2000人を対象に英国人の紅茶の飲み方調査!ティーバッグはお湯の前、後?ミルクは何を使用?

茶のニュース

毎朝茶のニュースをチェックするのが日課なのですが、また面白い記事を見つけたのでシェアしたいと思います。

The Kent and Sussex Tea and Coffee Companyという英国の会社が英国人およそ2000人を対象にアンケート調査を行ったそうです。

質問内容は紅茶の飲み方や紅茶の種類、使用しているミルクについて。

紅茶大国と言われている英国人の「今」はどうなっているのでしょうか。

アンケート調査の内容

■対象:英国人およそ2000人
■調査方法:Google サーベイ
■期間:2021年2月9日~12日
■質問内容:紅茶の飲み方、日々の紅茶の摂取量、ミルクや砂糖の好み、紅茶ブランド等について

記事中にも出てくるのですが、少し前にアメリカ人女性がTiktokで紅茶の淹れ方をあげていて話題になったことがあります。
詳細はこちらをご覧ください。まぁ、参考に。

英国人には英国人なりの紅茶のルールがあり、MIF、MIA問題などに関しても英国人が紅茶に対してこだわりを持っていることを表しています。(ネタの部分も多いと思いますが)
▼参照記事:紅茶のミルク後入れ派が8割?!2003年王立科学協会の発表から15年

どのような結果が出たのでしょうか。

アンケートの結果

What is the right order for making a ‘proper’ cup of tea?


▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company

淹れ方として、カップにティーバッグを入れ、そこに湯を注ぎ、最後にミルクを入れる、という方が全体の70.4%。

次に多いのが、お湯→ティーバッグ→ミルクの方でこちらは12.5%。

3番目は、ティーバッグ→ミルク→お湯で6.8%

MIF(MILK IN FIRST)をしているのが男性の方が多いというのも興味深いですね。
ジョージ・オーウェルはMIFですが。。

そして案の定というべきか、全体の75%はミルクを入れて飲むことを好んでいるそうです。

‘proper(適切な)’と強調しているのは、こちらの記事とリンクしているのだろうと思います。非常に興味深い…。

What milk do you add to your cup of tea?


▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company

▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company

全体の75%が牛乳を入れて飲んでいますが、25%もの人が違うミルクを入れているといるということが分かります。

オーツミルクが一番人気のようです。

マクロビやグルテンフリーという言葉が当たり前に聞かれるようになった昨今、牛乳よりこういった植物性のミルクを使用するのは自然の流れなのかもしれませんね。

スターバックスでもアメリカ全土で最近オーツミルクが新しく入ったそうですし、いずれはオーツミルクも世界的に使用されるようになるのでしょうか。
日本の店舗では牛乳以外だと豆乳か、アーモンドミルクでしょうか。

ヘンプミルクは筆者も一般的に販売されているのはあまり見たことがないのです。
英国現地の情報を知りたいところです。



▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company

地域によって、年齢によって好む植物性ミルクに違いがあるのも面白いですね。
流通や地元で生産されていることなどが関わっているのか、このあたりも現地情報が欲しいところ…。

ちなみに砂糖は加えない人が全体の65.4%。
男性より女性の方が砂糖を加えない人の割合は多いとか。(まぁ納得)

UK’s tea consumption


▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company
北アイルランドは1日5杯以上飲む方が多いのですね。
全体的にやはり飲む量は多い方なのではないでしょうか。

What’s your favourite tea brand?


▼引用:The Kent and Sussex Tea and Coffee Company

ヨークシャーティ、PGあたりは不動ですね。

Otherというのが3位になっていて、英国でも日本と同じように「大きくないけれど面白い紅茶を販売している店」から購入することが増えているのでしょうか。

日本と同様、コロナ禍においてネットショップの出店も増えているでしょうね。

結び

非常に面白く記事を読みました。
まとめ方もとても丁寧で今回使わせていただいたイラストも分かりやすいです。

筆者がもう一つ非常に気になった調査結果がありました。

全体の96%は電子レンジで水を温めることに同意していないということです。

これは日本でもよく紹介されている方法で、筆者も紅茶の教室などでお伝えすることがありますが英国人から見たら邪道なのですね。。

英国人はお湯をポットややかんで沸かすのが必須と。メモメモ

記事中にもありましたがコロナ禍において、英国全体で紅茶の売り上げも消費量も伸びているようです。

日本でも先日同様の記事が出ていました。
こちらの記事は日本の若者の消費が増えているとあります。

自営自販のような茶農家も売り上げを伸ばしているところが多いようで個人的には嬉しい限りです。
一方、卸先の閉店などによって打撃を受けているところも多くあります。

まだしばらくコロナ禍は続くものと考えられますが、テレワークや自粛生活の中でお茶をリーフで淹れて飲む人たちが増えているというのは確かでしょう。

ピンチをチャンスに変えていけるように筆者自身も頑張っていかないと、と身の引き締まる思いです。

今回の記事、面白かったら是非拡散してください。(^^♪

■今回の記事はこちらより引用させていただいております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました