まだ暑い日が続いておりまして省エネモードですが、少しずつ本を読むようにしています。
(積読と忘れてしまったことが多すぎて…)
本を読むと新たな学びや刺激があるものです。
それと同様に先日オンラインでお茶を学ぶことが出来ることを書きましたが、こちらも刺激になります。
暑いとどうしてもだらだらと過ごしがちですよね。
そういう時はせめてYouTubeで茶関係の動画を見たり、勉強系の動画を流してます。
まぁ、所詮兼業サラリーマンですがね。。(自爆)
そんな暑い日にぼんやり茶のことを学んだり、茶を飲みたくなるような漫画をご紹介します。
今更って言わないでください。。不朽の名作です!
茶の漫画?
茶関係の漫画はいくつかあります。
筆者が学生だった頃には「紅茶王子」が流行りました。
紅茶の入ったティーカップに満月を映すと、そこから紅茶の王子が現れて…という内容です。
イケメンの紅茶王子がいっぱい出てきて、”THE 少女漫画!”という内容ではありますがつい紅茶を飲みたくなるハートフルな内容です。
これを読んだ多くの方が一回はティーカップを持って満月を見に行ったことがあるはずです。(笑)
筆者の友人はこれを読んでからすっかり紅茶にハマり、紅茶が好きすぎて年に一度はイギリスやスリランカを旅行をしています。
茶柱倶楽部とは?
「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて2010年5月~2015年11月まで連載。
単行本は全8巻で、筆者は青木幸子。
筆者である青木さんにお会いしたことがあります。
お茶の知識がとても豊富で、お茶愛が伝わってくる方でした。
「紅茶王子」は紅茶がテーマですが、茶柱倶楽部は「日本茶」が題材となっています。
主人公である鈴は静岡のお茶屋の娘。
あるときケガをした年配女性を助けてとても美味しいお茶をもらいます。
その年配女性を探しながら、宝くじで当たったトラックを移動茶店にして全国を回っていく物語。
様々な人に出会い、様々なお茶が鈴の手で淹れられ、様々な縁が生まれます。
果たして鈴は年配女性に出会えるのでしょうか。
そして、美味しいお茶の正体を知ることができるのでしょうか。
1話完結が多く、毎回美味しそうな日本茶に魅了され、涙がほろりと出るような心温まる内容ばかりです。
日本茶に興味がある方もない方も是非読んで見ていただきたい漫画です。
筆者おススメポイント
鈴がよく素敵なセリフを言ってくれるのです。
上の言葉は旅に出る前父親に「移動喫茶がどう「茶」のためになる?」という問いに対して、
「お茶の実力が知ってもらえる。
成分だけ抽出したようなものじゃない
きちんと丁寧に煎れた
本物の「お茶」の味…
たいして興味のない人にこそ飲んでほしいの。
専門店とか講習会に来るような人は自分からどんどん飲むでしょう?
だからこっちから行く!」
そう、お茶はお茶を飲んだことがない人にこそ飲んでもらいたいのです。
他にも、筆者のツボに入った言葉。
「≪好みの味≫じゃなくて≪体にいい≫だけを追求するのなら、≪錠剤(サプリメント)にして飲めばいい≫になっちゃいます。
お茶の最大有効成分は、煎れ手と飲み手が向き合う時間だと思います。」
これは本当にそうなんです。
以前の記事でも何度も書いていますが、お茶は美味しいから飲むのであって、健康のために飲むものではありません。
もちろん、茶は元来薬とされていた時代もあり、体に良い成分もたくさん含まれていることは研究でも明らかになっています。
ですが、鈴の言う通り「茶の最大有効成分は人が向き合う時間」なのです。
筆者は一人で茶を飲んで内省するのも良いと思っています。
人と人でも良し。
自分と向き合うでも良し。
茶は体よりむしろ心に効くものかも知れませんね。
▼参照記事:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?特定保健用食品?機能性表示食品?(追記あり)
▼参照記事:「緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的 」という文言はアウト!消費者庁の注意喚起。
結び
新型コロナウイルスで家にいることが多くなっているかと思います。
そんな時、お茶を飲みながらこうしてお茶の漫画や本を読むというのもなかなかオツなものですよ。
お茶をつまみにお茶を飲む、みたいな。←
筆者の茶友達の中には夢は「鈴のように移動茶店をやる」と言いながら日々茶の指導を行っている人や、全国を回って茶の仕入れをしているバイヤー等がいます。
こんな産地があったんだ。
このお茶飲んでみたいな。
こういう風にお茶を煎れてみよう。
などなど、読む度に日本茶が好きになる漫画です。
是非是非読んでみてくださいね。
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