茶畑の二次活用を考える③ー茶の花で遊ぶー





かなり涼しくなってきましたが、まだうちの 茶畑ではセミが鳴いていました。
夏に乗り遅れてしまった悲哀を感じます。

さて、筆者は春、夏、秋と茶の芽を摘んでは釜炒り茶、紅茶、烏龍茶等を作っています。

そして、そろそろ来年に備えて冬支度を始めるところです。

そんな最中も少しずつ茶葉を摘み取ってはお茶を作ったり、今真っ盛りの茶花を摘んで遊んでいます。

茶畑二次活用第3弾です。
▼第1弾:茶畑の二次活用を考える‐茶杓を作ってみる‐
▼第2弾:茶畑の二次活用を考える②‐0円でリースを作ってみた‐

茶花を混ぜて作るバタバタ茶をご存知ですか?

日本には「ブクブク茶」「ボテボテ茶」「バタバタ茶」のように「振り茶」と呼ばれるその土地独特のお茶があります。

番茶を使用したり、黒茶を使用したり、泡立てて漬物などを入れて食べたりするものもあります。

バタバタ茶は富山県の朝日町に伝わる伝統的なお茶です。

今はバタバタ茶のセットが朝日町のふるさと納税の返礼品として入っています。

茶筅が抹茶のものとは少し異なり、二本の細長い形のものが二つ繋げられています。

お茶は普洱茶と似た後発酵茶(黒茶)を茶碗に入れて、茶筅でかき混ぜます。
かき混ぜる時に慌ただしく茶筅を動かす動作から「バタバタ茶」と名付けられたとのこと。

後発酵茶(黒茶)と陰干しした茶花を煮出して、茶碗に入れ、バタバタとかき混ぜて泡立てます。

茶花を入れずに塩を入れたり、場所によって若干の違いはあるようです。

バタバタ茶を作るのは上述のセットを購入したいところですので、またの機会に。

茶花を活用してみたい

茶好きな人間からすると、この時期に咲く茶花はとても愛おしいものなのです。


ほら、かわいい。
なんて可憐なんでしょう。
そして儚げ…。

胸がときめきますよね。←強要

なんとか活用できないかと前々から思っていました。

昨年、特に使うあてもなく茶花を摘んできては乾燥させて、袋に入れて保存をしていました。

時折お茶に浮かべたりして。

かなり前には花を摘んできて押し花を作ったこともあります。

活用方法についてはこれからもっと考えていきたいと思っていますが、今回は保存用茶花の作り方をご紹介します。



茶花を保存する

いろいろと試してみたのですが、筆者はこれで作っています、という方法をご紹介します。

もしもっと色良く保存できる方法などがあれば是非お教えください。

【作り方】

1、摘んだ花をレンジでチンする
2、乾燥する

以上です。

【手順】

1、摘んだ花をクッキングペーパーの上に広げる

2、電子レンジに入れて、様子を見ながら加熱


量にもよると思いますが、こちらは600wで4分ほど加熱しています。
※電子レンジでも違うのでここはご自身で調節してください。
酸化酵素が花にもあるのかわからないのですが、殺青してしまった方が色落ちがないのではないかと思ってこの方法にしています。

3、乾燥


レンジから出したものを焙煎機で乾燥させています。

焙煎機は通常持っていないかと思いますので、ご家庭でやるのであればそのままレンジで乾燥させるか、フードドライヤーでも可能だと思います。


ドライフルーツも作れるので、もしかしたらこういったフードドライヤーで乾燥させるだけで出来るのかも知れません…。(筆者持ってない…)

4、完成!


自分のところで作った紅茶に浮かべる茶花。

ばえるー(もう古い?)

1年保存していたものも、特別悪くはなっていませんでしたので大量に作っても良いのかも知れません。

結び

専業茶農家はこの時期も忙しく、なかなかこんな遊びは出来ないのではないかと…。

筆者のように兼業で、お茶での利益がない(悲しい…)からこその遊びです。

ちなみに、茶花だけを抽出して飲んでみましたが特別美味しくはないです。。
一応試してはみた…

長い歴史で茶花の活用があまりなされていない(ように見える)のは、効能も味もあまり…というところだったのかも知れないと思わずにはいられません。

とはいえ、茶を愛する人間にとってはたまらないものですので、今後も活用法を考えていきたいと思います。

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筆者おススメの本④ー茶道教養講座4 日本茶の歴史ー





冷房をいれなくても快適に過ごせる日も出てきて、外出するとくしゃみが出るようになりましたので紛れもなく季節は秋。

通勤電車の中や自宅に帰って、本を読むことが多くなってきました。

本棚を片付けながら、これどんな本だったかな、これ細かいところ忘れちゃったな、という本を読んでいくようにしています。
とはいえ、筆者ものすごく本を読む速度が遅いです。。

こちらはかなり久しぶりに開いた本です。

今回の本は?



著書、橋本素子先生の出版時(平成28年7月)のプロフィール

梅花女子大学非常勤講師。
1965年生まれ。
奈良女子大学大学院文学研究科終了。
専門は中世日本史。主に喫茶文化史。
京都府茶業会議所学識経験理事。
共著書に「講座 日本茶の湯全史 第一巻中世(思文閣出版)」

長い日本茶の歴史をご自身の見解とともに分かりやすく解説されています。

歴史、特に中世あたりが非常に苦手な筆者からすると、思った以上に分かりやすくするすると読めました。
資格を取る際もこの辺りは試験に出ないことを前提に覚えなかったという痛い記憶が…。

筆者おススメポイント

筆者のおススメポイントが結構あったのですが、2つに絞ってみたいと思います。

①喫茶文化の到来

日本の喫茶文化はやはり中国から入ってくるのですが、橋本先生はこの喫茶文化の到来を大きく分けて3回あったと書かれています。

1、煎茶法
2、点茶法
3、淹茶法

一度目は平安時代前期(800年代はじめ)、唐風の喫茶文化の「茶を煮出して飲む方法」が到来。
煎茶法 (せんちゃほう)
※煎じるの「煎」ですが、この時代の煎は煮出すの意

二度目は鎌倉時代初期(1100年代の末期)、宋から「抹茶(粉末茶)を湯に注ぐ飲み方」。
点茶法(てんちゃほう)

三度目は江戸時代前期(1600年代の後半)、明から「葉茶を湯に浸して飲む飲み方」
淹茶法(えんちゃほう)

これはただ単純に覚えやすい、と思いました。

資格を取る際に、長い歴史をはじめから順に追いながら覚えていたので、全部通して見ると頭の中がぐちゃぐちゃでした。

喫茶文化に限って見ると大きく3回の変革期があったことを頭に入れると、そこに絡めて茶文化を覚えていきやすいと感じます。

②宇治茶は日本一





宇治茶が日本を代表するトップブランドであることは今も変わりはありません。

橋本先生は伝統を重んじる「エルメス」タイプと革新性を重んじる「シャネル」タイプがあるとすれば、宇治茶は常に革新していく「シャネル」タイプだとしています。
 その例え方がまず素敵です。←個人的意見

茶の生産についての資料が多く出てくるのは南北朝時代(1336~1392年)で主に「異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)」に詳しいそうです。

※「異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)」
⇒『新撰之消息』『百舌鳥往来』『森月往来』などともいう。南北朝時代の初学者向け教科書。1巻。江戸時代,虎関師錬の編とされたが,定かでない。正月から 12月までの行事風物を述べた贈答手紙を掲げ,貴族社会における知識百般を体得できるように工夫されている。中世往来物の一つ。『群書類従』所収。(コトバンクより)

「異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)」には初めて日本茶産地ランキングが掲載されていて、第一位は「栂ノ尾高山寺」がトップでした。

それが次第に宇治の評価が上がっていき、栂尾と宇治がトップに。

戦国時代には宇治茶の知名度を上げるために「無上(むじょう)」と「別儀(べちぎ)」というブランドを作ります。

どんどん茶園を広げ、生産量を増やし、経営基盤の安定と強化を図っていきます。

それだけ人気のブランドとなれば、偽物が横行するようになるのは世の常…。

偽物を作らせないように宇治茶ブランドをさらに強固なものにすべく、時の為政者である豊臣秀吉に法令を出してもらいます。

天正12年(1584年)の一条目には
「他郷の者、宇治茶と号し、宇治茶に似た銘袋を似せ、諸国に至り商売せしむ事」とあります。

「以上のことより、近世初頭の宇治茶は、宇治郷内だけではなく宇治郷以外の場所で栽培された茶も、いったん宇治郷に在住する宇治茶師のもとに集積され、製茶やブレンドなどの仕上げの工程を経たのち、全国販売される段には、すべてが「宇治茶」と称された。この時点で宇治茶は、産地名表示ではなく、集散地名表示となっていたのである。」(原文ママ)

そうなってきますと、宇治以外の名の知られぬ産地で作った茶を宇治に持っていって、宇治茶師によって最終仕上げしてもらい高く売るというようなことが当然起こったことでしょう。

それくらい、宇治茶のブランド力が高かったということですね。

内容は違いますが、地理的表示保護(GI)や地域団体商標にも通じるところがありますね。
▼参照記事:地理的表示(GI)と地域団体商標。茶に絡む商標にも様々なものがある?!

それほどに名前が知れ渡っているというのに、まだ宇治茶は革新を続けます。貪欲。
ここで登場したのが、覆下茶園からの碾茶栽培。

そして「抹茶と言えば宇治」という今でも続く確固たるブランドを築いていくのです。
▼参照記事:【2019/11/18、2020/6/12追記あり】中国で「宇治」が商標登録?!今後宇治茶と名乗れなくなる?!
▼参照記事:「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」、「府『宇治茶』新条例」(仮称)とは?

この他は是非是非読んでみてください。
難しい言葉も多少は出てきますが、非常に読みやすく分かりやすいです。

結び

世界の歴史も覚えるのが大変なのですが、日本だけでも茶に絞ると相当に覚えることがあります。

筆者は年号を覚えるのが非常に苦手で、茶の教室がある時はずっと壁に向かってブツブツ呟きながら年号を覚えています。(一夜漬け)

こうして、一見難しそうに見えてもさらりと読み流せる日本茶の歴史の本は貴重だと思いますので、是非ご興味ある方は読んでみてください。

橋本先生の著書はほかにも、


こちらがあるそうです。

筆者もこちらは読んだことがないので、早速ぽちっとしてみようと思います。

読書の秋、お茶への知識を深めるにも良い時期ですね。
もちろんとっておきのお茶を片手に!

お気に入りの茶器について①ータイ ベンジャロン焼ー





少し涼しくなって、温かいお茶を飲みたくなる日が増えました。

とはいえ、日中はまだ圧倒的にマイボトルに入れた水出し等が多いです。

朝夜のお茶は自然と温かいものを飲むようになり、体が寒い冬に備えだしたような気がしています。

最近購入した茶器をご紹介しようかと思います。

タイ ベンジャロン焼とは


トップ画像は先日目に留まって、すかさず購入した代物です。

タイのアユタヤ時代(17世紀前後)に貴族たちの中で流行ったものだそうです。
中国からシルクロードを渡ってきた技法がタイで独自に発展してきた絵付けです。

同じ時期、日本では有田焼や九谷焼などの色鮮やかな色絵が盛んに作られていた時代でタイ王朝にも輸入されて人気を博していたとか。

「ベンジャロン」は古代サンスクリット語の「ベンジャ」と「ロング」に由来しており、「五彩(多くの彩色)」という意味。

3,5,8色、またはそれ以上の彩色を施すことだそうです。
タイ伝統のモチーフが使用されたり、金彩が施されたものが多いよう。

タイの茶は?

タイの茶については以前オレンジ色の紅茶の記事を書きました。
▼タイの紅茶店が東京にオープン。(2018/8/19)タイの紅茶(チャーイェン)ってどんなもの?

紅茶は練乳を入れた甘いチャ―ノムイェンが多いようです。
また、緑茶も多く飲まれているとか。

筆者は、タイでは甘いお茶ばかり飲まれていると聞いています。
日本茶のペットボトルすら甘い、と旅行をした人みんな口を揃えて言っていました。

それも数年前の話ですが、今はどうなっているのでしょうか…。
タイには以前の記事の中でも行きたいと書いていますが、今も行けていません。(2018年から…)

タイではOISHIという会社から出されているペットボトルがメジャーだそうです。

緑茶飲料が2004年から販売され、今も様々な緑茶飲料が登場しているようです。(青森りんご緑茶とか)

こちらのCMを見ると、何か日本茶が間違えて伝わっているような気がしなくもないですが(汗)、興味深いです。

すべての緑茶や紅茶が甘いとは限らないようですが(無糖のペットボトルも販売されているとか)、タイの茶は甘いイメージです。



ベンジャロン焼のティーポットには何が合うのか

色々と見ていると、やはりこのベンジャロン焼のティーポットでは上記で紹介した練乳入りのあまーいミルクティを淹れたいと思っています。

こうしてその土地のものを手に入れると、どうやってその地域でお茶を飲んでいるのか、どんなお茶が好まれるのかと調べたりして楽しいものです。

あまり海外に行かない(行けない)筆者は茶器を眺めながら、その地域の風景を想像するのがとても好きです。

例えば急須の場合、常滑焼と万古焼や信楽焼等には作っている土から文化的なものまで多くの違いがあり、そこで生きる人たちの茶文化を表しています。

茶も同様ですよね。

その土地のその水に合うそのお茶を、そこで作られた焼き物でいただく。

なんて贅沢なのでしょう。

茶にはそういう楽しみ方もあるように思います。

また、多文化を知ることで人間としての視野も広がっていくように思います。

という訳で、チャ―ノムイェンを入れようと思います。

結び

こちらのベンジャロン焼は折角ならコロナ禍が落ち着いた頃にお茶会でも開きたいと思い、眠らせたままになっています。

いきなりベンジャロン焼などについて書いてしまいましたが、筆者実はお恥ずかしいことに茶器については詳しくなく…。

紅茶から入った割りには高級なティーポットやティーカップはほとんど持っていません。
むしろマグカップでゴクゴクという方が多いです。

むしろ日本の急須の方が最近興味あり、色々と購入しては淹れ方などを楽しんでいます。

急須についても、他の国の茶器についても少しずつ勉強していきたいと思います。



【新型コロナウイルス関連】インドの茶園労働者は新型コロナウイルスでますます厳しい状況に





丁度この記事を書いている時台風10号が九州地方を直撃し、被害状況が次第に明らかになってきているところです。

今年の九州地方は先日の大雨からさらに過去最大の台風上陸と散々な状態で、言葉が出ません…。

かなり離れている筆者のところも雨が激しく降ったりやんだりを繰り返しており、竜巻や突風に注意と注意喚起がされています。

毎年更新されていく「過去最大」「戦後最大」に耳が慣れ始めてしまっていて怖いことですね。

今回は少しネガティブな内容になるかと思いますが、インドの茶園労働者の現状について少しまとめてみたいと思います。

インドの茶園労働者の実情

日本の基準から考えると、インドやスリランカ等の茶畑で働く方々は賃金が安く、重労働だと言われています。(すべての茶園がそうとは限らないと思いますが)

時折ストライキが起こり、少しずつ改善がされている部分もあるかとは思いますがまだまだ世界的な労働水準から見ると厳しい状況であるというのが実際のところであるようです。

今回ご紹介する元記事はこちら

この記事の中には、平均的な茶園労働者の例が書かれています。

毎日16㎞歩いて24㎏の茶葉を運び、13時間働いて得られる1日の収入は150インドルピー(INR)。
これは2ドル(USD)に当たります。

そして、この過酷な労働をしている茶園労働者のうち87%が辛うじて月に4500ルピー(INR)を得られているそうです。
残りの13%はどうなっているのか…?

ざっくり計算で4500ルピーは6500円弱。
13時間の労働を行って、1日200円ちょっとしかもらえません…。

アメリカ、インド、日本の物価を鑑みていませんので細かいことは分かりかねますが、労働の対価として見合っていない給与であることはなんとなく理解できます。

また、一部の労働者は裸足で働いており、女性は出産後数日で仕事に戻ることを余儀なくされ、さらにきちんとした保育施設もないとか…。

かなり過酷な状況のようです…。

新型コロナウイルスの影響でさらに窮地に





副題の「Working means risk of illness; staying home means going hungry(働くことは病気のリスクを意味し、家にいるということは空腹を意味する)」という言葉が胸を貫きます。

日本も同じように職を失って、お金もなく家で過ごさざるを得ない人もいるようですしこの辛さはいかんともしがたいですね…。
おのれ、新型コロナウイルスめ…としか言えないのがまた辛い…。

ただでさえ低賃金、重労働の茶園労働者たちはそれでも命をかけて働きに出ざるを得なくなりました。

新型コロナウイルスから自分たちを守る術もないままに…。

3/25、インド全域で外出禁止令が出され、多くの茶園も操業を停止。

しかし、その後すぐにThe Indian Tea Association(インド茶協会)はインド政府に対して「規定された安全性と社会的距離のガイドラインを遵守しながら、茶園の通常業務の再開」を求めていました。

労働者たちは反発をしたものの、働く人達の健康より経済が重視され、4/10には茶園業務再開が許可されます。

ダージリンやアッサムは丁度ファーストフラッシュの真っただ中。
紅茶好きな人間としては今後どうなっていくのか常にニュースを見守る日々でした。
▼参照記事:【2020/3/27現在】新型コロナウイルスによる2020年の茶の状況について
▼参照記事:【新型コロナウイルス関連】西ベンガルとアッサムのロックダウンに関係した茶生産について

新型コロナウイルスへの感染リスクもある状態で、マスク等の自分たちを守るものも持ち合わせていない茶園労働者は、それでも生きるために働かざるを得ず、閉鎖していた分の労働日数を保証してくれるよう抗議をしますが、すべての茶園が補償されているとは到底思えません。

そして、インド全域での新型コロナウイルス感染者や死亡者の人数は明らかになっているものの、茶園労働者たちの正確なデータはないようです…。

きっと我々の見えないところで多くの感染者や死亡者、そして仕事を失って飢餓に苦しむ人たちがいるのでしょう…。

一部の紅茶の価格は高騰

アッサムの一部では新型コロナウイルスのために生産量は40%減だったにも関わらず、茶の値段が高騰して嬉しい悲鳴をあげているところもあるようです。
▼元記事:COVID-19 impact | Assam tea growers happy since price of tea leaves soar

2020年8月末の記事ですが、アッサムのグワハティティーオークションでは最高価格を叩き出し、しばらくは高価格が続くのではないかと見られています。

価格が大幅に上がれば、来年生産量が戻って多少価格が下がっても、通常よりは良い状態が続く、ということのようです。

結び


シロップさんによる写真ACからの写真

新型コロナウイルスが世界的に流行し、インドでロックダウンが行われたときに紅茶好きな筆者はやはり生産がどうなるのか、価格はどうなるのかということばかりを気にしていました。

しかし、今回この記事を読んだ時に、日本よりもっと酷い状況に苦しんでいる方々がいることに改めて気づかされ、胸が痛みました。

毎年価格の変動があるもの故、以前から茶園労働者のことは確かに耳に目にしていました。

人権保護団体が作った衝撃的な映像も見たことがあります。

ただのお茶好き、という立場ではヒステリックに茶園労働者を守ろう!と声をあげることもできず、ただこういうニュースを知る努力だけは怠らないようにしようと思っています。

日本で販売されている紅茶はバイヤーの方たちのご苦労があり、高価格高品質のものが多いかと思います。

大手の茶園では人権も保護されて、理想的な茶園操業が行われているため、そこの紅茶を買う、と先日バイヤーの方のお話を伺いました。

我々、日本で購入することしかできない紅茶好きにとっては非常にありがたいことです。

そういった見た目も美しく美味しい紅茶には目がありませんし、アフタヌーンティセットも素敵なティーカップも大好きです。

しかしながらそれと同時に、煌びやかな貴族文化は残酷な奴隷制度の上に成り立っていたものであることをしっかりと認識することも必要ではないかと考えています。

偏る必要はありませんが、歴史や文化を正しく認識した上で紅茶を愛したいと思っています。
まぁ、今もなお常に学び、の日々なのですが…。

新型コロナウイルスの猛威はまだまだ続くことが考えられます。
茶園労働者に対してもwithコロナ、afterコロナについて考えていく必要がある時にきているのかも知れません。

閉鎖していく茶園も増える中、今後の茶園の在り方や、労働者、茶価等がどうなっていくのかをきちんと自分で調べて追っていきたいと思います。



新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり②ー







現在(9/3)かなりの勢力を持った台風が近づいているようです。

9号が今来ていて、さらに大型の台風10号。
先日の大雨で九州地方はまだ大変な状況だと言うのに…。

被害が最小限であることを毎回祈るばかりです…。

今年(2020年)は年明けから新型コロナウイルスに翻弄され、7月には熊本を中心に集中豪雨で災害が起き、今度はまた台風が…。

大地震も起こるのではないかと時折ニュースを目にしては「もう人類滅びるんでは…?」と思うほど。

そんな中でも今の世を生きているものたちすべて、生きていくための営みを続ける訳です。←なんの話?

マルチをひいた後

雑草取って、ようやくマルチをひき、あとは春まで置いておけば…というところですが、自然はそう簡単に人の侵入を許しません。

≪Before≫

≪After≫

Oh…。

思わずつぶやいてしまいます。。
雑草よ、暑いのに元気だな…。

確かにマルチをひいてから少しだけ時間は開きました。
筆者は土日しか畑仕事が出来ないため、気づけば半月以上?

除草剤を撒いてしまっても良いのですが、それほど広くない畑(5畝くらい)ですのでまぁ撒かずとも良いかというところに落ち着きました。

が。
やはりさすが雑草君たちです。ツライ…。

いざ、草刈り

農家にはお馴染みというか、家庭菜園を行っている人にもお馴染みなので説明するまでもないのですが農業を全くやったことの無い人のために刈払機(かりばらいき)の説明を。

所謂、草刈機です。

草刈りは少ない量でしたら鎌や手で行いますが、通常は刈払機を使用して行います。


上記は充電式の刈払機なので、使いやすそうです。

筆者たちが使用しているのは燃料を別途入れて使いますので、もう少しコツが必要です。

機種によってもメーカーによっても若干仕様が違うのでよく検討して購入されるのをお勧めします。
筆者は完全に素人から始めているので最初はわからないことだらけでした。(;^_^A

刈払機の使い方例は下記動画でどうぞ。

「チップソー」と言われる刃が欠けて飛んでけがをしたり、刈払機を使ったまま崖から転落して足や手を切ってしまうというような事故も後を絶たないそうです。

最初に見た時は簡単そうに思ったのですが、実際にやってみると顔に様々な破片が飛んできたり、土が乾燥しているところだと土埃で大変な目に遭ったり…。

使い方を知っている人にきちんと習ってから使うことをお勧めします。ほんとに。

今回は結構マルチを切ってしまって、後から補修しました。涙
マルチ案外高いんですよー。

マルチ側の雑草は諦めて手で抜くことに。

こういう輩もいる





うおい!!!(# ゚Д゚)

さすがだよ、雑草…。
こういうのが結構ありました。。

そのまま引っこ抜くと根が横に広がっていた場合、マルチを引きちぎってしまう可能性が…。(マルチ高いんですって(2回目))

そのため、この部分だけは除草剤の力を借りることにしました。

根を枯らす力のある除草剤の原液を草の生長点に塗って、枯れるのを待ってから抜いていきます。

土を耕した時点で除草剤を撒いてしまえばこれほど苦労することはなかったのです。

表面上を綺麗に刈っても、根は生きているので結局いたちごっこ。

無農薬で栽培されている方たちは本当にご苦労なさっているのですよ…。

結び

梅雨の間は植物がたくさんの雨を浴びて、ぐんぐん成長します。
そして、暑い夏も元気に育ってくれるのです。。

農家の方たちは酷暑と言われるような今年の夏も熱中症で倒れながら、水を何リットルも飲みながら畑に出ています。

農家というのは本当に大変です。

筆者は兼業のため、平日は冷房の効いたオフィスで精神を病みながら(?)もしっかり給料をいただき、土日は土にまみれている訳なのでいいとこどりです。

専業農家は天候一つで仕事の進め方も、収入すら左右されます。

最近、新型コロナウイルスによって多くの方が都会を離れて地方で暮らすようになっていると聞きます。

それは非常に良いことです。

筆者も農業は素晴らしいと考えており、いずれは農業収入だけでやっていきたいと思っています。

ただ、簡単ではないこと、学ぶことも多いことを心に留めておいてほしいです。

今はYouTubeで刈払機の使い方も学べるのですから、自身の力で知識を得てほしいです。

それプラス、信頼できる農家さんに教えを乞うてください。

農地のことなどはまた追ってまとめていきたいと思っています。