旅の思い出2019年5月-京都府茶業研究所①-

GWに茶旅をしてきました。
プロフェッショナルの友人にアテンドしてもらい、あちらこちらに連れて行ってもらいました。
頭が上がりません。ありがとう!!

筆者がまずテンションマックスになった数か所からご紹介しようかと思います。

京都府農林水産技術センター 農林センター茶業研究所

茶業研究所は全国にいくつかあります。
静岡、熊本、三重、埼玉…などなど。

筆者は数年前に静岡の「野菜茶業研究所 金谷茶業研究拠点」の見学をさせていただきました。
その時もテンションが降り切れんばかりに写真を撮りまくりました。

茶業研究所では、その名の通り茶の研究を行っています。
業務内容は多岐に渡りますが、例えば、新しい品種の開発等が行ったり、茶業の指導などを行っています。

今回筆者は「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」という5/2に行われたイベントに参加し、茶業研究所の見学をしました。
手揉茶の体験、茶摘み体験などなど様々なイベントが行われており、研究所の中も一部のぞくことができます。
なかなか一般人は中に入ることがありませんので、こうした公開イベントは非常にありがたいです。

参照:宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い



宇治と言えば…

宇治と言えば、抹茶を思い浮かべる方も多いかと思います。
★以前の抹茶の記事はこちら

もしくは玉露を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れません。

抹茶も玉露もどちらも覆いを被せて、摘み取る前に日光を遮ることによって旨味を増す栽培方法になります。
これを「覆い下栽培(おおいしたさいばい)」と言います。

日光を遮ることにより、旨味の成分テアニンがカテキンに変化するのを防ぐことができます。(ざっくり説明)

その覆いをかける方法にはいくつかあります。

①支柱を立てて覆いをかける

 

②直掛け

「直掛け」はその名の通り、茶葉に化学繊維を直に掛けます。
めくると、緑の葉っぱが元気に出てきます。

この黒い化学繊維は「寒冷紗(かんれいしゃ)」と言います。
霜害を防ぐために掛けることもあります。
こちらでは、いつ頃どれくらいの遮光率のある寒冷紗をかけているのか、実験を行っているようでした。(それぞれに札がついていました)

他にも、野菜のようにアーチ形に支柱を立て、そこに繊維をかける方法もあるようです。(筆者はまだ生では見たことがありません)

野菜を育てている畑などでも見かけるので、見たことがある方は多いかと思います。
最近は色も黒や白だけではなく、様々販売されていますね。

煎茶の場合は、直射日光に当たったまま摘み取られますが、抹茶や玉露、かぶせ茶は摘み取りの数週間前から数日~数週間覆いをし、旨味成分が多く、柔らかい芽を育てます。
※日数や期間などはその年によっても異なりますし、作る茶種によっても異なります。

昔はどうやって作っていたの?

16世紀後半にはこの宇治で「覆い下栽培」が始まったといわれています。
これが千利休をはじめとする、抹茶のスタートです。
※ちなみに、煎茶はさらにあと、江戸中期くらいに作られるようになります。

千利休の頃、さすがに今使用している化学繊維の寒冷紗はないですよね…。
どうやって覆っていたのでしょうか…。

その時代は、「本ず栽培」でした。

「本ず」というのは、<よしず>と<藁>で茶を囲う栽培方法です。
<よしず>はすだれのようなもの。
<藁>は…わらです。

<よしず>は実家の日よけに、昔使っていたのを思い出します。
<よし>の別名は<あし(葦)>というイネ科の植物です。

かの有名な「人間は考える葦である」の<あし>です。
※フランスの哲学者、パスカルの名言



横道に逸れましたが、つまり天然の植物を使用して覆いを作っていました。
当然、今のように支柱は金属ではありません。
竹などを組み合わせ、その上に命綱もつけずに乗っかり、藁を敷きます。

とんでもない手間と労力がかかることは想像に難くないですよね。
風が強ければ、藁は飛んでいくでしょうし…。
当然、化学繊維が現在は主流です。

なんと、今回、茶業研究所でその「本ず栽培」を見学することができたのです。
ここはとんでもなく、テンションが上がりました。(マニア)

<本ず>の中に入ると、少しだけひんやりしました。
丁度前日に雨が降っていたということもあり、下がぬかるんでいました。

歩くと、ふわふわと柔らかい土を足裏に感じます。

一方こちらは、化学繊維の寒冷紗。

半分ずつになっているため、<本ず>と<寒冷紗>をどちらも体験できました。

入り口で職員の方がご説明してくださっていたのですが、寒冷紗の方が黒いということもあり、熱がこもりやすいそうです。
確かに寒冷紗を下から触ると熱いのですが、よしずは熱をほとんど感じません。
そして、よしず下の土は柔らかかったのに、寒冷紗下の土は少し硬い印象を受けます。
おそらく、藁が落ちて土を柔らかくしているそうです。

さらに、<本ず>はなぜか寒冷紗より紫外線を通さないそうです。

茶業研究所での研究結果により、明らかに紫外線量に違いがあることが明らかになっているとのこと。
そして、官能検査による味の違いでも、<本ず>栽培のお茶の方が美味しいという結果が出ているとか。




結び

「本ず体験」をしながら、

昔の人、すげぇ。

と何度呟いたでしょう。
※感想が貧相

職員の方も仰っていましたが、今後もっと科学が進めば<本ず>を越えるほど紫外線を防ぐ寒冷紗も登場するのだと思います。

現在<本ず栽培>を行っている茶畑は、数えるほどしかなく、希少な存在になっています。
数年前には京都府で「本ずづくりプロジェクト」という活動を行っていたようですが、最近はどうなったのでしょう…。

一番最初に<よしず>と<藁>を使って、「本ず栽培」を考えた人もすごいですし、それで作ったお茶が美味しいと分かった人たちもすごいなぁとただただ昔の人の知恵に脱帽です。

昔の栽培と今の栽培を比べることができる、という貴重な体験をさせていただいて感無量でした。

茶業研究所にはまた是非伺いたいと思います。
他にもお伝えしたいことがたくさんあるのですが、今回はここまでで。

南九州市知覧の茶商が初めてのFSSC22000取得。日本茶はますます海外へ。

明治維新ののち、開港してしばらくは日本の主要な輸出品目が「茶」「生糸」「米」などであったことは学校でも学びました。

当時の茶の輸出先はアメリカ。
次第にインドやセイロンの茶に押され、低迷していきます。
その中には和紅茶もあったのですが、そちらはまた別記事で書きたいと思います。

ここ10年程、日本茶の国内消費は減少しているものの、輸出や輸出国は増加しています。
クオリティは高いとの評価があるものの、価格の面では他国の緑茶(中国やベトナム等)よりは高価であること、また、輸出国の基準(※)に満たしていないこと等で伸び悩んでいることも事実です。
※農薬等の基準

積極的に輸出を進めていっている企業、農家も増えており、国際基準を取得するところも増加中です。

少々前となりますが南九州市の茶商が初めてのFSSC22000を取得したというニュースがありましたのでご紹介していきたいと思います。

関連記事:
▼インド、アッサムティの地理的表示(GI)保護制度
▼東京オリンピック・パラリンピックに向けた茶の取り組み。GAPについて。
▼ユネスコ無形文化遺産に日本茶を!大切な日本の文化を守ろう。
▼「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」、「府『宇治茶』新条例」(仮称)とは?

 

FSSC22000とは?

オランダの食品安全認証財団(FSSC)が開発した食品安全マネジメントシステムの一つで国際的な認証を取っている食品安全規格です。

一般財団法人日本品質保証機構のHPによれば、「ISO22000をベースに、より確実な食品安全管理を実践するためのマネジメントシステム規格」とのこと。

では、ISO22000とはいったい何でしょうか?




まず、「ISO」とは何を指すのでしょうか?
以下一般財団法人日本品質保証機構のHPより抜粋

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ISOの主な活動は国際的に通用する規格を制定することであり、ISOが制定した規格をISO規格といいます。

ISO規格は、国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して「世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供できるようにしましょう」という国際的な基準であり、制定や改訂は日本を含む世界165ヵ国(2014年現在)の参加国の投票によって決まります。身近な例として、非常口のマーク(ISO 7010)やカードのサイズ(ISO/IEC 7810)、ネジ(ISO 68)といったISO規格が挙げられます。これらは製品そのものを対象とする、「モノ規格」です。

一方、製品そのものではなく、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)についてもISO規格が制定されています。これらは「マネジメントシステム規格」と呼ばれ、品質マネジメントシステム(ISO 9001)や環境マネジメントシステム(ISO 14001)などの規格が該当します。つまり、「ISOマネジメントシステム規格」とは、“ISOが策定したマネジメントシステムに関する規格”ということになります。

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今よくニュースなどで報道されている、2020年オリンピックに際するピクトグラムの変更の話題はISOと関係があります。

日本で長らく使われてきた案内用図記号(ピクトグラム)を外国人にもわかるように数年にわたって協議がされてきました。
経済産業省のHP参照


JIS規格     ISO規格

例えば上記の温泉のマークを外国人も認識しやすいマークに変える、というような話。

左側の見慣れた温泉のマークだと外国の方の中には「何かを焼いている=食堂?」と想像されるため、湯気の下に親子3人を加えることにより、より温泉であることが分かるようにするということが検討されていました。

この従来の温泉マークはJIS規格と言い、ISO規格を日本で流通しやすくするために作られた日本独自の規格となります。

結果として、日本人は圧倒的にJIS規格が良いという意見で、外国人はISOの方が良いということになり、平行運用となったようです。




…話がそれましたが、ISOは【食品安全マネジメントシステムに関する国際規格】であること。

また、FSSC22000はISO22000の追加補強規格であるということです。

ISO22000+ISO/TS22002-1(ISO/TS22002-4)=FSSC22000
※それぞれの規格については、一般財団法人日本品質保証機構のHPを参照ください。

つまりは≪消費者に安全な食品を提供することを目的とした食品安全マネジメントシステムの確立≫のために、世界で通用する規格を定めている、ということになります。

 

茶商で初めてFSSC22000を取得した「お茶のはまだ」

お茶のはまだHP

鹿児島県南九州市知覧町郡にある茶商です。
南九州市は日本の市町村の中で日本第一位の生産量を誇ります。

最初に書きましたが、2020年のオリンピックに伴い(それ以前から)日本の茶が外国人に注目されてきています。

日本茶輸出促進協議会のHPには日本茶輸出の現状や促進のためのノウハウなどが様々記載されていますので、是非参照ください。

日本の茶商がFSSC22000を取得したというのは今回が初のことですが、これには多くのご苦労があったものと考えられます。

茶商ですので、合組(日本茶のブレンド)を行ってオリジナルブランドの茶を販売されている訳ですが、合組する茶の品質すべてが国際基準をクリアしていなければなりません。

また、包装、工場の清掃、輸送等すべての工程において厳しい国際基準が設けられていますので、それらをクリアするまで何年もかかっているものと思います。

「お茶のはまだ」の茶をまだ飲んだことがないので、近く新茶が出た際に購入してみたいと思います。




結び

世界規格に近づけることによって、輸出を増やすという試みは以前から目や耳にしていますし、個人の農家でもすでに積極的に輸出を行っているところも少なくありません。

中国では何年も前から国をあげて茶業界の整備を行っていると聞きます。

日本の文化である「茶」に関してはなぜか後進国であるように見えるのは筆者だけでしょうか。

オリンピックや今後より多くの外国人が日本に来日した際、世界に通用する<日本茶>を胸を張って提供できるようになりたいと願います。

筆者自身もせめて英語で呈茶ができるようになりたいと思っています。(数年言い続けて結局全然できておりませんが…)

茶からサルモネラ菌が検出された?!茶のリコール

先日お茶のニュースをチェックしていたところ、少し驚きの内容のものがありましたのでご紹介したいと思います。

カナダ食品検査局(CFIA)で2019/3/27にサルモネラ菌に汚染されている可能性があるLee’s Teaの茶をリコールしたとのこと。

その1週間前にOrganic Mattersというブランドの茶がサルモネラ菌に汚染されている可能性があると、Lee’s Teaと同様にリコールされた件が関連しています。
Lee’s Teaの茶にはOrganic Mattersの茶をブレンドしたり、パッケージを変えて販売されていたものがあったためのようです。

Organic Mattersの茶を飲むことにより、今のところサルモネラ菌に感染したという方はいなく、生命の危機になるほどのリスクはないと見られていますが、万が一対象の商品を飲んで、腹痛や吐き気などを起こした方は病院へ行くことを勧めています。

≪リコール対象商品≫

▼Lee’s Tea Mint Chill Loose Leaf, organic tulsi tea blend in mint, in 70-gram (2.5 oz) and 60-gram (2.1 oz) quantities

▼Lee’s Tea Original Loose Leaf, organic three tulsi tea blend, in 60-gram (2.1 oz) and 50-gram (1.8 oz) quantities

▼Lee’s Tea Pink Chai Loose Leaf, organic spiced tulsi tea blend, in 90-gram (3.2 oz) or 30-gram (1 oz) quantities




サルモネラ菌ってどんなもの?

サルモネラ菌と言えば、調理経験者であれば必ず職場や保健所からのお知らせ等で見たことがあるかと思います。

卵や生肉などで発生することが多いため、消毒や殺菌の徹底するよう指導を受けたり、社内検査等が行われたりします。
時折集団食中毒のニュースが流れるときはサルモネラ菌によるものであるケースもあります。

調べてみると、ドックフードで検出されていることが多くあるようで意外でした。

サルモネラ菌に感染すると以下のような症状が起こります。

①腹痛
②吐き気
③下痢
④38度を超える高熱
⑤脱水症状
⑥血便

治療法としては脱水症状を起こさないように、水分補給をしながら安静にするという方法が主です。
およそ1週間程度で症状は治まります。

急性胃腸炎の症状と似ているため、知らぬ間に罹患している可能性もあるかも知れません。
※筆者も上記と全く同じ症状で病院へ行ったことがありまして…

 

対策方法としては、やはり卵や生肉はきちんと加熱して食べるということ。
生肉を調理した器具の消毒。

サルモネラ菌を保菌しているペットやネズミやゴキブリの糞尿等から感染することも多いので、掃除。

生肉調理、糞尿掃除の後の手洗いの徹底。

など。




茶からも感染?

今回のニュースで驚いたのは、≪茶≫からの感染と記載されていたことです。

今回リコールになっているものに共通して入っているのは、ホーリーバジルです。

今回、どういった経緯でサルモネラ菌に感染しているのかはニュースでは見ることができませんでしたが、乾燥ハーブの管理が悪く、ゴキブリやねずみの糞尿が混入したというケースは想像ができます。

茶はむしろ、カテキンがサルモネラ菌やO-157に対しての殺菌効果があることが話題になることが多いので、「茶を飲んでサルモネラ菌に感染する可能性がある」というニュースに驚いたのでした。

しかし、茶も乾燥しているとはいえ、例えばサルモネラ菌を保菌している人が袋詰めした場合はこういう形で拡散してしまう可能性もあるのかもしれません。
詳しいことは筆者にはわかりかねますが…。

茶は乾物と同じ扱いのため、油断することが多いですがこれからサルモネラ菌が増殖しやすい暑い時期には改めて注意が必要だと思います。

結び

日本は工場の衛生管理が世界的にも評価されるほど徹底されていますが、今回の件のように輸入商材で感染、拡散する可能性もあるのだと知りました。

輸入の際、残留農薬や添加物の検査は行われるはずですが、細菌検査については行っているのかが筆者は分かりません。
調べてみましたが、詳細は分からず…。
もう少し勉強が必要だと痛感しています。

JETROにハーブティの輸入手続きについて記載がありましたので、添付します。
参照:https://www.jetro.go.jp/world/qa/04M-030008.html

今後とも個人的に注目していきたい内容です。

簡単に茶を飲めるグッズ②-TEA BREWER―

簡単にお茶が飲めるグッズシリーズです。

今回はたまたま雑貨屋をうろついていた際に見つけた、ポット代わりに紅茶が飲める持ち運び可能な簡易ポット???

…なんと説明したらよいのかよくわからないので、写真多めでご紹介していきたいと思います。




持ち運び可能なポット???

縦15㎝、横12㎝ほどのさほど厚みのない袋です。

裏面にはいろいろと記載があります。
「有機ブラックティー」「ベルガモット」「香料」ですので、紅茶の産地や種類はわかりません。
(HPにも特別記載はありませんでした。)

デザインのコンテストで賞を取っているようで、確かにオシャレですな。

これがポットになると…???

実際に淹れてみよう!

袋の上部がジッパーになっています。
開いてみると、中に不織布が貼られていて、二重構造になっていました。

なるほど。
なんとなくわかってきましたよ。

上部からお湯を注ぎます。(400㎖の線まで)
そして、5-7分ほど待ちます。
「400㎖×2-3回分、1.2ℓ分飲めます」と驚きの記載があったので、最初は1分ほどで抽出。

こうして、注ぎ口の蓋をとって注ぎます。
なるほどー。

HPに記載がありましたが、確かに「ポット」と「ティーバッグ」の間のような存在。

面白い商品を作ったものだと興味深くいただきました。

ただ、ここまで読んだ紅茶好きな方はお分かりかと思いますが、3煎飲めるはずはないので、念のため2煎目のお湯も淹れて、長めに抽出しましたが、まぁそうですよねという味わいになってしまいました。(;^_^A

※フルリーフの紅茶は煎を重ねて飲むことができるものもありますが、こちらの茶葉を見る限りでは3煎は難しいと判断します。
※こちらの会社、ハーブティがメインの会社ですので3煎飲めるという記載があるのだと思われます。
ハーブの方も今度購入してみたいと思います。

 

筆者が購入したアールグレイは以下になります。
渋みも強くなく、優しいアールグレイの香りなので紅茶初心者の方へのプレゼントにはいいと思います。

 

結び

メディカルハーブの販売をメインとされているので、例えば入院している方への差し入れなどにも良いかも知れませんね。
(ハーブも病気との相性等ありますので、きちんと調べてからご利用くださいね。)

筆者も長期入院したことがあるのですが、食べ物や飲み物に制限がなかったので毎日自分でお茶を淹れて飲みたくて仕方なかったです。

薄いほうじ茶は食事時にもらえたし、コンビニまで行けばペットボトルは飲めましたが、日々お茶を淹れ慣れている人にとっては、慣れた茶器で、体調に合わせた茶を飲めないのはとてもつらいことなのですよね。

病院で熱湯が手に入れば、この商品もいいかも知れません。

あとは山へ行くときとか?
ティーポット持っていない人へのプレゼント?

色々な想像をしながら、楽しむことができる商品です。
お茶好きさん同士の「こんなお茶飲んだことある?」っていう見せびらかし(?!)の際にもいいかも知れません。

楽しいティータイムを♪




 

三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい

お茶が体に良い効果をもたらすという研究は世界的になされています。
その都度新しい研究結果が発表され、茶の健康効果等については日々進歩していると感じます。

茶の≪特定保健用食品(トクホ)≫を謳っているペットボトル飲料も気づくと新しいものがどんどん増えています。
特定保健用食品についてはこちら

茶の健康機能で最近話題になったのは紅茶の「インフルエンザ予防」でしょうか。
その記事はこちら

そして、つい数日前に新しい研究結果が出たというニュースを発見しました。




紅茶の香りが睡眠の質を向上させる効果がある?!

インフルエンザ予防に効果的とかがん抑制効果があるとか、健康効果が高いといわれる紅茶。
その紅茶の香りには癒し効果の他に快適な眠りに有効な効果があることが明らかになったそうです。

三井農林では2018年から鹿児島県西之表市と筑波大学との協力の元、西之表市の高齢者に対する<生活の質(QOL)支援活動>を開始し、その一環として紅茶の香りが高齢者の生活の質を向上させることを目的とした研究も行ってきたそうです。

研究内容としては、西之表市に住む年齢75歳前後の高齢者16名を対象に「紅茶の香り」または「水」のアロマディフューザーを寝る前に使用して拡散し、1か月間継続してもらう中での睡眠の質について調査を行ったものです。

紅茶の香りを嗅いだ場合は、睡眠の質の上昇、認知機能の上昇、うつ気分の改善が見られたとのこと。
※研究の成果は第20回日本健康支援学会年次学術大会等ですでに発表されているとのこと。

 

三井農林の「お茶科学研究所」が熱い

三井農林といえば、知らず知らずに皆様お世話になっているかと思いますが某大手ファミレスなどのドリンクバーに使用されている「WHITE NOBLE TEA」やスーパーで必ず見かける「日東紅茶」が有名です。

筆者にとっては昔から身近に当たり前のようにあった紅茶のイメージが強いです。
(多分多くの方が同じ感想だと思いますが…)

その三井農林で行われているお茶の研究、「お茶科学研究所」が熱いです。

お茶好きな方なら見たことがあるかと思いますが、日本人の感性に合わせた紅茶のキャラクターホイールを作って話題になりました。

参照:三井農林 お茶の科学研究所

こちらが発表されたのは確か2014年だったかと思います。
とても感動したのを今でも覚えています。
また、紅茶のティスティングをする際の参考にもさせていただいている貴重な資料です。

また、緑茶のキャラクターホイールもあるのです!
こちらも勉強になります。

 

参照:三井農林 お茶の科学研究所

筆者はこんなに素晴らしいものを惜しげもなく公表してくださる三井農林ファンになりまして、積極的に紅茶教室などで商品を使わせていただいております。
ありがとうございます。

純国産紅茶のティーバッグなども販売されており、長年様々なニーズに答え続けていらっしゃる茶業界にとっては重鎮の企業です。

お茶の科学研究所のHPをのぞくと、様々な茶の研究成果等も見ることができてとても興味深いです。
ちなみに日東紅茶のHPの紅茶占いが好きです。←
※大事なことを忘れていないか?とのお告げ。今日のおすすめはセイロンティでした。笑




結び

大手茶飲料の企業は様々な上述してきたような研究とともに、消費者の購買欲を刺激するような仕掛けを常に考えてくれていて、茶好きな人間としては常に注目です。

茶好きな方の中にはペットボトル飲料を毛嫌いする方もいらっしゃいますが、筆者はペットボトル飲料のおかげで今の茶ブームがあると言っても決して過言ではないと思っています。

様々な問題は常にあるものです。
目先の利益だけではなく、未来を見据えて茶について考えていくことは、今茶業に関わっている方(筆者レベルの人間も含めて)についての課題ではないでしょうか。

「昔は茶葉がたくさん売れて~」「今は急須を持っていない人ばかりで~」と恨み節ばかり言っている暇はありません。
前向きに、かつ多くの方が楽しめる茶の生産や販売を。

そういった意味で大手企業の参入は茶業にとって発展への大きな力になります。

三井農林の「茶の科学研究所」は今後も見逃せません。

簡単にお茶を飲めるグッズ②-Teplo “The Smart Bottle”と”IoT teapot teplo”-




お茶を好きな方は常に茶を持ち歩いている方も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です。

いつでもどんな時でもマイボトルが欠かせません。
夜寝るときもベッドサイドには必ずマイボトルを置いています。
夜中に目が覚めた時に水分がないと困るんです。

そんなマイボトラー(?!)にお勧めなのが給茶スポット(お茶Bar)なのですが、そちらの記事は是非以下をご覧くださいませ。
熱中症予防に「給茶」や「お茶Bar」!お茶屋さんで色々なお茶を楽しもう!

頭から脱線しましたが、今回は最先端のお茶淹れ道具についてご紹介したいと思います。

Teplo: The Smart Bottle for Tea Lovers

動画元はこちら

なんて素敵な響きでしょう。
”お茶を愛する人のためのスマートボトル”。

2016年にクラウドファンディングで話題となったボトルです。
このボトルは竹とガラスでできており、温度計、ヒーター、Bluetooth通信モジュール、2つのバッテリーを備えています。

なんと、iPhoneアプリと連携し、どのお茶を淹れるのか、どの温度で淹れるのか、抽出時間等を適切に選択して、最高の状態でお茶が飲めるという夢のようなボトルなのです。

筆者もものすごく欲しかったのですが、ぐっと堪えました。
家にマイボトルが山のようにあるのですよ。
これ以上増やしてどうする…という…。

最先端のお茶の飲み方と言っても過言はないでしょう。

「これを考えたのはきっと合理主義のアメリカ人かな」と一種偏見を持って製作者を見ると、日本人とインド人でした。
茶の生産地である2つの国の方たちがアメリカで出会って、お茶のマシンを開発するというのもなんだか興味深いところです。

そのTeploがさらに新しい商品を製作中というニュースを発見しました。
こちらです。

IoT teapot teploとは?

動画元はこちら

こちらもスマートボトルと同様、iPhoneと連動しており、抽出温度などを選択することができるのですが、さらにすごいのは心拍数や体温を計るセンサーがついているところです。

画像元はこちら

こちらのセンサーに指を当てると心拍数や体温を測定し、茶葉と飲む人に最適な状態でお茶を淹れてくれるという優れもの。
例えば、心拍数が高くストレスが多いと判断すると、低温で甘味が多く出るように抽出を調整してくれるとか。

さらに!
iPhoneと連動しているので、毎回お茶の淹れ方を評価することができ、淹れれば淹れるだけ好みを学習してくれるそうです。

さらにさらに!!
音声アシスタント(SiriやAlexa)にも対応。

つまり、水と茶葉だけ入れておけば「お茶いれといてー」とスマホに伝えるだけで美味しいお茶を淹れてくれるようになるんですよ。!!!
まさに夢のようなマシンです。
ドラえもんの世界です。←我ながら昭和な例え…

ただいまクラウドファンディング中

2020年4月には発送されるそうなので、まだ購入を考える時間がありますね。
筆者も前向きに検討したいと思っています!
androidアプリ開発も切に希望…。




結び

あと年30、40年経ったら、「わしが若いころには急須っていう道具があってな。それで茶を淹れたんじゃ」的なことを言うのかも知れないなぁとぼんやり考えてしまいました。

「茶は、相手と対話をしながら相手の体調や心理を汲み取って淹れるもの」
といった【もてなしの心】に通じる概念も無くなってしまうのでしょうか。

ペットボトルの茶飲料が横行し、急須やティーポットで茶葉から茶を淹れなくなったという話をよく耳にしますから、≪茶を淹れる≫≪茶でもてなす≫という大切な文化を守っていきたいと当然思っています。

同時に、時代は常に進化していますので、新しいものを受け入れて楽しんでいきたいという気持ちも同時に存在します。

古いものと新しいものが共存しあって、茶に関わる多くの方に幸せが訪れるのを願うばかりです。

入社、退職、結婚などのお祝いに!気持ちを伝えるティーバッグ

歓送迎会が続いております。
気づいたら年度変わりの時期ですね。
一年が本当に早いです。

筆者は自称「お茶マニア」なのですが、いざお茶を飲んだことがない方や興味のない方にリーフで飲むことをお勧めするのは少々気が引けるものです。

もちろん、お勧めしたい気持ちは満々です。
お茶の話が少しでも出てきたらノリノリで話します。
淹れ方について聞かれたら、家に来てもらってまで語ります。笑

でも、実際職場の方と話をしていると、日常的に急須やティーポットでお茶を飲んでいるという方は思った以上に少ないということがよく分かります。
日常的に飲んでいる、という方でもやはり圧倒的にティーバッグが多いわけです。

前の記事で紅茶をプレゼントする際のポイントについてまとめたものがあります。
▼紅茶をプレゼントしたい!プレゼント用紅茶選びのコツをご紹介!

紅茶をプレゼントする際にはやはりティーバッグが妥当だと筆者は考えています。
なぜなら、相手がポットを持っているのか、一日どれくらい飲むのか、等を気にしなくて済むからです。

自分はお茶が大好き!できればお茶を飲んでもらえるようになりたい!
でもどうやってプレゼントを選べばよいのかわからない…というそんなあなたにお勧めのティーバッグをご紹介したいと思います。

お茶好きな筆者がおススメする商品はどんなもの?

プレゼント(ギフト)用のお茶が最近色々なところで販売されているように思います。
東〇ハンズさんとか、L〇FTさんとか。

お茶好きな筆者の心をもわしづかみにしたのがこちら。




メッセージティーバッグのHARENOHIの≪文字で伝えるメッセージティーバッグ≫です。

こちらティーバッグに様々なメッセージが入っています。
「ありがとう」
「おめでとう」
「祝」
「寿」
などなど。

ティーバッグのタグが占いになっているものもあったり、高級玉露に金粉が入っているという商品もあったり、なかなか面白いです。

のしの印刷された一煎パックに入っているものもあり、グリーティングカードにティーバッグがついた商品もありますので、シーンや相手に合わせてプレゼントを選べるもの魅力的。

価格はどんな感じ?

難を言えば、若干単価は高いです。

ですが、「なぜ高いのか」にはきちんとした理由があります。

1、静岡で60年の老舗茶屋の3代目店主であり、日本茶鑑定士の方が素材にこだ わった茶を使用
2、農林水産大臣賞や世界緑茶コンテスト金賞を受賞
3、ティーバッグで美味しく飲めるような工夫

お茶に興味のない方にも差し上げやすいのですが、お茶をある程度飲む方をも唸らせるクオリティです。

筆者は退職する少し年上の女性にプレゼントで差し上げたところ、緑茶のおいしさに目覚めたと言われ、しかもインスタ映えがすると大喜びでした。

しかも、ギフト対応(のし&風呂敷&メッセージカード&手提げ袋 すべて無料)!
パッケージも和モダンでかわいいのです。

母の日にお勧めのものもありました!



ちなみに、父の日バージョンの商品などもありました。
自称お茶マニアの筆者としては、「アールグレイの和紅茶」という部分も気になるし、サンルージュを使っているところに、「おぬしなかなかやるな」的な感想を抱かずにはおれません。

サンルージュというのは茶の品種です。
新芽が赤い、平成21年に品種登録がされた割と新しい品種です。
アントシアニンという成分を多く含んでいるため、新芽が赤いのですが、アントシアニンは抗酸化作用や抗眼精疲労効果があるとされており、注目度が高い品種なのです。


農研機構HPより

筆者のおすすめしたいポイントはこちら!

★女性が好む柑橘系の香りのアールグレイ紅茶を、渋みが強くなく飲みやすい和紅茶で作っているところ。

★年齢が気になる女性にとって抗酸化作用があるサンルージュの釜炒り緑茶にさらにレモンピールをプラス。(レモンを加えると綺麗なピンク色になるのです)

間違いなくいつも頑張っているお母さんにはピッタリです。
インスタ映えもしちゃいます!

結び

今回はメッセージティーバッグのHARENOHIをピックアップしてご紹介させていただきました。

お茶好きな人も、そうでない人も喜んでくれること間違いなしです。

最近は非常に様々なかわいいティーバッグが販売されているので、またプレゼントに最適な商品がありましたらご紹介したいと思います。

自家製玄米茶(精米使用)を作ってみる





時折思い立って始める「作ってみよう」「やってみよう」のコーナーです。←???
直近で記事にしているのはほうじ茶作りでしょうか。

ほうじ茶作りに関しては以下も参照ください。
ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
年の瀬のほうじ茶作り。2019年に向けての棚卸

春になり、もう間もなく新茶のシーズンが始まります。
今から気持ちはそわそわし出すのがお茶好きさんたちみんな同様なのではないかと思います。

筆者も当然、新茶の幟が上がった途端にそりゃあ新茶を購入しないわけにはいかない訳です。(←訳ではない)

そして、茶箱を片付け始めますと、出てくるわ出てくるわ、いつのかわからない緑茶たち…。
ということで、緑茶をほうじ茶に加工するということを行っているのですが、ほうじ茶だけですとレパートリーが少ないので、今回は「玄米茶に挑戦」です。

玄米茶とは?

お茶をあまり召し上がらない方ですと、「耳にしたことはあるし、どこかで飲んだことはあるかも知れないけれど、どういうものか分からない」かも知れませんので、ざっくり説明しますと、

茶に玄米が入ったお茶

以上です。

簡単に説明すると、説明にもなっていない説明になってしまうのですが(汗)、goo国語辞書によれば「蒸した玄米を煎って緑茶に混ぜた、こうばしい香りのする茶。」だそうです。

ただし、玄米だけをお湯や水で抽出したものも「玄米茶」という場合があります。

また、「玄米+緑茶」「玄米+番茶」「玄米+抹茶」等組み合わせも多々ありますが、筆者は主に煎茶の残りを使いたいので、今回は「玄米+緑茶」を指すこととします。

玄米茶の原材料名表示について

「玄米茶」には当然玄米が入っていると考えます。

しかし、実際に販売されている玄米茶には玄米ではなく、精製した白米(精米)が使用されていることもあるのです。

籾、玄米、精米の違いは、簡単に表記すれば以下となります。

◎籾⇒稲刈りをした後に身の部分だけ取り出したもの
◎玄米⇒籾から殻をむいた状態
◎白米(精米)⇒玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除いたもの

写真付きでご紹介されているブログがありましたので、添付させていただきます。
農家直送佐藤農園

「玄米茶」を名乗るためには、本来は「玄米」を使用していなければいけないと考えがちですが、例外として原材料名に「煎り米」、「煎り精米」と記載すれば精米を使用することも可能です。
例)緑茶(国産)、煎り精米

また、公益社団法人 日本茶業中央会が緑茶の表示基準のうち茶種の「名称及び定義」の見直しが平成30年に行われました。その中には、

玄米茶⇒煎茶や番茶に炒った米を加えたもの。

とあります。




じゃあ、精米で「玄米茶」を作ろう!

なぜ定義を調べていたかというと、家に玄米がなかったからなのです。笑
精米しかないけど、これを焙じて「玄米茶」と名乗っていいのか???と考えていたので調べてみました。

さて、では精米で心おきなく作ってみましょう。

【用意するもの】
精米 20g
クッキングペーパー
オーブン

【作り方】
精米をオーブンで炒るだけです。

今回は初めてなので、200℃のオーブンにトータル10分入れました。


↑3分経過時 すこーし膨らんだ印象です。


↑5分経過時 かなり色がついてきました。


↑10分経過 完成!

玄米ではないけれど、玄米っぽい色合いになりました。

通常≪玄米:茶=1:1≫のようなので、3gずつを急須に入れます。

熱湯でさっと出し。

あ、うん。
なんとなく玄米茶…かな…?

正直よく飲む玄米茶の味には程遠かったです。。
緑茶の味の方が前に出ている状態。
ただ、精米(白米)の甘味を強く感じました。
玄米の量を調整すれば、変わってくるのかな…?

結び

手間をかけて、家にあるもので玄米茶作りをしてみましたが、美味しい玄米茶を気軽に飲みたければお茶に混ぜる用の玄米を購入することをお勧めします。

下にご紹介しているような「玄米茶の素」が色々なところで販売されています。

今回はまだ初めてだったので、米の焙煎や配合割合も考えて、美味しい自家製玄米茶作る予定ですが、一回目にして思ったのは、≪買った方が美味しい≫です。。

いえ、挑戦することに意義があるので、今後もやりますよ。やりますとも。多分…

インドの密造酒で死者多数。アッサムの茶園労働者たち




2019/02/21の夜以降、インド北東部にあるアッサム州ゴラカート県(Golaghat)で密造酒を飲んで体調不良を訴えた人々が病院に運び込まれたとのこと。
他にも近隣のジョルハット県(Jorhat)でも同様の症状で死亡した人たちがいるそうです。
23日の夜までに100人近い人たちが死亡。
さらに病院で治療を受けている方たちが200人程度いる模様。

病院に運び込まれた方たちは「深刻な嘔吐、胸部の激痛、呼吸困難」等を訴えているようです。

捜査当局によればアルコール度数を上げるために有毒なメチルアルコールが含まれている密造酒を摂取したためとのこと。
同月の頭にも同様にメチルアルコールが含まれている密造酒を飲んだ人たち、100名程度の死者が出ていました。

多くは貧しい茶園の労働者と見られており、来年のお茶の生産に影響があるのではないかと心配です。

メチルアルコールとは?

酒に使用されるのはエチルアルコール(エチノール)。
燃料等に使われるのはメチルアルコール(メチノール)。

メチルアルコール(メタノール)が体内に入ると、ホルムアルデヒドに分解され、最後に猛毒の「ギ酸」に変化します。

ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つとして、一時期ニュースでも多く名前を聞きました。
気体の場合は呼吸器などの粘膜を刺激し、呼吸困難などを引き起こします。
また、ギ酸は頭痛や吐き気を引き起こします。
ギ酸には視神経を傷つける作用もあるため、少量でも長期間に渡って飲んだ場合は失明することもあるとか。

日本でも戦後の混乱期、エチルアルコールの酒が手に入らず、闇市などで購入したエチルアルコール(メタノール)入りの酒を飲んで死亡したり、失明したりした人が多くいたそうです。




なぜ密造酒?

20世紀代にはインドで酒は悪いものという教育がされていたようですが、現在は外国の情報も簡単に入ってくるようになり、インドのドラマなどでも飲酒シーンがあるとか。
※それより以前は逆に酒を飲むことは問題ではなかったようです。

しかし実際は、2017/4/1付で「高速道路沿い500m圏内での飲酒、酒の提供が禁止」と最高裁判所が決定し、飲酒運転による事故を減らそうとしています。
しかも、告知は前日だったとか。。

レストランでも、酒屋でも販売、広告を出すことも禁止という厳しい決定。
500m圏内の日本食レストランでも大損害を被ったようです。

茶園の労働者たちが実際にはどのように酒を入手して飲んでいたのかは、残念ながら筆者にはわかりません。
“貧しい茶園労働者”というニュースの通り、日常的に酒を手に入れることも難しい金銭状況なのか、禁酒の影響なのか…。

なぜ密造酒が2019年2月に入ってから二度も、しかも数百名の命を奪うことになったのか…。

ちなみに、インドで有名なキングフィッシャーは結構おいしいです。
筆者はほとんど酒を飲みませんが、キングフィッシャーはすっきりしており飲みやすいです。

結び

筆者がこのニュースを取り上げたのは、何より茶園の労働者に多数の死者が出たということです。アッサムでは時折川が氾濫して、多くの死者が出るというようなニュースも出るのですが、これから茶の生産が多くなるこの時期に多数の死者が出て、アッサム茶の高騰などにつながるのではないかと懸念しています。

命は落とさなかったとしても、失明する可能性が多いということもあります。

ダージリンのような産地に比べるとそれほど話題になりませんが(筆者があまり気にしたことがなかった汗)、今後もニュースを追いかけていこうと思います。

紅茶界の巨星墜つ-紅茶研究家 磯淵猛氏の訃報-




2019/2/21 16:08
紅茶界の巨匠、紅茶研究家の磯淵猛さんが亡くなりました。

そのニュースを知り、そっと涙を流している方は少なくないはずです。
日本中、いえ、韓国や中国までファンがいらっしゃる方ですので、SNSでもお悔やみの言葉が多く流れてきます。

筆者自身、紅茶にはまるきっかけとなったのは磯淵さんの本でした。
磯淵さんのセミナーに行くようになり、スリランカの紅茶に興味を持ちました。
思えば、スリランカの紅茶を意識して初めて購入したのは彼のお店でした。
(意識しないで購入したのは某メーカーのティーバッグ等ですが)
その後、スリランカのツアーにもご一緒させていただいたことがあります。

自身の店のことや、つまづいた時、悩んだ時、磯淵さんに相談させていただいたこともあります。
その度に、温かい言葉で励ましていただきました。

紅茶研究家 磯淵猛さんの功績


紅茶専門店ディンブラ HPより

1951年愛媛県出身。
学生の頃出会ったスリランカ人と商社に勤めていた時代に再会し、紅茶の輸入をするようになり、紅茶専門店ディンブラを開業。
のちに株式会社ティー・イソブチカンパニーを設立。(1994年)

多数の著書、テレビ、ラジオ等で紅茶の楽しさやすばらしさを広めてきた人物です。

特別紅茶好きでなくても、実は多くの方が無意識のうちに彼の紅茶に触れています。
モスバーガーやマザーリーフ、キリン午後の紅茶のプロデュースやアドバイザーをされていたのは磯淵さんです。

株式会社モスフードサービスの「マザーリーフ(Tea&Waffle motherleaf)」のコンサルタントやキリンビバレッジ株式会社「キリン午後の紅茶」のアドバイザー。

また、ご自身でマザーリーフでのティーセミナーやキリンの紅茶セミナーなども精力的に行っておられました。

また、日本創芸学院「紅茶コーディネーター養成講座」の主任教授でもあります。

“紅茶について知りたい”と思った時に、彼の存在を避けては通れないほどではないでしょうか。



磯淵猛さんの著書

磯淵さんの著書は非常に多いです。
残念ながら、今や絶版になっている本も多数。
(筆者おそらくすべて持っています。紅茶専門店ディンブラで直接サインもいただけました。)

最近では、以下の本でしょうか。

紅茶を飲んでみたい、自分で淹れてみたい、そんな方たちには必見の著書です。
最新の紅茶の産地の情報や紅茶の種類や味などの紹介、またアレンジ方法等も多数載っています。
筆者は個人的に彼のエッセイが好きなので、是非読んでいただきたいと思っています。
温かい人柄がにじみ出ている、とても心温まるお話ばかりです。

「金の芽」「紅茶の国 紅茶の旅」などはスリランカやインドへ行ってみたくなるお話が満載で、何度も読み返したことを今も思い出します。(どちらも絶版)

また、筆者が店で紅茶のアレンジを考える際、紅茶の教室を行う際に今でも参考にさせていただいている本が多数あります。

結び

個人的な思い出はこちらには書きませんが、これを書いているうちにたくさんのことを思い出しました。ここ数年、藤沢の紅茶専門店ディンブラにも足を運べず、磯淵さんにもお会いしていません。
ですが、ブログや著書でご活躍は拝見していたため、今でも信じられません。

紅茶界にはたくさんの巨匠がいらっしゃいますが、筆者が一番言葉をかけていただいたのは磯淵さんだと思います。
たくさんのお言葉をいただきました。
そして、茶の縁もたくさん繋いでいただきました。

多くの方を紅茶の世界に導いてきた彼の功績はあまりにも大きく、悲しみが尽きません、彼から学んだこと、教えていただいたことを次代に微力ながら繋げていきたいと思っています。
筆者なりに、細く長く。

長らく紅茶業界をけん引してきた磯淵さん、本当にお疲れ様でした。
どうぞ安らかに…。