【実験】抹茶とセラミックミルで挽いた碾茶を飲み比べてみる

実験

以前の記事で少しセラミックミルのことをご紹介しました。

それほど筆者の家でも登場シーンは少ないのですが、先日碾茶をいただくことができたので碾茶と抹茶を飲み比べてみようと思いまして引っ張り出しました。
▼参照記事:Cuzen Matchaが大注目!自宅で手軽に抹茶が飲める時代到来!抹茶の革新

今日は簡単な実験ブログです。

碾茶とは?


碾茶は「てんちゃ」と読みます。
写真の右になります。
青のりのような形状です。(香りも海苔っぽい)

碾茶は玉露と同じように被覆して育てた新芽から作られます。

玉露は煎茶と同じように「揉む」という工程がありますが、碾茶は揉みません。

蒸す➡攪拌・冷却➡乾燥➡分離、再乾燥

細かい部分は省きますが、簡単に言うとこういう工程です。

攪拌・冷却のところで、「散茶機」という機械でそれぞれの葉を空中に飛ばしながら冷やすのが緑茶作りの中で非常に独特な工程かと思います。

碾茶をセラミックミルで挽く



以前のブログでもご紹介していますが筆者が持っているのはこちらになります。

時々煎茶を細かくして料理に使用したり、抹茶がない時に抹茶蜜を作る際などにも利用しています。
▼参照記事:かき氷には抹茶蜜!作り方は簡単なので是非お試しを!
▼参照記事:抹茶蜜の簡単アレンジ方法についてご紹介!美味しい再利用!


セラミックミルの蓋を開けて、碾茶を入れます。
今回は1.5g(セラミックミル内に少量付くことを見越して1.7g)


あとはひたすら取っ手をぐるぐる回します。


左が元々の抹茶。
右が今セラミックミルで挽いた碾茶。

明らかに色が違いますね。



それぞれを点ててみる

【作り方】

■抹茶 それぞれ1.5g
■湯70℃ 70㏄
■茶筅
■茶碗(同じものがないので筆者はお椀)

それぞれ同じように湯を入れ、茶筅で点てます。

抹茶はふんわり泡が立ちますが、セラミックミル抹茶はいくらやっても泡がほとんど立ちません。

【飲み比べ】

■抹茶
→通常の抹茶。仄かな海苔の香りと旨味。クリーミー

■セラミックミル抹茶
→海苔の香りはあるが、口に入れると若干舌にざらつきを感じる。
味もはっきりとした抹茶よりは寿司屋のあがりに近い。

【感想】

想像通りの結果となりました。

やはり石臼で挽いている抹茶は非常に細かい粒子ですので口当たりが良いです。

セラミックミルも見た目はかなり細かくなっているものの、やはり点てて、口に入れると違いは明らかです。

色も明らかに違っていますしね。。
これは熱がかかってしまっているためなのか、元々の碾茶の色なのか正直分かりません…


セラミックミルの右側は目で見ても粒子が荒いのが分かります。

冷めてみてから飲むとより明らかでした。

やはり直接抹茶を飲む、というよりは料理に使うとか、味をつけて飲む、等なら問題はないかと思います。

結び

前々からやってみようと思っていたのですがすっかり忘れていました。。

碾茶をもらった瞬間にはっと思い出し、ようやくやることが出来ました。

想像通りではありましたが、やはり自分でやってみると実感するものがあり、言葉にして伝えられるような気がします。

機会があれば何かの講座やお茶会で試してみるのも良いかと思います。
ただ、抹茶を点てる技術がないのですが…

以前抹茶について書いた記事もありますのでこちらもよろしければどうぞ。
▼参照記事:本物の抹茶(仮)と量が多くて価格の安い抹茶。違いはなに?(加筆修正あり)




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