先日、畑の脇にある木を倒してきたのですが(防霜ファンにかかってしまうため)、ヤブニッケイを見つけました。
調べて見るとヤブニッケイは日本原種のシナモンということですので、「これでシナモンティとか作れるのか?」と興味津々。
確かにシナモンの良い香りがします。
茶畑の副産物?として遊んでみました。
ヤブニッケイとは?
ヤブニッケイはクスノキ科ニッケイ属の高木で、本州(福島県以西)から四国九州沖縄に生息。
英名はワイルドシナモン。(カッコイイ)
ニッケイ(肉桂)に似て芳香はあるものの、香りが弱いため「つまらないもの」の意味で「ヤブ」が付いたとか、藪の中で育つので「ヤブニッケイ」だとか諸説あるようです。
伐採されたヤブニッケイ。
ヤブニッケイの精油を販売されているところがありました。
▼参照:和ハーブ、ヤブニッケイが秘めるパワー
葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出するそうです。
葉っぱをちぎってみると確かに仄かなシナモンの香り。
ヤブニッケイ、葉っぱの形が独特なんですよね。
太い葉脈が縦に3本走ってます。
どうやって遊ぶ?
これらをどうしたら活用できるかと考えていたのですが、通常シナモンは樹皮を乾燥させたものだったはず…。
セイロンシナモンもそうやって作っていたはず…。
できれば、チャイなどに使えるようなシナモンを自作出来たらとても嬉しいなぁ(畑にあるし)と企んで剥いてみることに。
この枝の部分が一番香りが高いので期待大。
ピーラーで樹皮を薄く剥いていきました。
もう少し白い部分が入った方がもしかしたら香るのか???
どこに一番香り成分が多く含まれているのかが不明なので、ひとまずピーラーが剥ける程度に剥いてみました。
ここは分からぬままです。。
数枚の葉とともに、樹皮をザルに乗せて数日間日干し乾燥させました。
ヤブニッケイでシナモンティを
香りがより出やすいように砕いて抽出する時に入れてみました。
淹れたての紅茶からはしっかりとシナモンの香り…!!!
これはテンション上がります!!!
口に含んでみると…ん?あれ???
香りほどシナモンの味わいはない。
そして少しえぐみがある…。
確かにカップに鼻を付けた時の香りはシナモンでしたが、口中に含んだ時のシナモンの甘味や鼻から戻る香りは無く、少し青えぐみを感じました。
もう少し乾燥した方が良いのか、そもそもそういう問題ではないのか…。
毎回正解が分からないままの実験です。(笑)
念のため乾燥させた葉っぱにも熱湯を注いでみます。
香りはするんだ、確かに…。
残念ながらただの青っぽいお湯でした。。
また、乾燥させただけの段階のヤブニッケイの樹皮にもお湯を注いでみました。
ゴボウジャナイヨ…。
シナモンの香りはしますが、それよりも何かの漢方薬のような独特な味わい。
うん、なんか体に良さそう。←
もう少し乾燥させてチャイでも作ってみようかと思いますが、青えぐいチャイは飲みたくないので少々悩んでおります。。
結び
誰得な遊びを日々行っておりますが、いつかこうした遊びが形になり、何か新しいものを生み出すかも知れません。
…という野望だけは抱いております。
まぁ、その前にただ単純に面白い、楽しいだけなんですが。(笑)
ちなみに、シナモンは大きく分けて二つあります。
セイロンシナモンとカシア。
紅茶にはセイロンシナモンの方がお勧めですが、カレーを作る時はカシアの方が好みです。
カシアの方が樹皮がしっかりとしていて、香りも独特。
甘味というよりは少々スパイシーなのでインドカレーなどでも使用していますよね。
シナモンについてはまたアレンジ素材として記事を書いてみようと思います。
シナモンの香り、本当に癒されますよねぇ。
女子大好きですよねぇ。
ひとまず畑に育っているヤブニッケイはシナモンの代用にはなりそうにありませんが(汗)、新しいことが知れたのでよしとします。
結構乾燥させた樹皮をどうしようかと考えていたのですが、枕もとに置いて癒されながら眠ることにしました。。
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