45種類の茶の香り成分が嗅ぎ比べられる?!-TEA SENSORY KITS-





茶には様々な成分が含まれていることが知られています。

「青葉アルコール」「リナロール」「ゲラニオール」などなど。

また、火入れをしたことによって発生する香り(ピラジン類)や覆い香(ジメチルスルフィド)などもあり、数百とも数千とも言われています。

品種によっても、製法によっても香りの成分の発生は異なっていて、多種多様な香りが発生します。

筆者自身、例えばいつも同じ畑で同じ品種のものを使用して、同じように紅茶を作ったとしても、全く同じものを生み出すのは難しいと感じています。

特に香りには違いが多く現れます。

そんなことから茶の香りは製茶技術にも関わる非常に大切な部分であるように思っています。

さて、そこで筆者が非常に気になった商品をご紹介したいと思います。
※今年一番欲しい!!!と大きな声で叫びました。

なんという商品?


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/professional-kit-45-aromas

  • 45 Aroma Vials & Full Set of Flashcards
  • Guidebook Written by Dr. Virginia Utermohlen Lovelace & Scott Svihula
  • Flashcards, Matching All 45 Scents
  • 8.5″ x 11″ Tea Scent Fan™
  • Deluxe Bamboo Storage Box

こちらはプロフェッショナルキットで、45種類もの茶の香りのアロマオイルを嗅ぐことができます。

香りをカテゴリに分けて言語化した「Tea Scent Fan」という資料もついており、その香りがどこで発生したのか等も分かるように記載されたガイドブック付きです。

以前ご紹介した三井農林の「キャラクターホイール」のような「Tea Scent Fan」が非常に気になります。
▼参照記事:三井農林の「お茶科学研究所」の研究がすごい!

茶の香りの勉強をしたいと思った時に非常に良いと思います。

香り成分は「GC(ガスクロマトグラフ)」という香気成分を分析する機械で計測することが可能です。

ただ、専用の機械があるにも関わらず、茶は現在もなお人間の鼻や舌によって審査されています。

機械で計測出来ない香気成分でも、人間の鼻は感知することが出来るそうなのです。

現在のところはまだ、茶の香りを学ぶ時にはやはり自身の鼻で嗅いで、感じて、記憶と結びつけるのが一番良いようです。

それは自身の経験からも思うところです。
とはいえ、品種の香りや欠点茶の香りが判別できないことも多く、経験不足を日々痛感しています。



お茶好きにはたまらない茶種別商品もある!


▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/black-tea-kit-4-aromas

▼参照:https://scentsoftea.com/shop/ols/products/oolong-tea-kit-4-aroma

煎茶に多く含まれる香り、紅茶に多く含まれる香り、と製法によって多く現れる香りがあります。

およそそれぞれの茶種の香りの中心となっている4種類程度に絞られています。

お茶好き、と言えども得意な茶種があることが多いですので、45種類を一気に購入しなくても自分の好きな茶種に絞って勉強をするのも良い方法かも知れません。

そして、こういうところに目に付けるあたり、こちらを開発された方、かなりのお茶好きと見ています。友達になりたい。。

結び

筆者自身が今現在、特に茶の香りの勉強(認識、定着)に力を入れています。

製茶の時に「これくらいで萎凋を終わらせて揉捻に入っていいな」と香りで判断することが多いのです。

お茶を飲むときも、「これはフルーティ。フルーツの種類は…」と考えながら飲みますし、食べ物を食べるときも同じようにしています。

それでも分からない香りや記憶と結びつかずに悔しくて眠れないことすらあります。(笑)

人によっても感じ方が違うので、確かに一概には言えませんが訓練をすることによってより深くお茶を知ることもできるように思うのです。

そのために、欲しい!!!!

ただそれだけの理由でこの記事を書きました。(;^_^A

購入された方、是非感想を教えてください。
そして友達になってください!
きっと気が合うと思います。←



“45種類の茶の香り成分が嗅ぎ比べられる?!-TEA SENSORY KITS-” への2件の返信

  1. 初めてコメントをさせていただきます。じゅんじゅんと申します。
    昔から紅茶が好きで最近は緑茶や青茶にも裾野を広げており、その過程で香りや味に関してとても関心を抱いております。それで調べていたところこの記事に当たり、拝読した次第です。
    もし、お茶の香りや味に関して網羅的に解説されている書物や論文などをご存知でしたらご教示いただきたいです。
    私が大学院で化学に携わっていることや、バイト先の日本酒店で「カプロン酸エチルと酢酸イソアミルの濃度勾配によって日本酒の香りはリンゴ〜白桃様まで変化する」といったことを教えていただいていることから、お茶に関しても感覚的というよりは定性的・定量的な知識を得たいと考えております。
    具体的な文献でなくとも、勉強する上でのアドバイスなど御座いましたらぜひお伺いしたいです。
    よろしくお願いいたします。

    1. じゅんじゅん様

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。(午前中に返信したつもりが消えておりました…。遅くなり申し訳ございません…。)

      お茶の香りや味についてはしっかりとまとまっている本や論文というのが少ないのではないかと思います。
      私も探しておりますが、自身が持っているものとしましては、

      ■茶の香り研究ノート(川上美智子著 光生館)
      ■みどりの香り 青葉アルコールの秘密(畑中顯和著 中公新書)

      くらいでしょうか。

      あとは製茶中に発生する香り等について書かれていることがあるので、

      ■お茶の科学(山西貞著 裳華房)

      でしょうか。
      あとは、静岡県茶業会議所等が発行している本にも書いてある場合があります。

      また、香り単体ですとアロマテラピー系の本を読んでいます。

      味については、正直難しいですね…。
      味覚についての本等を時折調べたりしますが、茶単体ですとなかなか…。
      製造過程での味(欠点)などに関しても学ぶより慣れろ、という世界ですし、嗜好品ですのでまとめることが出来ないのではないかと思われます。

      日本茶やワインなどの観点から茶の味を判断される方もいらっしゃいますね。

      論文についてはJSTAGEで検索していることが多いです。

      大学院で化学に携わっていらっしゃるとのこと、とても尊敬します。
      私は完全文系で、お茶に興味を持ち始めてからの独学なもので…。
      逆に何か誤っている点がありましたらご教示ください。

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