茶梅リベンジをしました。
昨年は訳あって出来なかったもので、今年は煮茶梅(茶梅コンポート)と茶梅をば。
二年越しに改めて茶梅について書いてみます。
梅にこだわってみた
毎年の梅仕事用に購入するのは「南高梅」でした。
というのも、価格的にも手に入れやすさも非常に良いのです。
「南高梅」は梅の種類の一種で、和歌山で有名な白梅です。
2006年には地域団体商標制度で一番最初に認定された「地域ブランド」になっています。
▼関連記事:【2019/11/18追記あり】中国で「宇治」が商標登録?!今後宇治茶と名乗れなくなる?!
▼参照記事:地理的表示(GI)と地域団体商標。茶に絡む権利にも様々なものがある?!
最近は当然のようにスーパーでも販売されているため、気軽に手に入れられるようになりました。
それだけメジャーになったということでしょうか。
しかしながら、今回は神奈川県小田原市で有名な「十郎梅」を使用することにしました。(写真のもの)
用があって出かけた際に梅農家さんと知り合い、そこで購入。
自分で良いものを選ばせてくださり、梅とお土産までいただきました。ありがたやー。
小田原の十郎梅で作った梅干しは昔ながらの塩だけで漬け込んだ酸っぱくて大粒、しっかりとした梅干感が味わえます。
正直、梅の品種までは詳しくない筆者ですが、「これぞ、梅干し!」と思っております。
こちらの梅干は果肉が厚く、完熟させてから人の手で丁寧に摘んでいるそうです。
そういえば、先日の梅農家さんも自分たちで摘んで、仕分けをしていました。
蜂蜜などに漬けて、甘くしている梅干も好きですが、やはり梅の時期にはこの十郎梅の梅干を購入します。
塩分摂取が必要な夏には料理やドリンク等にも使用しています。
酢のものとか、鳥のさっぱり煮とか…。ヨダレデル
疲れが取れるんですよね。クエン酸万歳。
そうそう、随分前の記事ですが大福茶に入れても美味しいです。
コロナ禍に「疫病退散」で大福茶を振舞っているところもありますし、何より梅は体に良い…!
▼参照記事:新年には大福茶を飲んで無病息災を願いましょう!ところで…大福茶って何?
さて、その貴重な十郎梅を使用して、煮茶梅(茶梅コンポート)もすでに作っております。
作り方は以下の記事を参照ください。
▼参照記事:茶梅を漬けてます。本格的な茶梅ってどんな感じ?煮茶梅は簡単?
晩酌替わりに、帰宅すると冷えたグラスにシロップと茶梅を一つ入れ、無糖炭酸を注いでいただいています。
今回は世界各国の紅茶を数種類使って作り比べました。
意外と和紅茶が美味しく出来たので、今後煮茶梅(茶梅コンポート)に合う和紅茶や品種を探す旅に出ようと思っています。←
茶梅の仕込み
作り方としては前回と同じです。
【材料】
■5L ほど容量がある広口ガラス瓶
■梅 1㎏
■塩 250g
■氷砂糖 1㎏
■茶葉 20g
【作り方】
①つまようじでヘタを取り、水で綺麗に洗う
②塩をまぶして、梅色が少し黄色くなり、柔らかくなるまで放置
③塩を洗い流し、水気を取り、水分を飛ばすようにしばらく置く
④広口瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていく
⑤ラップをして、氷砂糖が溶け、梅が浸るくらいまで置く
⑥一週間ほど経つと梅が完全にシロップに浸かるので、茶葉を瓶に投入
⑦梅がシロップから完全に出ないように、時折攪拌する
へた取ってー
塩にまぶしてー
柔らかくなったら洗って、干して―
氷砂糖と交互に入れてー
一週間くらいおいてー
茶葉投入←イマココ
今回は茶葉を「桂花烏龍茶」をチョイス。
「桂花」は「金木犀」のことを指します。
上記のように「桂花茶」して、花だけを乾燥させて販売しているものもあります。
筆者的には花びらだけで飲むと香りが少々強すぎるので、お茶(煎茶、烏龍茶、紅茶等)にブレンドするのが好きです。
その金木犀の香りを烏龍茶に付けているのが「桂花烏龍茶」です。
筆者は台湾に行ったときに作っている生産者の方から購入しました。
「作るのめんどくさいから、ちょっとしかできなかった」と仰っていました。(笑)
めんどくさい、というからにはジャスミンティのように、咲く直前の花びらを摘んで、香り付けして取り、また新しい花びらを入れる、という作り方なのかも知れませんが、詳細はあまり知りません。。
すみません…。言語の壁が…。
日本でも上記のように販売されています。
筆者は秋になると「金木犀」探しが趣味になるほどこの香りが好きです。
あちこちクンクンするっていうw
香りが良いので、好きな方はとても好むお茶です。
ただ、筆者の友人はかなり高級な桂花烏龍茶を飲ませた時に「トイレの香り」と評したので、人によるかと思います。(;^_^A
飲んだことがない方は是非一度お試しくださいませ。
結び
結局結果報告を出来ておりませんが、今回はなんとか結果を…!!!
そして、めちゃくちゃ旨くなったとご報告したいところです。
最近SNSでも作ったよ報告をあげている方がいらっしゃるので、他の方の茶梅を一度賞味させていただきたいです。
正解がもはや分からない。。
ひとまず今はおいしくなるよう祈りながら、毎日瓶を揺すっています。
■結果はこちら
▼参照記事:【完成】茶梅リベンジ2020年ー桂花烏龍茶で漬ける茶梅ー
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