲も茶も、環境のことも考えず、人権を無視した奴隷制度により王侯貴族たちの欲を満たすためだけの利権争いの中で成長を遂げていったものと言えます。

プランテーションの拡大により絶滅した植物や動物。
土地を奪われて滅びた先住民族。
人として扱われずに亡くなっていった奴隷と呼ばれた多くの人たち。
焼き畑、大量な農薬散布。

ようやく(21世紀後半くらいから?)サステナビリティ(持続可能な)という言葉が叫ばれるようになり、農園の存在や現状を明らかにした上で販売していく方法が主流になりつつあるように感じます。

筆者はあいにくお茶の分野しかまだまだ勉強できておりませんが(お茶の分野ですら怪しい…)、珈琲は特に早くそういった販売方法に着手し、今後は顧客が商品を購入すると摘んだ日や作った日、ロットナンバーなどが分かるようにシステム化していくと言われています。
▼参照記事:茶の情報をネットで確認できる時代に?インド紅茶局のトレーサビリティ(茶情報追跡)に関する試み

茶の世界でも間違いなくその方向に向かっています。

シングルオリジンティと言われて久しくなりましたが、「とある茶園」の「いつ摘採されて、製茶された」、「ロットNOがいくつ」の紅茶というような販売方法が現在主流です。

それとは別に「ブレンド」や「合組」という販売方法もあるのですがその辺りはまた改めてまとめたいと思っています。
▼参照記事: 紅茶の選び方①-フレーバードティについて-

サステナブル(持続可能)でトレーサブル(追跡が可能)な産地のものを選ぶということが消費者にも求められています。

安ければよい、食べられれば飲めれば良い、ではなく自身で安心安全なものを選ぶという目を養うことが必要になってきています。

ありがたいことに世界中の情報が間違いなく入ってくる世の中になりました。

しかし未だに科学的根拠に基づかない、まるで絵空事のような健康法等が出回っていることもあります。

少し前なら「白砂糖は漂白しているから白くて体に悪い」とか、今なら話題の新型コロナウィルスに「○○茶が効果的」というようなものです。

もしかしたら、きちんと消費者に品質や産地などを明確にしないで販売する方法が主流だったために起こった弊害なのかも知れません。
販売側にも問題があったのかも知れませんね。

でも、今はもう違います。
そして今後はより「正しく作られたもの」が「正しいルートで流通」され「適正価格」で販売されるようになります。

正しいものを見極める力、自身も磨いていこうと思います。
自分で調べる、学ぶ。大事。



結び

たまに真面目なことを書く(?)のですが、筆者自身も日々勉強中で備忘録的にこれらの記事を書いています。
書いたことすら忘れて同じ内容の記事を発見した時に衝撃ったら…←あほ

よって、間違いがあれば訂正しますのでおかしいところは根拠とともにお教えいただければ幸いです。

茶のブログなもので、大好物のチョコレートから必死に茶に繋いだ感が否めませんが、いや、間違いなく農作物という部分での共通点があります。

珈琲や砂糖の歴史や現状についてもまとめていきたい、いくつもり、いつか…。