スリランカの茶産地であるルフナ。
最近ますます人気が高まっているように思います。
恐らく紅茶のことをあまり知らない方でもわかりやすいのは、数年前からモスバーガーで「ルフナティー」を販売しているということでしょうか。
紅茶専門店等では扱っているところが多かったですが、それだけではなくルフナの名前を聞くことが増えました。確実に。
ルフナって?
そもそもルフナって何?
という方へ、非常にざっくり説明をします。
スリランカの産地です。
スリランカは地図上、インドの右下にあるしずく型の島国で、紅茶の産地として非常に有名です。
「ルフナ」というのはスリランカの中にある産地です。
現在スリランカはインド、ケニアに続き世界第三位の生産地です。
その中には有名な産地が7箇所あります。
▼Nuwara Eliya(ヌワラエリヤ)
▼Uva(ウバ)
▼Uda Pusellawa(ウダプセラワ)
▼Dimbula(ディンブラ)
▼Kandy(キャンディ)
▼Ruhuna(ルフナ)
▼Sabaragamuwa(サバラガムワ)
また、スリランカは標高で三区分されています。
標高0m~約600mはローグロウン
標高約600m~約1300mはミディアムグロウン
標高約1300m~はハイグロウン
ルフナはこの中でローグロウンに分類される、標高が低い紅茶産地となります。
標高が低いため、気温が高く、茶葉が非常に大きく育ちます。
ちなみに、ハイグロウンのように標高が高い場所では気温が低く、茶葉も小さめです。
京都や八女や佐賀、というような産地の内の一つという意味では、「日本の静岡茶」のように例えられるかと思います。
とはいえ、静岡茶の中にもたくさんの茶園があるように、ルフナとひとくくりにしてもたくさんの茶園があります。
単純に「ルフナ」とだけ書いてある場合は「静岡茶」と同様に通年同じ味に仕上げているブレンドティかも知れません。
※あえて茶園名を明かさない紅茶専門店もあるので、一概には言えません。
ルフナの日?!
「6月27日はルフナの日」ということだそうで、Twitterではルフナを飲んでいる方の投稿が目立ちました。
また、カレルチャペック紅茶店では、吉祥寺本店で6/23から「濃いルフナタピオカミルクティ」を販売し、大好評です。
同店は昨年もGWあたりに「格別濃厚ルフナ紅茶ソフトクリーム」を販売し、大賑わいでしたが、今年は「6月27日はルフナの日と決めました!」とさらに大々的に謳っています。
その時期近辺になると、「ルフナの日」セットのようなものも多数見られます。
女性なら特に誰もが見たことあるのではないかと思われるくらいにメジャーでかわいいパッケージが特徴のカレルチャペック紅茶店。ギフトに筆者もよく使わせていただいています。
紅茶に詳しい方にも、そうでない方に対しても外さない。
確実に女子の心をつかむ。
ルフナを使用したフレーバードティなどもあり、ルフナ押しです。
カレルチャペック紅茶店が独占契約をしたという「ルンビニ茶園」は筆者もお勧めの茶園。
良質な紅茶を生み出していることで有名です。
ルフナ専門店も!
数あるスリランカ産地の中でも、ルフナのみにこだわって販売しているという店もあります。
紅茶専門ショップ【UNA TEA 青山】
▼追記:2019年の「ジャパンティーフェスティバル2019」に出店されていました。
ルフナの専属農園からのみ仕入れているそうです。
気になります。
非常に気になります。
購入したらレビュー書きます。⇒飲みましたレビュー
ちょっと暑いから熱い紅茶は飲みたくないなーと思いがちですが、やっぱり温かい紅茶を飲んだときのほっとした感はアイスティでは味わえないと筆者は思っています。
冷房のきいた紅茶専門店とか、カフェとかであったかい紅茶を頼むようになったのはもしや年をとったからでしょうか。。。
でもアイスティもやっぱり飲むよね。暑いから。
⇒アイスティの超絶簡単な作り方はこちら
結び
スリランカの産地ごとの説明などはまた新たに記事を作りたいと思っています。
筆者が紅茶を飲み始めた十数年前はまだ「ルフナ」はスリランカの中でもそれほど目立つ紅茶ではなかったように思います。
ここ数年でTwitterなどのSNSでルフナ押しの方の投稿をよく見かけるようになりました。
数年前に茶を直接仕入れている方から話を伺ったところ、小さい茶農家が多いルフナでは、各々の茶園で摘んだ生葉を工場のトラックなどが収集し、それを集めて製茶を行うということでした。
恐らく、茶農家に対して工場の数が少ないことも関係しているのだろうと思います。
逆にヌワラエリアなどはティーエステートが大きく、摘み取りから製茶までを一貫して一つの茶園で行います。
小さい茶園は吸収され、今ではいくつかのティーエステートしかないです。
ルフナは甘香ばしく、ほうじ茶などが好きな方は好む傾向にあります。(筆者調べ)
フルリーフのもの、BOPのもの、様々なタイプのルフナも販売されるようになっており、ルフナという産地自体の知名度も上がってきています。
飲んだことのない方は是非一度お試しください。
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