茶葉を食べる?筆者おススメレシピもご紹介

2020年も1月半ばとなりました。
もう春が近いですね!←早い

少しポカポカした日があると、「あー、いつ茶畑に行けるかなー」「早く茶畑に行きたいなー」となるのはお茶好きあるあるではないでしょうか。
まぁ、実際は一番茶まであと4か月くらいあるんですけれども。笑

今朝お茶の記事で目に留まったものがあったので、ご紹介しておきます。
ケンコーマヨネーズ、 飲むだけにとどまらない「お茶料理」のレシピ(8品)を公開!

ここ数年、茶を使ったお菓子、ドリンクなどなどが世間を席巻していますね。
飲むだけではなく、「茶を食べる」ということがますます注目されてきたように思います。
▼参照:日本茶ノ生餡?緑茶彩米?緑茶を食べるとどんな効果があるの?

「茶を食べる」ことについてまとめてみました。
ありきたりなのですが、筆者おススメのレシピもご紹介しようと思います。

「お茶料理」?


こちらの写真は筆者が以前参加させていただいた生葉を使って料理をするという会のものを拝借しました。

「茶を食べる」、というのは昔からあったことだと思われます。
昔、というのは本当にはるか昔から。
恐らく飲むのと同じくらいの時期から。

茶の原産地に近いと言われている中国やミャンマーの山岳民族たちの中には茶を食べるという習慣もあります。

実際ミャンマーでは<茶の漬物>である「ラペソー」というものが今もあります。


筆者はかなり前にこの本を読んで、茶を食べるということを知りました。
気軽に読めますので見つけたら是非。

また、タイには「ミエン」というものも。
そして、日本は「茶粥」が。

「茶を食べる」レシピ本も実は出版されているのです。


緑茶、烏龍茶、紅茶と使用しているので料理に合わせて茶葉を選択できます。
どれも美味しそうで涎が出ます…!

以前ご紹介した茶梅のレシピも細かく出ています。
▼参照:茶梅を漬けてます。本格的な茶梅ってどんな感じ?煮茶梅は簡単?
▼参照:茶梅その後‐3か月経ちました‐
※実は3か月後の記事を書いた後にカビをはやしてしまいまして。。泣く泣く破棄しました…。
昨年はその時期ものすごくバタバタしていてそういや作ってません…。

また、以前ご紹介した紅茶シロップや紅茶ジャムなども掲載されていますよ!
▼参照:紅茶シロップ(ティーシロップ)の簡単作り方をご紹介。紅茶シロップのフルーツ漬けやティーソーダにもオススメ!

筆者得意(?)の茶葉を使った料理をご紹介!

名付けて【チャノベーゼ】!←安易


バジルで作るジェノベーゼを生葉で作ります。

全く同じ作り方なので非常に簡単!そしてこれ、実は結構あちこちで瓶で売ってます。笑

【レシピ】

・エクストラバージンオリーブオイル 130g
・生葉 50g
・松の実(なければクルミ) 50g
・粉チーズ 25g
・にんにく 5g(できればチューブではなく生)
・塩 5g
・ブラックペッパー(粒) 3g



【作り方】

①松の実(クルミ)を乾煎りしておく。
※筆者は150℃のオーブンで10分乾煎りします。
②生葉を洗って、ペーパーでしっかり水を取っておく。
③生葉以外のものをすべてミキサー(フードプロセッサー)に入れて、かき混ぜる。
④混ざったら生葉を加えてさらに攪拌。
⑤完成

茹でたパスタにそのまま絡めて。
グリルチキンにそのままかけて。
ジェノベーゼと同じように使えます。
味も葉っぱのえぐみや苦みはそれほど感じないと思います。

筆者は他にも「緑茶の白和え」とか「エビの緑茶炒め」とか、「紅茶で煮込んだチャーシュー」とかを良く作ります。
色々と作った結果、柔らかい煎茶の一番茶の出がらしが活用しやすいです。
スリランカとかインドの紅茶は食べない方が…。あくまで個人の経験に基づく感想です。

ちなみにこんなものも発売されています。


業務用に使用することの方が多いと思いますが、ペースト状になっていれば色々と使えますね。
ポタージュとか?
スムージーとか?
ケーキ?
色々と考えるのも面白そうです。

ちなみに、筆者はたくさん作って50gずつくらいに小分けして冷凍しておいています。
使う時は自然解凍で。(若干変色しますが…)

結び

先日「茶畑の二次活用を考える‐茶杓を作ってみる‐」という記事を書きました。
こちらは茶葉の活用というよりは茶畑の副産物の活用ですが…

「耕作放棄地」の茶を摘むことが許されていて、茶葉を活用できるのであればお茶好きな方たちが集まってお茶摘み、製茶体験等が出来ると思います。

そこで摘んでくることが出来たなら、お茶を作ったついでにこうして生葉を食べてみるというのも面白いのではないでしょうか。

また、お茶摘みや製茶体験を行っているところでは、よく「茶葉を食べる」という体験もさせていただけます。(新芽のてんぷらは最高!)

恐らく今年も一番茶の時期(農家さんのド繁忙を避けた時期)などにあちこちでこういった体験を行うと思います。
気になる方はチェックしてみてください。

ただし!!!
生葉はカフェインやカテキンがそのまま摂取されます。
そのため、あとで胃がやられたり、気持ち悪くなったりする方もいます。(特に一番茶)

あまり大量に摂取しないことをお勧めします。。

今年も茶畑が呼んでるよー!!!←早いw



頻度が多く、長期間に渡って茶を飲んでいる人ほど鬱になりにくい?シンガポール在住高齢者での研究結果

少し前のものですが興味深い調査を行っているという記事を見つけたので、調べてみました。

茶を長い期間、定期的にお茶を飲んでいる人の方が鬱になる方が少ない、という研究結果をシンガポール国立大学の研究チームが発表したそうです。(2017年6月)

シンガポールで過去からずっと、現在でも定期的に茶を飲んでいる高齢者を対象に茶を飲んでいない人に比べて鬱傾向が低いという結果が出たとのこと。

似たような調査は中国でも行われていました。

シンガポールの研究がどのような内容なのか、筆者が分かる範囲で調べてみました。



調査の内容について


【質問内容】
登録時もしくは45歳の時点で次の各食品または飲料をどのくらいの頻度で消費しますか(していましたか)?
対象の茶は緑茶、中国の烏龍茶、英国式紅茶。
つまり、これでお茶を飲んでいる人は15年ほど継続して茶を飲んでいるということが分かる。

【選択回答】
・ほとんど飲まない、もしくは稀に飲む
・月に1回以上、週に1回未満
・週に1~3回
・週に4~6回
・1日に1~2回
・1日3回以上

【被験者】
シンガポール市民とジュロン島に居住する60歳以上の永住者、614人
(「食事と健康的な高齢化研究」(Diet and Healthy Aging (DaHA) study)から抽出 2011年7月に開始)

【調査方法、内容】
訓練を受けたスタッフたちが訪問しアンケートを行い、Training and Research Academy at Jurong Point (TaRA@JP)で調査と評価。

うつ病のレベルは15段階の「老人性うつ病診断(GDS-15)」で測定。
不安の重症度は20項目の「老年不安尺度(GAI)」で測定。
スコアが高いほど重症度が高い。

「年齢、性別、民族、婚姻状況、学歴等の社会的要因」と「病歴や病状」はインタビュアーがヒアリング。



結果としてどうなの?

残念ながら詳細な結果については論文を購入しないとわかりませんので途中で挫折しました…。

中国の高齢者の研究結果では65歳から79歳までの男性のみに「長期的に茶を飲むこと」が軽度の鬱や不安症状を防ぐ効果があったとのこと。
(調査内容としては、2005年から2014年までの「長期健康寿命調査(CLHLS)」を利用して13000人に及ぶ中国の高齢者のデータを分析したもの。)

シンガポールの研究結果は中国の研究結果に合わせて【茶種】を加えたことで、どのお茶が鬱に効果的かということが具体的になったそうです。

また、今後も継続して調査は行っていくようですが、現時点でも「長期に渡って定期的に茶を飲むこと」は抑うつ及び不安症状の軽減に効果があるとしています。

詳細が気になる方は是非論文をダウンロードしてみてください。
Associations of Long-Term Tea Consumption with Depressive and Anxiety Symptoms in Community-Living Elderly: Findings from the Diet and Healthy Aging Study

結び

毎日世界の茶のニュースを少しずつでも読むようにしているのですが、「茶の効能」についての研究は世界中で非常に多く行われていると感じます。
▼例:烏龍茶が乳がんの予防に効果があるという研究結果について-薬事法とかいろいろと-

「ふむふむ」と読んでみるととんでもない内容(嘘ばかりや適当なもの)の時もあるのですが(どこの国でも同じ笑)、数千年にもわたって人間がお茶を飲み続けているのはやはり何かしら体に効果をもたらすからだと思います。

テアニンの効果でほっとしたり、リラックスしたり、カフェインの効果で夜中まで仕事を集中して出来たり。

とはいえ、毎回書いていますが、「茶=薬」ではないためご注意を!
▼参照:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?

どの茶種が一番高齢者の鬱に効果的なのか、他にも茶を飲むことでもたらされる効能は非常に気になりますので今後もこういった記事には注目していきたいと思います。



茶畑の二次活用を考える‐茶杓を作ってみる‐

筆者は自己紹介でも書いておりますが、以前お茶カフェを経営しておりました。
そして今は趣味程度に茶畑を借りて、お茶作りをしています。
とはいえ、始めたばかりですので成長の過程を今後一緒に見ていただくような形になると思います。
▼参照:茶を育てるー挿し穂から挿し木編①




茶の木を植えて、育てて…となると最低でも5年はかかります。

筆者の相方の畑は、40年ほど前に非常に生産性が高いと言われる「やぶきた」という緑茶用品種を植えた場所をそのまま借りている状態です。
残念ながら茶の経済年齢も越えています…

小さい茶葉をいくつか借りているのですが平日サラリーマンなもので土日に作業をするしかなく、手が入れられないような畑も出てきています。

そういった畑を茶の収穫が出来ない時期や違った活用方法がないかと考えて、ひとまず思いついたことをやってみています。
恐らく多くの茶農家さんがすでに実践済みなのでしょうが、初心者目線で…。

竹を切って、茶杓でも作ってみようかな

茶杓ってこれです。

茶畑の周りには多くの竹がにょきにょき育っています。

自分が知っている農家さんも春になると筍が採れる(採らざるを得なくなる)と言っている方が多いです。

どういういきさつで竹がこれほどまで繁殖するのか不明ですが、竹は根っこが横に伸びるためあちこちから出てきて大変のようです。
静岡のとある農家さんは、昔筍を採るために植えたけれど、海外のものに価格競争で負けて放棄されたものだと言っていました。場所にもよると思いますが。

確かに気づくと茶畑の真ん中に竹がそびえたっていることがあり、ビビります。
雨後の竹の子ってこのこと…?というくらい梅雨明けは酷かったです。

茶杓を以前から作ってみたかったため、細い竹を2,3本切ってきました。


太い竹は他に利用しようと思って、今考え中。


枝分かれしている部分をナイフで削り、ひとまず一本の細長いものに。


竹は「油抜き」をしなければならないそうで、まずは茹でて…と思ったのですが、我が家の一番大きなフライパンでも足りない…。

飛び出てしまった2本は諦めてガス火で炙りました。




油なのか土なのか不明ですが、汚れがつきます。


一応こんな感じ。
炙ったものは見事に焦がしたところもありますが、まぁご愛敬。


こんな感じの中国茶や台湾茶に使うものでもよいかと思って、太いものと細いものを用意してみました。

これを削って、色も塗ってみようかと思っています。

竹を使う時の注意点

切った竹は水分が多く残っているため、2週間ほど干しておくとよいそうです。

そして、油抜きを行います。
筆者は今回竹を扱うのも初めてだったので、YouTubeを参考にしてやってみました。

上記のものは炭火ですが、家庭用のガスコンロで行っている方も多くいらっしゃいました。

ちなみに、「火で油を抜く方法」と「湯で油を抜く方法」があるそうです。

茶畑の二次利用について考える

トップ画像の写真は2019年のGWに香川県に行ったとき、至る所にあった「耕作放棄地」の茶の木です。
▼参照:旅の思い出2019年4月‐第28回さぬき二ノ宮ふる里まつり(香川県)‐


お分かりになりますでしょうか。


赤い部分が管理している茶畑。
緑の部分は耕作放棄地。

そして、トップ画像のように手入れをされない茶の木はおばけのようになります。。

こうなってしまうと野生動物も当然居ついてしまいますし、今更手入れをするのもかなり困難。
それでもお茶好きはそんな野生児も愛おしく感じるっていう…w

昔たくさんあった茶畑は高齢化によってどんどん手放され、ただのジャングルになっているところが少なくありません。
そこを新たに活用しようという一部の動きもありますが、茶業自体の低迷により担い手も少ない現状のようです。

筆者の相方は一時期専業のように茶業を行っていたため、農地を借りることもできたのですが、新規参入(もしくは兼業や趣味程度)の方は実はかなり大変です…。

これだけ担い手が少なくなって、放棄茶園が増えているー!どうにかせねば!とあちこちで声高に叫んでいる割には、茶業に携わるには煩雑な書類を提出したり、指定の場所で1年間ほど修業をしなければならない等があります。
この辺りはいずれまた実体験を元にまとめてみたいと思います。

とはいえ、少しずつ茶農家や茶業を盛り上げようとする活動も増えていますし、イベントも増加しています。
「耕作放棄地」を活用していこうという活動も見かけることが増えました。
こういったものもまとめていきたいですね。

筆者もまだまだ茶に関わる末端に片足を入れようとしているくらいの状態のため多くは分かりませんが、今後改善されていき、茶業の未来は明るいと信じたいです。

ひとまず筆者は折角相方の茶畑があるので、出来るだけ楽しく遊んで…活用していきたいと思っています。



結び

茶杓については、もう少し回数を重ねてうまく出来たらアップしていきましょうかね。

竹は冬に切るとカビなどはえずに使えるそうなので、これは茶畑が休眠している間のチャンスです。
竹かごとかも編んでみたいものです。

茶畑にはびこる蔓でもリースを作ってみたので、こちらも今度アップします。
あ、センスはないです。だってやったことないもん。

【実験】玄米茶をちゃんと玄米で作ってみた(完結編)

2020年、あけましておめでとうございます。
今年ものんびりとブログを更新していきたいと思います。
(いえ、サクサクと毎日更新するのが当初の目標だったのですが…)

年末から持ち越しの「玄米茶を作る」シリーズ完結編(?)です。
年明けですので、今回もゆるさ爆発です。

そして、今回はちゃんと玄米を買ってきました!←



玄米って?

白米を精製する前の状態のものです。
胚芽や糠がついた状態で、そのまま炊いて食べると歯ごたえがかなりあります。
一時期やたらと玄米でダイエットが流行った時がありましたね。
白米に比べて消化しにくいのでおなかにたまるそうです。

また、ビタミンB1などの栄養素も白米より多いので、健康食品やダイエット食品としても販売されています。


とはいえ、筆者は玄米を自分で炊いたことがないため、詳しいことは分かりません。
今回初めて購入したので食べてみたいと思っています。
▼参照:実験】自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる

今回の材料と作り方について

【材料】

・玄米 大さじ2
・皿
・電子レンジ

【今回の作り方】


皿に大さじ2の玄米を満遍なく広げて、電子レンジ600W。


30秒ごとくらいに開けて、かき混ぜて再度チン。
次第にポンポンと爆ぜてきます。


どこら辺が止め時なのかいまいちわかりませんが、こちらで4分。
一部若干焦げた感じもありましたが、ひとまずセーフ。

熱いのですが、そのまま食べると非常に美味。
ちょっと岩塩でもかけて食べたら最高のおやつです。

実は電子レンジで作る前に焙烙でやってみたのですが、焦げ焦げになってしまいました…。

焙烙ってこれですね。


ほうじ茶を作る際に主に使用しています。
ごまとかスパイスとかを炒る時に使っている方もいらっしゃいます。

火が満遍なく入り、フライパンより手軽に炒ることができますので是非一つはおうちにあってもいいと思いますよ。


焙烙で焦がしてしまった玄米…。
黒ゴマ…?ってなっています。(;^_^A
でももったいないので、こちらは鍋で煮て飲みました。(栄養豊富だっていうからさ)


こんな感じで20分くらい煮込みました。



飲んでみよう

今回は深蒸しのつゆひかり(品種名)を混ぜてみました。
色々調べてみると、玄米:煎茶=1:1くらいが良いようです。
でも、玄米がいっぱいあったので、今回は2:1くらいの割合。


おお、なんかそれっぽい。←


たっぷり熱湯を注いで、飲みましょう。

ほっこり。

結び

お正月のおせち料理など豪華な食事で胃が疲れた時には玄米茶やほうじ茶は良いですよね。
▼参照:ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
▼参照:年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸
▼参照:【実験】 自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる
▼参照:【実験】玄米茶を白米で作ってみる(失敗編)

以前よく行っていた日本茶カフェで3煎目に玄米を入れて味変して飲む方法を提案されていました。
そのサービスが非常に嬉しかったのを覚えています。

フライパンで炒る方法もありますが、案外電子レンジ万能かもしれません。

どのみち焙烙やフライパンでもずっと混ぜている必要がありますし、電子レンジの30秒ごとくらいに混ぜて4分しかかからないならこちらの方が楽かと思います。

あと、深蒸し茶だと色も緑ですが、普通の煎茶ですと玄米の色も相まって、綺麗な黄金色になります。

これ、合わせる茶の種類を変えて色々ティスティングしたい衝動にかられています。
また実験ブームが来たらやってみようと思います。

あ、玄米茶とほうじ茶の記事が2,3個あってすみません…。
以前に書いたことを忘れて重複して書いてました…。無念。

【実験】玄米茶を白米で作ってみる(失敗編)

もう2019年も終わろうとしていますね。
個人的に盛りだくさんな一年だったため、穏やかな今が幸せに思う年末です。

そういえば昨年の同じ日はほうじ茶を作ってました。
▼参照:年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸
そして実は、玄米茶を作ろうという記事も以前に書いていました。←!!!
▼参照:自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる

ちなみに今年は夏に水出し緑茶を作り過ぎてほとんど消費してしまい、ほうじ茶を作るほどの在庫がなかったために冬用ほうじ茶を買いました。(正しいお茶の買い方)
▼参照:緑茶の水出し?淹れ方でカフェインの量は変わる?

残らないのがベストですよね、ほとんどの緑茶は劣化が早いので。
劣化せずに保存できる場合もあります。
▼参照:世界お茶まつり2019!<セミナー編③>「日本茶のビンテージを知る」



玄米茶とは?

読んで字のごとく、【玄米入りの茶】です。


手軽に手に入れられる価格のものは番茶を使用しているものが多く、カフェインも少なめで香ばしくほっこりした味わい。
ペットボトルでも多く出ているので飲んだことがある方は多いのではないかと思います。

ほうじ茶と同じくらい寒い時には飲みたくなるお茶です。

玄米を煎ったものを番茶(煎茶の場合も)に入れて販売されています。

どこの文献で見たのか忘れてしまって申し訳ないのですが、古くなった餅をあぶって茶に入れたのが始まりだとかなんとか。
玄米関係ねぇっていう突っ込みは聞き流します。

ただ、白米を入れているものもありました。(ということは前回の記事でも書いているのですが…(涙))

玄米茶

丸八製茶場のほうじ茶は非常に有名で、ペットボトル販売、スターバックスでの商品、北海道の有名菓子メーカー六花亭での茶葉販売等々、全国あちこちで提携をしています。

筆者も愛用している一人。

生産者の方に伺うと、「あの焙煎技術はすごい」とのこと。

実際に作ってみる

【材料】
・炊いた米(乾燥後) 4g
・煎茶 4g

【作り方】※今回失敗なので真似しない方が良いかと思います

①炊いた米をオーブンで乾燥&火入れ

180℃のオーブンで20分ほどやってみたのですが、ここでもっとやるべきでした…。

②茶と米を1:1で急須に入れて湯を注ぐ

番茶がなかったため、普通煎茶を使用。

もうさ、この時点で「急須にうっかり米落としちゃった」っていう状態なわけ…。

③飲む

…うん。
ね。

まぁ、玄米の味なんてとんとしないし。
美味しい煎茶をいただきましたとさ。



結び

店に立っていた時は暇があれば常に何か実験を行っていたのですが、会社員になると時間も限られているためこういった長期の休みの時に遊びたくなるものです。

お茶飲んでごろごろ。
最高の幸せですねぇ。
あー、これでお金入ってきたらいいなーw

実験もシリーズ化したいもんです。

年末なもので、かるーい内容にしてしまいました。(?)

寒い時期にはとっておきのチャイを。チャイの作り方のご紹介

朝起きると寒くて布団から出られない冬。
まずは目覚めに甘いミルクティを淹れるのが筆者の長年の習慣です。

時には鍋で煮込んだチャイもいいものです。

甘くて、ミルクたっぷり。
テンションが上がること間違いなしです。



チャイとは?

筆者は長らく煮込みのミルクティを「チャイ」と言っています。
他にも「シチュードティ」や「インディアンミルクティ」というような名前もあります。

「チャイ」と言ってしまうと、スパイスたっぷりのインドの飲み物を想像する方がほとんどだと思いますが、スパイスが入っていなくてもミルクで煮込んだものは「チャイ」と呼んでいます。(きっぱり)

シナモンを入れたものは「シナモンチャイ」。
マサラスパイスを入れたものは「マサラチャイ」。

と筆者は定義しています。

販売している茶葉でスパイス入りの「チャイ」と名前がついているものもありますので、別にいいのではないかと。
例えばこちら。

というか、そもそも「チャイ」は「茶」の意味ですからねーという認識。

筆者の「チャイ」の作り方はこんな感じですというご紹介ですので、ご参考までに。

【用意するもの(カップ2杯分くらい)】

・手鍋
・水 150㏄
・茶葉(CTCの細かいものがおススメ) 12gほど
・牛乳(ノンホモの低温殺菌牛乳がおススメ) 300㏄
・砂糖 大さじ2杯ほど

今回使用したのはケニア、アフリカ(マラウィなど)のCTCを混ぜ合わせたものです。(なぜならそれぞれ3gずつくらいしかなかったから(笑))

こういったコロコロとしたCTC製法の紅茶がチャイには合います。
(大きい葉のものでも出来ますが、CTCだと抽出が早いこと、味がしっかりしていることがありますのでおススメです)

結構量が入って安いので、ざぶざぶ入れて飲みましょう。

【作り方】


①まずは手鍋に水と茶葉を入れて煮立つまで待ちます。
煮立ったところに砂糖を入れて、1分ほど弱火で煮立たせます。
スパイスを入れるならここで投入し、一緒に煮込みます。


②ミルク投入
筆者の好みだと「ノンホモの低温殺菌牛乳」で作るのがおススメですが、毎日飲むと経費(?)がかかるので一般的な「UHT牛乳」を使用します。

※「ノンホモの低温殺菌牛乳」は脂肪球の大きさを揃えずに(ノンホモジナイズド)63℃~65℃くらいで30分殺菌しているもの。(75℃で15秒殺菌のもの等もあります。)
「UHT牛乳」は一般的にスーパーで売っているもの。120℃~130℃で2,3秒殺菌。
▼参照:筆者お勧めの本①‐「人とミルクの1万年」‐
▼参照:紅茶のミルク後入れ派が8割?!2003年王立科学協会の発表から15年





③インド風にかき混ぜる
インドのチャイ屋で見るとお玉でがちゃがちゃとかき混ぜているので真似をしています。
こうすると味がまろやかになるとかなんとか。でも確かにまろやかに感じます。


④空気を含ませながら茶葉を濾し、器に注ぐ
インドのチャイはあまーくて、ぬるいです。
空気を含ませながら高い位置から注いであげると丁度良く冷めて飲みやすくなります。
容器を二つ持って、何度か移すパフォーマンスを見たことがある方もいると思いますが、あれは温度を下げる効果もあるようです。

最近はありがたいことにこういった動画が見られますよね。
自分がお茶に興味を持ち始めた頃はまだ動画なんて当たり前じゃなかったんだよなー。


⑤完成
これで2人分くらいあるのですが、筆者はがぶがぶ飲みたいので500㎖入るこちらのグラスを愛用。


このグラスは耐熱で割れにくいので、夏はアイス、冬はホットで年中使えます。
カフェで利用している人も多く、筆者も使っていました。
非常にお気に入り。

結び

トップ画像の茶色い器はクリと言う素焼きの器です。
昔はこれにチャイを入れて、そのまま投げ捨てて土に返したらしいのですが今はほとんど見られないようです。

グラスだったり、プラスチックだったり。

牛乳ではなく豆乳で「ソイチャイ」も作れます。
ソイチャイを作るなら個人的には「調整豆乳」がおススメ。
「無調整豆乳」だと豆感が強すぎて、スパイスなどを入れても豆に負ける感じがします。

また、手鍋でチャイを作ると洗うのが大変…という方も多いと思います。
確かにこびりつくので落としにくいです…。
その場合は「だしパック」などに茶葉とスパイスを入れて煮込んでもオッケー!
チャイ用のティーバッグなども販売しています。

煮込まずに、電子レンジで作る方法もあります。
やり方は色々あるので検索してみてください。

筆者はマグに水とティーバッグを入れてレンジで温め、その後ミルクを入れてさらにレンジで温めて作る方法でやってます。

チャイの作り方は検索すればいくらでも出てきますので、ご自分に合った方法で作ってみてください。
慣れればとっても簡単。
体がホカホカ温まって、パワーが湧いてきます。

寒い朝に是非どうぞ!

筆者お勧めの本①‐「人とミルクの1万年」‐

筆者は非常にミルクが好きです。
前にも熱くなり過ぎた記事があります。よろしければこちらをどうぞ。

紅茶とミルクが切り離せないものであるということもありますが、ただ単純に昔から好きだったという理由です。
コーンフレークにもドバドバかけます。(ミルクボーイ、M1優勝おめでとう!2019)

そんなミルク好きな皆様に筆者お勧めの本をご紹介したいと思います。
紅茶好きな方にはきっと役に立つ本だと思います。



人とミルクの1万年

20代後半を青年海外協力隊としてシリアで過ごした著者は、牧畜で生計を立てているアラブ系牧畜民のベドウィンに出会います。

夏には50度以上にもなるシリア砂漠で牧畜をしながら暮らしている彼らから乳の活用方法を学び、興味を持ち、世界中の乳文化についてフィールドワークしたものをまとめた本です。

タイトルの「人とミルクの1万年」は、現在(こちらの本が発行された時点)、人間が牧畜を始め、乳製品の加工をしていることが確認されているのは紀元前7000年前くらいまでだそうです。

科学的に明らかにされている人類の乳製品の利用は8000~9000年前まで遡ることが出来ています。

しかし、今後新たな土器や古代の彫刻等が出てきて、事実が明らかになっていくとに希望を抱いて、【1万年】としているとのこと。

西アジアで発生したと考えられている乳文化が世界に広がり、どのような変化を遂げていったのか…。

筆者おススメポイント


cheetahさんによる写真ACからの写真

筆者はこの著書を何度読んでも感動するポイントがいくつもあります。

①家畜利用を始めた人間の知恵

②家畜たちの生命の神秘

②母乳の活用の仕方

などなど。
もうそこかしこに面白さが隠れているのですが、そこは是非読んでいただきたいので少ないポイントに絞ってご紹介したいと思います。

家畜利用を始めた人間の知恵

紀元前8700年~8500年ほど、狩猟をして野生動物を捕らえることから家畜を飼って肉を得るという生活に変化します。

4000種以上いる野生の哺乳動物の内、家畜化された動物は20種類ほどですが、
①群れを成す
②気性が(割と)大人しい、家畜化すると大人しくなる
という特徴があります。
羊とかヤギとか、牛とか…。

家畜を飼ってその肉を食べるということは、年間通して飼料が必要となりますので、それならば野生動物を狩る方が楽であったはずです。

それなのに、なぜ家畜を飼うのか。

その理由は本文から引用します。
「それでもなぜ、人は効率的ではない反芻動物を飼おうとしたのでしょうか。
ここで、ミルクの登場です。
ミルクを利用するという生業は家畜を殺さず、生かしたまま食料を利用するという活動、つまり、家畜という元本を残しておき、ミルクという利子によって生き抜いていくという生存戦略です。

筆者はこの一文を読んで震えました。

酪農や牧畜というものがあることは当然知っていましたが、人がより良く、効率的に生きていくための進化によって生まれたのだということを知り、感動すら覚えました。

日本のほとんどは農耕民族ですし、温暖な気候であり、海にも囲まれているため、食料に困ることはなかったのではないかと思います。
(貧富の差などは別として)

しかし、乾燥地帯、砂漠地帯に住む人たちにとって、反芻動物(牛や羊のように4つの胃を持ち、栄養価の少ない草を反芻しながら生きていく動物)の乳を利子として活用することは本当に理にかなっています。

人間の知恵って本当に素晴らしい…!




家畜たちの生命の神秘

家畜たちは家畜であるが故に、人に管理されて繁殖等を行っていきます。

本の中で紹介されているシリアでは、羊やヤギが主で家畜として飼われています。
そしてベドウィンたちは生活の多くをそのミルクに依存しています。

しかしながら、母乳というのは当然子供が生まれたら出るようになるもので、子供を守るために母親が血液から作り出すものです。

母親は8月以降の少し日照時間が短くなる頃から発情し、交尾、妊娠。
およそ5か月、子畜をおなかに宿して、1月2月の一番寒い時期に出産します。

シリアは地中海性気候のため、雨季と乾季があり真夏はかなりの高温で、植物も枯れ果ててしまいます。

一番寒い冬に出産し、しばらくの間母畜は子畜に乳を与えます。
3か月ほどして哺乳時期が終わると、気温も上がり草木が茂っています。
子畜たちは体も大きくなり、乳から草木を食べるようになるのです。
その土地の気候に合わせて、発情、出産を行う動物たちにも感動してしまいました。
牛乳は常にスーパーにあるものだから、そういう自然の摂理を忘れてしまうのでしょうね…。

③母乳の活用の仕方

母畜がまさに命を張って子畜を守るために出す母乳を、人間は横取りするのです。(こう書くと酷い…ってなる)

その横取り方法がなんとも興味深いのです。

まず、子畜に哺乳させます。
その後、子畜を引き離し、母畜に顔が見えるように繋ぎ、人間がこっそり母乳を搾取。
やっぱり、酷い…。

そして、搾乳した乳を人間は様々な方法で加工をし、食料不足や冬に備えて備蓄するのです。

シリアでは、母乳からまずヨーグルトを作り、ヨーグルトからバターを。
バターからバターオイルを作り、バターを作った際に残ったバターミルクからチーズを作ります。

温暖差があるシリアとは違って、年間暑く家畜がいつでも発情するインドでは、生乳でチャイを作ります。
ヨーグルトからバターを作ったりもしますが、チーズは作りません。
年中ミルクが採れるからです。(保存の必要がない)

そして、インドは乳菓子も作ります。

シリアなどの西アジアで発生したと考えられている乳文化が広がり、各地で乳製品の加工が行われるようになり、それぞれの国で様々な加工方法が発達します。

野生動物を家畜化し、その生存サイクルに合わせて人間が工夫をして利子(母乳)を利用する様が圧巻です。

他にもポイントはいっぱいあるのですが、とにかく読んでみてください…!!!読んだらわかる面白さ!!!←語彙力貧困

結び

少し前にクロテッドクリームを作った記事を書きました。
クロテッドクリームはヨーロッパ(イギリス)で発達した乳文化です。

そしてイギリスは酪農が盛んで、紅茶にもミルクを入れる文化があります。

また、ヨーロッパの一部で作られているチーズは西アジア等で生まれたチーズとはまた別のものだそうで、こちらも興味深いです。
チーズも大好物…!

茶に興味を持つと、茶にまつわるものにも興味を持つようになり、永遠に勉強だなぁと日々思います。
そしてそれが非常に楽しいのです。

かなりマニアックな記事が多いブログにはなっておりますが、ご興味持っていただければ非常に光栄です。
よろしければいいね、シェア、お願いします。(^^)/

茶畑からアブラヤシ畑に?!アッサムティの危機?

昨日少々気になるニュースを見つけました。
元記事はこちら

インド茶協会(ITA)は茶の価格に対する不満を抱えた現状から、茶畑をアブラヤシ畑に変えてしまおうとインド紅茶局に進言しているとのこと。

アブラヤシはパーム油を作ることができ、インドはパーム油をほぼ輸入に頼っているため大きな利益が見込めると考えているようです。

茶畑が無くなってしまう…?!



パーム油とは?


▼出典:http://www.bctj.jp/3minutes-palmoil/

パーム油とはアブラヤシから取れる植物油です。
ココナッツオイルも椰子から取れるものですが、栽培から精製までは全く異なっているようです。

アブラヤシは年間通して実をつけるため、単位面積当たりの収穫量が他の植物油に比べて圧倒的に高いのです。
大豆油や菜種油に比べて10倍程度の生産量があるため、当然価格は安く世界中で使用されている植物油です。
工業用だけではなく、食用に多く使用されています。

食用で利用されているのは例えば、チョコレート、アイスクリーム、カレールー、マーガリン、ホイップクリームの代替品、インスタント麺やスナック菓子の揚げ油などなど。

工業用に使用されているのは洗剤、シャンプー、歯磨き粉などなど。

恐らく今日本で暮らしている上で無意識に使用していない人はいないと思われます。

また、全世界の供給量の80%以上はインドネシアとマレーシアで賄われています。

パーム油の何が問題か?





筆者はただ単純に「茶⇒アブラヤシ」に農地転換していくことが問題だと思っていました。
それは世界一を誇るインド茶の生産量が必然的に減少することになるからです。
インドの紅茶を昔から愛飲している人間としては非常に切ない…

しかしながら色々と調べているうちに、アブラヤシ栽培による環境問題やパーム油を作るときに発生するトランス脂肪酸の問題にぶつかりました。

こちらのニュースによれば、インドでは州により茶栽培の土地の使用方法を定めているそうで、すでに西ベンガル州では部分的に「茶ではないもの」を栽培することが許されているとのこと。

そして、西ベンガルに追随してアッサムでも「茶ではないもの」を栽培する許可がおりるように期待していると。

西ベンガル州
↑赤い部分が西ベンガル州の位置、有名なダージリンも含まれます。
アッサムは赤い部分の右側に当たる場所です。

あまり利幅のない茶に代わるものとして、国益が見込めるアブラヤシの栽培を求めているという話は、一見致し方ないことのようにも思いました。(あくまでも素人の意見です)

しかし、アブラヤシの栽培地を確保するために熱帯雨林の木々が伐採され、燃やされ、多くの野生動物たちが住処を失っているということも現実に起こっています。
▼参照:WWFジャパンHP

また、パーム油を採るために駆り出される児童労働問題、強制労働問題等様々な問題を抱えています。

現在はRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil、持続可能なパーム油のための円卓会議)が開催され、アブラヤシの生産者、農園を所有する企業、アブラヤシを加工する会社、スーパー等の小売店までが参加して、「持続可能なアブラヤシの生産と利用」について議論が行われ、「RSPO認証」を得たパーム油が増えてきているようです。

アッサム茶の今後は…?


先日の記事でアッサムの地理的表示(GI)保護制度について紹介しました。

アッサムの土地で作られて製茶されたものにマークを付けて、国が保護をしていくというものですが、もしアッサム州がパーム油の栽培にOKを出した場合、どうなっていくのでしょうか。

アブラヤシは実を採ってすぐに加工しないと品質が低下するため、近くに搾油工場を設けなければいけないそうで、莫大な敷地を必要とします。

アッサムは広大な平野が広がっているため、確かにアブラヤシの栽培には適しているように思います。
逆にダージリンなどは急傾斜が多い場所なので、アブラヤシ栽培には適さないのでは…?

しかし、アッサムはインドでの一大産地であり、輸出も多くされています。

アッサム州としてどのような判断を下すのでしょうか。
今後話し合いが行われていくのか、注目です。



結び

アッサムで作るチャイ(煮込みミルクティ)はとても美味しいので、もしこのニュースの通りになったら、個人的に非常に悲しく思います。

今の自分に出来ることは何かと考えると、ただ少量のアッサムティを購入することくらいで、何も力になれない無力さを感じます…。

環境問題、人権問題などなど、プランテーションの管理には様々な問題がつきものです。
長い茶の歴史を見れば、茶も同じような部分を抱えてきています。

簡単にどうのこうのと言える問題ではありませんが、今後も茶産地の動向は常にチェックしていきたいと思います。

最近割と真面目なものばかり書いている気がしますね…。(;^_^A

新年には大福茶を飲んで無病息災を願いましょう!ところで…大福茶って何?

お正月には「大福茶」を飲んで、一年の無病息災を願いましょう。

とか言いながら、関東以北に在住が多い筆者は「大福茶(おおぶくちゃ)」なるものを知ったのが10年ほど前のことでした。

関西方面の方は割とメジャーだそうで、子供の時から知っていたと言う知人もいます。

「大福茶」、ご存知ですか?



大福茶とは?

日本の食べ物用語辞典によれば、

「大福茶(おおぶく茶・おおぶくちゃ・obukucha)は、京都で正月に一年の無病息災と長寿健康を祈って飲む習慣のある縁起物の茶。
昆布(結び昆布)と梅干(福梅)を茶碗に入れ茶(主に煎茶や玄米茶)を注ぐ。
京都以外でも飲む習慣のある場所はあり、地域によっては正月のほか結婚式などの「ハレの日」に飲む場合もある。」

とあります。

大福茶の由来は?

こちらは京都の六波羅蜜寺のHPに記載があります。

「天歴5年(951年)空也上人が京畿に流行した、疫病退散を願って十一面観音像を造立した(六波羅蜜寺の創草)とき、御仏を車に安置して市中を曳きまわり、青竹を八葉の蓮片に割ってこれで茶をたて、中に梅干しと結昆布を入れ仏前に献じた茶をまず天皇に、そして病者にも授け、念仏を唱えられたところ、たちまち病魔が鎮まったという。」

今は一般的に【大福茶】と書きますが、六波羅蜜寺では【皇服茶】と記載がされています。
天皇(当時は村上天皇)が服した茶、という意味から【皇服茶】と書かれており、今も正月三が日には振舞われるそうです。

空也上人は上記写真の方です。
社会科の授業で見てますよね。
筆者は昔現物も見に行った覚えがあります。
口から出ているのは、念仏を唱えると6体の阿弥陀様が現れたという伝承に基づいているそうです。

空也上人が庶民に茶を振舞った平安時代中期はまだおそらく貴族にとっても茶はかなりの貴重品であったろうと思われます。
ようやく天皇が薬として飲んだと史実上で出てくるのが815年ですから。
そして、「茶=薬」の時代でした。
▼参照:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?

そんな時代に空也上人は庶民に茶を振舞ったというのですから、今の時代まで名を残している訳です。偉人…!

そして、その時の疫病がどんなものかは分かりませんが、現代で確認されている薬効成分が効いたとするならば非常に興味深いです。
論文書けそう…



2020年のお正月には大福茶を飲みましょう!

という訳で、間もなくやってくる2020年の幕開けに大福茶を家族で飲むのはいかがでしょうか。

【材料】
・茶(煎茶、玄米茶、ほうじ茶、お好みで良いと思います)
・梅干(はちみつ漬けでもカリカリ梅でも)
・昆布(結んでいるのがベストですが、結ばなくても気にしない)

家にあるもので十分だと思います。
筆者は毎年トップ画像にあるように梅干しを少しと昆布を簡単に結んで飲んでいます。

思えば…梅昆布茶ですよね。笑

ちなみに、最近はネットでも購入できるようになっています。

金粉が入っていたり、高級な煎茶を使っていたり、様々な大福茶が販売されています。

近くのお茶屋さんでも販売しているところはあると思いますので、是非足を運んでみてください。

結び

年末にはお茶屋さんも大セールを行っていたりします。
もうあと数か月後には新茶が出てきますしね。今から楽しみ…

この時期、風邪予防にお茶でうがいもおススメですし、購入して残った煎茶は焙じてしまいましょう。
ほうじ茶が家にたくさんストックがあると、筆者はなぜか幸せを感じます。

ほっこりとした香りでしょうかね。

▼参照:茶うがいは効果ある?効果的なうがい方法は?
▼参照:ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
▼参照:年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸

そして、是非お正月には自分と大切な人の無病息災を願って、大福茶を召し上がってみてくださいね。

 

紅茶がタバコに?!その名はNICOLESS(ニコレス)!

茶とニコチンの関係第二弾。
第一弾はこちら




第一弾の件で色々と調べているうちに、知らずに驚いたことがあったのでご紹介します。

茶を嗜む方は割とタバコを吸わない方が多いので、実際吸った感想はまだヒアリングできていないのですが、非常に興味があります。
カフェで長らく働いていましたが、珈琲とタバコは鉄板でしたけどねー。

「NICOLESS(ニコレス)」とは?

ニコチンがゼロという加熱式タバコです。

タバコ葉を燃焼させて吸うのが紙巻きタバコ
加熱式タバコヒートスティックというタバコ葉を加熱をしてニコチンなどを摂取するものです。
加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて、タールが含まれず有害性が1/10になるとか。

加熱式タバコで有名なものだと「IQOS(アイコス)」でしょうか。

上は「IQOS(アイコス)」本体ですが、これに別途ヒートスティックという紙巻きタバコに似た形状のスティックを差し込んで吸います。

「IQOS(アイコス」本体を利用してNICOLESS(ニコレス)は吸えるとのこと。
(アイコスのヒートスティックとして吸えるということですね)

ニコレスは加熱して成分を吸入するのですが、タバコ葉ではなく、なんと茶葉を使っているそうです。
ここにびっくり。

NICOLESS(ニコレス)のHPには
「上質な茶葉を使用した独自製法
茶葉の産地として有名な武夷山の「正山小種(紅茶の一種)」を使用した独自製法により、ニコチン0㎎を実現」
とあります。

正山小種を加熱して吸うとな…?!

茶葉を吸うってどうなの?

正山小種、特に燻煙されている一般的にラプサンスーチョンと呼ばれる紅茶を飲んだことがある方は「あ、わからなくもない」と思われると思います。

筆者も同じです。
松の木で燻煙した茶葉はスモーキーで、どこかタバコの煙に似た雰囲気を持っていますので、そのように思う方は多いでしょう。
▼関連記事:Twitterで話題になっていた「自家製正山小種(ラプサンスーチョン)」をやってみた


こちらを独自の製法でヒートスティックにし、吸うということのようです。。

ただ、色々調べてみたら麻薬を吸っていたビートルズのポールマッカトニーやジョンレノンは紅茶中毒でもあったそうで、トワイニングの紅茶をパイプに入れて吸っていたとか。
▼参照⇒あの海外スターが逮捕される原因になった!紅茶タバコとは?

あながちおかしな話でもないのかも知れません。
先日捕まった沢尻エリカさんも紅茶を吸っていれば問題なかったのに…(ピエール瀧さんもね…)

ちなみに、タバコの製法についてはJTのHPを参照ください。

結び





実際に吸っている方のブログを拝見したところ、
「お茶にフレーバーをつけて吸うことが今後一般的になってくるかと考えられます。」
とあり、そして、茶葉であればタバコ税がかからないので良いのではないかとも。

茶の代用茶(ドクダミ茶やハーブティ等)があるように、タバコの代用として茶が使われるというのは面白いことです。

茶葉のカフェインは加熱すれば昇華しそうな気もしますし、体に負担がかかる要素は思いつかないのですが、実際はどうなのでしょうか。

ついでに、どの段階でどのようにタバコにしているのかも気になって仕方ありません。

今度試しに吸ってみようかと思います。
え、どうやって…?