アールグレイとベルガモット

ベルガモット2紅茶


昔から気にはなっていたものの、自分がある程度納得するまで調べ切れていないことが多くあります。

うるさいと思われそうですが、筆者は以前お茶カフェを営んでおりました。
メインは紅茶です。

にも拘わらず、残念ながら海外の紅茶のことを知らないのです。

現地に度々足を運べるほどの時間と財産がなく(涙)、今までも悔しい思いばかりでした。
今はありがたいことにオンラインで海外の資料を読んだり見たりすることも出来るようになってきているので、少しずつですが自分の知識をリニューアルしています。

尻すぼみする可能性ありですが、昔から自分の中で解決できてない課題を。

「アールグレイってなんですか???」

アールグレイの定義とは?

前にもアールグレイについては触れています。
▼参考:紅茶の選び方①-アールグレイなどのフレーバードティについて-

ChatGPTに「アールグレイの定義を教えて」と聞くと以下の答えが返ってきました。

アールグレイ(Earl Grey)は、紅茶の一種であり、香り高い柑橘系の風味が特徴的なブレンドティーです。アールグレイは、紅茶の葉にベルガモットオイルと呼ばれる柑橘系のフレーバーを加えることで作られます。

アールグレイは、19世紀にイギリスの首相であったチャールズ・グレイ伯爵(Charles Grey, 2nd Earl Grey)にちなんで名付けられました。彼は、イギリスと中国との間で行われた茶葉貿易の中でアールグレイのレシピを持ち帰り、その後イギリスで人気を博しました。

アールグレイは一般的に紅茶の葉を使用して作られますが、近年では緑茶や白茶をベースにしたバリエーションも存在します。ただし、アールグレイの特徴的な風味は、ベルガモットオイルの配合によるものであり、この柑橘系の香りがアールグレイの主な特徴となっています。

アールグレイは、甘さを加えたり、レモンやミルクを加えたりして飲むことが一般的です。また、アールグレイティーバッグや茶葉が市販されており、手軽に楽しむことができます。

アールグレイは世界中で愛される紅茶の一種であり、その独特な風味と歴史的な背景から、多くの人々に親しまれています。

念のため、BingAIチャットにも同じ質問を。

「アールグレイ」は、アール(伯爵)グレイ(固有名詞)で「グレイ伯爵」という意味なのです。
アールグレイは、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶で、フレーバーティーの一種です。
アールグレイの販売会社は、トワイニング社、フォートナム&メイソン社がよく知られています。

追加でWikipediaも。

アールグレイ(英: Earl Grey)とは、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶で、フレーバーティーの一種。
原料は中国茶のキーマン茶(祁門茶)が使われることが多いが、茶葉のブレンドは特に規定がないため、セイロン茶や、中国茶とセイロン茶のブレンド、稀にダージリンなども用いられる。
“Earl Grey” とは「グレイ伯爵」の意であり、第2代グレイ伯爵チャールズ・グレイ(1830年代のイギリス首相)に由来すると言われている。

アールグレイの販売会社は、トワイニング社、フォートナム&メイソン社がよく知られている。

共通しているのは
1,ベルガモットで柑橘系の香りをつけているフレーバードティ
2,グレイ伯爵が関与していること
です。

もちろん筆者も何も否定はしません。
そうでしょうね、くらい。

ただ、アールグレイの発祥はいまだ不明です。
ChatGPTに英語で同じ質問をすると少し違った答えが返ってきました。

(前略)The precise origin of Earl Grey tea is uncertain, and there are various theories about its creation. One popular story suggests that a Chinese tea master blended black tea with bergamot oil to offset the lime flavor in the water at Howick Hall, the residence of the Grey family. Another account attributes the creation of Earl Grey tea to a Chinese mandarin who developed the blend as a gift to Charles Grey during his diplomatic visit to China.(後略)

人気のある話はグレイ伯爵が中国の官僚からアールグレイをプレゼントされて、住まいのホウィックホールの硬度の高い水の味が気になっていたグレイ伯爵の妻(レディ・グレイ)が中国茶のプロに頼んでブレンドしてもらったとかなんとか。(訳は大分怪しいですが…)

グレイ伯爵ではなく、妻が関与している…!


こちらの商品「レディ・グレイ」はトワイニング社の商標登録商品で、日本では2000年代初め?に販売開始されました。

筆者もこちらをもれなく購入しまして、当時しばらく愛飲していましたのを覚えています。(遠い目)
アールグレイベースにオレンジピールとレモンピールが入っていて、矢車菊の青い花びらが目にも鮮やかです。(最近飲んでいないので変更があったらすみません💦)

ちなみに、グレイ伯爵の奥様であるレディ・グレイは「Lady Mary Elizabeth Grey」だそうです。←割とどうでも良い情報

英語で「アールグレイって何?」と検索すると以下のようなものも出てきます。

Other theories for the provenance of the tea suggest that its development had nothing to do with any Earl, and that the title was added at a later date.

References have been found in old advertisements dating to the 1850s and 1860s (after the death of the second Earl of Grey) to “Grey’s Tea” or “Grey’s mixture”, with the earliest being attributed to a tea merchant named William Grey in 1852. The first known published references to an “Earl Grey” tea are advertisements by Charlton & Co. of Jermyn Street in London in the 1880s.[14] It has been suggested that the “Earl” title was added to make the tea seem more posh, or alternately that it became associated with Henry Grey, 3rd Earl Grey, who was alive when the “Earl” title began to be attributed to the tea.[5]
▼引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Earl_Grey_tea

第2代グレイ伯爵、チャールズ・グレイとは全く関係ないのではないか説も!(;^_^A

まぁ、とどのつまり、発祥や名前の由来はいまだに誰にもわからないってことです。

アールグレイといえば「ベルガモット」

世界中の人たちが「アールグレイ」とは何か?というはっきりとした定義を持たぬまま、アールグレイを飲み、世界中で知らぬ人はいないと言われるほどほどの紅茶になっているって、改めてすごいことだと思いませんか?←強要

あまりに周知され過ぎていて今さら争いも起こらないってことなのでしょうね。
(一応商標登録されているものを見ると「緑茶アールグレイ」などもあるんですが、今まで一度も問題になった例を知りません。どこかであるのかしら…?)

名前(アールグレイ)については詳細不明にしたとしても、どこを調べても出てくるのはやはり「ベルガモット」ですね。

ベルガモットを使ったアールグレイの作り方などについては以前ブログに書いていますので参照ください。
▼参照:アレンジティ素材③ー生ベルガモットで作るフレッシュアールグレイー
▼参照:アレンジティ素材③ー生ベルガモットで作るフレッシュアールグレイ2ー

ふと見つけたこちらの本。


ベルガモットがイタリアでどのように栽培されてきたのかの歴史について書かれています。

元々ベルガモットが元気に育つことができたのはティレニア海沿岸のヴィラ・サン・ジョヴァンニとイオニア海沿岸のブランカレオーネを結ぶ75キロの海岸線に沿った細長い土地だけだったそうです。

ここから離れると寒さや病気でやられてしまう上に、この地域で採れる精油は頗る香りが良いそうです。

そして、イタリアでも最も孤立した貧しい土地。
干ばつや豪雨、壊滅的な地震が度々やってくる土地。

ベルガモットという宝を巡って様々なトラブルがやってきたりしましたが、今ではベルガモット保護協会ができ、このカラブリア産で高品質なベルガモットオイルはDPO(Denominazione di Origine Protetta(原産地呼称保護))に認定されているそうです。

ちなみに、DPO(Denominazione di Origine Protetta(原産地呼称保護))はEU法が規定する原産地名称保護制度(PDO:Protected designation of origin)に準拠したイタリア国内の原産地名称保護制度です。

イタリアワインやチーズと同様、ベルガモットもDPOに認定されています。
EUのPDO,PGIについては以下参照ください。(地理的表示(GI)保護制度などもリンク貼ってあります)
▼参照:南アフリカの「ルイボスティ」がEU認定入りー原産地呼称保護(PDO)と原産地保護制度(PGI)

カラブリア産ベルガモットのことが書かれている記事があったのでよろしければどうぞ。
生活の木、筆者もよくお世話になっております。(店時代も、個人的にも)
▼参考:南イタリア 雨上がりの春の朝に香るベルガモット

結び

で???

ってなるよね。
なるって思ってたもん。

結論として「アールグレイの発祥や由来は不明」、「アールグレイの元になるベルガモットは上記のようなもの」というところで終わってしまいました。。

まぁ、アールグレイの発祥などについて追うのは研究者でもなければ無理なのかも知れません。何せ筆者は英語ができません。

色々な説があるということを頭に入れた上で、ある程度の定義を理解できればいいところなのかな、と。(良い方向に解釈)

もし改めてカフェをやる機会があったら、絶対にフレッシュアールグレイを季節ものとして出したいと思っています。

あと、最近知ったのはベルガモットは品種がいくつかあって、香り立ちも違うということ。
むしろ気になるのはそちらの方かも。いつか品種揃えて香りの嗅ぎ比べをしたいところ。

しっかり帰結しませんでしたが、まぁこんなもんです。

他にも広がるだけ広げて、結論で躓いている記事がいくつかあるのですよ。
もう気にせずアップしちゃおうかなぁ…。(備忘録みたいなブログなんで)

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