東京都庭園美術館の「キューガーデン 英国王室が愛した花々」の感想やらあれこれ

英国王室 茶にまつわる旅


はっと気づくと2021年も終わりかけですよ。。

コロナの影響もあって、ステイホーム時間が長いにも関わらず月日はあっという間に過ぎていきます。

今年の3月に植えた苗は一番茶、二番茶ともに新芽が少しやられてしまい、散々でしたがなんとか冬を耐え抜いてほしいものです。
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり①ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり②ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり③ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり④ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑤ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑥ー
▼参照記事:新規の茶畑を開拓中ー新規茶畑までの道のり⑦ー

さて、今回は久しぶりに美術館に行ってきました。

展覧会が始まってからずっと行きたかったのですが、終わりかけになってようやく行くことが出来ました。

展示や美術館内部の写真は撮ることができませんので、写真少な目ですが展示会のレビュー等も含めてご紹介したいと思います。

日本庭園美術館とは

広い敷地の中に西洋庭園、日本庭園があり、様々な植物が植えられています。
八重咲ツバキ
時期的に山茶花や椿が多く咲いていました。

イチョウ
西洋庭園にあるこの大銀杏が素晴らしいです。

都内の一等地にある自然を楽しめる場所として多くの方が散歩をしていたり、ベンチに座って本を読んだりしていました。

どの季節に行っても花々が楽しめますね。
とても気持ちよかったです。

東京都庭園美術館の茶室「光華」(重要文化財)

光華
定期的に公開をしている重要文化財の茶室「光華」を見ることができました。

茶室からの外

茶室

床の間
抹茶もいただきたいくらいですが、呈茶は行っていませんでした。
別日に茶会が行われていたようです。

ぐるっと日本庭園を巡りましたが、庭木がとても美しく、遠目で見る茶室も素敵です。

いよいよ美術館へ

表面
「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」
キューガーデンというのはイギリスの王立植物園です。

1759年にオーガスタ王女が庭園を設立したところから始まっており、2万5000種類ほどの植物が栽培され、研究されています。

オーガスタ王女ののち、息子のジョージ3世が相続しました。
ジョージ3世の妻であるシャーロット王妃が今回の展覧会の主役です。
▼参考:キューガーデンHP

「ボタニカルアート」は日本ボタニカルアート協会によれば、

ボタニカルアートは、植物学「BOTANY」と絵画「ART」を合わせた言葉です。学術的に誤りのない絵で、植物の名前が分かるほどに特徴が描かれていることが大切です。その上で、一般絵画と共通する、心を和ませる美しさも併せ持つことが重要となります。▼引用:日本ボタニカルアート協会

とのことです。

ボタニカルアート
こちらはある本の表紙なのですが、こういった花々の絵が所狭しと並んでいました。

大航海以降、アジアなどに進出していったヨーロッパの人々は未開の土地の植物や食べ物を自国に持ち帰りました。

キューガーデンにはプラントハンターによって持ち込まれた多くの植物(の子孫?)が今も残っているそうです。
筆者は中国から持ち込まれた「チャ」もここで増やされたという話をどこかで聞いてからずっとキューガーデンに憧れを抱いています。

「チャ」の展示がどこかにあるのかと思って探しましたが、残念ながら今回はありませんでした。
椿は何度か出てきたのでそちらで満足することにします…。

と。そちらは置いておいて。

ボタニカルアートの繊細で精密な絵にとても魅了されました。

200年ほど前の絵とはとても思えないほど美しい色が残っていて感動します。

当たり前のことですが、写真がない時代。
こうして細かく描写してそのものを見たことが無い人々に伝える場面を想像し、その時代に想いを馳せました。

また、シャーロット王妃が愛したウェッジウッドの食器も置いてあり、この皿でどのような食事を食べていたのかと空想が広がります。

シャーロット王妃が愛したウェッジウッドの食器はクリームウェアという陶器で、釉薬をかけて艶を出しています。

中国茶器(磁器)に魅了されたイギリスの貴族が憧れた艶のある食器をウェッジウッドの創業者であるジョサイア・ウェッジウッドが作りだしたものです。

その素晴らしさがシャーロット王妃の目に留まり、ウェッジウッド社のクリームウェアを「クイーンズ・ウェア」と命名し支援しました。

ドローイングルーム
当時淑女のたしなみとして、ボタニカルアートを描いたりしていたとのこと。

クリームウェアのティーカップ&ソーサーでお茶を飲みながら、写真のようなドローイングルームで時間を過ごしたのでしょうか。(こちらはフォトスポットになっています)

結び

ボタニカル展示
(↑フォトスポット)
実は今回初めて東京都庭園美術館に行きました。

美術館となっている旧朝香宮邸も国の重要文化財に指定されていて、アールデコ様式を見ることができます。
とはいえ、どこがアールデコだったのか筆者には分からず…。

レトロではありますがとても綺麗に管理されており、今回の展覧会にもぴったりと合っていると感じました。

どこを歩いていても楽しい。←感想が貧困

筆者がなぜこの展覧会に行きたかったのか、チャを持ってきたプラントハンターあたりの記事はあと二つくらい書きたいのですが進まないのです。。

近くまとめていきたいと思います。

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