冬になってくるとほっこりするものが飲みたくなってきます。
ほうじ茶もそうですし、ミルクティ、中国や台湾茶の焙煎が強いもの、そういったものばかり飲むことが増えています。
▼参照記事:ほうじ茶って何?自宅で簡単ほうじ茶の作り方をご紹介!
▼参照記事:寒い時期にはとっておきのチャイを。チャイの作り方のご紹介
とはいえ、筆者の家は冬でも水出しを3ℓくらい常に常備していますので、冷たいお茶も飲んでいますが。(あまりに寒い時はマグカップに水出し茶を入れてチンします。)
畑に行くともう新芽は来春までお休みですので、そろそろ番茶でも作ろうかなと。
今回は京番茶を見様見真似で作ってみることにしました。
京番茶とは?
番茶は様々あるのですが、[京番茶]というと焦げたような、いぶしたような独特な香りがあります。
筆者が始めて飲んだ京番茶は一保堂茶舗さんのものでした。
▼一保堂茶舗 いり番茶
HPには、
開いたままの大小さまざまな茶色の葉っぱや小枝入り。炒って作られる『いり番茶』ならではのスモーキーな香りと荒々しい見た目はワイルドで個性的。京都ならではのお番茶。
独特の香りのお茶ですので、初めての方はまずはお一つからお試しくださいませ。
とあります。
筆者は京都出身の方に「時々京都を思い出して飲むんです」とおすそ分けいただいて飲んだのですが、その時は結構衝撃が強かったです。(笑)
京都の方には懐かしい味わいなのでしょうか…?
京番茶の製法は?
今回手で作るため、こちらの動画を参考にさせていただきました。
1、枝を切って、花など不要なものを取る。
固い茎や花芽などを取ってやります。
虫がついているものなどもあるので、それも取り外します。
2、鍋に入れて蒸す
動画の通り45分にしました。
途中で何度か蓋を開けてはひっくり返します。
最初の10分ほどは青臭い香りが充満していましたが、30分過ぎたくらいからは甘い香りに変わりました。
3、ざるにあけて枝と葉を分ける
4、分けた枝と葉を干す
本日はここまで。
結び
番茶はカフェインやカテキンも少ないので昔から薄めて赤ちゃんや病人に飲ませていたものだそうです。
茶の利益としては現在1番茶2番茶(3番茶、秋冬番があるところも)で終了しますが、その後こうして寒い冬に好まれるよう香ばしく、飲みやすいお茶を作るというのは非常に理にかなっていると感じます。
ここ数年ほうじ茶ブームが来ているのもなんとなく納得です。
品種茶、シングルオリジン、グラスで冷茶を…というようなお洒落でカッコいい日本茶の対極にあるようなほうじ茶や番茶ですが、これこそ本来の日本人にとっての「日本茶」のような気もします。
京番茶を飲んだことがない方は是非一度お試しください。
鍋で煮出して大量に作るにはティーバッグのものもおススメです。
京番茶、というか番茶全般、かなり価格が安いので日常的に飲むには本当に最適です。
さてさて、筆者は冬の間の畑の遊びを色々と考えつつ、年中「茶で遊ぶ」をかなえていきたいところです。
本日仕込んだ京番茶がどうなるのか、また続きを書いていきたいと思います。
➡続き:【実験②】京番茶を作ってみる
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