まもなく梅雨明けですね。
今年は新型コロナウイルスの影響でゆっくりした時間が流れているようで、そうでもないというのが筆者の感想です。
さて、前の記事から随分時間が経ってしまいました…。(いつものこと)
土日しか活動できない兼業茶農家としては、土日に雨が降ってしまうと畑作業が出来ないためどうしても後回しになってしまいます。
(他のお茶活動を行っています)
そんな状態ですが、新規の茶畑を借りたのでそこをこれからボチボチ開拓していきます。
今の茶畑を借りるまでの道のり
実は新規の畑を借りるまで長い道のりがありました。。
新規就農をする人というのは、数年県の施設などで農業について学び、その後「新規就農をしても良いよ」という認可をもらいます。
この辺りは今度もう少し詳しくまとめたいと思います。
相方はそれで新規就農者として認可されています。
それを持った上で、住んでいる地域で畑を借りたい旨を役所に伝えました。
最初は農業公社が間に入って、地主さんと我々を繋げてくれました。
非常に良縁でしたし、畑も希望通り。
これはいい感じだと、地主さんの許可を得て土壌改良の準備などを進め、借り受け直前、農業公社で深耕したところ産業廃棄物がゴロゴロ出てきてしまいました…。
苗を6月くらいに植える予定で準備を進めていましたが、これで一度白紙に戻りました。
その後、役所の方で大急ぎで新規の畑を探してくれて、無事に新しい畑を借りることが出来ました。
相方も新規畑を借りるのは初めてで、手探りで調べながらです。
(今までは茶畑だったところを借り受けています。)
2年生の苗(+挿し木のもの)が真夏の酷暑を乗り切って、さらにその後の台風シーズンに我々が保護できるのかが分からないため、準備をゆっくり進めて来年3月に苗植えをしようというところに着地。
そのため、茶のシーズンを過ぎ、他の畑は草取りがメインになるため、その間に新規の畑の準備をしていきます。
▼参照記事:兼業茶農家の仕事‐雑草と虫とわたし‐
▼参照記事:兼業茶農家とは?実際兼業茶農家ってどういう感じで茶と関わっているの?
▼参照記事:茶を育てる‐種から育てる編-
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編①ー
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編②ー
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編③ー
▼参照記事:茶を育てるー挿し穂から挿し木編④ー
土壌診断
さて、まずは土壌診断。
茶には弱酸性土壌pH4~5が向いています。
また、足りない養分があれば補ったり、土壌改良を行う必要があります。
そのため、まずは土壌診断を行いました。
pH6.17なので、要検討です。
pHだけ確認したい場合はこうした道具も販売しています。
こちらは普段の栽培のためにあった方が良いと思っていますので購入予定ですが、今回はpHのみだけではなく他の成分についても知りたかったため診断に出しました。
筆者はこの辺り滅法弱いのですが、相方はふむふむと読んで調べていました。
硫酸マグネシウムを与えた方が良いとのことですので、今後の方針と考え合わせているようです。
※ちなみに上記の土壌診断は近くのJAでやってもらいました。
土壌改良は追って検討していく予定です。
畑の計測
畑には何本の苗をどういう間隔で植えるのかをきちんと計測しなければいけません。
すでに計測はしているのですが、役所の方から外から2m離して植えるようにという指示が入ったので、改めて測り直して問題ないことを確認中。
これからマルチをひくので、計測しながらマルチを埋めるための溝を掘ります。(奥は地主さんの畑)
マルチはこういうものです。
畑を見たことがある方なら分かるかと思います。
マルチをひくことで雑草が生えにくくなりますし、冬には保温効果もあります。
苗はまだまだ赤ちゃんですから、少しでも元気に育ってくれるようにマルチをひくことにしました。(ひかない場合もありますし、藁などを撒くところもあります)
もう少し進めていきたいのですが、雨と他の茶の仕事との絡みで2列でおわりました。(笑)
まぁ、3月まではまだ時間がありますのでゆっくり進めていきます。
結び
挿し木苗もすくすく育っています。
早く広い畑に植えてあげたいところですが、もう少しお待ちを…!!!
これから心配なのは暑いのもですが、やはり台風…。
不安です。。
多少は被害が出てしまう可能性がありますが、なんとか死守して来春には伸び伸びと根っこが伸ばせる場所へ。
我々は茶農家にもなれず、趣味の延長上とはなってしまいますが茶の様々な楽しみ方をご提案できるようにしていきたいと思います。
何かご質問等ありましたら是非ご連絡ください。
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