ケニアの茶産業について




最近お茶のネタ探しをしていると、かなり多くの確立でケニアのお茶のニュースがヒットします。
昨年より輸出額が増えた、生産が増えた、というポジティブなニュースが多いです。

不動のスリランカを抜いて、現在世界の紅茶輸出国第2位に輝いているケニア。
地図を見ると赤道直下です。

筆者が紅茶に興味を持った20年ほど前は《紅茶と言えばスリランカかインド》のイメージでした。
今ではかなり様変わりしているようです。

【生産量】
1、中国
2、インド
3、ケニア

【輸出量】
1、ケニア
2、スリランカ
3、インド

※2017年くらいの最新のデータをあちこち探したのですが見つからず、輸出量については2011年のものとなっています。
すでに変動があるかも知れませんが、参考程度にご覧ください。

ケニアの茶産業について

ケニアでお茶作りが始まったのは世界的には割と遅く、1900年代に入ってからです。
インドから茶の苗木が持ち込まれ生産が始まりました。

茶は標高1500m~2700mほどの高地で栽培されています。
年間降雨量は1200㎜~1400㎜。
栽培されている品種は常に研究がされており、現在50種類以上あると言われています。
化学肥料や農薬を使用せずに製造されており、CTC製法で作られているものが多いです。
また、摘採は90%以上が手摘みです。

品質も向上しており、輸出は年々増加。
CTCで作られているため、多くはブレンド用、ティーバッグ用に使用されています。

ケニア茶の主要輸出国はエジプトが断トツの1位、英国、アラブ首長国連邦、ロシアと続きます。
世界中に輸出を増やしています。
日本では《ケニア茶》として販売されているものをそれほど見かけませんが、スーパーなどの紅茶コーナーでパッケージに表示されている原産国を確認してみてください。
今やケニアが入っていない方が少ないほどです。

参考:The Tea Board of Kenya

ケニア茶の味

ケニアというと頭の中にサバンナの野生動物が頭をよぎります。
数年前に知人がケニアに海外青年協力隊で行っていたのですが、現地で紅茶の生産が盛んであることを知ったと言っていました。
当然のように紅茶を飲んでいるとのこと。
そういえば、珈琲も作られていますね。

個人的に購入したケニア紅茶はクセのない飲みやすいものでした。
ブレンド用のベースとして使われているというのも頷けます。
あくまでも個人的な印象ですが、インドのニルギリやセイロンブレンドに近いような飲みやすい味わい。

様々なニュースやケニアの茶業サイトを見ていると、ケニアが国をあげて茶産業に力を入れているのが分かります。
現在はCTCでブレンド用やティーバッグ用に作られているという低価格、量産型ですが、今後茶園によってフルリーフのものを作ったり、個性が出てくるのではないかと期待しています。
紅茶だけではなく、実は緑茶の生産も増えているそうですよ。

調べてみるとフルリーフのものも販売されていましたので、今度購入をしてみようと思います。
無化学肥料、無農薬ということでナチュラル志向の方にも手に取りやすい紅茶と言えるでしょう。
 

 

結び

 

ふと世界の情勢は様変わりしており、茶に関わる状況も変化してきていることに気づきます。
筆者は相変わらずスリランカの紅茶が好きなのですが、スリランカでは茶業に関わる人材の国外流出が激しく、茶離れが進んでいると聞きます。ケニア茶も今は価格が非常に安いですので、人件費もかなり低く抑えられているのだろうと考えられます。(生活水準自体が低いということではあるかと思いますが)
折角世界に誇る産業であるならば、茶に関わる人々が少しでも良い生活を送れるようになってほしいと思います。
筆者にできることは茶に興味を持つ人を少しでも増やし、少量でも購入が増えるように促すのみですが…。自身が茶を好きであり続けるために。
茶を作ってくださる人々の幸せを願います。
 

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