【レビュー】Cuzen Matcha(空禅抹茶)の抹茶マシンを使ってみた

抹茶マシン全部 レビュー


暑いです。
それ以外の言葉が出てきません。

畑で酷暑を満喫して倒れそうになったりしていますが、なんとか元気にやっています。

さて、本日は久々のレビューです。

以前からずっと気になっていてこちらのブログでも勝手にご紹介させていただいたCuzen Matcha(空禅抹茶)の抹茶マシンを使わせていただく機会に恵まれました。
(実は筆者が購入した訳ではないので厚かましいのですが…)
■参照記事:Cuzen Matchaが大注目!自宅で手軽に抹茶が飲める時代到来!抹茶の革新

使い勝手等々、レビューになります。

1,まずは外観から

抹茶マシン全貌
はい、まずオシャレ。

HPによると「茶室の円窓をモチーフにした」と書かれていますが、和モダンと言ったらよいのか合理的なシステムキッチンなどにも違和感のない佇まい。

そして、気になっていたのが重さ。

見た感じどっしりとしているのですが、持ってみると思っていた以上に軽いです。

筆者はキッチンが極狭なのでダイニングで使用していましたが、持ち運びが簡単で簡単によけておくことができます。

軽い、オシャレは非常に大事なポイント。

さすが、GOOD DESIGN AWARD2021でグッドデザイン賞を受賞されるだけのことはあると思います。

2,どういう構造?

抹茶投入
上部に付属(スターターキットの場合は付属。足りなくなったら別途購入)の碾茶を入れます。

中には石臼の役割をするセラミックミルが付いています。
抹茶構造
セラミックミル
ここで碾茶を粉砕し、挽きたて抹茶が味わえるということです。

使い方など詳細はCuzen MatchaのHPをご覧ください。

3,実際に使用してみる

ウィスクセット
ウィスクとカップをセットし、スイッチオン。

ウイーンウイーンとマシンが動き、カップに入れた水が勢いよく回転します。

抹茶出てくる
先ほどのセラミックミルを通った碾茶が粉末になって少しずつ少しずつ排出され、回転している水の中に溶けていきます。

混ざる抹茶
しばらくすると抽出が終わり、完成。

抽出完了

抽出まで1分程度でしょうか。
碾茶が挽かれ、点てられるまでほんのわずかな時間です。

これならずぼらな筆者でも朝から抹茶が飲めます。

4,使ってみて飲んでみた所感

①抹茶の味について

抹茶ラテ
こちらの抹茶マシンは抹茶の濃さを1~3段階に分けることができます。

➡ストレートで飲むなら1か2(抹茶パウダー1gか1.5g)

➡写真のように抹茶ラテや抹茶ソーダなどにするのであれば3(抹茶パウダー2g)

ですが、大変失礼ながら正直に申し上げると抹茶の味が少々物足りない感じ。。

旨味はあまりなく、渋みも感じられます。
抹茶種類
スターターキットには抹茶が二種類ついてきます。
「プレミアム旨味ブレンド」と「ラテ・ソーダ用ブレンド」

「プレミアム旨味ブレンド」を使用したのですが、通常購入している抹茶に比べると旨味や味の奥行は物足りない印象です。

そしてこれは仕方のないことではあるのですが、粒度も少々粗め。
残留抹茶

これは普段使用しているセラミックミルも同じですので、石臼以外で家庭で碾茶を挽くときの限界なのかも知れません。
■参照記事:【実験】抹茶とセラミックミルで挽いた碾茶を飲み比べてみる

②分解して洗える

抹茶マシンはしっかりとした作りになっていますが、簡単に取り外しなどが可能でパーツを分解して綺麗に洗えます。
臼ユニット
抹茶が着色してしまう部分は恐らく酸素系漂白剤などで落とせるのではないかと…。(筆者の主観)

パーツひとつひとつと言う訳ではないですが、一部のパーツはHPから購入することも可能ですので長く使えて安心というところがあります。

ここはおススメポイントのひとつ。
食品関係飲料関係は衛生的に使いたいものです。

③早く、挽きたてが飲める

やはりなによりここが一番の魅力かと思います。

例えば、筆者がカウンターだけの小さなカフェをやるとしたら、こういった抹茶マシンは非常に重宝するのではないかと思います。

筆者が想定するワンオペのお茶カフェだとするとお茶を淹れて、スイーツを盛って、接客もして、会計もして…とやることが多いのです。

おまけに美味しいタイミングで出したいとなるとなかなかに気苦労が絶えません。(経験者は語る)

そんな時にアレンジ用としてこちらの抹茶マシンをカウンターに置いておきたいと考えます。

カップに入った水が回転し、そこに少しずつ抹茶が溶けていく様というのはとても面白いですし、お客様の目をそちらに引き付けることができます。(実際筆者も毎回見てた)

その間に違う作業を行うことができ、さらに出来上がった抹茶はソーダやミルクと割ってすぐに提供も出来ます。

カウンターに石臼を置くことはなかなか難しいですし挽いている時間もありませんが、こういう使い方ができるとすれば店で使用する価値ありだと思います。
ちなみに石臼で抹茶を挽いた体験から言いますと、1時間くらい力いっぱい石臼を回し続けないと抹茶は飲めません。かなりハード…

筆者的な所感としては、「手軽に毎日抹茶を飲みたいという方には非常にお勧めですが、茶道をやっているもしくは抹茶の味にうるさいという方には少々不向きかな」です。

筆者はこの抹茶マシンを数日間お借りしただけですので色々なアレンジはできませんでしたが、付属のレシピブックにはグラノーラにかけたり、スムージーに入れたりという使い方も紹介されています。

有機抹茶を使用しているということもあり、健康のために毎日抹茶の有効成分を摂取したい方にはまさにうってつけです。

結び

筆者は「お茶好き」という視点からしかこちらの抹茶マシンを見ることができませんでしたが、抹茶を健康のために摂取したいという方は恐らく欧米には多いのだろうと思います。

マインドフルネスなどにも抹茶はよく使われているようです。

正式に抹茶を点てるとなると茶筅を湯で温め、布巾を畳み、茶碗を拭き清め…と色々と手間がかかると感じるのは筆者も同じところではあるのですが(茶道をやっていないため余計に)、こちらの抹茶マシンを使ってみながら「従来の抹茶の概念だけに捕らわれている時代ではないのかも知れない」と感じました。

良し悪しで判断するのではなく、抹茶や茶道のハードルを下げて体験希望者を増やす、抹茶を好きだと感じる人を増やす努力が必要な時代なのかも知れません。
…まぁ、そういう感想を抱いている時点で筆者は相当古い人間なのでしょうが。。(-_-;)

その抹茶の間口を広げるという観点から考えると、この抹茶マシンはオシャレで気軽に抹茶を楽しめますので非常に良いと思います。

ご興味ある方は是非下記HPよりどうぞ。
合わせて過去記事もよかったら。

■参照記事:本物の抹茶(仮)と量が多くて価格の安い抹茶。違いはなに?(加筆修正あり)
■参照記事:茶を飲むのは体に良いから?茶=薬?特定保健用食品?機能性表示食品?(追記あり)

Cuzen Matcha HP

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